映画ITそれが見えたら終わりのネタバレトリビア紹介!原作や1990年バージョンとの比較も

映画

映画「IT それが見えたら、終わり」が遂に日本で公開されます。
有名な小説家スティーブン・キングのいちばん有名な小説の一つですが、1990年にアメリカで
テレビ2夜放送という形で映像化されています。

日本でもDVDが販売されていますので、興味がある方はご覧いただければと思います。

それでは映画のトリビアや、原作、1990年バージョンとの違いを紹介していきます。

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ペニーワイズに関するトリビア

ビルはペニーワイズ役のオファーを受けた4人目の俳優でした。
最初にティム・カリーにオファーがいきましたが、彼は断り、そして次にベン・メンデル
ソーンにオファーがいきました。しかし報酬面で折り合いがつかず、3人目としてウィル・
ポールターへオファーがいき、彼も引き受けるのですが、撮影が一年間延期された関係で
スケジュールが合わなくなり、辞退。
そしてビルに役が回ってくるのでした。

ペニーワイズ役の候補としてウィル・ポールターが辞退した後、最終的にビルの他に、
ヒューゴ・ウィーヴィングが残りました。二人の内、ビルがペニーワイズ役を射止めます
が、その理由は、ビルのほうが恐ろしさとともに子供っぽさ、面白さを表現できたからだ
そうです。
対してヒューゴのほうは、ペニーワイズが楽しんでやっているということをうまく表現
できていなかったようです。

役が決まった後、ビルは実際に曲芸士について道化師になるトレーニングを受けました。

ペニーワイズを演じたビルですが、演じるにあたってどうやったら「ペニーワイズ・地獄の
道化師」で彼独自の色を出せるかを研究したそうです。
そして、こちらもスティーブン・キングの小説を原作にしている、1980年の映画
「シャイニング」からインスピレーションを最も受けたと語っていました。

映画内でペニーワイズの登場シーンはかなりを占めますが、実際にペニーワイズのシーンを
撮影したのは映画のすべてのシーンの半分以上が撮影を終えてからでした。
また撮影に入る前に監督とプロデューサーとで念入りにペニーワイズとしての役作りに
時間を費やしたそうです。
1990年バージョンでティム・カリーが怪演したペニーワイズのこともあり、ビルは
完璧に演じないといけないという、とてつもないプレッシャーを感じたと語っています。

監督が撮影を遅くしたのは子役に初めてみたときの恐怖を撮影までとっておきたいという
理由でしたが、それ以外にもビルのペニーワイズがどのような容姿をしているかをできる
だけ隠しておきたかったからでした。

映画撮影の初期はビルに会えるのはコスチューム担当とメイクアップ担当の3名だけだった
そうです。
この作戦は映画の成功を助ける事になりますが、ビルは映画の撮影の時にいつも一番
楽しみにしているスタッフや共演者との結びつきが、この作戦のために築けなかったこと
に寂しさを感じていたようでした。
特に他のみんなが、楽しく撮影をしており、最高の撮影現場だという声を聞くにつれて
その寂しさは大きくなったそうです。

ビルは撮影期間中、ペニーワイズの役に入りすぎていたため、撮影が終わってもしばらく
悪夢に悩まされていたそうです。

監督はビルがペニーワイズの役に入り込んでいるとき、何度か彼の母国語である
スウェーデン語を口にしていたことを明かしていました。

どんなに役に没頭していたかのエピソードの一つとして、映画の冒頭のジョージーと
ペニーワイズのシーンで、ペニーワイズは一度たりともまばたきをしていないのです。

また映画内ではたくさんのCGが使われていますが、ビルはそれぞれの目を別々の方向に
黒目を向かせることができ、ペニーワイズの気味悪さを出す演技に取り入れたのでした。

そんな精神的にもギリギリで演じたビルが、次回作には出演しないのではという噂が
流れたことがありました。ビルの追い込み方を知るとそういう噂もまんざら嘘ではないと
思われていたようですが、公開1週間前にビルから正式にもし次回作があるのであれば、
ぜひ参加したい、という声明が発表され、実際にはもうすでに監督のアンディーと次回作
についてのアイデアを話し合っていることが分かっています。

ペニーワイズのコスチュームは、1990年バージョンの比べると、より小説で描写されて
いるもの、白銀の服にオレンジのポンポンが胸に3つあって、オレンジの髪の毛を
しているというように、忠実に再現されています。

負け犬クラブメンバーについてのトリビア

多くのセリフは子役たちによってより良いものに改良されていったそうで、特にリッチーと
エディーの悪ふざけのやり取りはアドリブの即興でできたものでした。

セリフだけでなく、シーンも子役たちによって付け加えられたりしましたが、たとえば、
エディーが病気の変質者に投げられるシーンがあります。これもリッチー役のフィンの
アイデアで撮影されることになったシーンでした。

