小池都知事が公明党と協力に崎山知尚氏や民進党への都議選の影響は?

      2017/03/12

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小池都知事率いる都民ファーストの会と公明党が7月の都議選でそれぞれの候補者を相互に
推薦する選挙協力を行う
ようだとの報道があり、正式に13日月曜にも発表されるそうです。

公明は選挙協力で1人区と2人区のうち、公認候補がいる荒川区選挙区(定数2)を除く
全選挙区で都民ファーストの候補者を推薦するとし、一方、都民ファーストは公明の全候補者を
推薦する方向で調整しているそうです。

ここで注目したいのは自民党崎山知尚氏が立候補する荒川区です。
すでに公明党から現職1名と新人1名の計2名が公認を受けて立候補を表明していますので、
都民ファーストの会からは荒川区に立候補者を立てないというのです。

果たしてこの選挙区の動きはどうなるのか、考察してみました。





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因縁の対決がなされるのかと予想していたら事態は思わぬ方向へ

自民党の崎山氏といえば、小池都知事に1時間以上の質問を事前に伝えず、マシンガンの
ように本会議で質問した因縁の相手であります。

小池都知事が馴れ合いのような議会での質問と回答をすることは健全な議会運営ではない、
との主張を逆手に取ったつもりで、質問事項を事前に伝えずに、小池氏に回答を求めた姿は
日本中に放送されました。

本人以下自民党の幹部連中は敵の首でも取ったようでしたが、結果的には逆効果で小池都知事が
困るような幼稚な嫌がらせをして喜んでいるどうしようもない人達というレッテルをはられて
しまい、余計に支持を減らした事件だとおもっています。

そんな崎山氏は今回の都議選で定数2名の選挙区ですが、都民ファーストの会から刺客が
送られるだろうと思っていたところ、公明党との選挙協力が結べそうとのことで状況が変わって
来たのです。

荒川区からはすでに公明党の公認を受けた候補者が2名おり、ここに都民ファーストの会から
候補者を立てることになると、定数2ですので誰かが落選してしまうということになって
しまいます。

ですので、荒川区には都民ファーストの会の立候補者を立てず、公明党の2名を応援して崎山氏に
引導を渡そうという作戦に出ることにしたようです。

では、荒川区で公明党2名が当選することは可能でしょうか?

前回の都議選では2万2千票で1位当選した崎山氏ですが、その前の都議選では民主党、公明党の
候補者の後塵を拝し、約2万票弱で落選しています。

その際に現職の公明党候補者、鈴木貫太郎氏は前回の都議選では約2万票、その前の都議選では
約2万5千票を獲得してどちらも2位当選されています。

流石に組織票の硬い公明党だけあって投票率が上がっても下がってもそれなりの得票数を獲得して
おり、過去の数字から見ると2万票から2万5千票は計算できるでしょう。

そこに小池都知事を応援する無党派層票も計算に入れることができますので、公明党候補の
1位&2位当選は難しくはない
、と思われます。

荒川区以外の1人区と2人区は

荒川区以外で定数1人区と2人区は公明党が都民ファーストの会の候補者を推薦するという
取り決めになるようですが、実際にどういった選挙区が対象になるのでしょうか?
また、今の時点で立候補を表明しているのはどの党に属する方たちでしょうか?

1人区は千代田区、中央区、武蔵野市、青梅市、昭島市、小金井市、島部選挙区の8つ。
二人区は港区、文京区、台東区、渋谷区、立川市、三鷹市、府中市、小平市、日野市、
西東京市、西多摩選挙区、南多摩選挙区、北多摩第二選挙区、北多摩第三選挙区、
北多摩第四選挙区の15つになります。

ここでひとつ気になるのが北多摩第三選挙区です。対象行政区は調布市と狛江市になりますが、
3/10の時点でこの北多摩第三選挙区から公明党候補者が立候補を公表しています。
都議を5期勤めている中島義雄氏で、前回までは世田谷区からの当選でした。

今回から北多摩第三選挙区に移っての立候補のようで、ご本人のホームページのトップでの
挨拶も調布市と狛江市に移っての政治活動と書かれています。

今のところ、なぜ選挙区を移っての立候補なのか、ネット上で回答を探せませんでした。
また、定数2の北多摩第三選挙区から立候補を表明されている中島氏の存在が、この選挙協力に
どのような影響をおよぼすのか、もしくは選挙協力に影響されて立候補先を再度変更するのか、
今後の動きに注目していきたいと思います。

旧民進党系の東京改革都議団は難しい選挙になるでしょう

今回の報道で、小池都知事は公明党との選挙協力を取り付けたことになりますが、今の勢いで
あれば、旧民進党とも選挙協力をする必要はないように思われます。

実際、民進党自身があまりに協力体制を組むメリットがない存在になってしまっていて、
多くの民進党員が小池塾に参加し、離党をして都民ファーストの会に鞍替えしているのが
現状ですので、小池都知事にすれば放っておいても、向こうからこちらに来るので、いい人材が
あれば引き抜き、そうでない人物であればかかわりをもたない、というスタンスの取れる
今の状態をキープしておけばいい、ということだ思います。

ひどい話かもしれませんが、それこそ党員が党のために働くのも自分の信念を政治上で形に
するためですので、それができない以上、可能性を探してより高いところへ移動することは
悪いことではないと思います。

現に小池都知事だって、幾つもの政党を渡り歩いて来ていますが、結果、今都知事として
ご自身が信じる政治をできているわけですから。

たとえば、豊臣秀吉も織田信長に仕える前には美濃の国に行ってみたり、遠江国に行って
みたりと幾つもの主人に仕えていました。最後に織田信長に出会い、この主人についていければ
自分の人生も開けると信じたからこそ、それ以降は織田家から出ることはありませんでしたが、
始めっから織田家一筋で仕えたわけでありません。

話が少しそれましたが、7月の都議選まで何らかの起死回生の手柄でも立てない限り、
東京改革都議団には厳しい選挙が待っていると思います。





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