映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」は2016年に公開された「スーサイド・スクワッド」の続編ではありません。
もともと続編が考えられていたのですが、監督を誰が務めるか、で紆余曲折があり、最終的に監督を務めたジェームズ・ガンに決まりましたが、その時、続編ではなく、新しいキャラクターに焦点を当てた映画を作ることに決めていたそうです。
今回はこの映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」の基本情報や予告動画やキャスト情報、そして映画のあらすじを分かりやすく紹介していきます。
映画「ザ・スーサイド・スクワッド2 “極”悪党、集結」の基本情報
それでは映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」の詳細あらすじを紹介する前に、映画の基本情報と予告動画、そして出演キャストの紹介をしておきます。
映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」の基本情報と予告動画
「バットマン」や「スーパーマン」を生んだDCコミックスに登場する悪役たちがチームを組んで戦う姿を描いたアクションエンタテインメント。
デビッド・エアー監督により映画化された「スーサイド・スクワッド」を、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズで大きな成功を収めたジャームズ・ガン監督が新たに描く。
ジョーカーと別れて彼氏募集中の身になり、ますますクレイジーになったハーレイ・クインを筆頭に、最強スナイパーのブラッドスポート、敵をチーズに変えてしまう能力を持つポルカドットマン、平和のためには暴力もいとわないという矛盾な生き様のピース・メイカー、ネズミを操って戦うラットキャッチャー2、そして食欲意外に興味のないキング・シャークという、いずれも強烈な個性をもった悪党たちが、減刑と引き換えに、危険な独裁国家から世界を救うという決死のミッションに挑む。
出演は、前作に続いてハーレイ・クイン役を演じるマーゴット・ロビーほか、イドリス・エルバ、ジョン・シナ、ジョエル・キナマンら。キング・シャーク役はシルベスター・スタローンが担当した。
引用:映画ドットコム
映画「ザ・スーサイド・スクワッド2 “極”悪党、集結」のキャスト紹介
続いてキャスト紹介です。
ハーリーン・クインゼル / ハーレイ・クイン
精神病院で働いていた元精神科医。
ジョーカーと知り合い、恋に落ちて犯罪者となる。
演じるのはマーゴット・ロビー。
(日本語版吹替担当は東條加那子)
ロバート・デュボア / ブラッドスポート
スーパーマンをクリプトナイトの弾丸で狙撃しICU送りにした最強のスナイパー。
演じるのはイドリス・エルバ。
(日本語版吹替担当は山寺宏一)
クリストファー・スミス / ピースメイカー
平和のためにはどんな犠牲を払うことも躊躇しない。
射撃の名手。
演じるのはジョン・シナ。
(日本語版吹替担当は大塚明夫)
リック・フラッグ大佐
エリート軍人でスーサイド・スクワッドのリーダー。
演じるのはジョエル・キナマン。
(日本語版吹替担当は宮内敦士)
クレオ・カゾ / ラットキャッチャー2
父からラットキャッチャーの名を受け継ぎ、ペットのネズミのセバスチャンなどのネズミ達をコントロールする女性。
演じるのはダニエラ・メルシオール。
(日本語版吹替担当は悠木碧)
映画「ザ・スーサイド・スクワッド2 “極”悪党、集結」の見どころ紹介
映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」の楽しいところは通常ヒーローたちの敵役であるヴィレンズたちが繰り広げるアクション映画だけあって、ヒーローものではよくあるような感動的なシーンをたびたび茶化すギャグシーンにあると思いました。
また、アクションはすごいものの敵を倒すシーンの描写は結構過激で、お子様向けではありません。
ある意味、現実的でもあり、大人のエンターテイメントといえるでしょう。
また、仲間として集められたヴィレンズヒーローたちのバラバラ感といい感じで信頼を深め、まとまっていく様子もお約束とはいえ、見ていて楽しめるのではないでしょうか。
映画「ザ・スーサイド・スクワッド2 “極”悪党、集結」ネタバレあらすじを分かりやすく解説
