映画「ジュラシック・パーク」シリーズから続く、映画「ジュラシック・ワールド」シリーズの最終作。
る映画「ジュラシック・ワールド」シリーズは恐竜パニック映画から次の段階、遺伝子組み換え技術&クローン技術に関する内容の作品に移っていて、前作である「ジュラシック・ワールド 炎の王国」で登場したメイジー・ロックウッドを中心としたストーリーとなっています。
とはいえ、恐竜を出さないわけにはいかないので、ヴェロキラプトルのブルーとその子供ベータを登場させました。
メイジーとベータを狙う悪役に、「ジュラシック・パーク」シリーズのメンキャラクターに3人も登場して協力し、最終回にふさわしい大冒険が繰り広げられます。
今回はこの映画「ジュラシック・ワールド3 新たなる支配者」の基本情報や予告動画や登場人物情報、そして映画のあらすじを分かりやすく紹介していきます。
映画「ジュラシック・ワールド3 新たなる支配者」の基本情報
それでは映画「ジュラシック・ワールド3 新たなる支配者」の詳細あらすじを紹介する前に、映画の基本情報と予告動画、そして登場人物の紹介をしておきます。
映画「ジュラシック・ワールド3 新たなる支配者」の基本情報と予告動画
現代によみがえった恐竜たちの姿をリアルかつスリリングに描いて人気を集めるメガヒット作「ジュラシック・パーク」シリーズの最終章。
2015年の「ジュラシック・ワールド」でメガホンをとったコリン・トレボロウが再び監督に復帰し、シリーズ生みの親であるスティーブン・スピルバーグが引き続き製作総指揮を担当。
「ジュラシック・ワールド」シリーズの主演クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードに加え、「ジュラシック・パーク」初期3作で中心となったサム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムが演じる3人の博士もカムバックする。
ジュラシック・ワールドのあった島、イスラ・ヌブラルが噴火で壊滅し、救出された恐竜たちが世界中へ解き放たれて4年。
人類はいまだ恐竜との安全な共存の道を見いだせずにいる。恐竜の保護活動を続けるオーウェンとクレアは、ジュラシック・パーク創設に協力したロックウッドの亡き娘から作られたクローンの少女、メイジーを守りながら、人里離れた山小屋で暮らしていた。
そんなある日、オーウェンは子どもをつれたブルーと再会。
しかし、その子どもが何者かによって誘拐されてしまい、オーウェンはクレアとともに救出に向かう。
一方、ある目的で恐竜の研究をしている巨大バイオテクノロジー企業のバイオシンを追っていたサトラー博士のもとには、グラント博士が駆け付け、彼らはマルコム博士にも協力を求める。
引用:映画ドットコム
映画「ジュラシック・ワールド3 新たなる支配者」の登場人物紹介
続いて登場人物紹介です。
オーウェン・グレイディ
映画「ジュラシック・ワールド」、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」に登場した主人公。
ジュラシック・ワールドの元恐竜監視員。
演じるのはクリス・プラット。
日本語吹替担当は玉木宏。
クレア・ディアリング
オーウェンとともに映画「ジュラシック・ワールド」、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」に登場したもう一人の主人公。
ジュラシック・ワールドの元管理責任者で今は恐竜の保護に力を注いでいる。
演じるのはブライス・ダラス・ハワード。
日本語吹替担当は木村佳乃。
アラン・グラント
映画「ジュラシック・パーク」および「ジュラシック・パーク3」に登場した古生物学者。
演じるのはサム・ニール。
エリー・サトラー
映画「ジュラシック・パーク」および「ジュラシック・パーク3」に登場した古植物学者。
演じるのはローラ・ダーン。
イアン・マルコム
映画「ジュラシック・パーク」および「ロスト・ワールド」に登場した、カオス理論を専門とする数学者。
演じるのはジェフ・ゴールドブラム。
メイジー・ロックウッド
旧ジュラシック・パークを建造したジョン・ハモンドの旧友でビジネスパートナーだったベンジャミン・ロックウッドの孫娘とされていたが、実はベンジャミンの娘シャーロットのクローン人間。
