ディズニーアニメ美女と野獣のトリビアや裏設定、オマージュシーンを一挙紹介!

ディズニーアニメ

ディズニーアニメ「美女と野獣

1991年に公開され、2017年には実写版としてリメイクされたディズニーの人気作です。

そんな美女と野獣」には、あまり知られていない秘密や裏設定などがいくつもあるのでした。

今回はそういった秘密を「美女と野獣」のトリビアとして詳しく紹介していきたいと思います。









ディズニーアニメ「美女と野獣」のトリビア

「美女と野獣」にはちょっとした遊び心からと思われる、「これは!」という小物アイテムが潜んでいます。

それらをひとつずつ紹介していきましょう。

ステンドグラスの横文字の意味

映画の冒頭で、王子と家来がなぜ、野獣と城の道具や備品になってしまったのかが語られる際に映し出される数枚のステンドグラス




一番初めに映し出されるステンドグラスの一番下にアルファベットの横文字が並びます。


この横文字、実は英語ではなくラテン語

昔のヨーロッパの共通言語ですね。


実際に書かれているのは、

    “VINEIT QUI BE VINTIT”



英語訳すれば、

    “He conqures who conquers himself.”



これがどういう意味かといいますと、

    彼は自分を征服した

となります。


つまり、自分自身を律することができる人間に成長した、という意味で、まさに野獣がベルによって王子に戻ったことを現す言葉なのでした。

風力発電?

ベルの父親モーリスは発明家。

ただし、映画を見る限り、成功しているようには見えません。

が、発明家だけあって、ベルの家には他の家にはないような装置が付いています。

その極めつけが屋根に取り付けられた大きな風車




家の内部を見る限り、電気が使われているようには見えませんので風力発電をしていたとは考えにくいのですが、風車の歴史は意外に古く、紀元前36世紀のエジプトで既に使用されていたらしい記述があります。

また、1世紀初頭には風車でオルガンを奏でる装置が設計された記録もありました。

粉を引くための風車は、わかっている最古のものとして10世紀ごろにペルシャで使われていました。

その後、十字軍などの影響でヨーロッパに伝わり、風車といえばオランダ、というほどの観光資源になっている干拓の排水用風車が15世紀には作られたのでした。

ですので1700年代中ごろのフランスが舞台となっている「美女と野獣」では、風車という技術が知れ渡っていたと考えて問題ないでしょう。


モーリスは風車だけでなく水車も活用しています。

さすがは、発明家、といったところでしょうか。

クリエイティブなベル

その当時の家庭でどれほどこのような家のデコレーションがされていたのかは不明ですが、ベルの家のリビングでは、天井からいくつものドライフラワーが下げられて、家の中を彩っています。




野生の草花を摘んでドライフラワーにすれば、無料で家の中のデコレーションができますので、ベルも発明家モーリスの娘らしく、賢い方法で家の中を明るくしているのが分かるのでした。

道しるべが示す地名

発明品をフェアに出展しようと森の中を進むモーリス。

分かれ道に差し掛かり、そこには道しるべとなる標識が立てられていました。

が、指し示す先の地名は色あせて判別しにくいこと極まりません。




この標識が指し示す先の地名は、解読すると以下の4か所となります。

    SAUGAS
    NEWHALL
    VALEMCIA
    ANAHEIM

すべて「美女と野獣」にかかわったスタッフの出身地だそうですが、その以外にもVALMCIA(ベロニカ)はディズニースタジオやピクサースタジオのアニメーターの多くが学んだカリフォルニア芸術大学がある地名でもあります。

また、ANAHEIM(アナハイム)は初代ディズニーランドが建設された場所でもあります。

野獣は何を食べていた?

入ってはいけない野獣に禁じられていた西の塔に、好奇心に逆らいきれずに入ってしまったベル。

そこで魔法のバラを見つけますが、野獣に見つかり、その激怒を恐れて城から抜け出してしまいます。


そんなベルが入り込んだ野獣の部屋で見つかる二つの骨

一つはかなり大型の哺乳類と思われる肋骨、そしてもう一つは、腕なのか足なのかはわかりませんが、大きな骨。




野獣の姿をしているからといって、本当に野獣になってしまったわけではなさそうですが、この骨の残骸を見る限り、野獣は、この部屋で想像したくない何らかのことをした、ということになってしまうのではないでしょうか?

恐ろしいですね。

あの名画が!