それでは映画「ザ・スーサイド・スクワッド2 “極”悪党、集結」のネタバレ有のあらすじを分かりやすくお届けします。
起・スーサイド・スクワッドの招集とその任務
多くのヴィレンズを含め、極悪囚人が収容されているベル・リーヴ刑務所。
ロングストレートの白髪が特徴のサバントもその一人でした。
そんな彼に政府役人のアマンダ・ウォラーが面会にやってきます。
特殊部隊、「スーサイド・スクワッド」への参加要請が面会理由でした。
任務を成功させた暁には刑期を10年短縮することが約束されたのです。
一方で命令には絶対服従。つねに監視下にあり、作戦内容は他言無用。
頭部にマイクロ爆弾を埋めこまれ、逃げ出した場合は、その爆弾が起爆するという条件下で特殊任務を遂行することになります。
部隊のリーダーはリック・フラッグ大佐。
アメリカ軍所属のエリート軍人でした。
他のメンバーはキャプテン・ブーメラン、ブラックガード、T.D.K、ジャベリン、モンガル、ウィーゼル、そしてハーレイ・クイン。
目的地や任務の詳細説明もないまま、軍用機でとある島に侵入すべく近づきます。
メンバーは海に飛び込み、島に上陸することになるのですが、ここで第一の問題が発生。
ウィーゼルが泳げないことが判明し、おぼれて死んでしまうのでした。
浜辺に上陸しあたりの様子をうかがっていた一行ですが、ブラックガードが突然両手を挙げ、大声で誰かに呼びかけながら歩き始めます。
その声に呼応するかのように浜辺は多くの照明で照らされ、実は陸軍の大群が待ち伏せをしていたことが分かるのでした。
ブラックガードは情報を相手にリークし、自分だけ助かろうと画策していたのです。
困惑するフラッグ大佐をしり目にハーレイ・クインはロケットランチャーを発射して戦闘開始。
敵軍も発砲を開始し、ブラックガードはその攻撃を受けて即死します。
2部隊の間で激しい戦闘が行われますが、多勢に無勢。
キャプテン・ブーメラン、ブラックガード、T.D.K、ジャベリン、モンガルが死亡してしまい、ハーレイ・クインは囚われの身となってしまうのでした。
フラッグ大佐は何とか戦闘地域を脱出し、ジャングルの中に逃げ込みますが、周りを囲まれ、やはり虜になってしまいます。
しかしその現場から西に離れた浜では、もう一隊のスーサイド・スクワッドが何の妨害も受けることなく、上陸に成功していました。
そのメンバーは、ブラッドスポートをリーダーに、ピースメイカー、ポルカドットマン、ラットキャッチャー2にキング・シャークという面々。
実はこの3日前に、ウォラーはブラッドスポートを半ば強制的に作戦に参加させていました。
彼の16歳の娘をスマートウォッチを盗んだので、協力しなければ、その罪でベル・リーヴ刑務所に収容させる、というものです。
その脅しに、否応なく参加をしなくてはならなくなったブラッドスポートに、ウォラーは他のメンバーを集めて紹介した後、任務の説明をするのでした。
その任務とは、反アメリカ主義を掲げる政府によって牛耳られている南アメリカにある島国コルトマルタに潜入することでした。
そのコルトマルタ島にある、かつて第二次世界大戦中にナチスによって作られたヨーツンハイム研究所にて今現在行われている「スターフィッシュ」計画というものを完全に破壊するのです。
ヨーツンハイム研究所に侵入するためには、ガイウス・グリーヴス、通常シンカーと呼ばれる特異な装置を頭部に取り付けた超有能な、しかし常識からかけ離れた思考をもつマッドサイエンティストをとらえ、利用する必要があると告げられていました。
承・コルトマルタ島への侵入後の活動
コルトマルタ島に侵入を試みた2組の特殊部隊。
フラッグ大佐率いる部隊は秘密裏に侵入することに失敗して崩壊してしまいます。
一方でコルトマルタ軍はフラッグ隊への攻撃に集中してしまい、その結果としてブラッドスポーンの部隊は気が付かれることなく、無事に侵入しました。
無事侵入を果たしたブラッドスポート部隊には、ヨーツンハイム研究所に侵入する前に、急遽別の任務が与えられます。
それは、逃げ延びたものの囚われの身となったフラッグ大佐の居場所が分かったため、救助に向かうことでした。
任務その1:フラッグ大佐の救助
その道中、一行は互いのことをだんだんと知り始めます。
特に謎の多いポルカドットマンですが、彼には発光する様々な色の光の玉がいくつも体に現れ、それがひどくなってくると玉を吐き出さないといけませんでした。