演じるのはイザベラ・サーモン。
映画「ジュラシック・ワールド3 新たなる支配者」の見どころ紹介
シリーズの最終作品であり、「ジュラシックパーク」シリーズの完結にも位置するため、「ジュラシックパーク」シリーズで活躍したアラン・グラント、エリー・サトラー、イアン・マルコムが登場します。
ただ登場するだけではなく、映画のメインストーリーに大きくかかわって大活躍してくれるので、シリーズを最初から見ているファンには胸熱な展開に大興奮でしょう。
「ジュラシックパーク」からのカメオ出演はメインキャラの3人だけではありません。
オマージュシーンも多くあり、それを見つけ出すだけでも楽しめます。
恐竜たちが登場し、大暴れするアクションは健在で、時間を経てより手に汗握るアクションも見ることができます。
映画「ジュラシック・ワールド3 新たなる支配者」ネタバレあらすじを分かりやすく解説
それでは映画「ジュラシック・ワールド3 新たなる支配者」のネタバレ有のあらすじを分かりやすくお届けします。
起・恐竜が世界中に解き放たれて4年経過した地球
前回のイスラ・ヌブラル島火山噴火とロックウッド館での事件から4年。
メイジーによって解き放たれた恐竜たちは世界中に生活範囲を広げ、個体数を増やしていったのでした。
その過程で人間とのトラブルが発生。
恐竜たちに襲われる人々もいれば、恐竜を捕獲して裏社会で売りさばくといった犯罪も横行していたのです。
恐竜保護団体を立ち上げていたクレアは、仲間のジアとフランクリンとともにとある施設に潜入します。
そこは違法に恐竜を繁殖させ、売りさばいていました。
その証拠を抑えたクレアとジアでしたが、その中に、未成熟な幼い恐竜を発見します。
ジアの反対を押し切り、保護するために連れ出すクレア。
何とか車に乗せますが、しかしその派手な行動のせいで施設の保安係チームに見つかってしまい、追いかけられてしまうのでした。
何とか恐竜の群れの中に逃げ込み、パニックを越した恐竜が追手の車を攻撃してくれたことで難を逃れますが、ジアもフランクリンもクレアのやり方についていけない状況に来ていました。
フランクリンはとある組織からの正式な雇用を獲得したことで、これがクレアとの行動の最後にすると決断。
ジアもそれに賛成し、クレアは一人、隠れ家に戻ることになるのでした。
クレアといっしょに住んでいるオーウェンも恐竜の保護活動をしていました。
そして前作で保護したクローン人間のメイジーを世間の目から隠すために、シエラネバダ山脈の山の中に身を潜めていたのです。
しかし14歳となったメイジーは外の世界で他の人々とかかわりたいという欲求を抑えられずにいました。
クレアとオーウェンによって止められている町への訪問も、二人に隠れて行っていたのです。
そんなメイジーが時折訪れる山間部の町でも、巨大な恐竜が町中にあわられるという現象が起きていたのでした。
一方、世界ではバイオシン社という企業が急成長していました。
世界中に散らばった恐竜たちの生態や構造を研究し、その成果を医療的に人間の役に立つ薬や医療技術を開発することに成功したためです。
しかし、そんなバイオシン社は更なる研究のためにメイジーとブルーの子供をねらっていたのでした。
オーウェン達の住む山にブルーも住んでいました。
そしてブルーはなんと無性生殖をおこない、自身のクローンを子供として産んでいたのでした。
そんな折、テキサス州ではとんでもないイナゴ災害が発生していました。
このイナゴは人間の腕ほどの大きさのある、これまでに見たこともない種類で、多くの穀物を食い荒らしており、世界的な食料不足を引き起こす危険があったのです。
古植物学者のエリー・サトラーは事態の調査をすべく、被害があった現地を訪問していました。
そこでこのイナゴの群れはバイオシン社の種から育った穀物には全く手を出していないことが分かります。
サトラー博士は、この巨大イナゴは白亜紀に絶滅した種の遺伝子を使って生み出されたのではないかと疑います。
そしてこのイナゴの研究開発を行ったものこそ、バイオシン社ではないか、と目星をつけるのでした。
サトラー博士は、古生物学者のアラン・グラント博士のもとを訪れます。
グラント博士は今でも化石の発掘現場で化石採集を行っていました。
