映画ザロストシティのあらすじをネタバレ有で分かりやすく解説!

あらすじ

映画「ザ・ロストシティ」は巻き込まれ方のアクションアドベンチャー。
恋愛要素も含んでいますが、シリアスものではなくコメディ色の強い作品です。

そのため、謎解きやアクションなどは、ちょっと物足りないと感じてしまうかもしれません。

が、アクションアドベンチャーにありがちなスーパーヒーローではない、主人公たちの慌てふためく様子のおかしさとご都合主義的なところがあるものの何とかうまくいってしまうストーリーは安心して見ていられます。

なにより、笑どころがあるのがサンドラ・ブロックの作品といえると思いました。


今回はこの映画「ザ・ロストシティ」の基本情報や予告動画や登場人物情報、そして映画のあらすじを分かりやすく紹介していきます。







映画「ザ・ロストシティ」の基本情報

それでは映画「ザ・ロストシティ」の詳細あらすじを紹介する前に、映画の基本情報と予告動画、そして登場人物の紹介をしておきます。


映画「ザ・ロストシティ」の基本情報と予告動画

サンドラ・ブロックが主演とプロデュースを手がけ、チャニング・テイタム、ダニエル・ラドクリフ、ブラッド・ピットら豪華キャストが集結したアクションアドベンチャー。


恋愛小説家のロレッタは、新作であるロマンティックな冒険小説の宣伝ツアーに強引に駆り出される。

作品の主人公を演じるセクシーなモデル、アランの軽薄な態度にいら立ちを募らせるロレッタの前に、謎の大富豪フェアファックスが出現。

フェアファックスはロレッタの小説を読んで彼女が伝説の古代都市の場所を知っていると確信し、彼女を南の島へと連れ去ってしまう。

ロレッタを救うべく島へ向かったアランは彼女を発見し、ともに脱出を目指すが、大自然の過酷な環境の中で思わぬトラブルに次々と見舞われる。


引用:映画ドットコム





映画「ザ・ロストシティ」の登場人物紹介

続いて登場人物紹介です。

ロレッタ・セージ

冒険恋愛小説作家。
代表作「The Lost City of D」はベストセラー小説。

新作のプロモーションで事件に巻き込まれる。


演じるのはサンドラ・ブロック。

日本語吹き替え担当は本田貴子。

アラン・キャプリズン / ダッシュ・マクマホン

ロレッタの小説「The Lost City of D」の表紙のモデルをして一躍有名人となったモデル。

事件に巻き込まれたロレッタを救おうと奮闘する。


演じるのはチャニング・テイタム。

日本語吹き替え担当は田中圭。

アビゲイル・フェアファックス

ロレッタの小説「The Lost City of D」に描かれた古代遺跡を探す実業家。

ロレッタに助けを求めるも断られたことで奥の手を使うことに。


演じるのはダニエル・ラドクリフ。

日本語吹き替え担当は小野賢章。

ベス・ハッテン

ロレッタの小説の出版責任者。
新作のプロモーションを企画した張本人。

アランに続いて、行方不明となったロレッタを助けに向かう。


演じるのはダヴァイン・ジョイ・ランドルフ。

ジャック・トレイナー View this post on Instagram A post shared by The Lost City (@lostcitymovie) アランがロレッタ救出のために助けを依頼した、もと海兵隊シールズ隊員で現CIA工作員。 演じるのはブラッド・ピット 日本語吹き替え担当は堀内賢雄。


映画「ザ・ロストシティ」の見どころ紹介

コメディ・アクションアドベンチャーですので、笑えるヵ所が多くあるのが良かったですね。

体を張って笑いを提供しようとしているのはチャニング・テイタム。

さらに言えばブラッド・ピット演じるキャラクターと対比しながらチャニングのキャラ・アランを見ると、とてもおかしかったです。


恋愛パートは、ある意味、お約束かな、という展開。

意表を突かれたのはベスの恋愛パート。

それよりもロレッタの心境の変化のほうが見ていて良かったものの、それを気が付かせるための導入部分はちょっと弱めかな、感じました。







映画「ザ・ロストシティ」ネタバレあらすじを分かりやすく解説

それでは映画「ザ・ロストシティ」のネタバレ有のあらすじを分かりやすくお届けします。

起・ロレッタの現状と彼女の誘拐

映画は古代遺跡の大広間の真ん中にロレッタとダッシュが縛られており、周りに大量の蛇がいるシーンから始まります。

近くに遺跡の秘宝を狙っている悪漢たちが立っていました。
彼らが二人を捕まえて、始末しようとしていたのです。


が、これはロレッタが執筆している新作品の一コマ。

主人公たちを捕まえるために、大量の蛇を用意していつ来るとも分からない主人公たちを待つ悪漢、という設定が気に入らず、ロレッタはこのシーンの部分を没にしてしまいます。


