カナダ在住20年の筆者が見た映画の感想とふと思った疑問についてを勝手気ままに書いていくブログです。

映画デトロイトのネタバレ感想とあらすじ!ラリー役のアルジースミスはどんな役者?

 
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映画「デトロイト」は1967年に起こった実話を元に制作されたドラマ映画です。

最近では下火になって話題に上らなくなってきましたが、年末の「ガキ使・笑っては
いけない」シリーズではまちゃんが顔を黒塗りしたことが、「差別だ」ということで、
一時期、いろいろ言われましたが、この映画「デトロイト」で起こった事件も元を
ただすと黒人差別に端を発するわけですから、改めて考えさせられました。

映画のような虐待が実際に行われた歴史を持つ国の人々が感じる「差別」行為とそういった
歴史を持たない国の人々が感じる「差別」行為とは、線引が根本から違うのでしょうね。

アメリカの、ひいては人類の負の歴史の一コマとして、知っておいたほうが良い話では
ありますが、映画を見終わっても自分の中で整理をつけるまで時間がかかったというのが
正直な感想でした。





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キャストの紹介

フィリップ・クラウス: ウィル・ポールター
デトロイト市警察の警官。黒人差別主義者。
ラリー・リード: アルジー・スミス
R&Bバンド、ザ ドラマティックスのメインボーカル。事件当日モーテルに宿泊して事件に巻き込まれる。
メルヴィン・ディスミュークス: ジョン・ボヤーガ
モーテルの向かいの店でガードマンをしていた黒人。
ジュリー・アン
事件当日、友人のカレンとモーテルに宿泊していた白人女性。
カール・クーパー: ジェイソン・ミッチェル
ジュリーの友人。警備をする警官や軍をからかうためにスターターピストルを撃つ。

ネタバレあらすじ

1967年、アフリカ系の退役軍人の功績を称える式典がデトロイトで催されていました。

しかしデトロイト市警察はその式典が行われている最中に黒人オーナーが経営する違法
酒場を摘発します。
その摘発現場で人々が警察に対して投石をし始め、やがてそれが商店の略奪や銃撃戦へと
発展し、後に世にいわれる「12番街暴動」が始まってしまうのでした。

市警察だけでは対処できない規模にまで発展した暴動に、州知事は州軍の派遣を決定します。

そんな物々しく、ピリピリした雰囲気の中で、例えば幼い女の子がブラインド越しに窓の
外で道路を移動する軍隊の戦車を見ていただけなのを、狙撃手が狙っていると勘違いした
軍隊によって攻撃されるといった悲劇も起きていました。

デトロイト市警察は略奪犯の捜査に着手していましたが、暴動の混乱によって思うような
捜査は出来ないでいました。

そんな略奪犯捜査の任務についていたデトロイト市警察のフィリップ・クラウスは容疑者
の一人を発見します。相手は逃走し、それを追いかけるフィリップ。
そして持っていたショットガンを2回、相手に向けて発射します。

2発も命中しますが、容疑者は街の裏路地へ逃げてしまい、フィリップは追跡を諦めます。
しかし容疑者は傷からの出血で命を落とすのでした。

フィリップが行った発砲という行為は規則に違反していました。
上司によって咎められ、本来であれば、直ちに現場から外されるはずでしたが、緊急事態
ということもあり、捜査を引き続けることになります。

その晩、フォード劇場で地元の黒人R&Bバンド、ザ ドラマティックスが出番を待って
いました。
彼らにとってフォード劇場でのパフォーマンスは長年の夢で、それが遂に叶う時が来て
おり、興奮は最高潮に達していました。

が、出番の直前に、暴動のために劇場前の道路が警察によって閉鎖されることとなり、
全員が劇場からの退去を命じられます。
気落ちするメンバーですが、観客もどんどんといなくなり、どうすることもできません。

彼らはバスに乗ってデトロイト市内を離れようとしますが、バスは暴徒と化した市民に
襲われ、散り散りにバスから逃げ出します。

他の仲間とはぐれたボーカルのラリー・リードと友人のフレド・テンプルは近くの
アルジェ・モーテルに泊まり、様子を見ることにします。

モーテルにはたくさんの泊り客がいました。
モーテルのプールサイドをぶらついていた二人は二人の白人女性に気がつきます。
ジュリーとカレンと名乗った二人はラリーがバンドのメンバーであることに興味をもち、
彼とフレドを彼女の友人がとまっている部屋に誘います。

そこには数名の黒人男性がいました。若者たちはすぐに打ち解け会い、陽気な時間を
過ごしますが、そのうちの一人カール・クーパーがスターターピストルを持ち出します。
そして友人と一芝居打って、暴発した銃で友人を傷つけたというドッキリを仕掛け、
そうとは知らないジュリーとカレンの慌てた様子を見て大笑いするのでした。

騙されたジュリーとカレンは起こってしまい、部屋を出てベトナム帰還兵のグリーンの
部屋に行ってしまいます。
それを機会にラリーとフレドも自身の部屋に戻るのでした。

残ったカールと友人たちは、浮かれて騒いでいましたが、ふと窓の外に道路を警備する
州兵の姿を見つけます。
カールは悪ふざけの続きとして、スターターピストルを州兵たちに向けて発砲。音と
火花に狙撃手の攻撃と驚く州兵の混乱ぶりをみて大笑いします。

