映画長ぐつをはいたネコと9つの命のあらすじをネタバレ有でわかりやすく解説!

あらすじ

人気アニメの「シュレック」シリーズからスピンオフした「長靴をはいた猫」シリーズ。

北米ではテレビアニメシリーズも作られ、人気のあるキャラクターです。


そんな彼が、死の恐怖に直面して英雄にあるまじき姿を見せる本作品。

なかなか情けない、しかしそれでいてその欠点が妙に人間臭さを感じて共感を呼ぶ、そんな作品に仕上がっていたと感じました。


今回はこの映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」の基本情報や予告動画や登場人物情報、そして映画のあらすじを分かりやすく紹介していきます。







映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」の基本情報

それでは映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」の詳細あらすじを紹介する前に、映画の基本情報を紹介します。

ドリームワークス・アニメーションのヒット作「シュレック」シリーズから誕生した人気キャラクター、「長ぐつをはいたネコ」ことプスを主人公に描く長編劇場アニメの第2弾。


帽子に羽根飾り、マントと長ぐつがトレードマークのお尋ね者の賞金首ネコ、プス。

剣を片手に数々の冒険をし、恋もした。

ところが、気が付けば9つあった命は残り1つになっていた。

急に怖くなり、賞金首でいることをやめて家ネコになることにしたが、プスを狙う敵の襲来を受け、平和な生活はすぐに壊されてしまう。

そんな時、どんな願い事もかなうという「願い星」の存在を知ったプスは、再び命のストックを得るため旅に出る。


監督は「トロールズ・みんなのハッピーホリデー!」「クルードさんちのあたらしい冒険」のジョエル・クロフォード。

プス役の声優をアントニオ・バンデラス、プスの元カノのキティ役の声優をサルマ・ハエックがそれぞれ務めた。

日本語吹き替え版のキャストは、プス役の山本耕史、キティ役の土屋アンナほか。

第95回アカデミー長編アニメーション賞ノミネート。
引用:映画ドットコム


映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」の予告動画

続いて映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」の予告動画紹介です。



映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」の登場人物紹介

最後に登場人物の紹介です。

長ぐつをはいたネコ(プス)

サン・リカルドの英雄であり、賞金首の剣士猫。

9つの命を持っていたが、8つを失ったことで引退を決意するが…。


声優担当はアントニオ・バンデラス。

日本語吹き替え担当は山本耕史。

キティ・フワフワーテ

プスの元婚約者だが、プスに裏切られる。

そのトラウマを乗り越えるために願いを叶える星を探している。


声優担当はサルマ・ハエック。

日本語吹き替え担当は土屋アンナ。

ワンコ

引退したプスが引き取られた家に、猫のふりをして住んでいた犬。

プスとともに願いを叶える星を探す旅に出る。


声優担当はハーベイ・ギーエン

日本語吹き替え担当は小関裕太。

ゴルディ・ロックス

プス同様、願いを叶える星を狙う少女と3匹の熊。


声優担当はフローレンス・ピュー。

日本語吹き替え担当は中川翔子。

ビッグ・ジャック・ホーナー

すべての魔法を支配するために「願いの星」を狙う人物。


声優担当はジョン・ムレイニー。

日本語吹き替え担当は成河。

関連記事:ビッグ・ジャック・ホーナーの元ネタ紹介!





映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」ネタバレあらすじを分かりやすく解説

それでは映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」のネタバレ有のあらすじを分かりやすくお届けします。