ロレッタは以前に発表した恋愛冒険小説が大ヒットしたことでベストセラー作家となっており、続編を待ち望む出版社やファンのために続編を執筆している最中でした。

が、今一つ気乗りがせず、出版担当のベスから催促の連絡が来ても居留守を使って返事をせずに、現状から逃げていたのです。

というのも、考古学者であった夫が亡くなってしまったことのショックから抜け出せないでいたからでした。


しかしそのような状況のロレッタに構うことなく、ベスは新作のプロモーションショーを企画し、ロレッタを強制的に参加させます。

そしてその場に、彼女の小説のカバーモデル、主人公のダッシュ役を演じたアランも収集していたのでした。

アランは、ファンの間でダッシュとして大人気になっており、多くの女性ファンがいたのです。


ロレッタは亡くなった夫の研究していた考古学を小説の中に取り入れ、学術的にも説得力のある冒険小説を作り上げていたのですが、ファンはその部分よりもダッシュとの間のロマンスのほうが気に入っており、そのこともロレッタが気に入らない理由の一つでした。

アランはファンの除くダッシュ像を、プロモーションショーで披露し、ロレッタにもそれに付き合うように求めますが、ロレッタは全く乗り気にはなれません。

ファンはダッシュとの時間を過ごせたことで満足しており、ロレッタのモチベーションが低いことには、全く気にかけていない様子。

これによってロレッタさらに不機嫌となり、アランと口論をしてしまうのでした。


早々にプロモーション会場を後にしたかったロレッタですが、階上となったホテルの入り口で送迎の車に扮した誘拐犯によって連れ去られてしまいます。

彼女と口論となったアランでしたが、そのことを謝ろうと思って追いかけて来たため、ロ漣が連れ去られる瞬間を目撃しており、そのことをベスに知らせるべく、ホテル内に戻ります。


ロレッタを誘拐したのは億万長者の実業家アビゲイル・フェアファックスでした。

彼はロレッタの代表作「The Lost City of D」を読み、そこに書かれている「ザ・ロストシティ」が想像の産物ではなくて、彼女の亡くなった夫の研究で解き明かそうとしている、実際に存在した遺跡であることに気が付いたのです。