彼の話では科学者で自分の子供をスーパーヒーローにしたがっていた母親によって兄弟姉妹とともにウィルスに感染させられ、そのせいでこのような体になったとか。
それ以来、母親を憎み、ことあるごとに他人がすべて母親に見えるようになったそうです。
一行はフラッグ大佐が囚われているとみられる集落に到着します。
ウォラーからの命令もあり、そこにいる人間を一人残らず始末していくのですが、とくにブラッドスポートとピースメイカーは自分の能力を相手に誇示したいがために張り合って、いかに素早く効果的に相手を倒していけるか、の競い合いをするのでした。
フラッグ大佐が囚われている小屋に近づき、踏み込みますが、そこで見た者はとある女性とお茶をしながら談笑するフラッグ大佐の姿。
じつはここは反政府軍の秘密基地で反政府軍によってフラッグ大佐は救助され、手当てをされていたのでした。
そうとは知らなかった一行は、まずいことをした、と思いますが後の祭り。
リーダーのソル・ソリアは、皆殺しにあった部下のことに呆然とします。
が、そんな彼女にフラッグ大佐が話をつけ、シルヴィオ・ルナ大統領と部下のマテオ・スアレスを倒すことに駆らなず協力することを条件に、反政府軍の協力を取り付けることを承諾させたのでした。
任務その2:シンカーの拉致
フラッグ大佐と合流した以降は次の任務に向かいます。
それは「スターフィッシュ」計画の責任者であるシンカーの身柄を確保する、というもの。
反政府軍の協力を得て、シンカーがよく来るというバーの存在を知り、待ち伏せをすることにしたのです。
シンカーは新大統領となったシルヴィオ・ルナ将軍にスターフィッシュ計画でどのようなことが可能になるのかを明かし、それによって全面的なバックアップ体制を約束されていました。
狙い通りシンカーはバーに現れましたが、拉致して外に連れ出そうとしたとき、コルトマルタ軍の兵士一群が現れ、アメリカ人が紛れ込んでいるという情報をもとに、そこにいた全員の身元確認を始めます。
ブラッドスポートはラットキャッチャー2とポルカドットマンにシンカーを連れて、従業員用の入り口を使って、外に逃げるように指示。
3人が店裏に消えたことを確認すると、大声で兵士たちに話しかけ、自分とピースメイカー、フラッグ大佐の3人が探しているアメリカ人であるといって、注意を引き付けるのでした。
ラットキャッチャー2らは、見張りにいた兵士を呼び寄せたネズミに襲わせて、無事バーの外に逃げ出します。
そして、囚われの身となった3人が押し込められた軍車両の後をひそかにつけていくのでした。
ブラッドスポート、ピースメイカー、フラッグ大佐は輸送車両のなかで見張りの兵士からハーレイ・クインが生き残って囚われていることを聞きます。
そして隙を見て見張りの兵士を倒し、運転席と助手席にいた兵士も倒して、再び、ラットキャッチャー2らと合流するのでした。
一方で捕らえられたハーレイ・クインは屋外の土牢の中に閉じ込められていましたが、急に待遇が変わり、高級車にのせられて、ドレスと与えられ、万全の化粧を施されます。
そしてついた先は大統領の居住地。
アメリカでアンチヒーローとして有名なハーレイ・クインは反アメリカ主義を掲げるシルヴィオ・ルナ大統領にとってあこがれのヴィレンズだったのです。
甘いマスクで鍛え上げられた肉体美を誇るシルヴィオ・ルナ大統領を目にしてハーレイ・クインも一目で気に入ります。
二人はロマンチックで楽しい時間を過ごすのでした。
ハーレイ・クインをとても気に入ったシルヴィオ・ルナ大統領はついに結婚を申し込みます。
そして「スターフィッシュ」計画の成功の暁にはコルトマルタの将来は明るいものの、成功させるために必要な実験に、躊躇なく子供も検体として利用する必要がある、と話すのでした。
が、ハーレイ・クインにとって子供を利用するという行動は賛成できず、彼のようなタイプの男性は断れば怒り狂って命を取りに来る、という経験則からそうならないように射殺してしまいます。
これによってハーレイ・クインは再び囚われの身となり、シルヴィオ・ルナ将軍の手下であったマテオ・スアレス長官がコルトマルタ政府の実権を握って、ハーレイ・クイン何人のアメリカ特殊部隊兵が島に上陸したのかを知るために拷問にかけるのでした。
任務その3:ハーレイ・クインの救出
ヨーツンハイム研究所に侵入する前に、彼らはコルトマルタ軍に囚われの身となったハーレイ・クインを救出することにします。
