会見を開く石原氏は参考人招致や百条委員会に参加する?

      2017/02/25

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都議会が石原元都知事の参考人招致の日時が来月の中頃になるであろうとの報道があり、
いよいよ具体的なスケジュールが見え始めてきました。

一方で石原元都知事も来週中に記者会見を開いて、過去のことを調査した結果わかった
新しい事実について発表したいと宣言し、ここに来て豊洲移転問題の責任がだれにあるのか
について、事態は大きく動き出した感があります。

そんな中、小池都知事は多摩・島嶼部の首長と個別面談を行い、それぞれの地域で必要な
要望について直接の意見交換を行っています。





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石原元都知事の参考人招致までの動きについて思うこと

この一週間というもの、都議会が石原元都知事を参考人として都議会に招くということから
始まり、それに対して石原元都知事も「受けて立つ、知っていることを全て話す」と答えた
ことから、このことが大きく報道で取り上げられています。

中には「小池都知事 VS 石原元都知事の本格開戦」とか、千代田区長選挙で負けた内田茂都議が
引退するであろうことから、新たに敵を作って都議選に備える、などという報道がなされて
いますが、これは少し違うと、違和感を感じるのは自分だけでしょうか?

今回の石原元都知事の参考人招致は東京都議会が決めたことです。
これについて小池都知事が糸を引いて実現したということは、噂すら出ていません。

僕が感じる今回のシナリオは小池都知事陣営の千代田区長選挙の圧勝によってもたらされた
結果だと思っています。
もしかすると、千代田区長選挙で圧勝した暁には、こうなるだろうという読みが小池都知事の
中にあったかもしれませんが。
(もしそうだとしたら流石としか言う他ありません。)

現職石川氏の千代田区長選挙の圧勝で自民党都連の中でかなり大きな衝撃が走ったことは
想像に難くないと思います。
なにしろ、内田茂都議のお膝元として前回の都議選で内田氏が獲得した票数の半分程度しか
得票できなかったのですから。

これによって内田茂都議の引退は決定的となりました。
もともと内田氏は引退を考えていたと言われています。もしこの千代田区長選挙に勝ったとして、
次の都議会選でも内田氏が出馬しないと勝てない、という状況で無い限り、引退は既定路線だった
と思っています。

ところが、今回の引退は都連と都議会自民党の執行部の影響力について正反対の結果をもたらして
しまいました。

もし与謝野氏が勝って、内田氏が引退をしたとしても、都連&都議会自民党内で内田氏が選んだ
後継者達が従来通りの影響力を持って、きっちり組織を抑えていけたでしょう。

小池都知事との対決姿勢はそれほど強くならないにしても、是々非々でやっていけるだけの
存在感と、その行動への都民の支持は回復できていたと思います。

しかし現実にはボロ負け。これでは執行部は若手や反主流派からの突き上げを抑えることは
できません。
若手は7月の都議選で小池都知事の刺客に追い落とされるという恐怖があります。おそらく
支援者からも色々と言われているに違いありません。

最低でもなんとか「小池都知事と協調路線です」という認識を持ってもらわない限り、敵として
相手側からいいように利用されてしまいます。

自発的に参考人招致をすることで世間からの印象を変えたいと思った?

もともと民進党や共産党からの石原元都知事の参考人招致要望について、当初、自民党と
公明党は積極的ではなかったと言われています。

それが千代田区長選挙戦後、公明党が賛成に回り、自民党も賛成する声が大きくなって、結果、
参考人招致が決定しました。

これは確実に自民党内の若手や反主流派が時の流れを感じ取って小池都知事との協調路線を
演出した結果だと思っています。

そして都連自民党の執行部や主流派はその流れを止めることはできないくらい、影響力が落ちて
きているというわけです。

小池都知事は千代田区長選挙戦の際に「ぶっちぎりで勝たせてください」と演説をしていました。
この発言から、ぶっちぎりで勝つことによって起こる化学変化をすでにある程度、読んでいた
のではないか、と思ってしまいます。

そして石原元都知事の参考人招致が決定した後のコメントでも「この参考人招致で、各々の
都議員がどのような質問をするのかも、国民の皆さんによって見られている」と語っており、
つまり、このイベントを一種の踏み絵として、今後一緒に東京大改革をやっていけるのか、
それとも反対勢力として、選挙で刺客を送り込む対象とするのかを見極めますよ、と暗に
ほのめかしています。

実際にこの参考人招致で小池都知事が質問をすることも無いですし、まさに高みの見物を
決め込んでいるような状態です。

多摩・島嶼部の首長との個別面談に時間が取れるのは、こういった背景が余裕を生み出して
いるからと考えられなくもありません。

今回の意見交換が都議選と言われているが

一部報道では今回の個別面談による意見交換会は7月の都議選に向けての選挙対策ではないか、
と言われています。

もちろんその側面はあるとは思いますが、小池都知事が知事選に立候補した際には「多摩格差
をなくすこと」は公約にも入っていましたし、格差が広がることでデメリットがあっても
メリットが生まれることはまず無いと思います。

人口が少ない、都庁から離れている、そういったことが原因の一部としてこれまであまり
顧みられなかった部分もあると思いますので、この小池都知事が初めて都知事としてする
試みは、悪いことではないでしょう。

前都知事の舛添氏が湯河原の別荘通いをしていて問題になった際、その言い訳の一つとして
「有事の際、奥多摩からよりも早く帰ってくることができるから問題ない」と言い放った
言葉がありましたが、都知事としてそのことこそ問題だと気がついて、何らかの政策を行った
のか、と反発がありました。

前都知事を反面教師として、即行動に移すという小池都知事の行動力こそが、高い支持率を
維持している一つの要因だと感じました。

まだ意見交換会であるので、今後予算の話や、その予算がつけられた結果の成果などはもちろん
ありませんが、そういったところこそを、マスコミは取り上げて紹介してほしいと思います。





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