そして「ザ・ロストシティ」に眠るとされる「炎の冠」という値のつけられなほどの高価な宝も実在すると信じていました。

そしてなんと、資材を投じて独自に調査を行い、「ザ・ロストシティ」があるとされる場所が大西洋上に浮かぶ活火山島であることを突き止めたのです。

その島で遺跡を発掘し、さらに宝が眠っているとされる場所を記した遺物の一部も発見したのでした。

アビゲイルはその遺物に書かれた文字を翻訳する協力をロレッタに求めるため、半ば強引に連れ去ったのでした。


アビゲイルの話を聞いたロレッタは、彼の話を信用せず、協力を断ります。

それに失望したアビゲイルは、ロレッタの意識を失わせ、無理やり自家用ジェットにのせて遺跡のある島に向け、飛び立ってしまうのでした。


残されたアランとベスは、ベスが預かっていたロレッタの携帯で彼女のいる位置を確認します。

すると、GPSは大西洋のど真ん中を指し示すのでした。


警察に連絡しても、犯人からの脅迫連絡もなく、他に目撃者も無し、さらに国外にいるとのことで協力ができないといわれてしまいます。

アランは知り合いの元海兵隊員でCIAエージェント、ジャックに連絡を取り、ロレイン救出を依頼するのでした。

ジャックはロレッタの携帯を使ってロレインを救出するとの計画を伝え、携帯を要求します。

アランは携帯を渡すついでに、ジャックとともにロレッタ救出に同行するつもりでいました。


島まで移動したアランは、そこでジャックと落ち合います。

ジャックは一人で任務を行うつもりでいましたが、アランがどうしても同行するというので、仕方なく連れて行くことにしたのでした。


移動中に意識を回復し、島に着いたロレッタはアビゲイルの差し出した遺物の翻訳を強要されます。

しかし、そこにかかれば一文には、対した情報はなく、彼女がぱっと見で分かる内容には、王が王妃に宝を送った、ということしか書かれていませんでした。

アビゲイルは遺物の隅から隅を再度確認し、他に隠されているかもしれない情報を見つけ出すようにと不機嫌に命じてロレッタのテントから去っていきます。


ジャックはフェンスで囲われた遺跡発掘現場に近づくと、アランに、車で待つようにいって救出に向かいました。

が、アランはジャックの言いつけを守らず、ジャックの後をついていきます。


ジャックの活躍で、見張り役を意識不明にしてロレッタの救助を無事済ませました。

その横でアランは、いてもいなくても変わりのない動きしかできていません。

救助はできたものの、二人の侵入とロレッタの逃亡が見つかり、多くの追っ手に追いかけられることになってしまいます。

それでも侵入時に車に取り付けて置いた爆弾を破裂させることで敵をかく乱し、何とか無事に車のもとまで逃げることに成功したのでした。

承・ジャングルに逃げ込むロレッタとアラン

しかし追ってきたスナイパーによってジャックは頭部を撃たれ、立ち上がれなくなってしまいます。

拘束されている椅子のまま救助したロレッタを何とか車に押し込み、パニックになりながら逃げるアラン。

追手もいないのにジャングルの中を暴走し、ロレッタを落としてしまい、断崖絶壁の前で急停車するのでした。

ロレッタがいないことに気が付いたアランはすぐに彼女を見つけ、椅子からの拘束を解きます。

二人して車に戻り、今度はロレッタが運転して街まで戻ろうとしますが、扉に手をかけたことで車のバランスが崩れ、そのまま崖の底まで落ちて行ってしまうのでした。


何とか車のそばまでおり、使える荷物を回収します。

プロモーションショーで着用していたスパンコール付きの衣服とハイヒールという姿のロレッタでしたが、アランが持ってきたブーツに履き替え、ジャングルの中を歩いて町まで戻ることにします。


