映画「バッドボーイズフォーライフ」で主人公のマイクとマーカスとともに犯罪捜査に当たるハイテク捜査班AMMO。
リーダーのリタと若い3人の警察官が隊員として所属しています。
その3人の中でコンピューターをはじめとしたハイテクを駆使するのはドーン。
メキシコでの最後の決戦では強靭な肉体を駆使した格闘戦もこなしていました。
このAMMO隊員のドーンを演じた俳優はいったい誰なのでしょうか?
今回はその俳優を紹介していきたいと思います。
ドーン役の俳優はアレクサンダー・ルドウィグ
映画「バッドボーイズフォーライフ」でAMMO隊員のドーン役を演じる俳優はアレクサンダー・ルドウィグ。
それでは彼のの詳しいプロフィールを見ていきましょう。
アレクサンダー・ルドウィグのプロフィール紹介!
生年月日:1992年5月7日
年齢:27歳(2020年2月現在)
身長: 188 cm
国籍:カナダ
出身地:カナダ バンクーバー
出身校:南カリフォルニア大学
活動期間:2000年より
インスタ:@alexanderludwig
Twitter: @alexanderludwig
主な出演作品:「光の6つのしるし」、「ウィッチマウンテン/地図から消された山」、「ハンガー・ゲーム」
生年月日・年齢・家族背景
アレクサンダー・ルドウィグはカナダ、バンクーバー出身の27歳。
生年月日は1992年5月7日です。
家族は両親に弟一人と妹二人の4人兄弟。
弟と妹のニコラスとナタリーは双子で、そう一人の妹はソフィアといいます。
父親ハロルドは大成功を収めているビジネスマンで、ライオンズ・ゲート エンターテイメントの役員と金融会社のマクレーン・キャピタル・コーポレーションの社長を務めています。
母親のシャルレーンは元女優で、地元バンクーバーを拠点に主にテレビドラマを中心に活動していました。
映画の出演もしており、「13日の金曜日パート8」のタマラ役で出演しています。
今ではアレクサンダーのマネージャーとして息子のサポートをしているとのことでした。
その他に飼い猫の「プス イン ブーツ(長靴をはいた猫の本名)」を飼っていることが分かっています。
また、別のインタビューでは彼自身は猫よりも犬好きであることを公表していました。
プライベートで楽しんでいるのは?恋人はいるの?
実はアレクサンダー、役者になる前はスキー競技者として大会に出場していました。
それもモーグルやエアリアルなどのフリースタイルスキーの選手だったのです。
このフリースタイルスキーはスピードや滑走タイムを計るというより、基本的にはターンやエアなどの技術を競う、観客に見せることを意識したスポーツになります。
さらにもう少し掘り下げると、フリースタイルスキーには、
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・凸凹のコブ斜面を滑り降りながら途中でエアを行いスピード、ターン技術、エア技術を競うモーグ
・エア技術のみを競うエアリアル
・音楽に合わせて滑走しながらジャンプやスピンを行い演技の技術や芸術性を競うアクロ(旧バレエ、バレエスキー)
・複数人が同時にキッカーやウエーブのあるコースを滑走して速さを競うスキークロス
・半円筒状の斜面を使用してエアの技術を競うハーフパイプ
などがあると分類することができます。
また、アレクサンダーはスカイダイビングの資格も有しており、スカイダイビングを楽しんでいる様子をインスタで公開しています。
カナダ生まれで自然とすぐ近くで育ってきたこともあり、アウトドアを好んで楽しんでいるともインタビューで答えていました。
アレクサンダーは恋人がいます。
彼と同じくバンクーバー出身でドラマ「バイキング 海の覇者たち」に共演している女優、クリスティー・ディンスモア(Kristy Dinsmore)です。
二人のツーショットがインスタに多数掲載されています。
また詳細は後述していますが、アレクサンダーが個人的な問題を抱えていた時期も彼女が献身的にサポートを行っていたことがわかっています。
アレクサンダー・ルドウィグのこれまでの経歴
俳優として最初に出演したのは彼が9歳の時のCMでした。
ハリ-ポッターのおもちゃのCMでデビューし、その後CMの仕事をこなしながら、映画への出演も果たします。
その後、2007年公開のディズニー映画「光の六つのしるし」で主役を、2009年の「ウィッチマウンテン/地図から消された山」では主役キャラの3人のうちの一人を演じました。
