世界中の女の子の憧れの的であるディズニープリンセス。
アメリカでは12人、日本では8人がディズニープリンセスとして公式に認定されています。
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そして2020年の4月末日に、ついに「アナと雪の女王」のエルサとアナがディズニープリンセスに加わる認定式が催されるとの公式発表がありました。
コロナで大変な時期ですが、その認定式はライブストリーミングで世界に向けて発信されるそうです。
ところで、そんな総勢14名となるディズニープリンセス。
多くの知られざる設定やトリビア、裏情報が存在します。
今回は10人のディズニープリンセスと彼女らのトリビアを紹介していくことにしましょう。
10人のディズニープリンセスに関するトリビア紹介
今回紹介する10人は、
- ・白雪姫
・シンデレラ
・オーロラ姫
・ベル
・ジャスミン
・ポカホンタス
・ムーラン
・メリダ
・ラプンツェル
・アナ
になります。
それでは一人ずつ、見ていくことにしましょう。
白雪姫は一番若いディズニープリンセス
記念すべきディズニー作品第一号であり、ディズニープリンセスの第一号でもある白雪姫。
継母に命を狙われたという理由はあるものの、7人の小人が住む家に入り込んで、一緒に暮らし始めるという、今の感覚でいえば、とんでもないことをしてしまったディズニープリンセスです。
しかも彼女、驚くことにディズニープリンセスの中で一番若い年齢で、なんと14歳。
物語の最後には助けてくれた王子様と結婚までしてしまうのです。
夢のない話ではありますが、14歳という年齢を聞いて、それはまずいと感じてしまいました。
シンデレラの足のサイズ
続いてのディズニープリンセスはシンデレラ。
原作ではシンデレラという名前は、本名ではなく、意地悪な継母と義理の姉たちによってつけられたあざけりのあだ名でした。
が、アニメーション版ではシンデレラという名前を本名として使っています。
実写版ではシンデレラという名前の下りは、きちんと映画の中で描かれていますが。
そんなシンデレラですが、彼女が落としていったガラスの靴を手掛かりに王子が居所を探すという有名な展開について、少し考えてみると不思議に思いませんか?
というのも、足のサイズで本人かどうかわかるほど、特殊な足をしていないと見分けがつかないということになるからです。
平均的な足のサイズであれば、何人もの女性がガラスの靴を履くことができることになってしまいますので。
実際にシンデレラの足のサイズは北米表示でいうところの4.5。
これは日本の足のサイズに直すと、大体21.5 ㎝になります。
平均の女性の足のサイズは7といわれており、日本のサイズ表記では24.0 ㎝。
つまりシンデレラは極端に足が小さく、そのおかげで本人特定が可能となったというわけでした。
オーロラの人気は高くない理由
ディズニープリンセス3代目のオーロラ姫。
彼女が出演する「眠れる森の美女」は残念ながらディズニースタジオにおいて、初めて赤字になった作品でもありました。
600万ドルの予算を使い、興行成績は530万ドルとマイナスになったのです。
その理由としてまだ在名だったウォルト・ディズニーが作品の制作よりもディズニーランド建設のほうに気を取られていたから、と言われています。
しかし内容を見てみるとその結果ももっとも、と納得してしまえるデータが存在したのでした。
というのも、映画の上映時間は76分間。
それに比べてオーロラ姫が画面上に映っている時間を全部合わせても18分しかありません。
その比率は何と25%未満。
そして多分偶然とは思いますが、オーロラのセリフの数も、18個しかなかったのです。
ベルの名前の元ネタ
ベルが主人公を演じる「美女と野獣」
実は原作があり、フランスの童話作家が1740年に出版したものがオリジナルです。
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が、その原作において、Belle(ベル)と名付けられているように思いがちですが、この「Belle」という言葉はフランス語の単語で、その意味は美しい女性、美しい娘という物でした。
つまり「ベル」は、いわゆる彼女につけられたあだ名ということになります。
それが映画化されることによって、彼女の名前が採用されたのでした。
ジャスミンになる前の名前
アラジンのヒロイン「ジャスミン」
実はこの「ジャスミン」という名前も、映画にする際に変更された名前でした。
もともとの名前は、アラビア世界に伝わる101夜物語に登場するアラジンが結婚する相手の名前が映画でも使われる予定でした
その名前は、
- バドルール・ブドゥール(Badroul Badour)姫
この発音がとてもむつかしいことから、ジャスミンに名前が変更になったのです。
ポカホンタスのトリビア
ポカホンタスはアメリカではディズニープリンセスに含まれていますが、日本での公式ディズニープリンセスはポカホンタスは含まていません。
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そんなポカホンタスは現在認定されている12人のディズニープリンセスの中で、唯一実在した人物をキャラクターにした女性でした。
また、ディズニープリンセスのなかで初めてのアメリカン・インディアンのプリンセスであり、映画の中で唯一衣装を変えないプリンセスでもあります。
さらに言えば、唯一ティアラで飾らないプリンセスともいえることができるでしょう。
加えてポカホンタスはディズニープリンセスの中で唯一、刺青をしているプリンセスでもあります。
ディズニープリンセスで一番数多くの敵を葬ったムーラン