起・長靴をはいた猫の引退

人気絶大な英雄で無法者の長靴をはいた猫、プス。

彼はデルマーの町で知事が不在なのをいいことに、彼の家でパーティーを開催して、住民と騒いでいました。


そこに知事が部下とともに帰宅。

プスを見つけて捕まえようとします。

しかしその騒ぎが原因で、近くの森にいたデルマーの眠れる巨人を誤って目覚めさせてしまいました。


人々に襲い掛かり、町を破壊する巨人にプスは挑み、見事に取り押さえることに成功します。

が、気を抜いた瞬間、巨人を取り押さえるために使用した大鐘がプスの上に落下、彼は死んでしまうのでした。


プスが病院で目を覚ますと、医者は彼に9回の命のうち8回を使い果たしたことを知らせ、冒険から引退することを提案します。

プスはその提案を笑い飛ばし、その後、地元の飲み屋で、一息ついていました。

そこで謎の黒い頭巾をかぶったオオカミと出会います。


このオオカミが賞金首稼ぎだと思ったプスは返り討ちにしようと挑みかかります。

が、その決闘でプスは武装解除させられ、額を切り裂枯れてしまいます。

その瞬間、自分の死を覚悟し、これまでに感じたことのない恐怖に襲われるのでした。


プスは何とかオオカミから逃げ出し、医者が勧めていたママ・ルナという猫を保護する女性の家に逃げムことにします。

家を見つけたプスは、彼女の庭に彼の服を埋め、プスという英雄がいなくなったという儀式を済ませるのでした。

承・退屈な引退生活と最後の希望

ママ・ルナのもとでの生活は平和ですが、何の刺激もない、退屈なものでした。

そこでプスは、餌と安住の場所を確保するために猫に化けている犬、ワンコと知り合います。

プスが話のできる唯一の存在だということに気が付いたワンコはプスに付きまとうようになるのでした。


その後、ゴルディ・ロックスとスリーベアーズがプスを探して、ママ・ルナの住居に現れます。

彼らはプスを探し出す前に彼の「墓」を見つけました。

これによって、彼らはプスを探すことをあきらめ、本来の目的である「願いの星」を探しに出ます。

その際、この「願いの星」について話し合うのですが、プスはその詳細を盗み聞きすることに成功したのでした。

その「願いの星」とは、ありかを示す魔法の地図を持っている一人の願いを叶えることができる魔法の品だったのです。

プスはこの星を手に入れ、また、9つの命を持つという目的ができたことで、冒険に出かける決意をするのでした。。


魔法の地図は、堕落したパティシエで魔法のアーティファクトのコレクターである「ビッグ」ジャック・ホーナーのもとにあるという情報を得ます。

ジャックは真能の地図のありかを見つけ、人を雇って取りに行かせていたのでした。


地図を受け取る予定の夜、プスは湾とともにジャックの屋敷に忍び込もうとします。

しかしそこには、彼らだけでなく、キティ・フワフワーテも地図を狙って侵入していたのでした。

さらにはゴルディとクマの家族も現れ、地図の激しい争奪戦が繰り広げられました。

が、プスとキティは地図を確保することに成功し、ワンコと一緒に逃げ出します。

ゴルディと熊の家族、ジャックとその手下が追いかけてくるのを振り切るのですが、その途中、賞金稼ぎのオオカミがプスの後を追いかけ続けることを知り、恐怖に襲われるのでした。

転・オオカミの正体

魔法の地図は、その地図を手にした人物に関連して、星までの行程に乗り越えなければならない試練の世界を作り出すのでした。

ワンコが地図を持っていたことで、他人を信頼し、褒める精神を持たないと通り抜けられない魔法の森が出現します。

最初は全く通り抜けられずに四苦八苦するプスとキティでしたが、ワンコがしている方法で難なく、通り抜けられることを知ると、渋々、ワンコと同じ方法で、森の中を進んでいくのでした。


プスたちを追いかけているゴルディとジャックは同じく森に入り込み、お互いに小競り合いをしつつ、森の妨害に対しても、攻撃によって無理矢理通り抜けようとしていました。

その結果、ジャックは持って来ていた魔法のカバンの中から自身のコレクションの一つである「良心のバグ(虫)」を手に入れることになります。

良心のバグはジャックに人として良心的な行動をするように、アドバイスを与え続けるのですが、ジャックはそんなバグに耳を貸さず、自己中心的に他人を利用して己の欲望だけを叶えるための行動ばかりするのでした。