ハーレイ・クインはシルヴィオ・ルナ大統領を殺したことで再度捕まり、大統領が亡くなったことでその手下であった、新たに大統領となったマテオ・スアレスによって、島に侵入しているアメリカ人の人数を知るために拷問に会っていました。
あまりの激しさに気を失うハーレイ・クイン。
その様子を見て兵士一人を残してマテオ・スアレスはへやをでます。
しかし気を失ったのは演技で、すきを見てハーレイ・クインは見張りの兵士を倒し、カギを奪って抜け出します。
館に詰めていた兵士たちを奇襲で倒していき、無事、館から脱出することに成功するのでした。
一方で救出に向かったスーサイド・スクワッドの面々。
慎重に館への侵入を試みようと、それぞれが配置につき、いよいよ突入しようとしたとき、一人で逃げ出してきたハーレイ・クインが現れます。
皆が彼女のことを助けに来たことを知って感激するハーレイ・クイン。
彼らの努力を無にしないためにも館内に戻ろうか、と提案しますが、その必要はないと説得され、で無事救出は成功したのでした。
任務その4:ヨーツンハイム研究所へ侵入
無事シンカーを確保したスーサイド・スクワッドは、侵入して破壊するためにヨーツンハイム研究所に向かいます。
警備は厳重でしたが、シンカーを使ったことで無事敷地内に潜入し、塔上のヨーツンハイム研究所入り口付近にいたわずかな兵士を全滅させて中に侵入します。
入り口を封鎖して援軍の侵入を防ぎ、二人一組のチームになって建物のいたるところに爆薬を仕掛けていくのでした。
外でヨーツンハイム研究所の警備をしていたコルトマルタ軍は入り口を開けようと車を使って体当たりさせます。
そしてマテオ・スアレスへ状況の報告を行い、援軍を頼むのでした。
報告を聞いたマテオ・スアレスは自分自身が指揮をするため、大勢の兵士を引き連れてヨーツンハイム研究所に向かいます。
その結果、手薄になった大統領官邸にソル・ソリア率いる反政府軍が武器を構えて侵入していくのでした。
塔の中では監視兵によってスーサイド・スクワッドが侵入したことが発見されます。
塔内に残っている兵士へ緊急放送によって襲撃を伝え、全員がスーサイド・スクワッドの排除に動き出すのでした。
そんな中、フラッグ大佐とラットキャッチャー2がシンカーを連れて地下の研究施設に侵入していきます。
それに気が付いたピースメイカーはパートナーのシャーク・キングを一人残し、どこかに姿を消すのでした。
地下の研究施設で明らかとなったのは、「スターフィッシュ」計画とは、人手型エイリアン「スターロ」を利用し、スターロが生み出す小型スターロを人々にとりつかせ、本体が完全に操ることができるという能力を軍事転用しようとしていた、という驚異的な事実だったのです。
そして研究所の地下には小型スターロが顔に張り付いた多くの囚人が閉じ込められており、その中には子供もいることに、特にラットキャッチャー2は恐怖を感じて呆然としてしまうのでした。。
転・スーサイド・スクワッドが結成された真の目的
さらにシンカーによって、「スターロ」が地球に持ち込まれたのは、はるか昔に実はアメリカ政府によってであることが明かされます。
「スターロ」を持ち込んだアメリカ政府はコルトマルタ島に秘密研究所を作り、ここで長年「スターロ」についての研究が行われていたのでした。
秘密を知り、その証拠が修められているハードドライブをコンピューターから入手したフラッグ大佐でしたが、ピースメイカーが銃を突き付け、そのハードドライブを渡すように要求します。
実はピースメイカーは、コルトマルタ島で行われていた「スターロ」研究に関する全てに対してアメリカ政府がかかわっていた事実が、決して知られないようにするという秘密任務を受けていたのです。
ピースメイカーはハードドライブを渡すことを拒んだフラッグ大佐とにらみ合います。
その時、建物が揺れ、天井から岩が落ちてきます。
その揺れはどんどん酷くなり、ついには大きな落盤が起きて、4人はその衝撃から気を失ってしまうのでした。
すぐに意識を取り戻しますが、落盤はラットキャッチャー2とシンカー、ピースメイカーとフラッグ大佐の二組の間に落ちてしまったため、2組と2組のバラバラになってしまいます。
ラットキャッチャー2とシンカーは、スターロが閉じ込められていた空間を隔てていた大きな窓ガラスが割れていることに気が付きます。
そしてその窓ガラスからスターロの触手が侵入し、シンカーを捕まえて引きずり込むのでした。
ラットキャッチャー2はシンカーと同じ目に合わないよう、元来た道へと逃げ出します。
