次期大統領トランプ氏は不動産事業しながら公務を両立できるの?

      2017/01/14

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今月20日、アメリカ大統領に就任するトランプ氏。日本の小池都知事並に、いや、世界的に
いえばそれ以上に注目されています。
そんなトランプ氏が11日に大統領選挙後、初めて記者会見を行いました。

日本でも大きなニュースとして取り上げられていますが、その内容はやはり日本との貿易や
日本経済に与える影響について解説されているのがほとんどです。

そんな中、カナダのニュース内で取り上げられた、トランプ氏の事業と大統領就任について
興味深い物がありましたので、紹介したいと思います。


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不動産王トランプ氏はそのままの肩書では大統領になれない

トランプ氏は大統領候補として立候補する前は、不動産王として有名でした。
世界中に資産を持ち、ホテルからカジノなどの多岐にわたる経営をしています。

これらの事業を継続しながら大統領になれるのでしょうか?

答えは否です。
これは当然のことで、大統領という公僕になる異常、そこに生じる決定権は国家や国民の利益を
第一として講師されるべきであり、個人の利益のために決定されてはいけないからです。

というわけで、トランプ氏も例外ではなく、自身が経営していトランプグループを二人の息子に
経営させることにした、と発表しました。

息子2人が経営することで問題はない?

一見、これで問題は解決したかに見えますが、実際はそんなに簡単にはいきません。

実際にトランプが発表したこの部分を詳しく聞いてみると、「二人の息子にグループ企業の経営を
マネージメントさせる」と言っています。

そうです、「マネージメント」であって、企業自体の所有権や企業からの収益は、全部では
ないにしても、今までと同じくトランプ氏にあります。

また、トランプ氏は「もし息子二人の経営がうまく行かなかった場合は、解雇する」とも
発言しました。

この2つの発言からはっきりしたトランプ氏の思惑とは、自身の企業グループの成長や発展に
大いに関心があり、彼にとって重要事項だ、ということです。

これまで大統領の職務と自らの事業との間で利害が生じる利益相反問題がおきた場合、大統領と
して正しい判断が下せるのか、という問題点が論じられていましたが、そこは到底、解決した
とはいえないままなのです。

たとえば、ツイッターでメキシコに自動車工場を建設する計画のあったフォードやトヨタを攻撃し、
計画を白紙にしない限り、高い関税をかけると脅していましたが、これと同じようなことが
不動産市場でも起きないとは限りません。

また、不動産の価値の高騰は往々にして政府の開発計画とリンクすることがあるので、表向きに
何をしなくても、政府の関係者しか知り得ない情報を故意に漏らして不当に先行者利益を得る
可能性も捨てきれません。

そうなれば、そうなったで大統領史上、最大のスキャンダルとして任期途中で罷免させられる
可能性があり、それで永遠に名前を残すことになりますが。

まとめ

とても個性の強いトランプ氏は確実に型破りな大統領になるでしょう。
これまでの政治家とは明らかに違い、それが、国民の期待につながっている部分もありますが、
うまくいくかどうかは諸刃の剣というほかない印象を受けます。

彼のメリットはすぐにデメリットになるとおもいますので、政敵にかなり付け込まれやすい
でしょう。
小池都知事のように有権者からの絶大な支持をバックにしていれば、まだなんとかなるように
思いますが、アメリカの場合、国民全員の大半が彼を支持しているわけではないので、
滑り出しによほどうまくやって、大きな成果を見せない限り、段々とボロが出て難しくなる
のでは、と危惧してしまいます。


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