伊藤悠氏と増子博樹氏が小池新党から都議選に立候補したらどうなる?

      2017/02/08

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小池都知事が率いる都民ファーストの会より第2時公認の発表がありました。

元都議で、現在は落選中の元民進党員でいらした伊藤悠氏と増子博樹氏の名前が上がっています。

もともとのジバンである目黒区と文京区からの立候補となるようですが、都議選で実際どう
いった選挙になるのかを、考察してみました。





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伊藤悠氏の選挙区、目黒区は定数3。ここで2議席獲得できるかを考察。

目黒区は定数3。今現在は公明党都議1名と自民党都議2名という構成です。

ここで小池新党が自民党に議席を渡さないためのの条件を考えてみました。

公明党が過去3回とも1名、当選されています。2005年までと2009年からで候補者がかわっており、
その影響か、得票率が少し落ちてはいますが、投票総数の約20%はいつも獲得しています。

この夏の選挙でも、その数字は獲得すると予想して考えると、有権者が約220,000名で、投票率を
55%としたら121,000票、60%としたら132,000票。そのうちの20%はそれぞれ、24,200票と26,400票。

この数字と同じレベルの得票をしつつ、自民党候補者の得票数をこれ未満にしなくてはいけない
計算となります。

伊藤悠氏は2005年と2009年にトップ当選したものの、2013年には次点で落選。その際の得票差は
1,200票程度でした。

2013年は民主党が大きく議席を落とした年で、それに代わる受け皿的な新党として維新の会や、
みんなの党がでてきた年でもあります。
実際、定数3に対して立候補者が9名という数で大きく票がバラけました。

今回、民進党から公認予定でしたが、離党して小池塾へ参加しています。そのまま立候補をして
小池旋風を受ければ、おそらくトップ返り咲きも可能ではないでしょうか。

220,000名の有権者で10%投票率が上がれば、無党派層と言われる票が22,000にもなります。

これだけで、ほぼ当落選上に上がれるだけの票数ですが、これを皮算用として加えてみて、
目黒区で小池新党から伊藤悠氏ともう一人が立候補したとしても、1位2位当選には難しいのでは
ないかと思われる数字です。

自民党に議席を渡さないためには、投票率が上がることが条件ですが、それに加えて、
自民党からどれだけ、票を奪えるかも必要になってきそうです。

増子博樹氏の選挙区、文京区は定数2。過去に自民党が議席をなくしたことも。

文京区は過去3回、増子氏に加えて自民党候補者、共産党候補者の3名が常に立候補して、しのぎを
削っています。
2005年と2013年には第4の候補者が出ていましたが、今回の選挙には共産党候補者が引退し、
新人がかわって立候補を表明していて、今のところ立候補を表明されているのは3名となって
います。

今後、第4の候補者が出てくるかどうかですが、2議席獲得するためには、増子氏に加えて、
もう一人が小池新党から立候補したほうがいいでしょう。

文京区では公明党が立候補者をたてていませんので、おそらく自主投票というかたちになる
と思われます。
また、投票率が10%上がれば、約2万票が無党派層として計算することができます。

2009年の選挙では投票率58.7%で、9万票を超える有効票数となりました。
こちらも皮算用として、有効票数の25%以上の獲得が当落線と仮定すると、22,500票から
23,000票という数字が出てきます。

2013年の増子氏は17,500票を獲得して落選されていますが、小池新党からの出馬となれば、
この票数に5,000票ほど上乗せすれば、仮の当落線はクリアーします。

それに加えて、残りの票がもう一人に行けば、そちらも当落線上の票数に近づくのではないか
と考えられます。
くわえて、自民への逆風プラス公明党票を失うことを考えると、かなりいい線にいくのでは、
と思えてきます。

小池新党で過半数を取るには両区で2議席がほしいところ

千代田区長選挙も大詰めを迎えて、これが終われば、次の注目は7月の都議会選挙になります。
そこで勝つためには良い悪いを別にして、注目度を保ったまま、自民党との対立構図を維持して
いきたいというシナリオになるでしょう。

その一方で、情熱はあるものの選挙戦の経験のない候補者ばかりとなると、やはり不安というか、
選挙活動中にボロが出たり、裏方に徹しなくてはいけない参謀が前に出過ぎるように見えたり、
ということが起こってしまう可能性があります。

特に、公明党の候補者のいない文京区や現在自民党が2議席獲得している目黒区などはどうしても
議席を奪取したい選挙区で、しかも候補者擁立であまり頭を悩ますことがないとなると、複数名の
当選を目指したくなります。

そういう意味では、1期、2期という短い任期だとしてもすでに経験のある候補者がいてくれると
戦略が立てやすくなるでしょう。

一部報道で民進党系の都議が今回は小池旋風の追い風に乗りたいと小池都知事に擦り寄って
いる、彼らはその時その時の追い風を求めてフラフラとあっちいったりこっちいったりする
日和見をしているに過ぎない、という記事がありました。

確かに、一つのものにずっと属したり忠誠を誓って成し遂げたりすることに、日本人は美学を
感じやすいと思います。たとえそれで滅んだとしても、その美学は色あせるどころかより
「ほろびのびがく」として、輝いて見られたりするものです。

ですが、見ていて感動している人はいいかもしれませんが、当の本人にしてみれば、そんな
腹の足しにもならないもので自己満足していられないのが、本音だと思います。

特に政治家は当選しなければ、収入がないプー太郎と一緒。いくら素晴らしい政策を考え
ついても、まさに絵に描いた餅です。

日和見と見られたとしても、当選しない限り何もできないし、家族を持つことすらできません。
また、個人個人が素晴らしい人だとしても、政権を取っていた民主党時代の悪評があまりに
ひどかったせいで、個人の能力はまったく評価されず、民進党だから、という理由で当選できない
のであれば、まったくもって正当な評価とはいえないと思います。

歴史上の例を挙げさせてもらえば、農民から権力者に成り上がった豊臣秀吉も、織田信長に
仕える前に主人を転々としていました。今川家の家来の家来であったこともあります。

秀吉が一人の主人にずっと仕える様になったのは、織田信長という自分という能力を正当に
評価して抜擢してもらえる人物に会ってからです。

秀吉ははじめから信長に仕えていたわけではない、という事実がありながら、だれも秀吉を
日和見主義者だと思う人はいないでしょう。

もしかすると伊藤氏や増子氏にとって、小池都知事がかれらの織田信長であった、ということ
になるのかもしれません。

最後のは個人的な感想ですので、置いておくとして、東京都議選前42区で選挙戦略のたてやすい
と思われる、目黒区と文京区では2議席獲得が可能ですし、ぜひとも獲得したいと考えていると
思われます。





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