そんなフィンですが、演じた役のリッチー同様、道化師恐怖症だと話しています。

子役たちはインタビューで、彼らの役の大人バージョンをどの俳優に演じてもらいたいかと
いう質問に答えています。
リッチー役のフィン・ヴォルフハルトはビル・ヘイダーに、ベバリー役のソフィア・リリスは
ジェシカ・チャステインに、マイク役のチョーズン・ジェイコブはチャドウィック・ボーズマンに、
エディ役のジャック・デュラン・グラザーはジェイク・ジレンホールに、スタン役の
ワイヤット・オレフはジョゼフ・ゴードン=レヴィットに、ベン役のジェレミー・レイ・
タイラーはクリス・プラットに、そしてビル役のジェイデン・リーバハーはクリスチャン・
ベールと答えました。

プロデューサーの一人で監督の姉妹、バーバラ・マスキエッティはソフィア・リリスが
名前を上げたジェシカ・チャステインがベバリーの大人役として出演することを考えて
いると明かしています。

監督のアンディはビルと子役たちを、ペニーワイズとの共演シーンを撮影するまで会わせ
ないようにして、本当の恐怖を感じている表情を絵に収めたいとしていました。
そして当日、子役たちはスタッフからビルがペニーワイズというキャラクターになりきって
いる最中は、とても恐ろしく感じるであろうことを警告したのです。
子役たちは、その言葉を全く信じようとはせず、ただ単にコスチュームを来てメイクを
しているだけだ、とか、僕らもプロだから、とか言って大丈夫だと軽く見ていたそうです。
が、撮影が始まり、ペニーワイズが登場したとき、子供達は演技ではなく、本当に恐怖で
縮み上がったのでした。

しかしソフィア・リリスはホラー映画を怖いと思ったことはないとのことで、実際に
ビルのペニーワイズを最初に見たとき、大笑いしたそうです。

ソフィア・リリスはオーディションで監督がとても気に入った子役でしたが、女の子らしく
ないという理由で、不採用になりかけました。
再オーディションのためにカナダのトロントに呼ばれ、その際にロングヘアーに見せる
ようにエクステンションをツケてドレスを着て受けたそうです。
その結果、エクステンションを付け続けることが映画出演の条件として採用されましたが、
撮影が始まると、監督はベバリーの最初の浴室のシーンで髪の毛を切らしてしまうのでした。

ベンが図書館にいたとき、窓の外を見ると4人の負け犬クラブが自転車に乗って何処かに
向かっていましたが、その時ビルが原作の小説内で出てくるセリフ、「ハイヨー、シルバー!」
と叫んでいるのを聞くことができ、このセリフは1990年バージョンではかなり重要な
セリフとして使われています。

映画の登場人物の中でジョージー役のジャクソン・ロバート・スコットが一番年齢が
幼いのですが、ペニーワイズとのシーンは、撮影前に恐れていたほど怖くなくて、撮影は
とても楽しかったと答えています。

プロジェクトの初期の時点で、ベバリー役としてクロエ・グレース・モレッツの名前が
挙がっていました。
しかし予定が遅れてしまい、撮影のめどが経ったとき、彼女はもう19歳になってしまうため、
役演じるには年を取りすぎているだろうとの判断でボツになりました。

原作や1990年バージョンで、いつも喋りまくっているリッチーを黙らせるためにベンが
考えついたセリフ「ビービー、リッチー」は映画内で、他のメンバーから使われること
なく、ただ単に「黙れ」というセリフに変わっていました。
唯一「ビービー、リッチー」を使ったのはリッチーをからかう目的のペニーワイズだけ
です。




原作との違い、売上など

公開初日とその週末の映画の売上は約$128億8千万円という大ヒットで、ホラー映画の中で
堂々の1位の記録となっています。

公開開始からたった8日で9月に公開した映画の中で歴代1位の売上を記録しました。
また最も売上を記録したホラー映画にもなっています。

公開初日アメリカで4103の映画館で上映が開始されました。これはR指定の映画の中で
最もたくさんの映画館で上映が開始された事になります。それまでは2017年公開の
「ローガン」の4071映画館が最高でした。

原作では、ペニーワイズの本名が明かされており、それは「ボブ・グレイ」でした。
また、エディーの腕を折ったのはペニーワイズではなく、ヘンリー・バウワーズです。
ペニーワイズが姿を変える際はいつも、大きな風船が割れるような音がしました。

原作ではジョージーの遺体が見つかりますが、映画では見つからないように変更となって
いて、それために映画内ではビルがジョージーがまだ生きているのでは、と思うのでした。