久しぶりの再会に二人はお互いの境遇を話します。
グラント博士は、これまでと変わり映えのしない、化石採集による研究成果をまとめあげていました。
サトラー博士は、ジュラシックパーク3では幼かった息子も今は大学生となって独立しており、夫とも別れて独り身で昔のように研究のためにフィールドに出かけていたのです。
サトラー博士は今回のイナゴ問題の背後にバイオシン社がいるのではないかと疑っており、その証拠を探し出すため、イタリアの山間部にあるバイオシン本社を訪れる予定にしていたのでした。
イアン・マルコムがバイオシン本社に勤めており、彼のツテを頼って本社内に潜り込むという計画です。
始めは渋っていたものの、結局はサトラー博士の嘆願を聞き入れ、グラント博士も彼女に同行することを決心するのでした。
承・バイオシン社の陰謀
バイオシン社の依頼を受けた一味によってブルーの子供がさらわれてしまいます。
その物音を聞きつけたオーウェンはその現場に向かい、助けようとしますが間に合いませんでした。
オーウェンと一緒にいたメイジーも助けに行こうとしますが、オーウェンによって有無を言わさずに家にいるように言いつけられます。
そのことに腹を立てた彼女は自転車を持ち出し、町に向かうのでした。
しかし彼女の行為は、悪漢たちにをさらわれるための絶好のチャンスとなってしまい、彼女も誘拐されてしまいます。
オーウェンとクレアはメイジーを取り戻すべく、今はICAに勤めているフランクリンに助けを求め、情報を聞き出そうとするのでした。
フランクリンからの情報により、オーウェンが目撃した誘拐犯一味のリーダー格の男性の正体を知ることができました。
そして彼らがイタリアのマルタに滞在し、違法に恐竜を密売していることを聞かされます。
現地ではかつてオーウェンがイスラ・ヌブラル島のジュラシックワールドで働いていた時の同僚バリー・センベーヌが潜入捜査をしており、彼と彼のチームと合流するようにてはいをして、二人はイタリアに旅立つのでした。
そのころイタリア、マルタに誘拐されたメイジーと彼女によってベータと名付けらたブルーの子供がケイラ・ワッツという元空軍パイロットで今は運び屋を生業としているフリーパイロットによって運ばれました。
ケイラはメイジーを見て、気になりますが、仕事柄、荷物の詮索をすると身に危険が降りかかるため、それ以上は深入りをしません。
メイジーとベータはここよりバイオシン本社まで運ばれることになるのでした。
オーウェンとクレアはマルタに到着します。
バリーと合流し、ターゲットのライン・ドラクールを監視下に置きました。
するとラインは、バイオシン社のトップであるルイス・ダッドソンに雇われたソヨナ・サントスから仕事を受けていたことが分かります。
クレアは恐竜を売買する闇市場に潜入します。
そこでは恐竜を使っての決闘による賭けも行われていました。
トイレに入ったクレアはケイラと出会います。
ケイラがアメリカ人であることに気が付いたクレアは、メイジーの写真を見せて情報提供を懇願しますが、ケイラは関わり合いになることを恐れて、何も話しませんでした。
その後、ラインとソヨナの二人が接触をしている場面に出くわしたチームは確保に動きます。
しかしソヨナはラインたちに運ばせようとした恐竜を解き放ち、パニックを引き起こすことで逃亡を図るのでした。
解き放たれた恐竜は、次々と捜査チームのメンバーに襲い掛かります。
その隙に逃げ出したラインとソヨナですが、ラインはオーウェンが、ソヨナなクレアが追いかけるのでした。
ラインは市場の中を逃げ回ります。
途中で檻に入れられていた恐竜を更に解き放ち、よりパニックを大きくしますが、決闘用リングにてオーウェンに追いつかれ、また、そこに放たれていた恐竜によって四肢を角つかれてしまい、動きが取れなくなってしまうのでした。
最後の最後にメイジーに関する情報をオーウェンに白状しますが、そのまま、ラインは恐竜に食われてしまいます。
ソヨナは一度はクレアに追い詰められるものの、追ってきた恐竜の追跡能力を利用してくれあを襲わせます。
同じくバイクに乗ってクレアのもとに急ぐオーウェンにも恐竜に追跡をさせ、二人を亡き者にしようとするのでした。
恐竜に追いかけられているクレアの姿に気が付いたケイラはクレアを助けることにします。
軽トラを盗んでクレアを荷台に乗せて、恐竜から逃亡。