アビゲイルはロレッタが逃げ出したこと、そしてその際に宝のありかを記した遺物を持ち去ったことで手下に彼女の追跡を命じます。

アランとロレッタはジャングルの中を進み、川に出くわしたので、その中に入って上流を目指して、追手をくらまそうとしました。

が、二人が気が付かないうちにスパンコールの一部がはがれて地面に落ちていたため、追手は難なく、二人の後を追いかけることができていたのです。


やがて二人は滝のある地点に出くわします。

そこでロレッタが滝がある岸壁の一部に、遺物と同じ文字が掘られていることに気が付くのでした。

そして遺物に書かれていること以上の情報も、その壁に彫られた部分から読み解くことができたのです。


そんなロレッタにアランは気が付かず、追手が近づいてきたことを察知します。

二人はさらに逃げるために岸壁をよじ登ることにし、何とか追手をまくことに成功したのでした。

転・アランとの仲たがいと仲直り

その夜、一人起きだしたロレッタはアランに見つからないように遺物を再度、調べます。

が、そんなロレッタに気が付いたアランは、彼女が遺物をアビゲイルから盗んだことを責め立てるのでした。

これによってアビゲイルが二人を追いかけることをあきらめないようになってしまったからです。

そこから二人は口論となり、アランはファンが望むようにダッシュを演じるようになった理由を告白するのでした。


俳優を目指して田舎から出てきたアランでしたが、現実は甘くなく、簡単には成功できません。

そんな中、小説の表紙を飾るカバーモデルの仕事が来たため、いやいやながら生活のために受けることにしたのでした。

彼がダッシュとして小説の表紙を飾り、本が書店に並んだ際には、家族にも友人にも知らせず、恥ずかしさのあまり知り合いには知られないように、と願っていました。

ところが、ある日町でいきなり、女性から「ダッシュ!」といって呼び止められ、サインと写真を求められたそうです。

そして小説はベストセラー鳥、ダッシュもとても人気のあるキャラクターになっていることを知るのでした。

そこでアランは、彼がダッシュというキャラを演じたことが、どれほど多くの人々を幸せにしたのか、に気が付きます。

それは、アランが他人にとてつもない良い影響を、彼自身がダッシュというキャラを演じたことは嫌っていたことにもかかわらず、与えていたということでした。

自分の思いがどうあれ、彼の存在が人々に幸せを与えている。

そのことに誇りを持ち、感謝すべきではないのか、というのでした。


一方アビゲイルは二人に逃げられたことで追手の数を増やします。

そして早朝、アランとロレッタが再び、行動を開始して間もなく、アビゲイルの追手の数名が、二人を見つけ、ダートバイクで追い回すのでした。


しかしアランがロレッタの派手な衣装を逆手に取り、袖とズボンのすそを取り外して囮の人形を作ります。

それを崖そばの草深い地点に立てておき、この囮に騙された追手は、バイクで高速で近づいたため、そのまま崖から落ちて行ってしまうのでした。


その後、アランとロレッタは、何とか町に辿り着くことに成功し、宿屋に入って、警察にもいって誘拐と追跡の事実を報告します。

警察は対処を約束し、二人は漸く安心して落ち着くことができるのでした。

トレッタは服を着替え、その夜はレストランで食事して、安全なひと時を過ごします。

レストランで奏でられていた地元の人の歌でダンスをしていた二人。
が、ロレッタはその歌詞に引っかかるフレーズがあることに気が付きます。

その歌がこの島に伝わる者であることを知ったロレッタは、宝のありかを暗示していることに気が付き、その場所に目星をつけるのでした。


翌朝に秘宝のありかを探索しようと勧めるアラン。

同意したロレッタをその場に残し、探索のための道具をそろえに行きます。

が、その間にロレッタは地元警察にまで手をまわしていたアビゲイル達にまたも捕まってしまうのでした。

結・秘宝の真相

アビゲイルはロレッタを連れて装甲車で移動をします。

アランはすぐに後を追うのでした。

そして何とか追いついて装甲車に飛び乗り、彼女を救出しようとします。

その騒動でアビゲイルの手下は2人まで減ってしまいました。

が、結局助けることはできず、二人とも捕まってしまいます。

そして秘宝の隠し場所のありかに連れて行くように強要され、移動することになるのでした。


そのころ、ロレッタやアランから何の連絡もないベスは、彼女自身も島に行くことを決意します。

が、アランほどスムーズに移動ができず、あっちこっちの島へと遠回りを余儀なくされ、その日、これ以上移動ができなくなった時にいた島は、別の島でした。

が、そこで島々に荷物を届ける飛行機のパイロットと知り合い、彼がこれからその島の近くを通るので、ついでに下ろしてくれるという申し出を受けることにします。

こうして、ついにベスもロレッタのいる島に到着するのでした。


目的地と思われる場所は海からしか辿り着くことのできない洞窟でした。

そして洞窟の内部を移動している最中、アビゲイルの手下の一人が崖から落ちてしまう事故が起きるほど、険しい場所だったのです。

そこを何とか通り過ぎ、ついには人が這って通り抜けなければならない狭い洞窟を抜けることで目的地にたどり着くのでした。


しかしそこは秘宝を隠しておく場所ではなく、王が亡くなった際に、王妃によって作られた墓場であり、「炎の王冠」は彼女が亡くなった王に対して永遠の愛のしるしに埋葬した、赤い貝を集めて作った物であることが分かります。

伝説の秘宝とは、値のつけられないほどの宝石ではなく、王と王妃の強い愛だったのでした。


この事実を知ったアビゲイルは烈火のごとく怒り、腹いせに王の亡骸が収められている棺の中にアランとロレッタを閉じ込めてしまいます。

最後に残ったこの島出身の手下はこのアビゲイルのふるまいに嫌気がさし、アビゲイルに見つからないように、石棺を開けたバールを中に忍ばせておいてくれました。

その後、洞窟を抜け出したアビゲイルと手下でしたが、手下は彼をおいて一人ボートに乗り込んで去ってしまい、アビゲイルは洞窟の中に閉じ込められてしまうのです。


アランとロレッタは最後を覚悟しますが、バールを見つけ、何とか石棺をこじ開けます。

外に出ると火山噴火が始まっており、元来た道で外に出ることは不可能でした。

その場所にある水面を見ていると、水流があることに気が付きます。

もしかすると海底洞窟で外とつながっているかもしれないため、二人は水に飛び込んで、見つけた洞窟の中を泳いで進んでいくのでした。


島に着いたベスは島の海上保安局員に船を出させてロレッタを探していました。

この船をアビゲイルが見つけ、武器を放り投げて助けを求めます。

何も事情を知らないベスたちはアビゲイルを助けるのでした。

その後、無事海面に出たロレッタとアランを見つけ、二人を救助します。

二人が助けられたことからアビゲイルが誘拐犯であることが分かり、彼は捕まってしまうのでした。


一連の冒険が終わった後、ロレッタは今回の冒険を基に新しい続編を完成させます。

こちらも評判がよく、ベストセラーとなり、全員で南の島のリゾートでお祝いをしていました。

すっかりと関係が密となったロレッタとアランは次の冒険について話し合い、キスを交わすのでした。


エンドロールの途中、瞑想クラスに参加していたロレッタとアランは、後方から二人を呼ぶ声に振り向きます。

そこにはなんとジャックがクラスに参加しており、頭部の狙撃で無事生き残ったことを伝えるのでした。

最後に簡単な感想

映画「ザ・ロストシティ」は、コメディ色の強いアクションアドベンチャー作品。

全くの素人二人が多くの追っ手を振り切ってジャングルから無事生還するという展開には、多少ご都合主義の部分が感じられますが、エンターテイメント映画として安心してみていられるという点においては大満足でした。

ブラッド・ピット演じるジャックというスーパーヒーローキャラが登場した時には、バランスがかけ離れすぎているのでは、と心配しましたが、あっという間に死亡させて画面から消してしまうのがおかしかったです。

あまりにあっけない最後でしたし。


笑いがメインとしてみれば、これらのご都合主義も、主人公二人が無事でいられる不思議さも気にならないのではないでしょうか。

悪役としてぶっ飛んだ性格や行動を見せてくれたダニエル・ラドクリフの演技もよかったと思います。









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