アニメ「ライアー・ライアー」では東京の沖、南東へ数百キロに地点の海上に作られた人工の島である学園島にて、そこにある学園の生徒が星という等級をめぐって日夜ゲームによる決闘が繰り広げられています。
星の等級は7段階まで存在しており、所有星数の多い生徒がより良い待遇を得られるという設定。
通常はこの星は、決闘の結果などで生徒に与えられたり、奪われたりするだけなのですが、ごくわずかな数の色付き星が存在しているのでした。
しかもその色付き星はここに特殊なアビリティが備わっており、唯一無二の効果を発動させることができます。
しかも全種類の総数や効果など、まだ明かされていない部分の多い、謎に満ちた星。
今回はそんな色付き星の種類と性能やアビリティ効果をまとめて紹介していくことにします。
アニメ「ライアー・ライアー」色付き星とは
アニメ「ライアー・ライアー」で登場する色付き星。
一ノ瀬学長の説明では島に20ある学園が一つづつ異なった色の星を所有して管理しているということになっているようです。
そして最初に登場する赤星は、学園島を作り、今でも管理を行っている彩園寺財閥が管理していたモノということでした。
学園が所有する色付き星はイベントなどの賞品として使用していました。
優勝者は星を贈呈され、その後、その効果を利用することができます。
その後、色付き星の所持者が決闘で敗北すると、色付き星は優先的に勝者に譲渡されてしまいます。
そのため、色付き星が一度生徒の手に贈呈されると、その後の決闘の経過によって、誰が所持しているか、わからなくなるのですが、色付き星の所持者が学園を卒業した際に、元の所持者である学園のもとに戻ってくるしようとなっています。
学園のもとに戻った色付き星は、次のイベントでの勝者への賞品として扱われることになるのでした。
色付き星の種類と性能・アビリティ効果一覧まとめ
学園島には計20の学園が存在することになっています。
1学園に1つの色付き星ということであれば、20個の異なる色付き星が存在していることになり、ここに彩園寺財閥が管理している赤星を加えて21個の色付き星があることになります。
ただし、原作のラノベでもまだすべての学園が登場したわけではないようですので、色付き星も21個あるのかどうか、はっきりしていません。
ここでは登場順に色付き星を紹介していきたいと思います。
赤星
主人公の篠原緋呂斗が学園島に来た初日にひょんなことから彩園寺更紗と決闘をすることになり、偶然にも勝利したことで手に入れた赤星。
この赤星の効果は、
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データ的に嘘を一つだけ成立させる
です。
星取りゲームのシステムは、学園島の秩序を守るために最も重要なデータであるため、完璧な防御網の敷かれた不可侵のシステムです。
が、赤星を所持する者はそのシステム内のデータを一つだけ変更することができるのでした。
その効果を利用し、篠原緋呂斗は1つ星所持者でありながら7つ星所持者になれたわけです。
また、篠原の前の所持者であった彩園寺更紗は、その効果を利用して、本当は朱羽莉奈であるにもかかわらず、学園島内では彩園寺更紗として身代わりを勤めていたのでした。
この強力な効果を持つ赤星には、デメリットも存在していました。
それは、
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なんでも一つ嘘をつくことができる代わりに、自分より後の所持者にそのウソがばれる
というものです。
このデメリットがあるおかげで、篠原は負けることが許されなくなりましたし、彩園寺更紗を演じていた朱羽莉奈は、篠原に彼女の秘密がバレてしまったとパニックを起こして自爆したのでした。
藍星
篠原緋呂斗が学園島にやってきて4人目に対戦した久我崎晴嵐が所持していたのが藍星。
その効果ですが、「漆黒の翼」という限定アビリティが使用可能になる、というものでした。
ちなみに久我崎は、藍星を所持してから決闘に3つだけ選べるアビリティのうち、必ず一つはこの「漆黒の翼」を採用していたとのことです。
「漆黒の翼」アビリティですが、一言で表すと、
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「演出強化」
の効果を使用可能となります。
具体的には、舞台上への登場シーンで白煙を上げたり、効果音を出したりすることができるのでした。
また久我崎本人の説明では、
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遠方で所持者の声を再生する
その逆、遠方であっても対象者の声を再生させる
ことが可能のようです。
おそらく対象者は一名のみで誰かと会話していた場合、相手の会話まで聞けるわけではなさそうですが。
ただ、この盗み聞きの能力、対戦相手がチームとして決闘をしていた場合、彼らの作戦会議の断片を盗み聞きできることになり、とんでもなく有効なアビリティとなります。
そのほかの詳しい、具体的な使用方法は明かされていませんが、使い方によっては、とんでもなく凡用性のある星とアビリティと言えそうです。
翠星
篠原緋呂斗が通う英明学園が管理している翠星。
英明学園の区内選抜戦前日に何者かに盗まれたことが学園町の一ノ瀬から告げられました。
その犯人は6つ星所持者の秋月乃愛で、その効果を利用し、篠原を追い詰めます。
この翠星の効果ですが、はっきりとした説明はありません。
秋月との決闘「盤上宝探し」ゲームにおいて、区内選抜戦期間、秋月がピンポイントで篠原の作戦を邪魔し、どの作戦も筒抜けにバレていたことに気が付いて、翠星の効果に違いない、と結論付けました。
つまりは行動の推測、感知系か情報分析系の効果である、と篠原に協力していた彩園寺更紗は推測します。
その後、篠原ではなく、更紗の思考によってゲームを進めた分に関しては、秋月は先を読んだ行動をとれませんでした。
そこで彼らの推測、翠星の効果は「目標単体の行動の推測」であることがほぼ間違いないことが判明します。
ところで、ふと思ったのですが、6つ星所持者の秋月が翠星を盗んで所持者になった時点で7つ星所持者扱いには、ならなかったのでしょうか?
