映画パイレーツオブカリビアン最後の海賊のネタバレ感想とあらすじ!続編の伏線は?

映画

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」はシリーズ5作目。

今までのメインキャラの次世代が登場し、歴史を感じる作品です。
そんな中で唯一年齢を感じさせないジャック・スパロウが活躍しますが、見終わってよく考えると、逃げ回ってばかりなんですよね。

今までには変わったヒーローだと思いますが、そこが人気のある秘密なんでしょうか?




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キャストの紹介

ジャック・スパロウ: ジョニー・デップ
伝説の海賊。
アーモンド・サラザール: ハビエル・バルデム
かつてジャック・スパロウに倒された怨念を晴らすため、執拗に追い回す。
ヘンリー・ターナー: ブレントン・スウェイツ
呪いを受けた父、ビル・ターナーを救うため、ポセイドンの三又槍を探す。
カリーナ・スミス: カヤ・スコデラーリオ
ジャック、ヘンリーと一緒にポセイドンの三又槍を探す天文学者。
ヘクター・バルボッサジェフリー・ラッシュ
一作目からのジャックのライバル。
ジョシャミー・ギブス: ケビン・R・マクラリー
ジャックの右腕。

ネタバレあらすじ

第3作目「ワールドエンド」より2年後、12歳になったヘンリー・ターナーはフライング・ダッチマンに呪いによって囚われた父ウィル・ターナーに会いに、海へ漕ぎ出します。

フライング・ダッチマンに乗船してウィルに再会したヘンリーは呪いを解くためにポセイドンの三又槍を手に入れる必要があり、その助けをジャック・スパロウに頼むつもりだと告げます。

ビルはポセイドンの三又槍は伝説で、二度とフライング・ダッチマンに来るなと、形見を渡してヘンリーを帰すのでした。

それから9年後、ヘンリーはイギリス海軍の軍艦に乗船していました。
軍艦は海賊船を追って悪魔の三角岩の洞窟へ近づきます。

ヘンリーは洞窟内に入ることを止めるように船長へ進言しますが、聞き入れられず、反対に牢屋に入れられてしまいます。
洞窟内に入ったイギリス軍艦は、突然幽霊船とその乗組員に襲われて全滅します。
ヘンリーをのぞいて。

幽霊船の船長はサラザールという元スペイン海軍軍人で、ヘンリーがジャック・スパロウを探していることを知ると、ジャックへ「次はお前が死ぬ番だ」という伝言を授けるのでした。

セントマーチン島で、カリーナ・スミスという女性が魔女の疑いをかけられ死刑を宣告されていました。天文学と時計学を知っていることが、魔女と言われた理由でしたが、死刑執行寸前に牢屋から逃げ出すことに成功します。

同じ頃、ジャック・スパロウは島の銀行の金庫を乗組員と盗み出そうとしていました。
金庫を盗み出すことに成功しますが、軍隊に追われ、その最中に金庫の中身は全てこぼれ落ちてしまい、無事アジトに戻ったときには、金貨一枚しか残っていませんでした。

カリーナはジャックと仲間たちの逃亡に巻き込まれ、結局捕まってしまうのでした。

乗組員はジャックに愛想を尽かして去っていきます。
ジャックは町の酒屋でやけ酒を飲もうとしますが、お金がなく、コンパスと酒瓶を交換したのでした。

しかしコンパスを手放したことで、サラザールとその船が悪魔の三角岩から解き放たれてしまいます。

酒に酔ったジャックは、その後イギリス軍に捕まり、カリーナとともに処刑されることになります。そこにヘンリーとジャックの手下たちが救出に現れ、無事二人と助け出すことに成功しました。
そしてジャックの船、「かもめの死骸」号で海へと旅立つのでした。

カリーナはポセイドンの三又槍を在り処をしめす地図を持っていることを明かし、ヘンリーとジャックもカリーナに協力することに合意して全員で槍を見つけ出すことになります。

