映画ベネデッタのあらすじをネタバレ有で分かりやすく解説!

あらすじ

映画「ベネデッタ」は17世紀に実在したベネデッタ・カルリー二の生涯を描いた作品です。

とはいえ、監督は「エル」などを手掛けたポール・ヴァーホーヴェン。

過激な性描写や暴力シーンで有名な彼が手掛けただけあって、修道女のお話ながら、純粋無垢なシスターの世界とはとても思えない展開が続く衝撃の作品でした。

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キリスト教という宗教の問題、聖職と言われながらその実は権力闘争に明け暮れているといった点などにも光を当てています。

その一方で、疫病やレズビアンといった、今の時代でも大きな話題となっている事象もテーマにしており、それぞれの問題について、思いを巡らせることになるでしょう。


今回は映画「ベネデッタ」の基本情報や予告動画や登場人物情報、そして映画のあらすじを分かりやすく紹介していきます。







映画「ベネデッタ」の基本情報

それでは映画「ベネデッタ」の詳細あらすじを紹介する前に、映画の基本情報と予告動画、そして登場人物の紹介をしておきます。


映画「ベネデッタ」の基本情報

「氷の微笑」「ロボコップ」の鬼才ポール・バーホーベン監督が、17世紀にレズビアン主義で告発された実在の修道女ベネデッタ・カルリーニの数奇な人生と彼女に翻弄される人々を描いた伝記映画。