プスたちに追いついたジャックとゴルディは地図を奪い取るべく襲い掛かります。

キティが足止めをしている間にプスが安全なところまで先行するはずでしたが、賞金区部稼ぎのオオカミの姿に気が付き、パニックに襲われてしまいます。

地図を投げ出し、オオカミから逃げることだけしかできなくなってしまったのでした。

プスが投げ捨てた地図はゴルディが手にし、彼らは星に向かって先を急ぐことになります。


恐怖に支配されたプスは何を見てもオオカミに見えてしまうほど、我を失っていました。

何とか追いついたワンコがプスの心を静めることに成功し、プスは落ち着くことができます。

そしてプスは、結婚式の日にキティを協会に残したことを告白し、今でも公開していることを白状するのでした。


キティはそれらを耳にしますが、その場では聞いていなかったようにふるまいます。

その後、プスがキティに正式に謝罪した際、彼女も結婚式をドタキャンしたことを明らかにしたのでした。


ゴルディが地図を持ったことで、試練が変化します。

ゴルディと熊たちは彼らが最初に出会った熊の家に迷い込むのでした。

パスとキティは、彼らが家での思い出に気を取られている間に地図を取り戻します。


プスが地図を手にしたことで世界がまた変化します。

水晶野洞窟にプスが閉じ込められ、ワンコは熊に捕らえられてしまいました。

キティは一人でペリトを救出に向かいます。


プスは洞窟で水晶に映し出される自身の過去の姿と対峙することになりました。

最初は楽しい時間を過ごしていたものの、過去の自身の姿は臆病になった今のプスを馬鹿にし始めます。

そんな中、賞金首稼ぎのオオカミが再び現れました。

彼は、自分自身を賞金首稼ぎではなく、死神だと名乗ります。

そして過去8回の人生を浪費したプスを完全に殺しに来たのだと明かしたのでした。


再びパニックに陥ったプスは、恐怖に支配され、地図をもったまま、一心不乱に逃げ出すのでした。

キティとワンコがプスのことを呼んでいることにも気が付かず…。

一方、キティから見たら、プスが再び彼女を裏切ったとしか思えませんでした。


地図を亡くしたゴルディは、願いについて熊と口論になってしまいます。

そして彼女が人間の家族と再会したいと思っていることを明らかにしました。

この告白は熊の家族に大きなショックを与えます。

しかし、ママベアはそれが彼女の本当の望みなら、彼女を助けると言ってくれたのでした。

結・自分を取り戻したプスの最後の決闘

一目散に逃げたプスは「願いの星」のもとにたどり着きます。

そこに、キティが追いつき、プスの行動を非難するのでした。

そして彼女の願いが信頼できるパートナーを見つけることであると告白します。


キティを傷つけたことに気が付いたプスですが、彼らの前にゴルディ、クマ、ジャックが
現れ、「魔法の地図」を巡っての争奪戦が再開してしまいます。

ジャックによってベイビーベアーが消滅してしまいようになりますが、その時ちょうど、ゴルディは地図を手にして自身の願いを叶えられそうになっていました。

しかしゴルディは地図よりもベイビーベアーの救出を選び、他のクマと一緒に助け出すことに成功します。


一方ジャックは持ってきていた魔法のカバンの中に、プスとキティによって突き落とされてしまいました。

が、そこに死神のオオカミが現れます。

プスとオオカミの間に炎の壁を作り、プスが置いて逃げた彼の剣を突き返して最後の決闘を行うのでした。

プスはオオカミとの決闘の間に、命についてのワンコとの会話を思い出し、死への恐怖を克服します。

これによって、オオカミはプスを今殺す価値が無くなったことを認め、再会を約束して去っていくのでした。


オオカミが去った後、魔法の成長クッキーを食べたジャックは、バッグから巨人となって、して再び現れ、プスとキティから地図奪ってしまいました。

彼はすべての魔法をコントロールしたいという願いを叶えようとしますが、ワンコがジャックの気を引くことに成功します。

その間を利用し、プス、キティ、ゴルディが地図を引きちぎるのでした。


地図が引き裂かれたことで「願いの星」が消滅を始めます。

プス、キティ、ワンコ、ゴルディ、クマの一家は急いで星から離れますが、ジャックだけは地図の破片すべてを集めて修復させようとしました。

が、遂にジャックに愛想をつかした「良心のバグ」が最後の小さな破片を燃やしたことで、魔法の地図は完全に消滅します。

そのため、「願いの星」の崩壊は止まることなく、ジャックはそれに巻き込まれて消滅してしまうのでした。。


すべてが終わりました。

ママベアはゴルディに願いがかなえられなかったことを慰めますが、彼女はすでに本当の家族を持っていると返事して熊たちをハグします。

プスはキティとのロマンスを再燃させ、パートナーとしてワンコとともに行動を一緒にするのでした。


しばらくして、プス、キティ、ワンコ達はデルマーの知事から船を盗み、海に出ます。

次の冒険は?と聞くキティに対し、プスは「古い友達」を訪ねようと答えるのでした。

こうして彼らは遠い遠い国にむけ、航海を始めるのです。

最後に簡単な感想

日本人にはなじみの薄い童話(童謡)が元ネタになっていることもあり、パロディが伝わりにくかったように感じます。

もうすでにシュレックシリーズなどで有名どころの童話のパロディは使われているため、仕方ありませんが。

良心のバグ(虫)はピノキオのパロディですが、これもピノキオを詳しく知ってないと、なかなか笑えないのではないでしょうか。


個人的には実は死神であったオオカミの存在が一番気に入っています。

オオカミらしい戦闘の描写もカッコよかったし、死の恐怖を克服したプスに対して、「殺す価値がない」と去っていく姿も哲学を感じて感動しました。

子供と一緒に見ましたが、彼らもとても楽しんでいましたので、ぜひ家族連れでご覧いただき、楽しんでみてはいかがでしょうか。









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