野獣の城の廊下に飾られているのは、オランダの画家ヨハネス・フェルメールの代表作「ターバンを巻いた少女




1660年~1670年ごろに描かれたとされていますので、野獣の城にあったとしても、年代的には間違いはありません。

この「ターバンを巻いた少女」は今でこそ100億、150億の価値があるとされていますが、最後の所有者がオークションで購入した時の価格は現代の価値に直しておよそ1万円程度であったそうです。

その後、博物館に寄贈され、今ではオランダのデン・ハーグのマウリッツハイス美術館が所蔵しているのでした。

本物の煙

ガストンによって殺された野獣。

その亡骸にベルがすがって涙を流し、愛を告白します。

すると、降り注ぐ雨に交じって魔法の光が降り始め、野獣の周りにけむりがたちこめるのでした。




野獣が人間として復活する、この感動的なシーン。

実はこの煙、アニメーターによる手書きではなく、本物の煙を使っていたのです。

この手法は1985年公開のディズニーアニメ「コルドロン」で使われたものでした。

ディズニーアニメ「美女と野獣」の裏設定

美女と野獣」の中には、制作にあたりいくつかの裏設定が存在します。

つづいては、こちらの裏設定を紹介していきましょう。

オズの魔法使いから

ベルは村の中で唯一青い服を着ています。

そのためか、村で多くの人の中にいてもとても目立てしまいますね。

この青色には「純粋」という意味が込められているのでした。

関連記事:ベルや野獣の服の色にメッセージ・意味があるのかを考察ベルや野獣の服の色にメッセージ・意味があるのかを考察


このベルのイメージですが、実はモデルがいたのです。

それは古典ミュージカルの名作「オズの魔法使い」のドロシー




そして「オズの魔法使い」からのインスピレーションはベルだけではありません。

このシーンの野獣も「オズの魔法使い」の登場人物をモデルにしているのでした。




「オズの魔法使い」はディズニー映画「シュガーラッシュ」でもパロディに使われているシーンがあります。


「オズの魔法使い」についてのトリビアをこちらの記事にまとめていますので、ご興味がありましたら、ご一読ください。

関連記事:映画「ジュディ虹の彼方に」のジュディガーランドが主演したオズの魔法使いのトリビアと裏話まとめ!

ガーゴイルのデザイン

野獣の城の中にたくさん存在する、おどろおどろしいモンスターの石像。

ガーゴイルと呼ばれるこの石像は、古い教会などにも設置された、日本でいうところの鬼瓦に似たものでした。

野獣の城に置かれているガーゴイルは、かなりデザインが異なるものが多く存在します。




実はこれらのガーゴイルは、野獣の制作の際に出されたアイデアを再利用したもの

野獣のデザインが本決まりになった後、たくさん出されたモンスターの姿を有効利用できないか、と考えられた末に、このような形で映画に登場したのでした。

主題歌「美女と野獣」の舞台裏

映画「美女と野獣」といえば、主題歌でアカデミー歌曲賞を受賞した「美女と野獣」が思い起こされるでしょう。
実はアカデミー歌曲賞だけではなく、ゴールデングローブ賞 主題歌賞も受賞しています。

劇中ではイギリス人女優、「ジェシカおばさんの事件簿」のジェシカおばさん役で有名なアンジェラ・ランズベリーが歌唱しています。

シングルとしてはカナダ人歌手セリーヌ・ディオンとアメリカ人歌手ピーボ・ブライソンのデュエット曲として発売されました。


ところで劇中でアンジェラ・ランズベリーが歌唱していることですが、歌手ではないアンジェラは監督から歌唱の依頼があった際に、プロではないことを理由に断ったそうです。

それでも監督がしつこくお願いしたため、一度だけ、という条件で収録をしたとか。

そして映画で使われているのは、この一度だけしか収録していないバージョンだそうです。 

ガストンの最後

美女と野獣」でのディズニーヴィランズ「ガストン

「ディズニープリンセス」の作品の中で初めて男性としてディズニーヴィランズとなった記念すべきキャラクターでした。

そんなガストンですが、実は制作当初、ガストンはディズニーヴィランズとして作り出されたキャラクターではありませんでした

詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ご興味ありましたら、ご一読ください。

関連記事:美女と野獣のガストンはなぜ性格が悪いクズなのか?裏設定を交えて解説!


そんなガストンですが、最後のシーン、確実に死んでしまったことを現すために、制作陣はメッセージを潜ませていました。

それがこちらです。




このように目にどくろを入れることで、ガストンが死んでしまったことを伝えているのでした。

ディズニーアニメ「美女と野獣」のオマージュシーン

「美女と野獣」のエンディングは王子に戻った野獣と黄色のドレスに着飾ったベルが城の舞踏会場で「美女と野獣」のテーマソングに合わせて踊って終わります。

このアダム王子とベルの踊りで終わるシーン、実は「眠れる森の美女」のエンディングとそっくりな構図なのでした。

「美女と野獣」では二人が右回りにワルツを踊るのに対し、「眠れる森の美女」のほうは左回りで踊ります。


このシーンは映画製作の最後に仕上げられたもので、「美女と野獣」の制作は、時間的余裕がとても足りないものだったそう。

監督のゲーリー・トゥルースデイルは締め切りの数日前にようやく完成させた、とインタビューで語っていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「美女と野獣」にはいくつものトリビアや裏設定が潜んでいましたね。

その他にも隠れミッキーや隠れキャラ、他の有名映画のオマージュなどもたくさん含まれています

そちらに関しては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ご興味がありましたら、ご一読ください。

関連記事:「美女と野獣」の隠れミッキーや隠れキャラのすべてを一挙紹介!

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