映画ディストピアパンドラの少女のネタバレ感想とあらすじ!メラニーはラストどうなる?

映画

映画「ディストピア パンドラの少女」はこれまで数多くあったゾンビ映画に比べ、新しい
切り口で語りかけてくれるような
作品です。

元々は小説がベースですが、なかなか考えさせる内容になっているため、アクションらしい
アクションはありませんが、発想の転換というか、エンディングはそう来るか、という
清々しい驚き
があって、見てよかった映画だと感じました。






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キャストの紹介

メラニー: セニア・ナニュア
人間とハングリーズの間に生まれたハイブリッド。高いIQを持つ。
ヘレン・ジャスティノー: ジェマ・アータートン
メラニースを始めとしたハイブリッドの子どもたちの教育係。
エディ・パークス軍曹: パディ・コンシダイン
軍事基地の責任者。
キャロライン・コールドウェル博士: グレン・クローズ
ハイブリッドを利用し、治癒方法を研究するミッションを請け負う医師。

ネタバレあらすじ

未知の細菌によって文明が荒廃した近未来。感染者は自由意志を喪失し、生肉を食べる
ゾンビ(ハングリーズ)
と化してしまっています。人類に残された唯一の希望はハングリー
と人間のハイブリッド第2世代でした。

彼らは生肉を好むものの、思考能力と学習能力は保持していました。
彼らは軍事基地にある地下で教育を受ける一方で、感染者を治癒させるための研究対象と
して、コールドウェル博士が行っている研究実験の検体でも有りました。

軟禁状態の下で、彼らは囚人のような扱いを受けていましたが、教育係のヘレンだけは
彼らを血の通った人間として接してくれていました。そんなヘレンは、ハイブリッドの
中でも特に高いIQを有するメラニーと交流を深めていくのでした。

そんなある日、メラニーが「少女がモンスターから女性を守り抜き、やがて2人はずっと
一緒に仲良く暮らすにことになる」という主旨の自作の物語-それは明らかにメラニーと
ヘレンをモデルにしていました-をヘレンに読み聞かせたとき、ヘレンは感極まって
メラニーの頭をなでてしまいます。

その様子を見たパークスはヘレンを厳しく叱責し、ハイブリッドが人間でないことをヘレンに
見せます。パークスがゲル状の物質を腕に塗り、子供たちの一人の鼻の近くにかざすと、
その子供は野獣のように猛り狂い、やがてそれはクラス中に広がります。

パークスはヘレンに「ハイブリッドは人間とは違うんだ」ということを示したかったのですが、
メラニーも湧き上がる衝動を抑え、必死に理性を保とうとしていました。その姿を見た
ヘレンは一層ヘレンを愛おしく思うのでした。

コールドウェル博士は子供たちを検体にしてワクチンの開発を行う任務で基地に来ていました。
その一環として博士はハイブリット達になぞなぞやパズル問題を出しますが、高い知能を
持ったメラニーはそれを造作もなく解いていくのでした。

そんなある日、博士はメラニーに「1から20の数字から1つ好きな数字を選んでちょうだい」
と言い、メラニーは13を選びました。
次の日から、13号室に収容されていた子供が姿を見せなくなりました。

数日後、博士はまた数字を選ぶようにメラニーに言います。メラニーは4を選択しましたが
それは自分が収容されている部屋の番号でした。
翌日、メラニーは教室に連れて行かれず、博士の研究所へ連れて行かれます。

そこには13号室にいた子供の脳が保存されていました。
博士が実験を始めようとしたとき、実験室にヘレンが駆け込んできて、作業を止めるように
博士はせまります。

博士はワクチン開発のために、子供たちの脳と脊髄を摘出していたのです。
博士はヘレンと激しい口論の末、兵士たちを呼んで研究室からヘレンを連れ出させます。
ついに脳の摘出手術という際に、軍事基地の防護壁がハングリーズに突破され、研究室にも
ハングリーが押し寄せてしまいます。

博士の助手は噛みつかれて感染、博士はなんとか難を逃れて研究室から逃げ出しますが、
手のひらに深手を負います。
その混乱に乗じて、メラニーも研究室から脱出することに成功しますが、基地の外は
ハングリーズと軍が激しい戦闘を繰り広げる地獄のような光景が広がっていました。

メラニーは余りにも惨さにショックを受けてましたが、2人の兵士がヘレンを拘束しようと
しているのを見た瞬間、落ち着きを取り戻し、兵士たちに襲いかかります。

兵士二人を殺して、その場からヘレンを救出することに成功し、パークス、コールドウェル
博士、ギャラガー、ディロンの4人が乗った装甲車に乗り込んで、基地を脱出。
遠く離れた平原を目指します。

安全な場所まで辿り着いて調べると、装甲車に食料、水などが積んでないことがわかります。
一行はまず水を確保しに向かいます。
湖で水をくんでいる最中、ハングリーズに襲われ、苦戦しつつもなんとか撃退しますが、
ディロンが感染してしまい、パークスによって射殺されました。




その後、いたるところにハングリーズがいる街に到着した一行は、街の中で通信施設を探す
ため、侵入することに決めます。

匂いを消す薬を塗って物音を立てずに歩く一行は、活動を停止しているハングリーたちを
起こすことなく、とある建物の中に避難することができました。
そこは病院で、建物内の安全を確認した一行は産婦人科のフロアーで一夜を過ごします。

その病院の中でメラニーが疑問に思っていた彼女らはどこから来たのかという疑問を、
博士が答えるのでした。
妊婦を経て感染した胎児は母親を内部から喰らい尽くして自ら出産してきたというのです。