17世紀、ペシアの町。

聖母マリアと対話し奇蹟を起こすとされる少女ベネデッタは、6歳で出家してテアティノ修道院に入る。

純粋無垢なまま成人した彼女は、修道院に逃げ込んできた若い女性バルトロメアを助け、秘密の関係を深めていく。

そんな中、ベネデッタは聖痕を受けてイエスの花嫁になったとみなされ、新たな修道院長に就任。

民衆から聖女と崇められ強大な権力を手にするが……。


「おとなの恋の測り方」のビルジニー・エフィラが主演を務め、「さざなみ」のシャーロット・ランプリング、「神々と男たち」のランベール・ウィルソンが共演。

2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
引用:映画ドットコム


映画「ベネデッタ」の予告動画



映画「ベネデッタ」の登場人物紹介

続いて登場人物紹介です。

ベネデッタ・カルリーニ

突如として現れた聖痕により、修道院長に抜擢される。

それは禁断の関係の始まりでもあった。


演じるのはビルジニー・エフィラ。

シスター・フェリシタ

ベネデッタの住む修道院の院長。

ベネデッタに起こった奇跡の対応と彼女の秘密に思い悩む


演じるのはシャーロット・ランプリング。

バルトロメア・クリヴェッリ

ベネデッタの愛人。


演じるのはダフネ・パタキア。

教皇大使ジリオーリ

ベネデッタを咎人として裁こうとする教皇大使。


演じるのはランベール・ウィルソン







映画「ベネデッタ」ネタバレあらすじを分かりやすく解説

それでは映画「ベネデッタ」のネタバレ有のあらすじを分かりやすくお届けします。

起・ベネデッタに現れた奇跡

17世紀のイタリアのペシア。

若いベネデッタ・カルリーニは、修道女になるために修道女フェリチータが運営するテアティン修道院に両親によって預けられました。


18年後、演劇で聖母マリアを演じていました。

そのときに、ベネデッタにはイエスが彼女を呼んでいるというビジョンが見えたのです。


ある日、バルトロメアという名前の若い農民の女性が、修道院を訪れます。
父親からの虐待を逃れるために保護を求めてきたのでした。

ベネデッタは、バルトロメアが修道院生活になじめるように監督することを割り当てられます。 その夜、バルトロメアはベネデッタにキスをしたのでした。


ベネデッタはまた、イエスのビジョンを見ます。
そしてその後、それが繰り返し起こるのでした。

しかしある時、イエスと間違えた男によって集団レイプから彼女が救われるという緊迫したなビジョンを見てしまいます。

その後、ベネデッタは深刻な病気に陥いってしまいました。


修道院長フェリシタは、バルトロメアに彼女の面倒を見るように命じます。

病気で眠っているベネデッタは、キリストとのビジョンをまた、見るのでした。

そこでキリストは服を脱いで彼の手に触れるように彼女に求めます。

翌朝、彼女は目を覚まと手のひらと足に聖痕がついていることに気が付くのでした。

承・修道院長になったベネデッタ

ベネデッタの手足についた聖痕について調査が行われることになりました。

フェリシタ修道院長は、

    ベネデッタの聖痕が祈りの最中ではなく眠っている間に現れたこと
    彼女の額にはいばらの冠の痕跡が欠けていること

について述べ、、神からの印であると認めることに懐疑的でした。


聞き取り調査が終わった後、部屋の外に出たベネデッタは床に崩れ落ちます。

その後、彼女は怒った男性の声で話し始めるのでした。

彼女の額には出血している傷が現れ、男性の声は彼女を疑う人々を非難します。


フェリシタの娘であるシスター・クリスティーナは、近くに陶器の破片があるのを見つけたました。

そのため、ベネデッタの傷は自傷行為ではないかと疑うのでした。


ベネデッタのビジョンに対する大衆の関心をどのように処理すべきかについて、フェリシタと地元の教会指導者の間で話し合いが持たれました。

その結果、ベネデッタはフェリシタに代わって女子修道院長の地位に昇格します。


ベネデッタとバルトロメアはフェリシタの部屋を使うことになりました。

そこで二人は、性的関係を持ち始めます。

ベネデッタの木製の聖母マリア小像をバルトロメアが細工し、大人のおもちゃとして使用し始めたのでした。

転・ベネデッタを疑う人々

懺悔と称し、クリスティーナはベネデッタを告発します。

ベネデッタが額の傷を自らつけていたことを目撃したと司祭に嘘をついたのでした。


翌日、司祭はクリスティーナに彼女の告発を公場で発表するように強要します。

が、司祭とクリスティーナの告発を聞いたとき、フェリシタはクリスティーナの主張に異議を唱えました。

というのもクリスティーナが以前、実際にベネデッタの自傷行為を見ていなかったことをフェリシタに告白していたからです。


ベネデッタは、嘘を言った罰としてクリスティーナにむち打ちを命じます。
その所業は明らかにイエスの精神に取り憑かれているかのようでした。


一連の出来事の後、フェリシタは、部屋ののぞき穴からベネデッタとバルトロメアが性行為をしていることを目撃します。

また、むち打ちの刑を受けた屈辱に耐えかねたクリスティーナは、修道院の屋上から飛び降りて自殺してしまうのでした。


その後、疫病が付近の田舎に蔓延し始めました。

が、ベネデッタはペシアが免れるというビジョンを見ます。

そして感染を防ぐために修道院を閉鎖するよう命じたのでした。


フェリシタは密かにフィレンツェに行き、ベネデッタの性行為の事実を教皇大使に報告します。 そんな中、ベネデッタが原因不明の急死を遂げたのでした。

フェリシタは教皇大使と一緒に修道院に戻ります。

その直後、ベネデッタは死から復活しました。

彼女は天国にいて、出席者全員の運命を見たと言いました。


教皇の代理として、教皇大使はベネデッタの行動に関する調査裁判所を開きます。

バルトロメアは当初、ベネデッタとの性的関係を否定していました。

が、教皇大使の部下に拷問された後、最終的に真実を告白してしまいます。
聖書に隠さしてあった木製の大人のおもちゃも見つかってしまいました。


教皇大使はベネデッタを逮捕しました。

しかし彼女は再び男性の声で叫び始め、彼女を迫害する人々を激しく非難します。

そして教皇大使がすぐに病気になると予言するのでした。


教皇大使は、フェリシタが疫病にかかっていることを発見し、彼女の状態を隠すように命じます。

そしてバルトロメアは修道院を追放されたのでした。

結・暴動、そして助かったベネデッタは…

ベネデッタは火あぶりの刑に処せられることになりました。

が、町の広場で、処刑される前にベネデッタは新しい聖痕を明らかにし、集まった民衆に披露します。

そして男性の声で話し、死の天使が近づいていると付けたのでした。


フェリシタは自身の病気を明らかにし、疫病をペシアに持ち込んだのは教皇大使をであると非難します。

町の人々は教皇大使一向に襲い掛かり、ベネデッタを火あぶりにするのを阻止するのでした。


バルトロメアはベネデッタを解き放ちますが、その足元に血まみれの陶器の破片があることに気が付きます。

教皇大使は怒った暴徒に殺され、ベネデッタとバルトロメアは町から逃げ出しました。

フェリシタはベネデッタの処刑のために用意された火で焼身自殺してしまいます。


町の外にある、今は使われていない厩舎で、バルトロメアと一夜を過ごしました。

朝になり、ベネデッタは修道院に戻らなければならないと言います。


バルトロメアはベネデッタに一緒にいてほしいと懇願しました。
そして聖痕はベネデッタの手で偽造されたことを彼女に認めさせようとします。

が、ベネデッタはどちらも拒否をし、ペシアへと帰っていくのでした。


画面にその後のベネデッタの情報が映し出されます。

彼女は70歳で亡くなるまで修道院に住んでいました。


そしてペシアは疫病の流行を免れたことも、併せて映し出されたのでした。









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