北海道の国産甘エビが漁獲高半減、カナダの水揚げ量も現時点で70%

      2017/01/14

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北海道羽幌町の特産である甘エビの漁獲が昨年の半分という、極度の不漁状態だとのニュースが上がっています。
その為、浜値で500円から600円の値上げとなり、加工業者も利益を出せず、消費者に至っては例年の倍の値段と大きな影響が出ています。


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原因を探っているものの、海水温が上昇して移動したとか、タラなどに捕食されたため、など憶測が飛び交いますが、またわかって
おりません。

海の中のことですので、原因解明はまず無理というのが、現状で、水揚げの回復を願うくらいしか方法はないようです。

ここカナダでも近年、魚体の小型化が顕著に現れ、今年などは水揚げのペースが明らかに落ちています。
昔であれば、卵を持つことはなかった小さなサイズのエビが、今ではしっかりと卵を持っています。
他にも6年ほど前まで秋の風物詩として揚がっていた鯖が半減し、ピーク時の20%ほどまで落ち込んでます。
今年のズワイカニの水揚げも減少しており、1990年前半から禁漁にして資源復活をもくろんできたタラの数が増えてきた
のが原因であると言われています。実際、タラの胃袋を切ってみたところ、中からカニの子供が大量に出てきたこともあり、
ズワイガニの資源減少の原因の一つであることは間違いありません。

ただし水産資源は現象の原因が特定しにくい反面、回復もしやすいのも事実です。問題は回復スピードが羽幌町の漁師さん達の
経済サイクルに合わせてしてくれるかどうかでしょうが、これも蓋を開けてみないとわからないのが難点です。

1990年前半からのタラの禁漁政策のお陰で、近年、ニューファンドランドはタラ資源は回復に向かっています。それでも、科学的に
分析をしてみると回復している地域は一部だけで、全体的にはまだまだと結論付けています。
それは禁漁前に底引き網で根こそぎ乱獲したことに加え、産卵場である海底の地形をも破壊してしまったためだと言われています。

その失敗を繰り返すかのように、カナダの甘エビ漁はやはり底引き網で行われ、船も魚倉 500 t から 800 t もの大型船から100 t
規模の小型船で行われています。漁獲の減った甘エビ漁では通年甘エビ料を行える大型船に対し、夏しかできない小型船が枠の使用
方法で不公平だとクレームを出し、その声に押し切られる形で場所によって大型船がする漁に制限をかけています。
どちらも生活があるため、片方のみを優遇するわけにもいかず、間にはさまれた州政府は難しい舵取りをしています。


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