システム上、7つ星所持者は島内に一人だけ、と設定されており、すでに篠原が7つ星として存在しているので、二人目としてカウントされない、といえなくもないですが、実際には篠原は7つ星所持者と全デバイス上で表示されるだけです。
実際に篠原は1つ星(秋月が翠星を手に入れた時には2つ星)のため、正確には島内には7つ星が存在しない、というのが正確なデータであり、7つ星が二人いるという風にはカウントされません。
おそらく秋月が7つ星にならなかった本当の理由として、翠星を入手した時点で6つ所持している色無し星の一つが翠星に変わったという処理がなされたから、だとは思います。
黒星
七番区・森羅高等学校の三年生「霧谷凍夜」が所持するのが黒星。
五月期交流戦で篠原が敵対した6つ星プレイヤーです。
絶対君主という異名を持つほど、対戦相手の心をへし折って勝利を収める手法が特徴で、対戦相手は決闘だけでなく学園島での生活さえ、投げ出したくなるほどのダメージを負ってしまいます。
実際に彼との決闘に敗れたことで学園島を去った学生が何人も存在するのでした。
そんな彼の持つ黒星の効果は、
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「改造」
どんなアビリティでもその効果を好きなように改造することができる能力を持ちます。
ストーリー内では単なる凡用アビリティの「調合」を改造し、本来であれば組み合わせることができない攻撃スペルを、
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「何枚でも重ねがけ出来る」
ように改造しています。
五月期交流戦では対戦ゲーム「アストラル」で久我崎によってとどめを刺されました。
が、彼の所属する森羅高等学校は5位に入っており、星を授与される勝者チームとなっているため、霧谷凍夜から黒星の没収は行われず、五月期交流戦が終了した時点でも彼が所持しています。
紫星
五月期交流戦で、「百面相」として参加していた椎名紬が色付き星を所持していたと明かされています。
五月期交流戦の終了時点では色は明かされていませんが、「百面相」とあだ名されるゆえんである、
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本物とそっくりは複製品を作ることができる
効果を持つ星であることは明かされていました。
交流戦終了後、この交流戦を利用して数々の不正を仕掛けていたことが明るみとなった十二番区・聖城学園の学長、倉橋御門の追放処分が決まり、彼に利用されていた椎名紬は無罪となったことで、星は処分も没収も無効にもされませんでした。
そして篠原緋呂斗、彩園寺更紗との三つ巴の決闘で椎名紬は敗北したものの、篠原と更紗の間では決闘の決着がついていなかったため、星は一時預かりということとなり、同時に星の色が公表されたのです。
星の所持者の行方は次の決闘に持ち越されることになったのでした。
それ以外の色付き星
今のところ、アニメ「ライアー・ライアー」においてわかっている色付き星は以上の通りです。
五月期交流戦にて十四番区聖ロザリア女学院所属の2年生、皆実雫が色付き星を所持していたのですが、その色・効果は明かされていませんでした。
そして五月期交流戦ではロザリア女学院は5位以内に入賞できなかったため、彼女の色付き星は1位から5位までに入った英明、桜花、栗花落、音羽、森羅の参加メンバーの誰かに割り振られることだけが、明かされています。
交流戦の中で、すでに体験したことのある攻撃は2度と通用しない、といった描写があるため、この効果が彼女が持つ色付き星によってもたらされているのではないか、と思われます。
今後、新しい色付き星の存在が分かり次第、一覧に加えていきたいと思います。
まとめ
アニメ「ライアー・ライアー」にて登場する色付き星。
それぞれの星に特殊な効果が備わっており、所持しているだけで効果を発揮する者もあるため、非常に強力な星となっています。
その一覧は以下の通り。
星の色 | 効果 | 前所持者 | 元所持者 |
---|---|---|---|
赤星 | データ的に嘘を一つ成立させる | 彩園寺更紗 | 篠原緋呂斗 |
藍星 | 演出強化のアビリティ「漆黒の翼」が使用可能 | 久我崎晴嵐 | 篠原緋呂斗 |
翠星 | 対象相手の行動の推測が可能 | 英明学園 | 篠原緋呂斗 |
黒星 | アビリティを改造する | 霧谷凍夜 | 霧谷凍夜 |
? | 1度体験した攻撃を効かなくする? | 皆実雫 | ? |
紫星 | 本物とそっくりな複製品を作り出す | 椎名紬 | 篠原緋呂斗? |
これらの星をどのような決闘でいかに有効に使用していくのか、今後の展開が楽しみですね。
コメント
秋月が7つ星にならなかったのは所有している星全てが色付きではないからですよ
さすらいねこさん、コメントありがとうございます。
つまり所持している6つの色無し星の一つが、翠星を手に入れたことで色付きになったということですね。
ご指摘、感謝いたします。
(本文にも付け加えさせてもらいました)