中国が有名サッカー選手を爆買いし続けたら給料は支払われる?政府規制の理由

      2017/01/14

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中国人の爆買いは一時に比べて下火になった感はありますが、世界の有名サッカー選手を多額の
お金を払って移籍させる、サッカー選手の爆買いはとどまるところを知りません。

ブラジル代表MFオスカル、元アルゼンチン代表FWカルロス・テベス、ベルギー代表MFアクセル・
ヴィツェルがすでに今冬から中国スーパーリーグでプレーすることが発表されています。
また、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドも中国チームから巨額のオファーがあった
ことを代理人が明かしました。

ところが中国のスポーツを統括する国家体育総局より大規模投資に対して制限を設ける計画が
あるとイギリスメディアBBCが伝えました。


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実際の中国サッカーチームの経営状態はどうなの?

これまで中国サッカーチームが大補強を行ってきたのは広州恒大タオバオクラブが、2010年に
豊富な資金を背景に次々と大物助っ人を補強して、第2部で優勝。翌年2011年もその補強路線を
突き進み、昇格即優勝という結果を出しました。その後2015年まで5連覇をし、2015年にはACLで
優勝してアジア王者にもなっています。

その成功をみて、他のチームも同じような路線へと追従し、これが中国によるサッカー選手の
爆買いになっていきます。
ですが、そんなにお金を湯水のように使って有名選手を連れてきて、経営は成り立つのでしょうか?

広州恒大タオバオが2015年に上場したため、翌2016年の4月に有価証券報告書を発表したのです
が、その内容はとんでもないものでした。

2015年の営業収益は約62万円、営業費用は219億円というのです。つまり156億円の赤字。
更に驚くには現在の成績を維持するために1年で164億円前後の支出をし続けないといけないと
いわれています。

更に年俸高騰の煽りを受け、中国の代表選手の年俸額は約1億2100万円を下回っていた選手は
一人もいません。
Jリーグでの2015年の最高年俸は約1億6760万円、2位が約1億4000万円、3位が約1億2100万円と
なっており、中国の代表選手は彼らより安い日本の代表選手に負けていることになります。

また、スポンサー契約も中国チームは1社のみで、スポンサーが撤退してしまうととたんに
チーム運営が立ち行かなくなる不安が有ります。

中国政府より大規模補強に制限。その理由は?

ここに来て中国政府より制限が入る可能性が出てきていますが、その理由はまさにこの経営
状態を改善することを目的としていると発表しています。

中国にスポーツ文化を根付かせるという言葉の元、国家のバックアップもあって、補強を
続けて来ましたが、あまりの赤字の多さに、このまま続けて、不況にでもなれば今の
サッカークラブで生き残っていけるチームがなくなるためです。

ただし、これは表向きの理由で、その裏には中国のお金を海外に持ち出したくない、という
考えも見え隠れします。

今僕が働いている会社は中国と取引をしていますが、その関係で中国でも製品を販売して
います。しかし中国で販売してできた利益を日本に持ち出したくても、規制がかかっていて
できません。
できることは中国で上げた利益で、資材など中国で何かを購入して物で日本に持ち出すしか
ありません。

それほど自国のお金が海外に出ることに敏感な中国政府が、とんでもない高額な年俸という
かたちで国外に出ていくことを、みすみす座して見ているだけということはありえません。

おそらくはこれが一番の理由だと思われます。

金の切れ目が縁の切れ目、そうは遠くない未来かも

日本でJリーグが発足した当初、各クラブでかなりのネームバリューを持つ選手がプレーして
いました。その頃はバブル真っ盛りで、どのクラブも資金力が有り、有名な選手を引っ張って
くることができたからです。

ですが、今ではそういった世界で名のしれたトップ選手はJリーグには来ていません。
どうしても呼べるだけのお金が用意できないのが、その理由です。

今中国は驚異の成長を遂げて世界第2位の経済大国になりました。その恩恵で世界からトップ
選手を買い漁ることができますが、今の経済状態を維持できなくなったとき、それらの
選手はもちろん、クラブまでも消滅してしまうおそれがあるように思えます。


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