ディズニープリンセスの中で唯一、王家とのかかわりのないプリンセス「ムーラン」
そのせいか、日本ではディズニープリンセスとして認定されていません。
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そんなムーランですが、特別なのはその設定だけではありません。
ディズニープリンセスには似つかわしくなく、葬り去った敵の数が、半端じゃない数なのです。
ディズニーのお話ではディズニーヴィランズが倒されてめでたしめでたし、というものが多く、実際にディズニープリンセスが手を下していないことがほとんどですが、悪者が葬り去られるケースが普通です。
が、ムーランの場合、ディズニーヴィランズは蛮族の王シャン・ユー。
そしてシャン・ユーは手下2000名を率いて攻め込んできていました。
その一群をムーランは雪崩を使ったとはいえ、一気に全滅にしてしまいます。
生き残ったのはシャン・ユー以下6名。
そんなシャン・ユーもムーランが直接手を下してはいませんが、花火の暴発によって葬り去られました。
結果的に1995名の命が亡くなったことになるわけです。
メリダのトリビア
ディズニープリンセスの中で、ディズニースタジオではなくピクサースタジオによって作り出されてプリンセス。
そのためか、他のプリンセスに比べるといろいろと異なる部分がいくつか挙げられます。
ディズニープリンセスの中では、明確に恋人がいませんでした。
モアナもいないといえますが、恋人候補としてマウイというキャラクターがいます。
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が、メリダに至っては、作品中で登場する男性で一番の存在感のあったキャラクターは父親のファーガス王。
その次に来るのは弟たち3人。
これらのキャラクターはメリダの家族ですので、恋人候補になりえませんね。
さらにはメリダの求婚者として3名の王子がいますが、全員そろってメリダに打ち負かされており、メリダの恋人候補にもなっていません。
また、弟3人が登場しますが、メリダは唯一、血のつながった兄弟姉妹をもつプリンセスでもあります。
そんなメリダですが、彼女の特徴といえば、真っ赤に縮れあがった赤毛ではないでしょうか。
そのメリダの赤毛を表現するために、コンピューターグラフィックを駆使して、なんと11万1700本もの髪の毛を作り上げたそうです。
リアリティを持たせるための作業も大変ですが、それを可能にする技術もすごいものがありますね。
ラプンツェルの髪の長さは一番長くて一番短い
髪の毛でいえばラプンツェルも特筆すべきものがあります。
ラプンツェルはもちろんながらディズニープリンセスの中で一番長い髪の毛を持っています。
その長さは、アニメーターがインタビューで答えたところによると70フィートあったそうです。
1フィートがやく30.48 ㎝になりますので、70フィートの長さはというと、約 21m 34 ㎝。
さらに髪の毛は大体1インチ(2.54 ㎝)につき50ugという重さになります。
これに対し70フィート(840インチ)の髪の毛の総重量は、というと、
- 4,200,000,000 μg = 4,200,000 mg = 4,200 g = 4.2 kg
つまり約4キロの重さとなるわけで、とんでもない重量となりました。
通常は、大半の髪の毛は床の上ですので、4.2 kgを常に支えていないといけないわけではありません。
が、それでも動き回るときに、今度は摩擦抵抗でさらに負荷がかかることを考えると、ラプンツェルの体、特に首周りの筋肉はとても発達していたことになるのではないでしょうか。
そんなラプンツェルですが、彼女はエンディングではディズニープリンセスの中一番短いショートヘアとなっていたことにお気づきですか?
アナを担当した声優の数
「アナと雪の女王」のプリンセス・アナ。
18歳のアナの声優担当はクリステン・ベルで、続編の「アナと雪の女王2」も継続してアナの声優を担当しました。
そんなアナの声優ですが、子供時代の声はもちろんクリステン・ベルが担当せず、子供の声を使っています。
5歳のアナの声を担当した声優はリビー・スタベンラッチとケイティー・ロペス、10代のアナの声を担当したのはアガサ・リー・モンでした。
二人の子役声優が5歳のアナを担当しましたが、リビーはセリフ、ケイティーは歌唱をそれぞれ担当しています。
さらにケイティーは、「アナと雪の女王の」オリジナル歌曲を作詞・作曲したロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペスの娘でした。
一方、10代のアナの声優を担当したアガサは、監督のジェニファー・リーの娘で、「ブロードウェイの子役ではなく、一般の子供の声にしたかったため」という理由からの採用だったそうです。
アナは4人の声優によって演じられたディズニープリンセスであり、一番多くの声優が使用されたプリンセスとなったのでした。
日本語吹き替え版では5歳のアナは稲葉菜月が歌もセリフも担当していて、10代のアナは諸星すみれが担当。メインの声優は神田沙也加ですので、3人の声優によって担当されています。
ちなみにアナ役のクリステン・ベルとエルサ役のイディナ・メンゼルは「塔の上のラプンツェル」のラプンツェル役のオーディションも受けたそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
なかなか面白いトリビアばかりであったと思います。
この他にもいろいろなトリビア、裏設定がディズニー作品には隠されていますので、探してみるのも面白いかもしれません。
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