アニメ「ダンジョン飯」の主人公「ライオス・トーデン」
主人公ながらかなりやばい描写が多く、サイコパスなのでは、という噂が後を絶たないキャラクターです。
ですがこのライオス、主人公をしているだけあって、実はその能力はかなり高く、冒険者としてかなり強いといえるのではないでしょうか。
今回はそんなライオスがなぜ強いのかと思わせる点のまとめと、その強さはどこからやってくるのかの秘密についての考察をしていきたいと思います。
アニメ「ダンジョン飯」の主人公ライオスの強さのまとめ
その特異な行動からおかしな人としか映らないかもしれませんが、アニメ「ダンジョン飯」の主人公は、はっきり言ってかなりの実力を持っています。
その根拠となるライオスの強さのまとめを見ていくことにしましょう。
超マイペース
ライオスは「超」がつくほどのマイペースです。
自分の秘めたる欲望に対して、それを実現するための行動力は、もはや人間離れしているほど。
他人の安全を考えるよりも、如何に他人も自分の欲望に付き合うことに納得させるか、に知恵と努力を惜しみません。
ここまで来ると「マイペース」を通り越して「サイコパス」です。
恐ろしいのはライオスがどれほど勝算があってなのか分からない上、本当にそのような流れで自分の主張が受け入れられると読んでいたかどうかも首をかしげたくなるような状況においてでも、彼の主張が最終的にパーティーの意思として通っていることがあることです。
このことを冷静に考えてみると、誰に何と言われようと意思を曲げない強固な精神力と、他人を最終的に巻き込んでしまう影響力を駆使していると見えなくもありません。
その二つの能力を自在に操れるからこその、「超」が付くほどのマイペースを保っていられるわけなのです。
魔物の知識はダンチ
子供のころから魔物のことが大好きで仕方のなかったライオス。
それこそ「好きこそものの上手なれ」を地で行く成長を遂げ、ダンジョン内で出会う魔物で知らないものはないほどの魔物通となっています。
そしてその「好き」が遂には高じしすぎてしまい、遂には「味わいたい、食したい」にまですすんでしまったのでした…。
その昔どこかで「恋愛の最高の形は相手を食すことである」という哲学者の一文を読んだことがあったような記憶が、ふと思い出されましたが…。
何はともあれ、物事の攻略に対して、やはり孫子の中にも出てくるこの一文、
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「敵を知り、己を知らば百選危うからず」
はどんなものにでも当てはまると思います。
ライオスのケースでいえば、襲ってくる魔物のことをすべて知り尽くしているため、どのような対処をすれば、相手をしとめることができるのか、手に取るようにわかるということ。
最も彼にとっては食すためにどうやって絞めれば、一番おいしくいただけそうか、まで考え抜いていることでしょうけど。
ただ、結果的には魔物を確実に仕留める方法を知っているということになり、それを実行すればいいだけのシチュエーションを作り上げられるわけですから、
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「強い」
以外に表現できないでしょうね。
冒険者としての実力も高い
ライオスの性格は、かなり特異な部分があるため好き嫌いが分かれると思われます。
ただし、彼をリーダーとしたパーティーは、以外にもダンジョンの最下層部まで何の苦労を体験することもなかったように、到達しています。
これは冒険に出始めてすぐの素人冒険者で組まれたパーティーではできる芸当ではありません。
メンバーそれぞれがそれなりの実力を備え、その実力をパーティーとして「1+1=2」以上の力を発揮させるチームワークが無ければまず無理です。
そしてこの「1+1=3以上」というチームワークを作りだすためにはリーダーの力量が優れてないとできません。
ライオスのパーティーがそれを可能にしているということは、彼はリーダーとしても能力が優れていることを証明しています。
そしてパーティーが時間をかけることなく最下層部まで到達できるということは、パーティーメンバーが全員優秀であり、メンバーの一人であるライオスの能力も高い、と考えざるを得ないでしょう。
このように、ライオスは冒険者としての能力は高く、またリーダーとしての能力も平均以上と言えると思えます。
ライオスの強さの秘密を考察
これらのようにライオスは冒険者として実はとんでもない実力を持つ強いキャラクターであることがわかりました。
では、これらのライオスの強さはどこからやってくるのでしょうか?
ライオスの強さの秘密を考察してみましょう。
ブレずに目的に対していつも全力
ライオスが強い理由はやはりあの、「全くブレることのないマイペースさ」だと思います。
言い換えれば自分のやりたいことに対する目的や目標が決してブレることなく、それに到達するまでいつも全力で他人の目や思いを気にしない、ということでしょう。
その結果、目的や目標に対して何が足りないかを冷静に分析し、その克服のために知恵や努力を惜しまなくなります。
つまり、自身を含めて状況を客観的に把握する能力も持ち合わせる事となり、それは他人の命を預かるリーダーとしてもとても必要な能力なのでした。
人の好さ
一方で、目的に対してしか考えないという性格は、他人を利用してでも、というかなり危ない性格になってしまう恐れもあります。
「自己中心的でわがまま」、「打算的で人を駒としか見ない」、といったような嫌な性格のことです。
その点、ライオスは他人を貶めてでも目的を達成する、というような方法はとりません。
どちらかといえば、他人も自分の望むものを望むという風に言いくるめるというか、勘違いさせる、というような方法を取っています。
それはそれで迷惑なのですが、ある意味、純粋である点、憎めない奴、という評価に落ち着いてしまいます。
ライオスは敵を作りにくい、とまでは言いませんが、他人に恨みを持たれる性格ではない、といえるでしょう。
そのため、「超マイペース」でもその性格が強さとして生かすことができ、さらに弱点になりにくいという負の面をカバーしていると言えるのではないでしょうか。
まとめ
アニメ「ダンジョン飯」の主人公ライオスが冒険者として強いことをまとめ、そしてその理由を考察してみました。
ライオスが冒険者として強い理由は、
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・他人から影響されないほど超マイペース
・類まれなほどの魔物知識
・冒険者として経験豊富
という点にあると思われます。
そしてこれらのことがなぜ強さの秘密にに結び付いているかというと、
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「決してブレずに目的に対していつも全力」
という行動パターンを生み出していながら、
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「仲間に対する思いやりを忘れない」
という元来の人のいい性格が幸いして、命を狙われるほど恨みを持たれない、という結果に落ち着いているからだと思われるのでした。
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