スターウォーズのレイア姫はディズニープリンセスになる?なぜ署名や推薦されているかを考察

映画

ディズニーのキャラクターの中でもひときわ輝く存在のディズニープリンセス

日本ではたったの8名、アメリカでは12名がその栄冠に輝いているのみです。


ディズニープリンセスに認定されるためには、もちろんプリンセス、つまりお姫様でないといけないことになります。

そこで思い起こされるのはプリンセスとして有名なスターウォーズのレイア姫

2012年にディズニーがショージ・ルーカスからそれまでの6作とその後の3作の制作権を購入したことで、スターウォーズ・シリーズがディズニーの作品となりました。

当然、レイア姫のディズニープリンセス入りについての話が持ち上がらないわけはありません。

さらに2016年、レイア姫役のキャリー・フィッシャーが亡くなると、さらにこの話題が再燃します。


ところが今まで、レイア姫がディズニープリンセスに認定されたという発表はありません。

おそらく今後もレイア姫がディズニープリンセスに認定されることはないと思われますが、その理由はいったいどうしてなのでしょうか?

今回はその点を考察してみたいと思います。









ディズニープリンセスとして認定されるためのルール3か条のおさらい

レイア姫がディズニープリンセスとしてふさわしいかどうかを見ていくために、ディズニープリンセスになるための条件を知らないと、話になりません。

これまでにディズニープリンセスとして認定されているキャラクター達の共通点を見てみると、以下の3か条のルールをクリアしないといけないようです。

まず第一は、

    1. ディズニーアニメーション作品において主演女性キャラ
    2. 人間のキャラクター
    3. 続編作品で初登場してはならない
    4. 動物などの相棒を連れていないといけない

をすべてクリアしていないといけません。


そして第二は、

    ・王家の生まれである
    ・王家の血筋と結婚する
    ・英雄的行動をした

の3つの条件のうちどれか1つをクリアしていればOKです。


そして第三のルールは、少し世知辛いお題目にはなってしまいますが、

    興行収入面での成功

です。


各項目の詳しいことはこちらの記事で説明していますので、ご興味があれば、そちらを確認してみてください。

ディズニープリンセスになるためのルールや条件を解説


それではこの条件をディズニープリンセスに認定されるルールとして考えた場合、レイア姫がディズニープリンセスになれるかどうかを考えてみましょう。

スターウォーズのレイア姫がディズニープリンセスになれない理由

レイア姫が今もってディズニープリンセスに認定されていないのは、間違いなく

    アニメキャラクターではない

からでしょう。

この点は、どう逆立ちしても変更することはできません。


しかしせっかくですので、他の条件について見てみることにしましょう。

まず第一の「作品のメイン女性キャラクター」は、間違いなくレイア姫ですので難なくクリアでしょう。

レイア姫がスターウォーズの映画に登場したのは3作目から9作目。
しかも回想シーンとしてでも死んでからの姿としての登場ではありません。

ルークはレイアと同じく3作目に赤ん坊として登場しており、最後の9作目「スカイウォーカーの夜明け」では亡くなった後のフォース形態としてと修業時代の回想シーンでの登場ですから、レイア姫のほうが扱いは上だという印象です。


相棒を連れている」かどうかですが、R2D2とC3POを引き連れていますので、こちらも問題ないでしょう。

ただし「続編作品で初登場」が、グレーゾーンとなってしまいます。

1977年に初登場した「新たなる希望」が記念すべき第1作ではありますが、これはエピソード4となっており、「続編作品である」ということもできます。

一方で、スターウォーズシリーズの公開第1号作品であり、「新たなる希望」をもってスターウォーズシリーズが始まったと考えるファンも多いのも事実です。

何より、1977年に「スターウォーズ 新たなる希望」が公開された際、ジョージ・ルーカスはここまで世界的な熱狂的なファンを獲得できるシリーズになるとは思っておらず、失敗してこの1作だけで打ち切りになる可能性も覚悟していたそうです。

そのため、オリジナルポスターを見ると、そこには「エピソード4」の文字はなく、タイトルも「スターウォーズ」とだけで売り出していました。

つまり、この「新たなる希望」が第1作目であるとジョージ・ルーカス本人が認識していたといっていいでしょう。


そのことを考えると、「新たなる希望」が「続編作品」には当たらず、1作目で登場したという扱いで、大丈夫だと思います。

ただし、ディズニーがスターウォーズを購入した際にはエピソード1からエピソード6までのまとめ買いをしているので、ディズニーの立場から見ればエピソード4は続編の一部といえるのでしょうけど…。


次の項目を見てみましょう。

王家とのゆかり」です。

この条件も問題ありません。


彼女自身、惑星オルデランの王家の出身で「レイア姫」という称号を持っています。

王室の誰かと結婚して王家の一員になったわけではありません。


そして最後の「興行的成功」についても多くを語る必要はないでしょう。

「スターウォーズ」シリーズといえば、世界規模で見ても知らない人はいないほどの品期作品ですし、どのエピソードも興行的に成功しています。

ただし、この「興行的成功」には、裏表があり、そのこともレイア姫がいまだにディズニープリンセスに認定されていない理由に関係していると思われるのでした。

唯一のネック「アニメキャラクター」でないことで困ること

では、レイア姫がディズニープリンセスに認定されない理由としての「アニメキャラクターではないから」には、どんな問題や困ることがあるのでしょうか?