サラザールはジャックを探して航海を続け、バルボッサの船を見つけて襲います。
不死相手に勝負にならず、捕まったバーボッサはサラザールにジャックを見つけて引き渡す提案をします。

サラザールはバルボッサにジャックとの因縁、不死の存在になってしまった原因がジャックにあることを伝えるのでした。




サラザールが「かもめの死骸」号を見つけます。ジャックとヘンリー、カリーナは手こぎボートで島を目指して逃げ出すことにします。
サラザールと手下たちはジャックを追いかけて既のところまで追い詰めますが、島に上陸していたジャックはサラザールたちが、海から離れることができないことに気がつきます。

島の奥地に逃げ込むジャックですが、バルボッサとその手下たちがジャックを捕まえます。
バルボッサはサラザールにジャックを渡す代わりに、ジャックが瓶の中にしまって持ち歩いていた「黒真珠」号を海に戻し、通常のサイズに戻して出港します。

海の魔女、シャンサから受け取ったジャックのコンパスを持ってバーボッサは船長として船の全権を把握、カリーナに操舵を任せてポセイドンの三又槍を探し始めます。

その行程でジャックとバルボッサはカリーナが、バーボッサが自分と同じような人生を歩ませたくないがために、孤児院に預けた娘であることに気がつきます

「黒真珠」号はイギリス海軍に発見され、追尾されますが、サラザールの幽霊船が突如現れ、イギリス軍艦を沈没させて「黒真珠」号に迫ります。
2隻の間で激しい戦闘が繰り広げられますが、なんとか「黒真珠」号が幽霊船を撃退させることに成功します。しかし幽霊船はヘンリーを連れ去ってしまうのでした。

ジャック、カリーナ、バルボッサはついに秘密の島をみつけることに成功します。
そしてポセイドンの三又槍の在り処を示す海底への道を開け、槍を探しに海底に向かいます。

サラザールはヘンリーの体を乗っ取り、陸地でも歩けるようになってジャックを追いかけます。

海が割れ、海底を探すジャックとカリーナのもとにサラザールの手下が海の中から囲みますが、海水のない海底には出てこれません。しかしヘンリーの体を乗っ取ったサラザールは海底にでてジャックと決闘します。

カリーナは二人の戦闘中に三又槍を見つけます。海底に刺さった槍を引っこ抜こうとしますが、サラザールに奪われてしまい、これに酔ってサラザールはヘンリーの体無しでも海底をあることができるようになります。

ヘンリーの体から抜け出したサラザールは槍の力を使ってジャックを痛めつけます。
ヘンリーはカリーナによって目を覚まし、槍を破壊することで海にまつわる全ての呪いが解けるとして、サラザールのスキをついて槍を破壊します。

サラザールと手下の呪いは解け、人間に戻ります。しかし槍の力がなっくなったことで割れていた海がもとに戻り始めます。

「黒真珠」号はジャックとヘンリー、カリーナを助けるためにバーボッサを乗せて錨を降ろし、3人を収容します。錨の鎖を登る4人に気がついたバーボッサとその手下も、錨を掴んで脱出を試みます。

カリーナが鎖から滑り落ちますが、バルボッサが受け止めます。その腕にはカリーナがいつも肌身離さず持っていた形見の日記の表紙にかかれてあった星座の図が、入れ墨されていました。

バルボッサはカリーナが鎖をつかんだことを確認すると手を離してサラザールめがけて落ちていき、道連れにして海の底へと消えるのでした。

数日後、丘の上から海を見ていたヘンリーとカリーナは海に浮かぶ「フライング・ダッチマン」号と、陸を登ってくるウィルに気がつきます。
ポセイドンの三又槍を破壊し、ウィルにかけられていた呪いも解かれたのでした。

ウィルの帰還にエリザベスも喜び、二人は抱き合います。その様子を望遠鏡で眺めていた「黒真珠」号上のジャックは乗組員とともにコンパスが指し示す次の目的地に向け、航海を始めるのでした。

エンドロール後、ウィルとエリザベスの眠る寝室が映し出されます。そこにデイビー・ジョーンズの影が忍び寄ってきますが、その瞬間、ウィルは飛び起きます。
悪夢だったのかと安心しますが、床に散らばったフジツボに気がつくのでした。




ネタバレ感想 1 ジャック・スパロウは船長として適している?

