映画オットーという男のあらすじをネタバレ有でわかりやすく解説!

あらすじ

映画「オットーという男」は心温まるヒューマンドラマコメディー。

偏屈そうに見えるオットーが彼の家の向かいに引っ越してきたマリソルに振り回されているうちに生きる希望を取り戻す作品です。

自殺を扱っているので、重い内容か、と心配しましたが、終始、笑いを感じられる作りに家族で見ても楽しめる、と思いました。


今回はこの映画「オットーという男」の基本情報や予告動画や登場人物情報、そして映画のあらすじを分かりやすく紹介していきます。







映画「オットーという男」の基本情報

それでは映画「オットーという男」の詳細あらすじを紹介する前に、映画の基本情報を紹介します。

名優トム・ハンクスが町一番の嫌われ者の男を演じ、孤独だった男が隣人一家との触れ合いを通して再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。


町の嫌われ者でいつもご機嫌斜めなオットー。

曲がったことが許せない彼は、近所を毎日パトロールしてはルールを守らない人に説教を垂れ、挨拶をされても仏頂面で、野良猫には八つ当たりをするなど、面倒で近寄り難い存在だった。

しかし、そんなオットーも人知れず孤独を抱えている。

最愛の妻に先立たれ、仕事も失った彼は、自らの人生を終わらせようとしていた。

ところが、向かいの家に越してきた陽気な女性マリソルとその家族が、なにかと邪魔をして、死のうと思っても死ぬことができない。

しかし、そんな迷惑なはずの一家の出現が、彼の人生を変えてくことになる。


スウェーデン発のベストセラー小説を映画化し、第89回アカデミー外国語映画賞ノミネートされた「幸せなひとりぼっち」を、ハンクスの主演・製作でリメイク。

「プーと大人になった僕」のマーク・フォースターがメガホンをとり、「ネバーランド」「ライフ・オブ・パイ・トラと漂流した227日」のデビッド・マギーが脚本を担当した。
引用:映画ドットコム


映画「オットーという男」の予告動画

続いて映画「オットーという男」の予告動画紹介です。



映画「オットーという男」の登場人物紹介

最後に登場人物の紹介です。

オットー・アンダーソン

妻に先立たれ、友人もなく、近所づきあいもできていない初老の男性。
自殺願望を抱えて生きている。


演じるのはトム・ハンクス。

マリソル

オットーの向かいの家に引っ越してきた家族の母親。


演じるのはマリアナ・トレビーニョ。

ソニア

オットーの元妻。
6か月前に亡くなっている。


演じるのはレイチェル・ケラー。

トミー

マリソルの夫。


演じるのはマヌエル・ガルシア=ルルフォ。







映画「オットーという男」ネタバレあらすじを分かりやすく解説

それでは映画「オットーという男」のネタバレ有のあらすじを分かりやすくお届けします。

起・孤独なオットーに起きた出会い

63歳オットー・アンダーソンは、ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外の長屋風のアパートに一人で住んでいます。