実はディズニープリンセスという地位は、ただ単に称号としてだけのものではなかったのです。

ディズニージャパンにおいて、ディズニープリンセスとはどういう称号なのか、を説明した一文がウィキペディアにありましたので、抜粋すると、

「お姫様キャラクターを集めた多種の企画、商品展開するための一種のブランド名」

ということが分かります。


これがどういう意味なのでしょうか?
もっと分かりやすく説明すると、ディズニープリンセスの称号はマーケティング戦略の一環であることが分かると思います。

つまり、ディズニープリンセスということで商品を出した場合、ディズニープリンセスに含まれるキャラクターをすべて一緒に売り出すことができる、というメリットがあるという意味です。

さらに具体的に言えば、ディズニープリンセスコレクション、として8名なり12名なりのセットで人形を売り出すことができますし、ばら売りをしたとしても「ディズニープリンセス全員を集めよう」というコレクター心理を刺激した展開も可能となるわけです


さらに、ディズニーランドで入場者たちをお出迎えする際に、あのディズニープリンセスの何々というキャラクターが、出迎えしてくれる、としたほうがありがたみがありますよね。


ところがこの「お出迎え」に関しては、アニメキャラでないことが大きなネックになってしまいます。

つまり、「レイア姫」としてお出迎えしてくれる場合、入場者は若かりし頃のキャリー・フィッシャーが演じた「レイア姫」を期待する、ということです。

同じ意味で、スターウォーズシリーズのスピンオフ映画「ローグワン」で最後に登場した「レイア姫」はコンピューターグラフィックスの技術で作り上げられました。

関連動画:映画スターウォーズ ローグワン の感想

まぁ、こちらは話のつながり上、若かりし頃のキャリー・フィッシャーの顔のレイア姫でないとおかしなことになりますが、おそらくディズニーランドでレイア姫が入場者をお出迎えしてくれる場合、同じようにキャリー・フィッシャーのレイア姫を期待する人が大半だと思うのです。


そっくりさんを雇ってメイクで近づけられれば、映像的な技術面でのハードルはクリアできるかもしれません。

しかしそのハードルをクリアしたとしても、今度は肖像権の問題が出てきます。

キャリー・フィッシャーに似せる以上、キャリー・フィッシャーの肖像権を利用することになるため、権利使用に対する支払いが生じてしまうのです。

おそらくジョージ・ルーカスがディズニーにすべてのスターウォーズシリーズを売却した時に、キャリー・フィッシャーのレイア姫としての肖像権までもが含まれているとは思えません。

あれだけの周知具合のレイア姫である以上、肖像権使用料はかなり高額になることが予想されます。

というのも、ディズニーは別のプリンセスで同じ問題を抱え、そのキャラクターのディズニープリンセス認定を取り消す、という事件があったのでした。

そのキャラクターの名前は映画「魔法にかけられて」の主人公「ジゼル」

演じたのはエイミー・アダムスで公開前から

    実写版からの初めてのディズニープリンセス誕生

と宣伝されていましたが、結局は肖像権の問題で、ディズニーがエイミー・アダムス側に支払いができる金額ではないと判断したことで、「ジゼル」のディズニープリンセス入りは立ち消えとなったのでした。

エルサとアナがディズニープリンセスでない理由とレイア姫も同じ

さらに「興行的成功」も実は「レイア姫」のディズニープリンセス入りに少なからず影響を与えていると考察されます。

というのも、レイア姫が所属するスターウォーズシリーズがあまりに興行的に成功しており、レイア姫をディズニープリンセスに認定する必要が、マーケティング的に全くないためです。


この考えは、「アナと雪の女王」のエルサとアナがディズニープリンセスに認定されていないことからも、うかがい知ることができます。

「アナ雪」の大ヒットと興行的成功はもう説明が要らないくらいでしょう。

そして「アナ雪」の関連商品売り上げは、2014年という古い資料ではありますが、なんと第3位につけているのでした。

映画の興行収入が1.2憶ドルであるのに対し、関連商品売り上げが5.3億ドルという数字なのです。

1ドル100円という単純計算しやすいレートで日本円に直したとしても映画収入が1200億円、関連商品売り上げが5300億円となります。

これだけの人気商品ですので、ディズニープリンセスとして売り出すより、「アナ雪」ブランドで分けておいたほうが、マーケティング的にはディズニーにとってより多くの収入につながるのでした。


そして、「アナ雪」が3位だった時に、関連商品売り上げが1位のコンテンツは、というと

    スターウォーズ」シリーズ

です。


それであれば、レイア姫というキャラクターだけスターウォーズシリーズから引っこ抜いてディズニープリンセスとしてマーケティングする必要はありませんよね。

レイア姫もスターウォーズシリーズの一員として売り出したほうが、より自然に見えますし、ファンからの受けもいいでしょう。


これが、興行成績面から考えた場合の、レイア姫がディズニープリンセスに認定されることはない理由になるのでした。

考察のまとめ

いかがでしたでしょうか?

確かにキャリー・フィッシャーが死去した際には、ファンからレイア姫をディズニープリンセスとして認定してほしいという署名嘆願が1週間で5万件集まったというニュースがありました。

ファンの中にはレイア姫がディズニープリンセスに認定してほしいと思う人が多くいますし、そうなったら、それはそれで話題性があって面白いのですが、じっくりと考えてみると、ディズニーにとってあまりメリットはないのではないでしょうか。

話題を提供しないといけないほど知名度が低いキャラならまだしも、レイア姫であれば、多くの人がすでに周知であるだけに、話題作りの必要もないからです。

残念ながらレイア姫がディズニープリンセスに認定されることは今後もあり得ないでしょうね。


関連動画:SWのレイア姫 キャリー・フィッシャーの死因は脳死の可能性!?

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