ちなみにほかの二人の主人公は、ドウェイン・ジョンソンとアナソフィア・ロブです。
そして2012年の「ハンガーゲーム」では、主人公と対立する敵役を好演。
その結果、各投票をティーンエージャーがオンラインによって行う、フォックス放送主催の、映画・テレビドラマ・音楽・スポーツなど各分野で最も活躍したセレブリティや作品を選ぶ賞で、2012年の「最も魅力のあった敵役」で大賞を受賞したのでした。
その後も順調に出演作品を増やしていき、北米から始まり、今では世界中で大人気の2014年からのシリーズヒストリードラマ「バイキング 海の覇者たち」に出演します。
これは北米、ヨーロッパだけでなく、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイなどの南米、そして中東アジアでも、彼がそれらの国々を訪問した時「バイキングに出演しているアレクサンダー・ルドウィグ」として認知されていたことにはとても驚いた、とインタビューで語っているほどの当たり役でした。
このドラマは日本ではアマゾンプライムで配信されています。
2019年に公開した彼個人の問題
アレクサンダー・ルドウィグといえば、2019年2月に長年の自身の問題をようやく克服したことを契機に世間に公開したアルコール依存症についてがとても大きなニュースになりました。
彼自身の告白によると、14歳のころにお酒を飲み始め、初めて口にした時からその魅力のとりことなって、パーティに参加しては、とんでもない量のお酒を飲んでいたそうです。
はじめのころは、14歳という年齢でお酒を飲んで仲間と騒ぐパーティーに参加していることの達成感、満足感に酔っていたそうで、そういうバカ騒ぎを仲間としていることが、イケている自分というステータスだったと思っていたそうです。
それが、どんどんとエスカレートしていき、酔っていないときの自分と周りの人たちの行動に違いに気が付くようになり、飲めば飲んだで、記憶をなくし、気が付いたときはどうしてそこにいるかもわからない、時には警察に保護されていたこともある、という回数が増えていったそうです。
その後、うつ状態や不安感に悩まされ、アルコール依存症だけでなく薬物の乱用も加わり、しごとにも差し支えるようになったとのこと。
その後、何とかしないといけないと感じた彼は、きちんとした治療を行い、長いリハビリテーションと向き合うことになるのでした。
その間、一番彼を苦しめたのは、酔って騒いでいる自分という姿が、本当の姿だと思い込んでいたせいで、酔わない自分という存在が、全く受け入れられなかったことだそうです。
自分が本当にどんな存在であるか、という彼のアイデンティティは酔って仲間とパーティー会場にいる、というものだったそうで、そのアイデンティティを手放すことは、自分自身の存在を消してしまうことだという恐怖と、ずっと戦っていたと語っています。
そしてアルコール絶ちの期間を終えてまた飲んで、という繰り返しをしてしまう時期もあったとか。
そのころの飲酒は全然楽しいものでなかったのに、やめられないという苦しさだったそうです。
そんな中、彼はなぜ飲んでしまうのか、を強く自分に問いかけ、自分とはいったいどういう存在なのか、まで深く考えるようになっていきました。
そして自分には自分を頼りにしている人、愛してくれている人の存在に気が付き、その人たちのためにも戦うことができるようになってから、状況がどんどん良くなっていったそうです。
全くお酒を必要としなくなった今でも、自分都は何者なのか、自分が必要としているものは何なのか、の問いかけは定期的にしていると、語っていました。
そして今では、お酒を飲まなくなったことで早起きし、ジムで体を鍛え、俳優業という、自分の最高の姿を常に見せられるようにする仕事を心から楽しんでいる、と同時に同じような問題を抱える人たちに、助けを求めることの大切さを呼び掛けています。
アレクサンダーが長い間向き合ってきた彼の問題を公表した動画がありますのでリンクを張っておきます。
英語ですが、興味のある方はご覧ください。
動画の最後に彼の恋人であるクリスティー・ディンスモアもちょこっと映っています。
映画「バッドボーイズフォーライフ」に関するインタビューの紹介
アレクサンダー・ルドウィグは今回の映画「バッドボーイズフォーライフ」に出演できたことについて、インタビューでこのように答えています。