スターロに捕まったシンカーは必死に命乞いをしますが、スターロによって引き裂かれてしまうのでした。
通路は落盤でふさがれておりましたが、セバスチャンの先導でがれきの隙間を発見。
そこに体をねじ入れます。
間一髪のところでラットキャッチャー2を追いかけてきていたスターロの触手をやり過ごすことの成功し、そのまま隙間を伝って、先に進むのでした。
一方ピースメイカーとフラッグ大佐はほぼ同時に意識を取り戻します。
そしてハードドライブをめぐって激しい戦闘を開始するのでした。
落盤時の衝撃で傷を負ったフラッグ大佐が押され気味でした、格闘中にピースメイカーをしのぐようになり、ついには床に組み伏せ、鉄パイプを首に充てて窒息死させようと試みます。
が、ピースメイカーは床に落ちていた破片を拾い上げ、それをフラッグ大佐の左胸に突き立てるのでした。
その一撃はフラッグ大佐の心臓にまで達し、フラッグ大佐はこと切れてしまいます。
フラッグ大佐の体を押しのけ、立ち上がったピースメイカーは格闘中に床に落ちたハードドライブの行方を捜します。
お目当てのハードドライブはラットキャッチャー2の目の前にありました。
がれきの隙間を伝って進んできた結果、ようやく開けた空間に出られたのですが、まさにその時、ピースメイカーがフラッグ大佐の息の根を止めた瞬間だったのです。
事態を把握したラットキャッチャー2はハードドライブを拾い上げると地上目指して階段に向かって走ります。
その後をピースメイカーも銃を拾い上げて追いかけるのでした。
地上階までなんとかたどり着いたラットキャッチャー2でしたが、ピースメイカーも追いつきます。
ラットキャッチャー2は地面に転んでしまい、ピースメイカーが突き付ける銃を見上げて覚悟を決めるのでした。
が、そこに上空から落ちてきたブラッドスポートが現れます。
そして目の前にあるラットキャッチャー2とピースメイカーの状況を見て、何かを悟った表情を見せるのでした。
この状況の8分前。
ヨーツンハイム研究所の塔を破壊するために、ブラッドスポートらは上の階への登りつつ、各階に爆弾を設置していました。
とある階、そこは仕切り壁に仕切られたたくさんのオフィススペースが広がっていました。
その中を歩いていたところ、ポルカドットマンが持っていた爆弾を床に落としてしまいます。
それを拾おうとかがんだ瞬間、オフィス内に入ってきたコルトマルタ軍の兵士たちが発砲。
反政府軍の協力者として同行していたミルトンに当たってしまい、死亡します。
ポルカドットマンの反撃によってその兵士たちは倒されますが、続いてやってきた兵士たちに対して攻撃を加えた際、発したウィルス性の玉が床に落ちた爆発物に当たり、爆発が始まってしまいました。
その爆発は、他の爆弾にも誘発し、予期せぬ形で塔の破壊するために設置した爆弾がすべて爆発を始めてしまいます。
やがて爆発は収まりますが、爆発によって塔の崩落が始まってしまいます。
ブラッドスポート、ハーレイ・クイン、ポルカドットマンは崩れる塔から何とか脱出を試みるのでした。
そして何とか無事に崩落に巻き込まれずには住んだのですが、ブラッドスポートのみ、着地した床が崩落でもろくなっていた関係で、下の階に落ちてしまいます。
ようやく落下が終わったのは、地上階にたどり着いてからでしたが、その目の前にはピースメイカーの構える銃がラットキャッチャー2を狙っている光景が飛び込んできたのです。
ブラッドスポートは早撃ちの要領でピースメイカーに対して発砲します。
ピースメイカーもラットキャッチャー2を指していた銃を上げ、脅威となるブラッドスポートの始末をしようとするのでした。
結果は、小型銃弾を使用したブラッドスポートの弾丸が、ピースメイカーの弾を破壊したうえでピースメイカーの首に命中。
信じられないとつぶやくピースメイカーでしたが、やがて床に体を横たえることになります。
ブラッドスポートに再会したラットキャッチャー2はハードドライブの中に入っている情報をかいつまんで話します。
そしてフラッグ大佐がピースメイカーによって殺されたことも話すのでした。
が、突然建物が揺れ始めます。
ラットキャッチャー2を追ってきたスターロが無理やり上ってきているからですが、スーサイド・スクワッドは避難のため、外に逃げ出します。
その後を追うように、巨大なヒトデ姿に真ん中に巨大な目玉が付いているスターロが姿を見せるのでした。
結・スターロとの戦い
研究所から脱走した「スターロ」に対し、現場に駆け付けていたマテオ・スアレスは兵士たちに銃撃を命じます。
