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映画バンブルビーでトランスフォーマーたちが地球に落下したときの被害は正しい?

2019/03/27
 
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映画「バンブルビー」でトランスフォーマーたちが初めて地球に辿り着きます。

とはいえ、その着陸シーンは着陸と呼べるほどのものではなく、どちらかというと「衝突」もしくは「墜落」といったほうが正しいと思えるレベルです。

ただ、宇宙から巨大な物体が地球に墜落した際、映画で表現されているようなことが起こるのでしょうか?

実際にあった隕石落下から、考察をしていきたいと思います。







実際にあった隕石落下の被害とその隕石の大きさ

SF映画の題材にもなる地球への隕石落下。

古くは恐竜を滅亡させた最も有力な説として、巨大隕石の地球への衝突が有名です。

ちなみにこのときの隕石の大きさは直径10 kmだったと言われています。

この大きさの隕石が落ちてきて地球上の恐竜が滅亡したというわけですが、もちろん一瞬で全ての恐竜が死滅したわけではありません。

衝撃により亡くなった恐竜もたくさんいたでしょうが、問題はその後。衝突の衝撃で空高くに舞い上がったチリなどにより、地球が覆われ、地表に太陽光が届かなくなったのが原因です。

これによって植物が育たなくなり、それを食べる草食系の恐竜が死に絶え、それらを餌にしている肉食系の恐竜も亡くなったというわけです。

もっと小さな隕石ではどうなの?

とはいえ、直径10 kmという大きさは、ピンときませんよね。

そこでグーグルマップで皇居を中心に直径10キロだとこんな感じになるという画像を掲載しておきます。

かなり大きい範囲となりますよね。

これなら地球上の恐竜が滅亡してもおかしくないような気がします。

では、これより小さい場合、どんな被害になるのでしょうか?

実際にあった事例で説明していきましょう。

2013年2月15日にカザフスタンとの国境を接しているロシアのチェリャビンスク州に向かって隕石が落下したという事件が起こりました。

聞き慣れな地名ですので、グーグルマップでお見せします。、

幸いに隕石は超音速で大気圏突入をしたことと待機を通過する際の圧力に耐えきれず、爆発に似た分裂をしてしまい、地表に激突することはありませんでした。

このときの隕石の大きさは研究機関によっていろいろと意見が別れていますが、数 m から15 m だったと言われています。

人間と大きさを比べた図がありましたので、紹介しておきましょう。

その隕石がこのような経路で飛翔してきて、上空15 km から50 km ほどの高度で分裂をしました。

その威力は広島型原爆の30倍以上のエネルギーと見積もられていますが、幸いにも高度が高かったため、壊滅的な大きい被害はでず、驚くことに死亡者が0人という結果に終わりました。

高度と破壊力の関係を説明しますと、広島の場合高度600 m で爆発したのに対し、仮に隕石が高度20 km で分裂したとした場合、その威力は分裂直下であったとしても37分の1まで下がるそうです。

もしこの隕石が分裂せずに地表まで落下した場合、その速度を秒速15 km で計算すると直径100 m のクレーターが形成されるほどの被害をもたらしていたと考えられており、さらに衝撃波によって周辺は壊滅的な被害を受けていたでしょう。

実際のチェリャビンスク隕石の被害も分裂した際に発生した衝撃波によって約4500棟の家屋の窓や扉が破壊されました。

その範囲は南北に180 km、東西に80 kmに広がったそうです。

空中分解ですらこれだけの破壊力があったのですから、もし地表に落ちていたらその被害はどれほどになっていたか、想像するだけで恐ろしいですね。

これが数 m から15 m の大きさの隕石が落ちてきたときの被害です。

バンブルビーたちの大きさ・重さは?

それではバンブルビーやシャッター、ドロップキックの場合はどうでしょうか?

まず彼らの重さを考えなくてはいけません。

トランスフォーマーの登場人物(?)は公式な体長さや重量といった情報が公開されていません。

ですので、映画の見た目から考えるしかないでしょう。

バンブルビーがチャーリーと並んでいるシーンが何度かあります。

チャーリー役を演じるヘイリー・スタインフェルドの身長は173 cm

バンブルビーはその2倍くらいありそうですので、3m 50cmくらいでしょうか。

シャッターとドロップキックはバンブルビーよりも少し大きいですが、2倍というほどではありません。

体長は5 m から6 mといったところでしょう。

となると、チェリャビンスク隕石が仮説の一番大きいサイズだとしてもシャッターやドロップキックはその3分の1、数 m の大きさだとしたら、バンブルビーも同じくらいの大きさである、ということになります。

とはいえ、衝突の衝撃で重要なのは重さと速さになるので、これで一概に彼らがチェリャビンスク隕石と同じだけの破壊力があった、とは言うことができません。

また、考えにくいですが、トランスフォーマーが地表に降り立つ際に、何らかの方法で速度を下げる事ができた可能性もあるにはあります。

しかしバンブルビーが地球に到着した際、すぐ近くで演習を行っていたジャック・バーンズ率いるセクター7のメンバーが、地表に伏せただけで助かる(といっても少なくともけが人はでていましたが)はずがない事がわかります。

シャッターやドロップキックの場合も同じで、あの場面はガソリンスタンドがあったから爆発が起きたような描写になっていましたが、場合によっては瞬時に蒸発、というレベルの被害になっていないとおかしいと言えます。

彼ら以外にもオプティマスプライムが地球に降り立っていますし、オートボット達も次々と7体も一緒に地球へやってくるエンディングで映画は終わっています。

そのときの被害を考えると、彼らを出迎えるのも考えものですね。

まとめ

宇宙から地球に飛来してやってくる物体が地球に着陸するためには、とてつもないエネルギーと大きさがないと成功しません。

実際、直径3 m から7 m という小ぶりの隕石ははほぼ毎日、地球めがけて落下しているそうです

しかしそのほとんどは大気圏で燃え尽きるか人のいない地域や海上に落下しています。

少なくともバンブルビーやシャッター、ドロップキックが大気圏で燃え尽きずに地球に降下できていることを考えると、かなり頑丈な作りでないとおかしいことになるわけです。

まぁ、映画の中で派手にロボット同士、殴り合いをしていて壊れないのですから、それくらいの頑丈さは平気で持っているのでしょう。

しかし、本当に地球に墜落するように降りてきているとしたら、そのたびに地球は、場所が悪ければ一都市が壊滅的な被害を受けるだけの破壊力で壊されているということになるはずです。

オートボットたちはいわゆる戦争難民というカテゴリーに収まるでしょうが、なかなか両手をあげてウエルカムというわけにはいきませんね。

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