「幼いころから映画を見てファンになったし、ウィル・スミスは憧れの俳優でした。そのシリーズに参加できたという現実は今でも信じられないくらいです。」
「さらに本シリーズを始め、多くの大ヒットを世に送り出したプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーの大ファンで、彼の作品に参加できたことはこれ以上にない喜びでした。」
「『バッドボーイズ フォーライフ』では引退も視野に入れてもおかしくないほどの年齢になった主人公と全く世代の違うAMMOメンバーとの絡みが楽しみの一つとなっている映画ですが、ドーンをはじめとしたケリーとレイフ、特にドーンとレイフの二人組が新しい『バッドボーイズ』なのか?と信じられないくらいよく聞かれます。」
「が、『バッドボーイズ』はどれだけ年を重ねてもマイクとマーカスという二人のコンビでないといけないと思っていますし、自分のキャラが引き継ぐなんていう大それた考えは全くありません。」
「今後シリーズが続くとしても『バッドボーイズ』とその仲間たちという立ち位置で続けていければ、というのが自分個人の希望です。」
「ドーンというキャラクターについて、自分の中で『心優しい超マッチョ』というポジションを目指しました。そんな彼が技術面で他の隊員のサポートをしているというもの、コミカルに見えると思うのです。」
「だからこそ、ドーンはとんでもない筋肉質の体、視聴者のすべての人が気が付くくらいのムキムキマッチョでないといけない、と考えました。」
「16歳の時『ウィッチマウンテン/地図から消された山』でドウェイン・ジョンソンと共演したことがあります。
「その後、彼と会ったり話したりすることはしばらくありませんでしたが、体を鍛えることについて聞くのであれば、彼こそ最適だと思い、メールを送りました。
そうしたらドウェインより映画に出演が決まったことの祝福と完璧なトレーニングメニューが送られてきたのです。」
「そのメニューを受け取ってからずっと、撮影が終わるまでトレーニングを完璧にこなしていきました。その結果がスクリーンで見られると思うので、楽しみにしてください。」
「バッドボーイズ」シリーズに出演できるというのは、これから活躍していこうとしている俳優にとって、夢のようなチャンスだと思います。
ドーンというサポート役を射止めたアレクサンダーが、何とか爪痕を残そうとして、不必要なくらいマッチョな肉体を持ったハイテク技師というジョークを考え付き、そのアイデアにドウェイン・ジョンソンが協力したというのは、とても面白い逸話だと思います。
同じく映画に出演したレイフ役のチャールズ・メントルもアレクサンダーと一緒のトレーニングを行って、素晴らしい肉体美を手に入れています。
その写真がこちら。
ちなみにこの映画の撮影用のトレーニングジムですが、制作側が用意したものとは別に、なんとウィル・スミスが個人的にスタッフのために作ったとのこと。
そこにはなんとプールまでついていたというのですから、びっくりです。
ウィル・スミスといえば、マーティン・ローレンスが年相応のふくよかな体形になっている半面、ウィルのほうは若い時とそれほど体形の変わっていないのも、この逸話からわかる気がするなぁ、と感じたのは僕だけでしょうか。
何はともあれ、「バッドボーイズ フォーライフ」の撮影に参加できたことはアレクサンダー・ルドウィグにとって、とても楽しくて、有意義なひと時だったようです。
まとめ
映画「バッドボーイズ フォーライフ」でドーン役を演じたのはアレクサンダー・ルドウィグ。
全世界的に人気大のシリーズドラマ「バイキング 海の覇者たち」でも主要なキャラクターを務め、今後の活躍に期待が高まります。
ただ、そんな、まさに今が旬でこれからどんどんと活躍していく未来しか見えない彼でしたが、若いころに陥ってしまったアルコール依存症と長い間戦っていたこと、そしてその事実を2019年に公表したことは、とても驚きでした。
ビジネスで成功している父親、女優の母親を両親に持ち、彼自身も子役として順調な滑り出しをした後、大人になっても俳優として当たり役を重ね、誰からも何もかも恵まれた環境にいるように見えていたのが、実は大きな問題を抱え、それに打ち勝つために長い間戦っていたことを明かしたことは、多くの人に勇気を与えたことだと思います。
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