しかし攻撃された州兵達は、それが空砲であることなどわかりません。
自分たちを攻撃する狙撃手がモーテル内にいるとして無線で援軍を要請。反撃し、
狙撃手を拘束するために、モーテルに近づいて攻撃を始めます。

軍からの無線を受けたデトロイト市警察のフィリップもモーテルに到着し、ショット
ガンを片手にモーテル内に突撃します。

ちょうど軍の発砲に驚いて部屋から逃げ出して裏口へ向かうカールを見つけ、その背後
からショットガンを発砲するのでした。

重傷をおって床に倒れるカールに近づき、フィリップはナイフを取り出してカールの横に
起きます。
そしてやってきた州兵に、武器を持って襲ってきたので、やむなく撃ったというのでした。
カールは手当されることなく、そのまま出血死してしまいます。

モーテルの向かいの店で警備をしていたメルヴィン・ディスミュークスも銃撃戦の音を
聞きつけて様子を見に来ます。

メルヴィンや州兵の前で、フィリップと同僚二人はモーテル内に残っていた全員を一階の
廊下に集め、全員壁を向いて一列に立たせ、誰が狙撃手で銃はどこにあるか、を問い
ただします。

モーテル内を調べても銃は出てこず、だれも銃のことは知らないと答えるだけの状況に
業を煮やしたフィリップは、容疑者の一人をランダムに選び、部屋の中へ連れていって
ドアを締め、外から見えない状況にして、処刑をしたように見せかけます。

こうして残りの容疑者を怖がらせ、自白させようという「ゲーム」を始めたのでした。

意に反してこのような状況に参加せざるを得なくなった州兵のメンバーは、やがて一人、
そしてもう一人とフィリップに気が付かれないようにその場から消えていくのでしたが、
誰ひとりとしてフィリップの違法行為を報告する者はいませんでした。

あまりのストレスにジュリーとケレンはヒステリーを起こしてしまいます。
ケレンが叫ぶのを止めないことに辟易したフィリップともう一人の警官は二人を2階へと
連れていき、抵抗するジュリーの服を剥ぎ取るのでした。

駆けつけたメルヴィンと州兵の一人が彼女たちを保護し、ホテルから連れ出します。
こうして二人は最悪の現場から離れることができたのですが、残されている友人のことを
心配するのでした。

フィリップはパートナーに一人を選んで「ゲーム」をするように指示します。
ところが、パートナーはフィリップの「ゲーム」のことをきちんと理解しておらず、
本当に何もしゃべらない容疑者を射殺してしまうのでした。

そのことに気がついたフィリップは慌てふためきます。このままでは違法捜査と暴行・
殺人で逮捕されてしまいます。

この場を収拾して抜け出さないといけないとし、残った容疑者を一人ずつ連れ出して
今夜のことを誰にも口外しないことを誓わせ、モーテルから出すのでした。

しかし最後に残ったフレッドは、黙っていることに合意しません。フィリップは
フレッドを始末するのでした。

暴動が終わり、メルヴィンが昼の仕事をしている工場に警察が現れます。
事情を聞きたいとのことでしたが、連れられていった警察署では、アルジェ・モーテルで
黒人の若者3人が殺された容疑者としてでっち上げられ、捕まってしまうのでした。

一方、フィリップと二人の同僚も調査を受けます。フィリップはとぼけ続けますが、同僚
二人は白状し、三人共逮捕されるのでした。

ザ ドラマティックスは音楽活動を続けていましたが、ラリーは事件のトラウマから
以前のように歌が歌える心境でなくなり、バンドを去ることにします。

フィリプと同僚二人そしてメルヴィンの裁判が始まりますが、白人の判事と全員白人の
陪審員で構成された裁判では、メルヴィンの証言も、同僚二人の自白も証拠として認め
られず、4人全員が殺人と暴行それぞれについて無罪の判決を受けるのでした。

ラリーはその後、ザ ドラマティックスの成功を喜びつつ、彼自身は教会で聖歌を歌い
始めます。それは、理不尽に殺された友人のフレッドの冥福をいつも祈っているかのように。

映画は、主な登場人物のその後の人生を紹介して終わります。

メルヴィン・ディスミュークスは事件の真相を知っていることから命を狙われるという
恐怖に悩まされ、デトロイトを離れました。移り住んだ街でも警備員として働いたそう
です。

フィリップ・クラウスと同僚は警察を解雇にはなりませんでしたが、現場で捜査に携わる
ことは2度とありませんでした。
数年後、法律が変わり、3人のうちの1人が再び裁判にかけられることになりました。
そして被害者の家族に5,000ドルを支払うことで和解したとのことです。

ジュリー・アンは事件から立ち直り、4人の子宝に恵まれ、幸福な家庭生活を送っています。

ラリー・リードはその後も教会で聖歌を歌い続け、居間もデトロイトに暮らしています。





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