小池都知事の都議選でどの選挙区に30人の刺客を送るのか?

      2017/01/14

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小池都知事が新年早々、自身が主催する政治塾などより今年7月に行われる都議会選挙に30名以上の
刺客を送り込む用意があることを発表しました。

報道ではこれから試験や講義をへて、候補者選びを重ねていくと伝えていますが、候補者が
誰になるかなどはまだ情報もほとんどなく、今後漏れ伝わってくることを待つしかないようです。

一方で、どの選挙区をターゲットにするのかは、各選挙区の定数や先の選挙結果などの情報が
ありますので、それらから予想してみたいと思います。


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定数1人区

まずは定数1人区です。この選挙区は国会議員選同様、各選挙区から一人しか当選者が出ません。
すなわち刺客を送り込んでガチンコ勝負するにはうってつけの選挙区です。

東京都議会選挙で定数1人区は7つあります。千代田区、中央区、武蔵野市、青梅市、昭島市、
小金井市、島部の7つです。

千代田区

ここで一番の注目は千代田区になると思います。
何と言っても今、知らない人がいないくらい有名になってしまった都議会のドン、内田茂氏の
選挙区だからです。

ここは2月に区長選も行われ、すでに「小池vs内田の代理戦争」として注目の的になっています。
ただし、この区長選の結果では内田氏の引退もあるかな、という気も無きにしもあらず。

もともと内田氏の政界から引退の声が知事選の頃から出ていましたので、そのまま引退、という
こともあるのかな、と思うわけです。

とはいえ、小池氏が都知事となり、都議会自民党が悪役となってしまった今、なんとか挽回する
ために自分が陣頭指揮を取って今一度、となる可能性もあるかもしれません。

小池氏側としても敵方の本丸とも言える千代田区、ここに刺客を送らないで何処に送る、という
最重要選挙区ですので、一番ネームバリューのある候補者を立ててくるのでは、と思われます。

武蔵野市&小金井市

続いての見どころは武蔵野市。
ここは前回3名が立候補していますが、当選した自民党候補と落選した民主党候補の差は774票差
しかありませんでした。
今現在の都議は島崎義司氏。武蔵野市議を3選した後、前回の選挙で都議として立候補して
当選した一期目の都議ですので、小池氏側としても十分勝算有り、という選挙区かと思います。

あるいは状況によっては、小金井市区の木村基成都議のように都議会自民党を離れるかもしれません。

その小金井市も前回の選挙では447票差での当選でしたので、木村氏が時機をみて小池氏側に走った
のも頷けます。この選挙区には刺客は必要ないでしょう。

その他

おそらく定数1人区では全て刺客を立てるもの見ています。が、唯一の例外が島部選挙区。
東京都に属する全ての島がこの選挙区に属しますが、今のところ現職の自民党都議、三宅正彦氏が
強すぎます。
前回の選挙結果で全投票数の80%以上を獲得しておりますので、果たして対抗馬がいるのか、
という気がします。

とはいえ、僕も現職の三宅氏の人となりとか、選挙区内の細かい内情までは知りませんので、
小池氏側も何らかの対策はしてくるものと期待しています。

特に三宅氏は幹事長代行という役職についていますので、それを破ったとなると都議会自民党に
与えるダメージは大きいでしょう。

定数2人区

定数が二人以上となると刺客が送りづらくなってきます。
上位の優位が不動で、当落線上の候補者が獲得票のつぶしあいとなるとターゲットにダメージを
与えられないかもしれません。

そんな中で一番に注目しているのが荒川選挙区です。
ここはあの代表質問で事前通知をせず、一時間以上質問を続けた崎山知尚氏の選挙区だからです。

前回の選挙結果では崎山氏が22,361票を獲得して1位、2位は公明党の鈴木氏で20,203票。
3位以下は11,800票、9,800票、8,800票となっています。

公明党が小池氏側についたことで、3位が得票した票数に5,300票ほど崎山氏から奪うことで
得票数は逆転します。
代表質問の一件で有名になってしまったこともありますし、小池氏側にとって選挙戦は有利に
すすめることができる区だと思います。

また、崎山氏は政務調査会長の役職についていますので、落選させた場合の都議会自民党への
ダメージは大きいものとなるでしょう。

他にも港区は当選した二人とも自民党都議ですが、2位と3位の票数は約4,000票。2つは無理でも
1つ議席を奪うことは可能と思われます。

その他の選挙区

定数3名以上の選挙区で面白そうなのは定数3名の墨田区と目黒区。どちらも自民党より2名、
公明党より1名が当選していますが、3位と4位の得票数差は墨田区で7,700票、目黒区では1,200票。

どちらも3位は自民党都議ですので、狙い目かと思われます。

更に個人的にも興味があるのが北区。
ここはマスコミに登場することが多くなって一躍名前が売れた音喜多駿氏の選挙区であり、
また、1位当選されているのが都議会自民党の幹事長、高木啓氏。
前回の得票数は1位より33,900票、28,700票、25,100票、13,300票と、高城氏と音喜多氏の
間には2万票以上の差がありましたが、これがどのくらいまで縮まるのかが見ものです。

定数4名ですので、よほどの人数をし客として送り込まないと高木氏が落選することはなく、
逆に複数送り込んだ刺客が表のつぶしあいをする可能性もあるので、刺客を送る効果は
殆ど無い選挙区だとは思います。

他には、やはり定数4名の品川区。
こちらは自民党都議が2名当選していましたが、そのうちの一人、山内晃氏が新会派として
小池氏側に回ったことで、小池氏側の標的はもう一人の田中たけし氏のみになっています。
得票的には1位の田中氏が25,000票、4位は15,000票と1万票ほどの差がありますが、はたして
どうなるか。

まとめ

こうしてみると1人区以外は刺客を立てても確実に都議会自民党の候補者を落選させることが
できるかどうか、わからないという不確定要素があるので、どの選挙区へ刺客を送るかは
大変難しい判断です。

前回の得票数から見てみましたが、得票率は全体でも43.5%。島部以外はすべて40%台の
投票率ですので、まだ半分以上の票が眠っている事になります。
今後、都民の注目度が増してくるに連れ、投票率も上がってくるでしょうし、そうなれば
数千程度、1万という差は簡単に覆ることになるでしょう。

7月の都議選までまだまだ時間が有りますので、大きな動きがこれからも出てくると思われます。

最後に、刺客を送るのはいいですが、多くの人が指摘しているように、上西議員のような
候補者だけは立てないでほしいと切に願っています。





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