いじめっ子のパトリックが映画内で下水管の中でペニーワイズに襲われて亡くなりますが、
原作では空飛ぶ巨大ヒルに襲われて命を落とします。

マイクに向かって投げつけられる全ての黒人差別の中傷言葉は、全て映画の中から削除
されました。

原作は、もっと暗く、不快になるようなシーンが含まれていましたが、それらは全て
アンディー監督によって省かれたり、もっと軽い形になったりして映画に残りました。

その他

27がストーリーの中でも重要な数字でしたが、偶然にもストーリー以外で27という数字は
映画に関する事柄と関係のありました。
原作の小説ではペニーワイズは27年毎に復活して犠牲者を手にかけていますが、1990年の
テレビ映画公開から27年目に映画が公開されました。
また1990年バージョンでビル役を演じたジョナサン・ブランディスは27歳の若さで
亡くなっており、映画が北米で公開された一ヶ月後、ペニーワイズ役のビルが27歳の誕生日
を迎えています。
北米での公開日は2017年9月8日ですが、このすべての数字を加えると27となります。

映画が公開される6ヶ月前、原作者のスティーブン・キングが試写会に訪れました。
映画を見終わっての感想は、期待以上のものとなっていてとても満足しており、スタッフ
一同に素晴らしい出来栄えだ、と語ったそうです。

撮影は2016年6月27日に開始され、同年9月20日に終わっていますが、偶然にもそれは原作
者であるスティーブン・キングの69歳の誕生日の前日でした。

リッチーは、たくさんの道化師の人形がいる部屋に閉じ込められましたが、画面の左側に
1990年バージョンのティム・カリーが演じたペニーワイズ風の道化師人形がありました。

肉屋の外側の壁に1929年に起きたとされるブラッドリー・ギャングとの決闘を記念した絵が
描かれています。
この話は原作の小説の中にも登場し、映画内ではベンがデリーの歴史を調べた結果として
紹介されています。
原作の中では更に詳しく描かれており、デリーの町の人々が、銀行強盗としたギャング達が
銃弾の調達にデリーの町に来たところを待ち伏せして虐殺した、となっています。

ITのファンの間では1990年バージョンの子役たちがこの後、撮影、公開されるであろう
第2章の映画に大人役として出演したらどうだろうというアイデアが語られていました。
しかしビル役を演じたジョナサン・ブランデスは既に亡くなっているので、ビル役として
誰か代役をたてないといけません。
ちなみにマイクとヘンリーを演じたマーロン・テイラーとジャレッド・ブランカードは
もしその話が実現するのであれば、ぜひやってみたい、と返答しています。

マーロンとジャレッドに加え、1990年バージョンでベン役を演じたブレンドン・クレーンは
今回の映画で彼らが演じた役を演じることになった子役達を訪ね、激励したそうです。

ヘンリー役のニコラス・ハミルトン、ビクター役のローガン・トンプソン、ベルチ役の
ジェイク・シム、そしてパトリック役のオーウェン・ティーグのいじめっ子4人組は
映画内で見事にいじめっ子を演じていますが、カメラが回っていないところでは、他の
子役ととても楽しく過ごしており、全員が固い絆を結ぶことができたと話しています。

映画が公開された頃、ペンシルベニアの小さな町、リティッツで幾つもの下水の蓋に赤い
風船が結び付けられるといういたずらがあったそうです。これは小説ITのカバーイラストの
一つを真似したものですが、リティッツの住民はもちろん、町の警察までも恐怖に落とし
入れたいたずらとなりました。

この映画の予告は公開後、24時間で1億9700万回再生されました。
これはこれまでの記録、「ワイルド・スピード ICE BREAK」の1億3900万回でした。

映画の中でビルの部屋や映画館の背景として多くの映画ポスターが登場しますが、1984年
の「グレムリン」や1988年の「ビートルジュース」、1987年の「リーサル・ウェポン」、
1989年の「バットマン」や「エルム街の悪夢」などです。
これらはワーナー・ブラザーズかニュー・ライン・シネマのどちらかが所有する映画で、
もちろんこの映画「IT」もこの2社がプロダクション会社と配給会社として関わっています。

この映画は実際の撮影が開始されるまでに7年もの構成期間がありました。

小説は大人になった負け犬クラブのメンバーが再度ペニーワイズと対決する部分も含んで
いますが、映画は彼らが子供のときの冒険のみを取り扱っています。
つまり、大人になってからの話が続きとして存在するのですが、2019年9月6日に公開予定で
プロジェクトが進んでいると発表がありました。

映画の撮影はカナダのオンタリオ州、ポートホープという町です。

映画は想像以上の大ヒットを記録しました。そのため、ワーナー・ブラザーズは公開映画館の
数をハロウィーンに合わせてさらに増やすと発表しています。

オープニングは1988年の10月でしたが、2001年に公開された映画「ドニー・ダーコ」も
1988年10月が舞台となっていました。
その「ドニー・ダーコ」の初めの方でドニーの母親が「IT」を読んでいるシーンがあります。

映画内で7月4日のフェスティバルで、負け犬クラブのメンバーが話しをしている後方で
ステージの上でパフォーマンスをしている道化師がいますが、その道化師の格好はペニー
ワイズのモデルと言われたシリアルキラー、ジョン・ウェイン・ゲイシーが扮する格好に
とても似ています。

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