翌朝、メラニーはパークスに脱出方法を探し出すために単独で街の中へ行くことを
提案します。ハイブリットのメラニーにはハングリーたちは関心を示さず、安全に
食料の確保や安全な脱出経路の探索を行えるからでした。

メラニーを貴重な実験検体としてしか見られない博士は反対しますが、他に方法もなく、
メラニーは探索に出かけます。
街の中で空き家の中に入り込み、いなくなった住人の家族生活の思い出などに初めて
触れることができたメラニーは、その体験を楽しむのでした。

ある家に残された犬を発見したメラニーはその犬を連れて病院跡に戻ります。
犬の存在に気がつき始めたハングリーたちは次々と覚醒します。そして走り去る犬の後を
追って、どこかへ行ってしまうのでした。

無事にそのエリアを抜け出した一行は街の中を探索します。

そしてハングリー達の屍からツルが伸び、こぶし大の突起のついた球体がいくつも成っている
エリアに到達しました。
そこにはハングリー達は生存せず、すべて死体は頭部からツルを生やしていました。

博士の説明では、人をハングリーにする病原菌は脳にカビのようなものを生やしており、
それが育ちきると種である胞子をばらまく実を作り出すために、ハングリーの体外に
発芽します。

その段階になるとハングリー達は完全に死んでしまい、実は開いて胞子をばらまくことが
できる時期までじっと待つのです。

胞子は人が吸い込めば、それだけでハングリーになってしまい、実はとても硬くて叩いても
割れませんが、熱によって開き、胞子の散布を始めるのでした。

一行は軍隊のソーラーパネルを備えた装甲ラボを発見します。
中は、完全に外界から遮断され、走行以外の電源はソーラーパネルによって賄われるものでした。

一息つく一行でしたが、そこにいるはずの研究員達の影も形も見当たりません。
また、食料がなかったため、ギャラガーが周囲に探しに出かけました。

メラニーも空腹感を覚え、外に出ます。そして鳥を追ってビルの中で捕獲し、それを食べる
のですが、その時、誰かの存在に気がつくのでした。

ビルの一室に、ハイブリットの子供達が大勢で集団生活をしていたのです。
メラニーのように教育を受けてはおらず、まさに野生の動物のようでした。

そのうちの一人が戻ってきて仲間に身振り手振りと奇声で何かを伝えます。それに反応した
一段はボスを先頭に街へと繰り出すのでした。

とっさにメラニーは、ギャラガーの存在に気づいた子供達が狩りをするのだと悟り、
装甲ラボに急いで戻ります。

ギャラガーは食料を探しながら街を徘徊していました。
そして地面に落ちている缶詰を見つけます。それを拾うと更に遠くに、別の缶詰がある
ことに気がつきます。そうやって、ギャラガーはわずかにシャッターが開いた、
コンビニの前におびき出されるのでした。

中にはまだ食料製品が多く残っていたため、装備を解いてシャッターのしたから潜り込みます。
スナック菓子をたべ、セクシー雑誌に気を取られていたギャラガーは、ハイブリットの
子供達に囲まれていることも気が付かず、気が付いたときには既に手遅れで、何もできない
まま襲われてしまうのでした。

パークスとヘレンがメラニーに連れられて現場にやってきたときに既に手遅れで、逆に
彼らも子供達の手によって罠の中に落ちてしまいます。

すっかり囲まれましたが、メラニーがなんとかするといって、子供達を威嚇、ボスと
一騎打ちをします。ボスの持つバットの攻撃に一度は劣勢になりますが、ボスを
パークスから盗んだ手錠で身動きできないようにして、バットを奪い、それで殴り
殺すことで勝利者となったメラニーは、残った子供達に高々と勝利者を宣言、
パークスとヘレンは自分のものだといって、その場を去ることで危機を脱出します。

装甲ラボに戻った3人は博士の仕掛けた罠に引っかかります。
博士は内部にガスを充満させ、3人は意識を失ったしまうのでした。

傷の悪化から敗血症を発している博士は自分の死期が近いことに気が付き、手遅れ
になる前にメラニーから脳と脊髄を摘出してワクチンを作ろうとしたのです。

しかしメラニーは息を止め、気絶したふりをしていただけでした。
博士はメラニーにヘレンやパークスを助けるために、犠牲になってくれと懇願します。
一度はその気になるメラニーでしたが、博士にメラニーや基地で収容されていた子供達は
単にヘレンや兵士の行動を真似ていて、普通の人間と変わらない生活を送ることができて
いたのか、それとも生命として学習し、生きていく上で習得したのかの意見を聞きます。

博士はメラニーは生命として生きていると思うとこたえます。

それによってメラニーはなぜハイブリッドが犠牲になって人のためにワクチンを作るための
存在にならなければいけないのか、と返答する
のでした。

メラニーは無数の実をつけている巨大なタワーに巻き付いたツルのもとに向かい、実を
開けるために火をつけます。そうしてハイブリッドの時代にすることにしたのでした。

博士はメラニーの後を追って装甲ラボの外に出ますが、ハイブリッドの子供達に囲まれ、
殺されます。

気がついたパークスもメラニーがいないことに心配して、探しに来ますが、散乱した胞子
を吸って、ハングリーになりかけの状態でメラニーに発見され、メラニーにハングリーに
なる前に殺してくれと嘆願して、射殺されるのでした。

ヘレンが気がついたとき、外には胞子が舞う光景が広がっていました。
彼女は装甲ラボから出ることなく、メラニーが集めたハイブリッドの子供達を前に、授業を
する毎日を過ごしていくのでした。










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