いや、シリーズの5作目で未だに人気のある映画ですが、僕個人的にはこのシリーズ、かなり微妙なんですよね。

アクションはすごいと思いますが、ストーリー的になんか軽いというか、説得力がないというか。2時間もの長い映画にする必要があったのかと思ってしまいます。

しかし、このジャック・スパロウという海賊、不思議なキャラクターですよね。
こんなにみっともないというか、ヒーローヒーローしていない主人公で、世界的に人気があるのですから。

ドジでオッチョコチョイで小狡い性格ですが、それが逆に受け入れられているのかもしれません。しかし海賊船の船長という立場だと、この性格では命がいくつあっても足りないのではないか、と心配してしまいます。

漁師でもそうですがとにかく海の男は荒くれで、特に海賊ともなれば一筋縄ではいかないような人物ばかりだと思います。
能力第一主義で、仕事ができない人物は全く評価されません。下手をすれば、一人仕事ができない、その為に船乗り全員が死んでしまうかもしれないようなシビアな世界です。

映画でも時折描かれていますが、迷信的なところもあり、尽くした労力以上の見返りが期待できるからこそ、いつも死と隣り合わせの稼業についているわけです。

そんな連中のトップに立つ人物は、何があっても皆からの揺るぎない信頼を得ている必要が有ります。

海賊ではありませんが、かつて7つの海を制覇したイギリス海軍の提督達は常にひとつのことだけを、仕事において望んでいたそうです。
「慕われなくてもいい、怖がられていい、ただ信頼だけは得たい」と。

どんな窮地に陥っても、この船長のいうことを聞いていれば助かる、そういう信仰めいた信頼を乗組員から得られていれば、全てがうまくいく、というのです。

では、このような信頼性がジャック・スパロウとその乗組員の間にあるか、というと、どうもそんな気はしません。
というよりもジャック・スパロウ自身にそういう重厚さを感じることは、全く無く、乗組員はなんとなく彼の手助けをしている、というようにしか見えないのです。

だからボク個人としては、なぜジャック・スパロウがこんなに人気があるのか、わけがわからない、と思って映画をずっとみていました。




ネタバレ感想 2 2時間以上の映画、短くできなかったの?

北アメリカでは海賊というのがとても人気があります。
子供向けのアニメーションでも、海賊を主人公とした人気のシリーズがありますし、大人向けでもドラマなどに海賊に関したエピソードが登場することが度々あります。

以前から不思議に思っていましたが、なぜこんなに海賊に人気があるのでしょうか?

あと、人気のあるものが吸血鬼とゾンビ。ちょっと思い出せば、トワイライトシリーズであったり、ウォーキング・デッドシリーズであったりと、すぐに上げることができます。

この3つが人気のある題材なんですが、なぜだかさっぱりわかりません。

まあ、日本でも吸血鬼はアニメなどでも結構よく扱われるお題目だったりしますので、同じようなロマンスを感じているのかもしれませんが。

それはさておき、今回のパイレーツ・オブ・カリビアンも冒険活劇でアクション満載の映画に仕上がっています。
が、それらのアクションが必要なのか、と見ていて思ってしまうのでした。

実際子供向けの映画であるのですから、2時間の映画にせず、90分程度でまとめられなかったのかと。そんなにダラダラと長くする必要があるのか、疑問ですね。

メインストーリーである敵役のサラザールが不死の体になってジャック・スパロウを追いかけ回すのですが、その理由が陳腐です。
ジャック・スパロウにやられてすべてを失ったからだ、というのであれば、サラザールが倒した海賊たちがなぜサラザールに対して同じような怨念で復讐しないのか?