が、兵士たちから放たれる銃弾には全く意に介す様子は見せません。
そして体から手のひらより少し大きいくらいの、小型スターロを大量に放出するのでした。
その小型スターロは兵士たちの顔にへばりつきます。
顔にとりつかれた兵士たちは意識を亡くしたように地面に転がってしまうのでした。
終にはマテオ・スアレスも取りつかれ、この場にいたコルトマルタ軍は全滅してしまいます。
生き残ったスーサイド・スクワッド・メンバーのブラッドスポート、ハーレイ・クイン、ラットキャッチャー2、ポルカドットマン、キング・シャークは自身の顔をカバーして小型スターロの襲撃から逃れます。
やがて小型スターロは地面に落ち、かすかに動くのみで活動を止めてしまうのでした。
が、今度は顔にとりつかれた兵士がゆっくりと起きだします。
マテオ・スアレスも同じく立ち上がり、コルトマルタ島は自分のものだ、というスターロの意思を口にしたかと思うと、本体のスターロとともに町中目指して歩き始めるのでした。
残されたスーサイド・スクワッドはスターロとその操られた兵士たちが町に向かっているのを見ているだけでした。
そして町が破壊されたことにより、通信妨害もなくなります。
これによってウォラーとの交信が再開されたのでした。
スーサイド・スクワッドを編成した責任者のウォラーは、ヨーツンハイム研究所の破壊を聞き、任務の完了を宣言します。
彼女は帰国命令を出しますが、ブラッドスポートはスターロとの戦闘を主張。
他のメンバーもブラッドスポートに賛成するのでした。
ウォラーは命令違反に激怒し、全員の処分を命じます。
が、この命令はウォラーの部下からの不意打ちよって、彼女が気絶させられてしまったことで実行されることはありませんでした。
残った部下たちはスーサイド・スクワッドにスターロの現在位置とそこまでの最短ルートを調べて伝えます。
スタロとの戦闘は困難を極めることになるのでした。
何しろ本体が巨大であり、ブラッドスポートの持つ武器による攻撃は効果があったように思えません。
キング・シャークによる噛みつき攻撃も引っぺがされてビルに向かって投げつけられて終わりとなります。
ポルカドットマンの攻撃は効果があり、歩行移動に使っている足に当たる一本に大きなダメージを与えます。
が、喜んだのもつかの間、ポルカドットマンはスターロに踏みつぶされて犠牲となってしまうのでした。
スターロは小型スターロを町中で輩出して町の人々も操ります。
ブラッドスポートを襲わせ、彼が所持している武器全てを奪ってしまうのでした。
唯一ラットキャッチャー2によるネズミの大群の呼び寄せは、スターロに対して効果がありました。
スターロは、ラットキャッチャー2を始末することで対応しようとしますが、ブラッドスポートの決死の行動でラットキャッチャー2をスターロの攻撃から守ることに成功、スターロはネズミの大群に襲われ、必死に何とかしようとします。
そんなスターロに対し、ハーレイ・クインはスターロの目を串刺しにすることに成功し、眼球の中に飛び込むのでした。
ハーレイクインが破った場所より大量のネズミもスターロ内部に侵入していきます。
スターロの内部からネズミたちに食い破らせることでスターロの息の根を止められたのでした。
一方、大統領邸に残っていたコルトマルタ軍の幹部は、ソリア率いる反乱軍に鎮圧されてしまいます。
ソリアはコルトマルタ政府を手にすることに成功し、混乱が収まった後、民主的な選挙を実施して新しいコルトマルタ政府を作ることを島民に約束するのでした。
ブラッドスポートはウォラーに対し、ラットキャッチャー2が取り返したハードドライブに入っている情報を他言しない代わりに、彼と生き残った部隊要員、
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ハーレイ・クイン
キング・シャーク
ラットキャッチャー2
の刑務所からの出獄を要求し、承諾させます。
そして生き残った4人は、コルトマルタ島から迎えに来た空軍機によってアメリカに帰国するのでした。
エンドロールの最中の映像で死んだと思われていたウィーゼルとピースメイカーが実は生き延びていたことが分かります。
そしてピースメイカーはウォラーの部下による治療を受けていることも映し出されるのでした。
完
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