自身の飛行機まで走らせるのでした。
オーウェンはクレアからの連絡でケイラの飛行機に向かいます。
ケイラの飛行機が離陸のために滑走路を走行中、オーウェンは何とか恐竜を振り切り、飛行機の中に飛び乗ることで、事なきを得るのでした。
転・バイオシン社での冒険
今はバイオシン社で働くイアン・マルコム博士の招待でグラント博士とサトラー博士は本社を訪問します。
そこで、CEOのルイス・ドジスン博士に歓迎され、広報部長のライゼイ・コールの案内でマルコム博士との再会を果たすのでした。
当たり障りのない近況の交換挨拶をしていたサトラー博士とマルコム博士。
ですが、警備カメラの死角になる位置で、他の音で会話が盗み疑義できない状況になったことを確認すると、マルコム博士はサトラー博士に関係者以外立ち入りできない研究施設エリアへのアクセス可能なIDブレスレットと情報を渡します。
その後、コールが所用で約30分、二人の相手をできない時間ができたことを利用して、サトラー博士とブラント博士は巨大イナゴの研究施設を探して、関係者以外が立ち入りできないエリアに潜入していくのでした。
バイオシン本社に連れてこられたメイジーとベータはヘンリー・ウー博士の前に連れてこられます。
ウー博士はメイジーに対して、彼女が誕生した本当の経緯を打ち明けるのでした。
メイジーの母親シャーロットは交通事故で死んだのではなかったのです。
幼いころからイスラ・ヌブラル島とイスラ・ソルナ島に訪れ、そこで作られた恐竜達と接する機会を持ったシャーロットは、自身も研究者となり、ウー博士とともにジュラシックパークで働いていたのでした。
そして彼女自身、子供がほしいと切望していたことから無性生殖技術を確立させ、クローンを身ごもったのです。
それがメイジーだったのでした。
ところがメイジーを出産後、シャーロットは遺伝子疾患を患っていることを発見します。
そこでシャーロットはメイジーのDNAを変更させることで免疫を作って娘を守ったのですが、彼女自身はその疾患のせいで命を落としたのでした。
ウー博士は今世界を食料危機に陥れている巨大イナゴを作り出してしまったことに後悔をしており、シャーロットがメイジーを助けたDNA変換技術を修得して応用することで、巨大イナゴを絶滅させることができる、と考えていました。
そこで彼はメイジーに彼女のDNAの研究をすることを許可してもらえる陽に懇願します。
メイジーを説得するためにウー博士は彼の独断でこれらの秘密を明かし、メイジーに証拠の映像を見せていました。
しかしドジスン博士は会社の利益を第一としており、そのためにメイジーとベータを研究するのであって、今世界が直面している問題解決には興味がありません。
別室でドジスン博士とウー博士は口論を繰り広げていましたが、その様子を見たメイジーは身の危険を感じ、ベータを解き放つと彼女自身も逃げ出してしまうのでした。
関係者以外立ち入り禁止の研究エリアに無事潜入したグラント博士とサトラー博士はマルコム博士から教えられたとおり、巨大イナゴが研究されている研究施設を見つけ出します。
イナゴが飼育されているケージの中に入り、何とかDNAサンプルを抽出しますが、その拍子に暴れだしたイナゴのせいでケージからの脱出に手間取ってしまうのでした。
何とか抜け出すことができた二人の前に、騒ぎを聞きつけたメイジーが現れ、3人は一緒に逃げだすことにします。
バイオシン本社に接近しつつあったケイラとオーウェン、クレアでしたが、バイオシン社の予定にない荷物の配達ということで、着陸を認めてもらえませんでした。
それどころか、空からの侵入を妨害するためのバイオシン社の対空システムである翼竜ケツァルコアトルスの群れによる攻撃で、飛行機はエンジンを破壊され、墜落しかない状態になってしまいます。
飛行機内に唯一あるパラシュートはクレアに託され、一人墜落をする飛行機からの脱出を行うのでした。
クレアは何とか傷を負うことなく着陸しますが、パラシュートが木に引っかかってしまいます。
またテリジノサウルスが現れ、獲物を探す動作をしていましたが、何とか地表に降り立ち、匍匐前進で水たまりの中に身を隠すことで、襲われる危険から回避をするのでした。
一方飛行機は氷の張った貯水湖に墜落、その衝撃に耐えたケイラとオーウェンは何とか外に逃げ出します。
