豊洲地下水調査結果で移転延期&今後は?小池都知事に責任はあるの?

   

Pocket

第9回豊洲市場の地下水モニタリング結果が発表され、これまでの結果からは大きく上回った
濃度の有毒物質が検出され、おおさわぎになっています。

結果の変化がかなり急激であったことなどから、さらなる詳しい調査が必要という運びとなり、
マスコミは数日前に、小池都知事が築地市場を視察に訪れた際、業者が切実に早期決定を望んで
いたことを持ち出して、移転が伸びざるを得ないことに都知事のこれからの舵取りが難しくなった
としていました。

すでに豊洲に機材を入れている業者はその費用が日々かかっているとして、どう、早期解決を
するのか、としていますが、ともすれば、その口調は小池都知事が失策をしたかのような、非難を
するような響きがあったように聞こえましった。


スポンサードリンク




移転が完了してからこの問題が見つかっていたらどうなっていた?

しかし、豊洲の問題になっている幾つかのことは、移転が決まった石原都政時代にその種が
まかれたもので、それ以後、猪瀬都知事時代、舛添都知事時代にさらに問題の芽を大きく
させていったことでできたものです。

小池都知事がその隠された問題を公にしたから、今我々がああだ、こうだ、と言っていられ
ますが、小池都知事が一旦ストップしていなければ、地下の空洞なども見つかっていなかった
かもしれません。

そのまま移転していれば昨年の11月で完了しており、今年の初競りは豊洲で行われていました。
そして今などは毎日魚がバンバンと出荷されていたことでしょう。

そこでいきなり、今まで計画されていた盛土がない、地下空間がある、そこに地下水があって
有毒物質を含んでいる、とわかったらその混乱はどれほどの規模になるか。

一旦、築地から豊洲に移転した以上、築地の方でも解体作業は進んていたでしょうから、
いまさら戻るわけにもいかない。豊洲は閉鎖され、調査の開始となる。
そうなれば業者だけでなく、漁師に至るまで仕事ができないなどの混乱が出たことは
想像に難くないです。

そうなったらその保証なり賠償なりは今言われているものとは桁違いになります。

移転を早くと言っているけど今移転して問題解決になるの?

今かかっている豊洲での経費が一日数百万、と言われています。
この無駄金を一日も早い移転をすることで、支払わなくてもよくしよう、というのが、早期
移転派の主張ですが、僕はそんなに簡単なものではないと思います。

オリンピックで開催費用が足りず、国が払うだ、東京都が払うだ、挙句の果てに開催自治
都市にも一部負担してもらうかも、などという話で盛り上がりましたが、ここに来て
小池都知事は払うお金がないならアイデア出し合って作り出そう、ということをテレビで
盛んに訴えています。

実際にスカーフだったりマグネット式のピンだったり、何かにつけて宣伝をしており、小池
都知事の話では、売り込んでいるのに実は売り切れで申し訳ないと、言うほどの盛況ぶりです。

無いなら、節約する。そして少しでも稼いで作り出すという行動力は流石ですし、森会長以下
大会組織委員会も見習ってほしいものですが、そんな経営感覚のある小池都知事はすでに気が
ついていることでしょう。

つまり、「常に安全・安心を第一として」と言っている意味にもなるのですが、国民から豊洲は
安全でそこの食品は安心、と認めてもらわない限り、「豊洲」というブランドの食料は購入して
もらえず、また、築地市場で長い間作られた「築地ブランド」は豊洲に移った途端、霧散して
しまうことがわかりきっているからです。

膨大な経費が毎日浪費されていますが、それを解決するために、もっとも重要なことをきちんと
解決しないで移転したら、商売そのものがなくなってしまうでしょう。

安全・安心なく移転したら

今、地下水のモニタリングで安全・安心を必死に確認していますが、もし国民に豊洲の食品は
安心だと納得してもらえずに移転したら一体どうなるでしょう。

間違いなく、国民は豊洲と名前のついて賞品の購買を控えるでしょう。売れない以上、豊洲市場を
経由する食品は取扱数が減るものと考えられます。

とはいえ、小売店やレストランは毎日の販売に食品が必要ですので、豊洲市場を経由しない食品を
仕入れる方法を探し出し、それをビジネスチャンスと物流に参入する新しい会社が出てくるものと
思われます。

そうやって豊洲市場を経由しないで、生産者と最終小売御者が直接取り引きしても経済が回るように
なれば、豊洲市場が安全になったとしても、もしくは全く別の場所に新市場を作ったとしても
もう後戻りはしないでしょう。もしくは、市場経由での物流は小規模になると思われます。

食品の安全よりも何か別物もを優先させての移転計画だったのでは

今、宙ぶらりんの状態で先が見えない市場関係者の方々には同情をせずにはいられませんが、
あえて言ってしまえば、都が言うから大丈夫、と信じてしまったのがこの混乱の始まりでしょう。

それら市場関係者に支払われる保証や賠償金が税金から、ということで納得が行かない都民の方も
きつい言い方でいえば、税金を払ってその使われ方に目を光らせていなかった為、と言わざるを
えないでしょう。

もちろん、こんな煩雑な手続きや計画で進めた都庁に最大の責任がありますが、それに関与した
人たちを罰しても、豊洲市場の地下水の有毒物質がなくなるわけではありません。

やはり人任せにせず最初からなんでも確認、監督をしていかないといけないということでしょう。


スポンサードリンク




 - 政治