都議会自民党内で百条委員会設置を計画する近藤充氏の経歴は?

      2017/02/16

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先日の日曜に投開票が行われた千代田区長選挙は、小池都知事が推す現職の石川雅巳氏の圧勝で
終わりましたが、その結果を受けて早くも次を見据えた動きが活発になっています。

予想以上の大敗をした都議会自民党はおそらく蜂の巣をつついたような騒ぎになっている
のでしょう、早くも主流派と距離を置く都議達により、7月の都議選を見据えた動きが具体的に
出始めてきました。

千代田区長選挙の2週間前に自民党内で立石晴康都議と舟坂誓生都議が新たな勉強会を開き、
豊洲移転問題について百条委員会を設置することをメインの活動とすると話していました。

関連記事: 過去の選挙から読み解く立石晴康氏の都議会自民党離脱宣言の裏側
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今回はそこに八王子市の選挙区から都議に当選されている近藤充氏の名前が入って、3名の
都議のよる百条委員会の設置の主張がなされると報道がありました。





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近藤充氏の経歴は?

1月の時点では立石市の勉強会に近藤氏の名前はありませんでしたが、ここに来て3人目として
報道に名前を連ねています。そんな近藤氏の経歴を紹介しましょう。

ネットで検索すると、不思議な事に2月6日&7日の時点で近藤氏のオフィシャルサイトは接続不可
となっております。Facebookのページも存在しないとなっており、一体どうなっているのか、
と不思議に思ってしまいました。

他の政治家紹介サイトに掲載されている情報によると、近藤氏は地元八王子市で生まれ育ち、
4期の八王子市議を経て八王子選挙区より都議に当選、現在2期目となっております。

経歴で印象的なのが、出身大学が麻布獣医科大学獣医学科を卒業されている点で、麻布大学を
調べてみると獣医学部内に獣医学科と動物応用化学科の2学科があり、その他に環境保健学部
(2007年まで、2008年より生命・環境科学部に代わる)があります。

余談ですが、この大学の野鳥研究部部員が1993年から2002年と2013年の優勝チームを決める
会場審査員の集計を担当していました。

市議を経て都議になられたわけですが、最初の当選は2012年の補欠選挙です。この選挙で
見事に当選されたわけですが、その時、対立候補として次点で涙をのんだのが、無所属で
立候補していた両角穣氏でした。

両角氏といえば元「かがやけtokyo」に所属して小池都知事の初都庁の際に出迎えた、小池知事
いわく、「ファーストペンギン」の一人で現在は、都民ファーストの会の第1次公認の4名のうちの
一人です。

面白いのは両角氏も八王子市生まれの八王子市育ち、市議を4期されてから都議に立候補をして
いるのも近藤氏と同じでした。両角氏は1962年生まれですが、現時点で近藤氏の生まれた年が
わかりませんので、なんともいえませんが、同級生という話になれば、更に因縁めいているな、
と思ってしまいました。

2013年の都議選でも両氏はともに八王子市から立候補、近藤氏は自民党からですが、両角氏は
このときは、みんなの党より立候補していました。

結果は公明党候補が約45,500票を獲得し、1位当選。2位は約35,800票の近藤氏。以下3位は
約28,500票獲得の共産党候補、4位は約25,500票の自民党候補、そして5位でなんとか滑り込んだ
のが約21,800票の両角氏で、次点の6位の民主党候補とは100票にも満たない得票差でした。

7月に行われる八王子市選挙区の情勢はどうなる?

注目の今年7月に行われる都議選でも両氏の激突があるのかが、興味の対象になるはずでしたが、
2月6日次点での立候補予定者に自民党からの公認候補として近藤氏の名前がなく、自民党からの
公認候補者として名前の上がっている方は2名で両候補者ともに新人となっています。

これは間違いなく、近藤氏が主流派から疎まれて公認を外されたに違いなく、ことの前後は
わかりませんが、近藤氏が立石氏と行動をともにしている理由にほかなりません。

また、前回4位で当選した自民党候補者は4期目の相川博氏といいますが、その相川氏も今回、
自民党公認を受けておらず、こちらも何らかの動きがあると思われます。
とはいえ、自民党公認ではない以上、自民党内会派の新風自民党に参加できるのは当選して
からでないとできません。明らかに自民党から飛び出すか、立石氏のグループに入って活動するか、
になると思います。
とはいえ、今の時点で希望の塾に入っていないでしょうから、都民ファーストの会にも入れない
のではないかと思います。

八王子市の定数は5。小池都知事としては公明党候補者と両角氏で2議席は確保できるでしょうから、
最低もう一人、都民ファーストの会から候補者を立てたいのではないかと思います。

果たしてその候補者に近藤氏や相川氏がなるというウルトラCが果たしてあるのかどうか、
今後の動きに注目をしていきたいと思います。





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ところで百条委員会ってどういったもの?

このところ、豊洲移転問題で石原元都知事らに対する百条委員会の設置の話が出てきています。

この百条委員会とは、一体どういったものなのでしょうか?
簡単に説明をしてみたいと思います。

名前の由来は、都道府県と市町村の事務に関する調査権について規定した地方自治法第100条に
基づいて地方議会の議決によって設置された特別委員会、というところから来ています。

つまり委員会を設立することに関して書かれた法律が第100条だったらか、百条委員会と呼ばれて
いるということです。

では、なぜこの百条委員会がそんなにも話題にあがるのか、というと、この委員会に呼ばれた
人がもし証言や資料の提出を拒否したり、虚偽であったりした場合、禁錮刑を含む罰則が課せられる
ためです。

つまり、国会の答弁などによくある、「記憶にございません」という言い逃れはできない、
もしすれば牢屋行き、になると考えればわかりやすいと思います。

ですから、かつて石原元都知事の後に都知事をされた猪瀬元都知事は資金提供問題があったとき、
追求を受けても粘っていたが、この百条委員会が設置される事が分かると委員会が開かれる前に
都知事を辞職してしまいました。

それほど強力で疑惑をかけられたものには恐れられている委員会です。

百条委員会は設置できそうなの?

今の時点で百条委員会の設置を訴えて、具体的に行動しているのは共産党と民進党の2会派です。
これに近藤氏の含む立石氏のグループが賛成をしたとして、果たして百条委員会を設置することは
できるのでしょうか?

百条委員会を設置する決議が採択されるためには都議会で現都議員の3分2が出席し、その出席者の
4分の3の賛成がないといけません。

具体的な数字で言えば、84名以上出席の都議会で、75%の賛成を取らないといけませんから、
全員が出席していれば95名、最低人数の84名であれば63名の賛成がないといけないことになります。

では現実的にそれが可能なのでしょうか?

今の情勢では難しいのではないか、というのが大方の見方です。

というのも、自民党で60名の議員数を持っており、その内3名が賛成したとしても57名が反対と
なります。しかもこの数字は自民党以外の議員が賛成をした、という仮定のはなしで、もし
第2最大会派の公明党が反対すれば、絶対に不可能です。

特に豊洲移転問題を審議している特別委員会が石原元都知事ら、豊洲移転に関わった人物を
参考人として議会に招くことを全会派一致で賛成した今、3月中頃になるであろうそれが
終わらないうちに百条委員会の設置を決めることはまずないと思われるからです。





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