アニメ「ダンジョン飯」で登場する人食い植物。
センシによってそれらの実がタルトにされており、マルシルですら、その味に感激していました。
そんな中、ライオスが植物の種を保管して、地上で植えても育つかを試したがっていました。
結果的にはマルシルに見つかり、種は焼却処分されています。
しかし、本当にライオスが種を持ち出して地上で植えていたら、本当に育っていたのでしょうか?
今回はその謎の答えを考察してみたいと思います
アニメ「ダンジョン飯」の人食い植物は地上で育つのか?
ニメ「ダンジョン飯」で登場した人食い植物。
さすが魔物がわんさかいるダンジョン内ですので、人間すら捕食する危険な植物が数種、存在していました。
捕まえた獲物を溶解し、養分を吸収する種類。
獲物を捕らえて絞め殺し、その死体を使って堆肥を自ら作り出す種類。
殺さない程度に蔓で拘束し、種をその皮膚内に植え込む種類。
作品内ではこの3種類が登場していました。
ライオスは、そのうちの種を皮膚に埋め込む寄生型植物の種を持ち出そうとしていました。
しかし、この種、果実事蒸されていたので、そのまま植えてもおそらく育つことはなかったと思われます。
何はともあれ、これらの人食い植物は種をダンジョンから持ち出した場合、地上で育つのでしょうか?
食虫植物が存在している理由
それを考察していくのに、まず現実世界で生息している食虫植物のことを考えてみたいと思います。
彼らは虫などの小動物から養分を獲得し、それによって育つように進化してきました。
それは、他の植物と養分や日光などの取り合いをした際に、他の植物に勝てないことで、食虫植物になる進化を遂げていったのです。
つまり、他の植物では大きくなれないような劣悪な場所であっても、虫さえ飛んで来さえすれば生きていけるように進化していったのです。
そのため、例えば岩場が多く土が少ない場所でも、食虫植物は他の植物の存在を心配せず、育つことができるのでした。
ではダンジョンの人食い植物も同じように、環境に適するために捕食するようになったのでしょうか?
人食い植物が育つための条件を考察
人食い植物が地上で育つための条件ですが、基本的に捕獲できる対象がいないと育ちません。
食虫植物は捕獲する相手が虫であるため、獲物がなくなる心配はありません。
が、人食い植物という、人を捕獲することができるという規模であるわけですが、逆説的に言えば、人ほどの大きさの獲物を捕獲する必要がある、ということになります。
人以外の動物で頻繁に捕まえて獲物にしていたとすれば、すぐに生き物がいなくなってしまいそうです。
また、人が大量に被害にあうことになれば、すぐに駆除されてしまいそうです。
その点を考えても人食い植物が地上で育つ条件は厳しそうです。
地上で育って繁殖するには無理がありそう
おそらく種を地上にもっていって植えれば、発芽して育つとは思われます。
しかしその後、種をつけて生息地域を広げていくか、という点を考えると、対象となる獲物が大量に必要であることを考えると、むつかしい気がします。
ある程度の広がりは見せるかもしれません。
が、その後、生態系バランスを壊した反動で、人食い植物が生きていくために必要な獲物がいなくなり、その結果、存続できなくなると思います。
まとめ
アニメ「ダンジョン飯」の人食い植物を地上にもっていって植えたら育つかどうかを考察してみました。
おそらく育つことは育つと思います。
しかし、生態系バランスの中で、急に上位の肉食種が入り込むわけですから、環境を壊しやすいと思われます。
もし人食い植物が増えるのであれば、その餌食になった動物の数はかなりなものになるでしょう。
そしておそらくは、動物がいなくなった、ということになるのではないでしょうか。
そうなると、自身の養分を確保する対象がいなくなるわけですので、人食い植物も生きていけなくなります。
このように、人食い植物が地上に持ち出されたとしても、無事に育って、子々孫々を残していくのはむつかしいのではないでしょうか。
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