都議会自民党主流から離反する舟坂誓生氏の理由を選挙区から裏読み

   

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小池都知事がこれまでの方針を転換して、石原慎太郎元都知事に豊洲移転問題の責任を追求
できるかを再検討すると発表しましたが、都議会自民党からもその影響を受けてかどうか、
主流派から離反するかの動きがありました。

中央区都議の立石晴康氏と葛飾区都議の舟坂誓生氏の2名です。

2人とも夏の都議選を意識しての得点稼ぎパフォーマンスではないと主張していますが、実際、
二人の選挙区事情はどうなっているのかを考察してみたいと思います。

立石晴康氏の考察はこちらへ





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舟坂誓生氏の選挙区は定数4の葛飾区

舟坂誓生氏の選挙区は葛飾区です。定数4で複数の当選者が出る選挙区となり、一般的に
小池都知事が刺客候補者を送るには他の協力会派との難しい調整が必要と言われています。

それはその通りで、例えば2人区で小池新党の候補者が1位当選しても自民党候補者が2位当選
して、公明党候補者が3位となってしまえば、あまり意味はありません。
小池都知事としては自前候補と公明党候補者が1位2位フィニィッシュしてくれないと困るわけ
です。

他にも定数3名や4名というところはさらに難しい舵取りが必要になってきます。現体制では
自民党候補者が複数当選して都議になっている選挙区が多く、しかも当選順位はほとんどが
高いためです。

この葛飾区も定数4で、現体制では自民党都議2名、公明党都議1名、共産党都議1名という
構成です。
が、この葛飾区の場合、他の複数定数と少し事情が異なっています。

公明党 野上純子氏の4回連続1位

過去の都議選結果を調べてみますと葛飾区から当選されている公明党都議 野上純子氏は
なんと、過去4回の都議選でいずれも1位当選をされています。

しかも民主党が大躍進した2009年の都議選でも肉薄はされましたが、1位当選を守りました。

その前の1997年の都議選では別の候補者名ですが、やはり1位当選は公明党の候補者。

創価学会の組織票があることで一定の得票を確保できるのは周知の事実ですが、過去5回の
選挙結果を遡って調べてみても、投票率が一番低かった97年、40.58%で約36,600票を獲得。

一番投票率が高かった2009年は54.43%、先にも言いましたとおり、民主党の大躍進がありましたが、
約38,500票を獲得。

その他の2001年、51.59%で約42,000票、2005年は45,09%で約42,200票、2013年は44.25%で
約33,000表と、投票率が高くても低くても4万から3万数千票の組織票を手堅く集めています。

おそらく今年の選挙も安定した得票で上位当選をするものと予想していいでしょう。

小池都知事の刺客と公明党候補が票の取りあいをしないから

そうなってくると、刺客を葛飾区に送ったとしても公明党候補と票を取り合う心配はないと
考えられます。

逆に投票率が高くなって無党派層の票を獲得できるのであれば、刺客を2人、送り込んでもよい
選挙区であるといえるでしょう。

現時点で葛飾区から当選している自民党都議員は舟坂誓生氏と和泉武彦氏。
舟坂誓生氏は当選1期目、和泉武彦氏は当選2期目とまだ当選回数は多くありません。

それだけに小池都知事からの刺客には十分警戒をしているとみて、間違いないと思われます。

ただし、すでに新会派を設立した新風自民党に参加せず、立石晴康氏について今のところ、
勉強会を作っただけという理由ははっきりしていません。

都議員2期目と1期目の若手についていくより、ベテランの立石晴康氏についたほうが今後の
勢力拡大が有利に進める事ができると踏んだのではないか、くらいしか想像できません。

また、勉強会を作っただけで新会派を作ると明言はしていませんので、今後の展開次第では
都議会自民党の主流を蹴落として取って代わることを考えているのかもしれません。

しかし、何よりも次の都議選挙に勝たない限り、今後はありませんし、そのために今のところは
するつもりはないと言っている小池都知事への協力なり協調なりを取り付けて、自身が
小池新党の刺客とならないと難しいのでは、と思えてなりません。

この2名には今後、さらなる動きが絶対にあると思われますので、注目が必要です。





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