ルールに厳格で、物事をきちんと済ませないと気がすまない性格で、周りから偏屈な老人とみられていました。


今から6か月前に学校の教師であった妻のソーニャを亡くしました。

勤めていた鉄鋼会社を肩たたき同然で退職します。

今は生きる希望や意味を見失い、自殺を計画しているところでした。


首つり自殺をしてようとしているの最中に、誰かが家に訪ねてきました。

それはマリソル、トミー、そして彼らの2人の娘、アビーとルナ一家で、向かいに引っ越してきたため、あいさつに来たのです。


挨拶をした彼らが去った後、オットーは自分の過去を思い出します。

それは数年前、彼は軍隊に入隊しようとした時のことでした。

結果は、肥大型心筋症のために失敗に終わったのです。

ですが、その帰りに駅で後に妻となるソーニャと出会うのでした。


オットーは再び自殺を図ります。

一酸化炭素中毒死を試みますが、その最中、彼はソーニャとの初デートの記憶がフラッシュバックしたのでした。

父親がつい最近亡くなり、心臓病のために軍隊に入隊できず、仕事がないことを彼女に告白したのです。

恥ずかしさのあまり席を立ってレストランを出ようとするオットー。

ソーニャはそんな彼の腕を捕まえて止め、キスをして彼を受け入れたのでした。。


オットーの自殺はまたしてもマリソル一家によって邪魔されてしまいます。

夫のトミーがオットーから借りたはしごを使って家の修理をしようとしたところ、はしごから転落し、足を骨折してしまったのでした。

車が運転できないマリソルはオットーにトミーが運ばれた病院に連れて行ってくれるように彼に頼みます。

オットーはこれに、対してしぶしぶ同意するしかありませんでした。


オットーは、またソーニャとの過去を思い出していました。

工学の学位を取得して卒業したのち、彼女にプロポーズした時のことです。

承・改善される近所との関係

オットーは再度自殺を試みます。

今度は電車に飛び込んでの自殺を計画したのでした。

が、老人が気を失い、線路に倒れるところを目撃します。

オットーがその老人を救ったのですが、この顛末は周りにいた人々によってSNSで拡散されていました。

しかしスマホもコンピューターも持っていないオットーは、そのことには全く気が付かなかったのです。


その後、オットーは、以前は迷惑だと思っていた野良猫を連れて世話することにしました。

またオットーはマリソルに車の運転のレッスンに連れて行きます。

そしてその際に、以前は毎週末よく行っていたソーニャのお気に入りのパン屋を訪れるのでした。


そこで、オットーはルーベンというかつて友人で会った男性ついて話しはじめます。

性格の似通っていたルーベンとオットーはアパートの敷地内で、住人がルールをきちんと守って、住みやすく安全に生活できるめにに協力していました。

しかしルーベンとオットーの間で一つだけ意見の相違がありました。

オットーは、車はシボレーしか認めていません。一方、ルーベンはフォードしか購入しませんでした。

オットーはそのことを苦々しく思っていたのです。


しかし長年の友人関係であるルーベンとの関係を修復したいと思っていたオットーは、仲直りのために歩み寄る決心をして彼の声を掛けました。

会話が弾み、昔のように距離が縮まったように思えましたが、オットーはルーベンがトヨタの車を購入したことを知ると、完全に絶縁してしまったのです。

ルーベンの息子がトヨタに就職、日本に移住したことが主な理由でしたが、オットーには耐えられませんでした。


今では脳卒中を起こしたルーベンは、重度な後遺症で動くことはおろか、表情を表すこともできずに、車椅子生活を余儀なくされています。

妻のアニタと隣人のジミーがルーベンの世話をしていました。


近所に住むのトランスジェンダーで10代のマルコムは、新聞やチラシを配達する仕事についていました。

配達時にオットーとソーニャを見かけ、彼が彼女の夫として誤解してしまいます。


その後、マルコムは、オットーの姓が「アンダーソン」だと知りました。

そして新聞を受け取ったオットーの不平や愚痴を受け流し、ソーニャとの思い出話を打ち明けるのでした。

彼女はマルコムが学生時代に出会った教師でした。

そしてしかも、彼をそのまま受け入れた数少ない人々の1人であったことをオットーに打ち明けるのでした。。


二人の間に親近感が生まれます。

オットーはマルコムの自転車を修理し、マルコムが車を購入するために複数のアルバイトを掛け持ちをしていることを知るのでした。


オットーが以前、老人を電車事故から救った様子を撮影した動画について、彼ににインタビューしたいというシャリ・ケンジーという名前のソーシャルメディアジャーナリストが彼を訪ねてきます。

が、オットーはその申し出を断りました。


またもオットーは自殺を企てます。

今度は散弾銃で自殺しようとしました。

が、父親に追い出されたと訪ねてきたマルコムによって、未遂で終わってしまいます。

家を追い出された彼は、一晩止めてほしいと懇願し、オットーはそれを承諾したのでした。

転・ルーベンとアニタを救うために

オットーは、アニタがパーキンソン病と診断されたことを偶然、知ってしまいます。

そしてさらに、アパートの所有者で隣の敷地にさらにアパートを建設しようとしている不動産会社ダイとメリカが、ルーベンを介護施設に押し込んで家を奪うことを計画していることも知ったのでした。


オットーはアニタとルーベンを助けることに決意します。

そこでマリソルに助けを求めますが、彼女は同意してくれません。

仕方なく、オットーは、彼とソーニャが妊娠を祝うためにナイアガラの滝に行ったことを話しました。

そしてその旅行で家に帰る途中、バス会社の整備不良からのブレーキの故障で、乗っていたバスが事故を起こし、ソーニャは下半身の麻痺を患い、また赤ん坊は流産してしまったことも告げたのでした。


事故後、ソーニャは車いす生活になりました。

オットーはアパートを車いす生活者でも快適に過ごせるように改善することを要求しますが、何も行動を起こさないダイとメリカの代表者との激しい対立をしてしまいます。

オットーは事故を起こしたバス会社やドライバー、義務を果たさない不動産会社に対して徹底的に争いたかったのですが、ソーニャの希望と彼女の世話をするために争わないことにしたのでした。

これらの話を聞いたマリソルはオットーの手助けを決意します。

不動産会社がルーベンやアニタ、そしてオットーの健康状態に関する個人情報を不正に入手していたことを突き止めました。

そしてシャリ・ケンジーの助けも借ります。

ルーベンとアニタを強制的に立ち退かせようとやってきた不動産会社の責任者と彼らの部下に対し、ライブ配信で個人情報入手方法の疑惑ついて問い詰めることで、追い返すことに成功するのでした。

今後、ジミーがルーベンとアニタに何かあったときに責任をもって介護することで、家を維持することができたるようになりました。


後日、うまくいった結果を祝うネット配信を撮影している中、オットーは倒れて病院に運ばれました。

マリソルは病院にまで付き添い、オットーの緊急連絡先となります。

心臓の専門医からオットーの心臓が大きすぎると診察されますが、一命はとりとめたのでした。

一方、マリソルはその診察を聞いている最中、陣痛が始まり、その後、無事、息子を出産しました。


オットーは古い車をマルコムに譲り、シボレーのSUBトラック、新車シルバラードEVを購入しました。

そしてマリソルと娘二人をドライブに連れて行きます。

結・遂に亡くなったオットー

ある日、トミーは、オットーが歩道の雪かきをしなかったことに気づきました。

マリソルとトミーはオットーの家に入り、心臓病の悪化で彼が死んでいるのを見つけます。

近しい友人たちが出席してオットーの葬儀が行われます。


マリソルはオットーからの手紙を受け取りました。

そこには、オットーの弁護士が彼女にオットーの銀行口座残高を家族の世話をするために譲ると書かれていました。

さらに彼の新しい車と彼の家を彼女に与えるとも書き添えられていたのです。.









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