しかしその一帯を縄張りにしている、羽毛を持ち、冷たい水面下でも普通に活動できる恐竜に襲われるのでした。
何とか二人が協力してその恐竜から逃げ出し、クレアが降り立った地点へ向かいます。
クレアはその後、何とか移動してバイオシン社の建物まで辿り着きますが、複数のディロフォサウルスに囲まれてしまっていました。
いよいよ命が危険と感じた瞬間、クレアと探していたオーウェンとケイラによって救われ、3人は再会を果たします。
こうして彼らはメイジーを救出に向かうのでした。
結・脱出
メイジーとともに逃げ出そうとしていたグラント博士とサトラー博士は、二人を探していたコール氏と再会します。
とっさにメイジーを隠し、道に迷ったと取り繕う二人。
しかしコールこそがマルコム博士にバイオシン社の違法活動を伝え、悪行にストップをかけようとしていた人物でした。
コール氏の助けで、本社地下からの緊急脱出用シャトルを利用することができ、3人は脱出を行います。
一方、メイジーが逃げ出したことで監視カメラの映像を確認していたドジスン博士はグラント博士とサトラー博士が巨大イナゴのDNAサンプルを入手したことに気が付きます。
また彼らが脱出用シャトルを利用していることにも気が付き、シャトルの電源を落として足止めし、巨大イナゴ開発の証拠を消し去るために、すべて焼却処分することを決めるのでした。
さらにグラント博士とサトラー博士を手引きしたマルコム博士を呼びつけ、首を言い渡します。
マルコム博士はコールに付き添われて退出していくのでした。
ケージ内に取り付けられていた焼却用システムを利用して、巨大イナゴを処分し始めますが、イナゴの量が多く、即座に焼却処分が終わりません。
火に追いたてられたイナゴの大群は、ダクトを破って地下から屋外に脱出します。
燃えた状態で逃げ出したイナゴは、森に火をばらまき、本社の外は大規模な森林火災が始まってしまうのでした。
コールはマルコム博士に自身の正体を明かし、グラント博士とサトラー博士、そしてメイジーを助けに行くように、車を用意します。
シャトルの電源を落とされた3人はトンネル内にでて、隣接するかつての鉱山地下道を伝って脱出を続けていたのでした。
しかし地下道にも恐竜が繁殖しており、3人に危険が迫ります。
3人を獲物として恐竜が追いかけてきますが、助けに来たマルコム博士と再会することで、窮地から脱し、地下道を抜け、森へと車を走らせるのでした。
森の中はすでにイナゴのせいで火事が広がっていました。
その混乱もあり、マルコム博士は運転を誤って車を斜面に落としてしまいます。
が、幸運にも転げ落ちた斜面の底で助けに来たオーウェンとクレアに再会。
メイジーは二人を父親、母親と呼び、再会を喜ぶのでした。
そこはクレアが辿り着いたバイオシン社の建物の近く。
中はコントロールタワーとつながっていました。
そんな一行の前にギガノトサウロスが現れます。
ギガノトサウロスから建物の中に逃げようとする一行は、映画「ジュラシックパーク」で初めてティラノサウルスに襲われた際を彷彿させるようなアクションで何とかギガノトサウロスから逃れて建物の中に逃げ込むのでした。
建物の中まで窓ガラスを割って襲ってきたギガノトサウロスでしたが、オーウェンとクレア、ケイラのテイザーによる攻撃で何とか撃退します。
家事によってパニックになったため、敷地内の恐竜たちが本社建物に集まり始めます。
ドジスン博士は緊急事態を発令し、会社のスタッフに退去避難を命じるのでした。
その後、重要書類とデータを集めてカバンに詰めていたドジスン博士のもとにコールが現れます。
ここでコールはドジスン博士に見切りをつけ、袂を分かつ宣言をするのでした。
コールはコントロールタワーに向かい、オーウェン達の脱出の手助けを行うことにします。
その後、ここから脱出するためには空から逃げ出すしかないという結論になりますが、それを可能にするためには、対防空システムをオフにする必要があり、そのためには火災によってマヒしてしまったシステムを再起動させるため、電源を落とす必要がありました。
クレアとサトラー博士が電源のリセットを担当することになります。
オーウェンとグラント博士、メイジーはコンピューター上に表示されたベータの居場所を突き止め、ベータの保護に向かうのでした。
