地獄楽・士遠があか絹の監視役になった理由は?衛善が陸郎汰担当になった理由も

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アニメ「地獄楽」では山田浅エ門の10名の剣士が10人の死罪人の監視役となって、神仙郷の島に不老不死の仙薬を求めて向かいます。

ところが作品中には、どの山田浅エ門がどの死罪人の監視役となるかを決めるシーンがありません。

すでに決まっていたという感じで話が進んでいきました。

しかし実はどの山田浅エ門がどの死罪人の監視役となるかを決める、明確な理由が存在していたのです。

今回は、このどの山田浅エ門がどの死罪人の監視役となるかを決めた理由について、紹介していきたいと思います。







地獄楽・士遠があか絹の監視役になった理由

死罪人の中でも少し異色なキャラクターが士遠が監視役となった「あか絹」だと思います。

一応、彼女の背景は、

    「人喰い花魁」の異名をもつ美女。
    侍や忘八、漁師などの男性を誘惑しては殺して食べたとされる。
    男性ばかりを狙うの殺人鬼。

という説明がなされます。

ちなみに「忘八」とは「ボウハチ」と読み、侍の時代において、重要視された「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌(てい)」の八つの徳目のすべてを失った者のことを言いました。

そしてその意味から転じて廓通いをする女郎買いのことを指すようになります。

つまりあか絹は彼女自身の客を殺していた、ということになるのでした。


殺人者ということで死罪人だったとはいえ、男性を誘惑して、隙を見て殺すという殺人鬼ではあったものの、わけのわからない化け物がうじゃうじゃいる神仙郷の島で、生き残るだけの戦闘力があったとは、とても思えません。

大体、罪人選別の殺し合いで、どのように生き残ったのかも謎です。

男をたぶらかして掌の上で操る術には長けていたでしょうが、あの罪人選別の場で、それができたのか?と考えると不自然な気がしてなりません。


何はともあれ、彼女は罪人選別で生き残り、神仙郷の島に士遠を監視役として向かうことになります。

実は士遠が監視役になった背景には、かなり面白おかしいストーリーが隠されていたのでした。

実は監視役がすでに決まっていた死罪人

佐切は画眉丸のもとに出向き、まずは仙薬探しの死罪人候補にするか否かの調査を行っていました。

画眉丸の実力を見て、候補者として画眉丸を連れて江戸に戻ることにします。

そして画眉丸が罪人選別でも生き残り、神仙郷の島に向かうことになったため、彼女がそのまま、画眉丸の監視役となったのでした。


実は同じような形で死罪人の監視役に決まったペアが他にもいたのです。

それは、

    ・杠と仙太
    ・民谷巌鉄斎と付知
    ・ヌルガイと典坐

の3組でした。

監視役が決まっていなかった死罪人と浅エ門

それ以外の死罪人は監視役が決まっていませんでした。

そんな中で亜左弔兵衛には、兄を助けるために山田家にもぐりこんだ桐馬が、衛善に対して強い希望として願い出て、監視役についています。

この時点で監視役が決まっていない死罪人は

    ・陸郎太
    ・いがみの慶雲
    ・あか絹
    ・茂籠牧耶
    ・法流坊

の5名。

そして山田浅エ門は、

    ・衛善
    ・士遠
    ・源嗣
    ・期聖
    ・十禾

の5名でした。

衛善が陸郎汰担当になった理由

衛善は山田家序列第1位という立場から、残った5名のうち、一番危険度の高い陸郎太の監視役を自ら引き受けます。

陸郎太は死罪人でありながら、人の手で捕まえることができなかったため、山深くに放し飼いにされていたそうです。

結果的には衛善は陸郎太に一撃で絶命させられてしまいましたが、序列第1位という立場にふさわしく、責任のある態度で任務にあたったのでした。

関連記事:地獄楽・衛善は弱いから死亡?序列1位の強さはどこに?

残りの死罪人に対して誰が監視役になるのか?

では、残り4名の死罪人に対して、士遠、十禾、期聖、源嗣のだれが監視役になるか、についてを詳しく紹介していきましょう。

十禾、期聖、源嗣は3人ともあか絹の監視役を密かに希望していました。

士遠は3人の思惑に気が付いており、もし3人のうちの誰かがあか絹の監視役となれば、問題が起こる可能性が高いと危惧していたのです。

一応、序列でいえば十禾が第3位、士遠が大4位、期聖が第11位、源嗣が第8位。

入門順でいうと十禾、士遠という順番となり、期聖と源嗣は同時期に入門という設定になっています。


序列や入門順となると十禾があか絹の監視役となってしまい、後々、山田家にまで責任が追及されるような問題を起こしかねません。

また、十禾自身が先輩風をふかすような性格ではなかったこともあり、公平にじゃんけんで決めることになります。


最初の脱落者は期聖。

彼はいがみの運慶を押し付けられます。

続いて負けたのは十禾。法流坊の担当となったのでした。

士遠と源嗣の対決となりますが、実は士遠は目が見えないこともあって、人の気配から考えを読み取る力を持っていたこともあり、源嗣の手の内を事前に感じ取ることができたのでした。

これによって源嗣は負けてしまい、茂籠牧耶の監視役となります。

こうして士遠があか絹の監視役に収まったのでした。

まとめ

士遠があか絹の監視役になった理由ですが、実は山田家の安否を心配したため、という深い理由があったことが分かりました。

もともと、死罪人に対して仙薬探しの候補にふさわしいかの調査をしていた浅エ門は、そのままその死罪人の監視役となりました。

画眉丸、杠、民谷巌鉄斎、ヌルガイがこれに該当します。


亜左弔兵衛と陸郎太は桐馬と衛善が希望を出してそれぞれ、担当となります。

残った4名に対し、任務の遂行がきちんとされるかどうかの心配をした士遠は、公平にじゃんけんで決めることを提案して、十禾、期聖、源嗣を負かし、自身があか絹の監視役となったのでした。









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