ジャック・スパロウが関係した人物だけが特別に不死になって、というのはあまりにご都合主義が過ぎます。

ポセイドンの三又槍を探し出す一連のシーンも不自然なことばかり。

星を見て出ないと見つからない島のはずですが、島自体がクリスタルが露出して光が当たればその反射で輝いています。
そんな物珍しい、しかも遠くからでも分かってしまうような島が今まで誰の目にもふれずに存在していたことは、おかしすぎます。

カリーナの形見の日記の表紙についている赤い宝石をかけたクリスタルに戻すことで三又槍がある海底への入り口が開きますが、だったらその宝石を日記に付けたであろうバルボッサが島の在り処を知らないのはどういうことでしょうか?

三又槍を破壊してサラザールとその手下たちへの呪いが解かれましたが、なぜ生き返るのでしょうか? 死んでいなかったという解釈?
生き返ったほうがその後の展開でまだ、手に汗握るシーンを作り出せるので都合がいいですけど、明らかにおかしいと思います。

とまあ、いい出したらキリがないのですが、そんなご都合主義を満載にしてもいい映画だと言わせるだけの作品はありますが、このパイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊は、残念ながらそこまでいけていないと、感じました。

ネタバレ感想 3 今回で5作目、次世代キャラの登場で続編は?

ウィルとエリザベスの息子、ヘンリーとバルボッサの娘、カリーナが出てきて歴史を感じるシリーズとなりました。

またジャック・スパロウが船長になったエピソードも披露され、過去のことにもふれて
います。

そういう意味では、スピンオフでどのような話でも持ってこれる展開をしています。

監督へのインタビューでは、4作目に出演しなかったウィルとエリザベスが今回復活したこともあってか、次はこの二人の話をメインにスピンオフ映画を制作する、という話も出ています。

実際、エンドロール後のデイビー・ジョーンズの影は、次の映画を連想させるものとして十分でした。

ディズニーにとっても作れば売上が見込めるシリーズではありますので、なかなか止めにするきになれないとは思いますが、そこで一つ気がかりなのが、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウです。

唯一、一人だけ年齢を感じさせないキャラになっていました。子供がいてもおかしくないですので、今後出してくるのではないかと思います。
果たしてそれがうまくいくかどうか、

だいたい海賊が活躍した時代はそれほど長い期間ではありません。
1492年にコロンブスの新大陸発見で、ヨーロッパから人が移動し始め、ある程度の経済規模になってから海賊たちが登場、活動し始めるわけです。

一般的には1660年から1730年ごろがカリブ海に於ける海賊の黄金期とされ、それ以後は各国が軍隊を整備し、国で軍隊を保有する形式を取ることで、海賊討伐がよりしやすくなったことや、アメリカやメキシコなど近くの国も軍隊を整備し始めたため、海賊が存在しにくくなります。

ちなみにパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズの時代設定は1700年台で、この後の話を作っていくと海賊が軍隊によって討伐されていく話になってしまいます。

もちろん時代背景にあった映画にする必要はないでしょうが、ますます現実的な話から離れてパラレルワールドのおとぎ話になってしまうでしょうから、果たして人気が続くかどうか。

もう数本、作られるかもしれませんが、人気がある内にシリーズを終えておかないとせっかくの人気キャラにダメージが着いてしまうことになるのでは、と余計なお世話かもしれませんが、心配してしまうのでした。

関連記事: 若きジャックスパロウを演じた俳優は誰?パイレーツ・オブ・カリビアン5でブレイクの予感!

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」を動画配信サービスで視聴する方法

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」はディズニーが行っている動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」でご覧いただけます。

「Disney+ (ディズニープラス)」には他のディズニー映画もそろっており、そちらも同時に視聴を楽しむことができます。

「Disney+ (ディズニープラス)」への入会の方法はこちらのページで紹介していますので、興味がありましたら、ご覧ください。

関連記事:Disney+ (ディズニープラス)の入会方法解説









コメント

  1. のはら より:

    バーボッサじゃなくて
    バルボッサでしょ

  2. てぃす より:

    ジャシュミーじゃなくて
    ジョシャミーだと思います

  3. より:

    ビルじゃなくて、ウィルでしょ

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