ケイラはバイオシン社のヘリコプターの離陸準備に向かいます。
マルコムとコールはコントロールタワーに残って、クレアとサトラー博士のバックアップをすることになるのでした。
逃げ出す準備ができたドジスン博士は脱出用シャトルに乗り込みます。
しかしクレアとサトラー博士による電源のリセットの影響を受け、シャトルは途中で停止してしまいました。
ドジスン博士もシャトルからでてトンネルを歩いて抜けだそうとします。
が、トンネル内にいたディロフォサウルスがドジスン博士を見つけて寄ってきます。
ドジスン博士はシャトルの中に逃げ戻りますが、複数のディロフォサウルスも侵入してきてしまい、ドジスン博士は襲われて命を落とすのでした。
オーウェン、グラント博士、メイジーは無事にぺーたを保護します。
そこにウー博士が現れ、メイジーのDNAを研究することでイナゴ問題を解決できると訴えて、助けを求めるのでした。
懐疑的なオーウェンとグラント博士でしたがメイジーはウー博士を信じることにし、いっしょに脱出を行うことにします。
電源のリセットによって対防空システムは解除され、ヘリコプターによる脱出が可能となりました。
しかしヘリコプターが停まっている場所にも多くの恐竜が入り込んでおり、更にはギガノトサウロスが現れたことでヘリコプターに近づけなくなってしまいました。
ギガノトサウロスから逃げ回る一行でしたが、そこにテリジノサウロス、そしてティラノサウルスが現れ、お互いに襲い掛かり始めます。
恐竜同士の決闘が始まったことで一行はヘリコプターに辿り着くことができ、無事に離陸を成功させるのでした。
アメリカに戻った一行は後始末を行います。
ウー博士はメイジーとベータのDNA研究から巨大イナゴを駆除する遺伝子を完成させました。
その遺伝子を持つイナゴを群れの中に放つことで、イナゴ問題は解決に向かいます。
グラント博士とサトラー博士はマルコム博士とコール氏とともにバイオシン社の悪事を、手に入れた証拠とともに公にするのでした。
またグラント博士とサトラー博士はお互いの気持ちに、ようやく正直になることができ、恋人の関係をはじめることにします。
オーウェンとクレア、メイジーはベータをブルーのもとに届けます。
ベータとブルーは再会を喜び、森の中へと消えていくのでした。
その後、地球の生態は恐竜との共存へとバランスを整えていきます。
また世界は、バイオシン本社のあったイタリアの森を恐竜保護区とすることに同意したのでした。
最後に簡単な感想
「ジュラシックパーク」シリーズ、そして「ジュラシックワールド」シリーズの完結話としてそれぞれの主人公が一堂に会し、アクションを交えて大円団にもっていくストーリーは、「ジュラシックパーク」からのファンの一人として、楽しめました。
一方でクローン技術が今後どのような問題を地球や人間に提供していくことになるのか、と言った重いテーマは全く触られておらず、「夢のお花畑」技術としか描かれていないのは、ご都合主義かな、と感じました。
ただただ、新旧のキャラクター達がそれぞれ活躍して無事、冒険を成功させるといった感じのエンターテイメント映画で、正直恐竜は新しい種類のものが登場するものの、だから何、といったどうでもいいに近い存在に成り下がってしまった感も感じます。
雪山、氷の張った水面下で爬虫類の恐竜が何の問題もなく動き回っているのは、いつ見ても可笑しさしか感じませんし、犬や猫のような愛情表現を爬虫類もできるのか、というのが作り物感を強調させているように思いました。
さらに首をかしげたくなるのはメイジーの設定。
ことごとく前作の設定を変更してしまっていますが、それによってこれまでの作品の設定の間に矛盾点が出てきてしまうと思います。
そこまでしてクローン人間を登場させていながら、無事戻ってきたメイジーの今後はいったいどうなるのか?そういったビジョンを全く見せていないのはいかがなものか、と首をひねってしまいます。
後から深く考えれば考えるほど、設定に矛盾が生じそうですが、映画を大画面の迫力で視聴している際には、そのような難しい命題を気にすることなく、手に汗握るアクションを楽しむことができました。
エンターテイメント映画として、それが一番大事なのではないでしょうか。
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