映画「ザ・サークル」に関するネタバレトリビアを紹介します。
デイブ・エガースの小説を元にしていますが、ラストは原作と映画とで異なりますし、
映画も、撮影が修了した後、4ヶ月の追加撮影を行っているほど、迷走した作品になって
しまいました。
見終わっても、スカッとしない終わり方ですし、今ひとつ、という感じです。
それはさておき、映画内にハリポタシリーズで登場するスポーツ「クイディッチ」を
プレーしているシーンがありますが、調べてみるとこれは映画の中だけの話ではなく、
世界規模のスポーツとしてプレーされ、ワールドカップまで開催されていることがわかりました。
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映画のトリビア紹介
映画が公開される前に試写会が開かれますが、「ザ・サークル」はその結果、散々な酷評を
されることになりました。そこで、さらに4ヶ月の追加撮影を行い、エマ・ワトソン演じる
メイのシーンを増やしたにも関わらず、その後に催された試写会の結果は、以前のもの
よりも増してひどい感想を沢山受けることになってしまいました。
映画内で出てきたサークル社の本社は、映画公開初日からすぐ後にオープンが予定されて
いたアップル社の新社屋「アップルキャンパス」にそっくりなデザインになっています。
サークル社のロゴマークはタクシー配車アプリのUberの刷新されたロゴとよく似ていますが、
サークル社のロゴマークのほうがUberの新しいロゴよりも先に決まっていました。
トム・ハンクスが演じるCEO イーモン・ベイリーが、映画内で最初にスピーチをした時、
新しく開発した小型カメラ「See Change」を紹介しています。
そのシーンで後方のスクリーンに映し出されるのはアメリカのミュージシャン、ベック
のコンサートシーンですが、それはベックの有名はアルバムの中に「Sea Change」という
名のアルバムがあることのパロディでした。
原作のエンディングとはかなりかけ離れた結末を、映画はとっています。
原作では、メイはサークル社の目指すゴールやビジョンに心底共感し、サークル社の
信用を地に落とさせたいタイを裏切り、しかもタイはそれに関して何も言えないように
されてしまうのでした。
出演者に関するトリビア紹介
メイの友人アニーが会社を辞め、マーサーが死んだことでショックを受けていたメイと
ビデオ電話で話をしたシーンがありましたが、アニー役のケレン・ギランはすでに、
次の出演作である「The Party’s Just Beginning」の撮影のため、出身のスコットランドに
いました。
で、このシーンを撮影するために、スコットランドにケレンといた「The Party’s Just
Beginning」のスタッフが撮影したのです。
そのアニーと一緒に歩いていたメイが、アニーの歩く速度が早すぎることに対して
足が長すぎるからだ、とコメントしている場面があります。
アニー役を務めたケレン・ギランはドラマ「ドクターフー」に2005年、エイミー・
ポンド役として出演しましたが、クララという別のキャラクターからも「長い足、
足でできてるみたい。」とコメントされたことがあります。
メイの役として最初に候補に上がっていたのはエマ・ワトソンではなく、アリシア・
ヴィキャンデルでした。
しかしそことき、同時に3つの役のオファーが入っており、それは「アサシンクリード」の
マリア役、「ジェイソン・ボーン」のヘザー役でした。
結果的にアリシアは「ジェイソン・ボーン」のヘザー役を選択し、この映画のメイ役は
エマ・ワトソンに、そして「アサシンクリード」のマリア役はアリアン・ラベドが務めました。
サークル社のCEO イーモン・ベイリー役のトム・ハンクスとメイの父親 ヴィニー・
ホランド役のビル・パクストンは1995年公開の「アポロ13」以来の共演となりました。
また、トム・ハンクスにとって原作者のデイブ・エガーズの作品への参加は、今回が
2度目になります。最初は2016年公開の「王様のためのホログラム」です。
北米での映画公開日は4月28日でしたが、エマ・ワトソン演じるメイの父親役として出演
したビル・パクストンは映画が公開される前、2月25日になくなりました。
一方、メイの母親で、そのビルの妻役を演じたグレン・ヘドリーは映画公開後の6月8日に
なくなっています。
(何故か)クイディッチ紹介
最後にアニーがメイをサークル社の中を案内しているシーンより。
屋外で幾つものスポーツを楽しむクラブが映し出されますが、その中に「クイディッチ」
を楽しんでいる集団がいます。
この「クイディッチ」はメイ役のエマ・ワトソンも主演していた、あのハリポタシリーズ
に登場するスポーツですが、アメリカの大学で2005年に原作のルールを元に、スポーツと
して楽しむ愛好家達が現れ、やがて校内リーグが始まります。
2007年には「インターカレジット クイディッチ アソシエイション」が設立されて
大学間の試合が始まり、今では、アメリカ45州のほとんどの大学、高校にチームが存在
します。その数、大学400校以上、高校300校以上で、アメリカの他にも、イギリス、
オーストラリア、カナダ、韓国、コロンビア、ドイツ、ニュージーランド、ブラジル、
フランス、ペルー、メキシコなどに、チームやリーグが存在します。
アメリカ、UCLA クイディッチチームの紹介動画です。
この中でルールについて語られていますが、ゲーム参加選手は常に箒にまたがっていないと
いけません。このルールが最もバカバカしく、最もゲームを難しくしている要因になって
いるといいます。
使用するボールは2種類でクアッフルとブラッジャー。原作との違いはブラッジャーが2つ
のところ、この動画では3つ使用しています。
得点は原作同様、クラッフルをゴールすることで10ポイントが入り、ゲームの終了は
シーカーがスニッチを捕まえるまでです。
ブラッジャーの使用方法は少し異なり、ビーターによって投げられたブラッジャーに
当たったプレーヤーは一定時間、ゲームに参加できなくなります。
シーカーはスニッチを捕まえる役目ですが、スニッチは原作と異なり、人間が担当します。
腰につけたテニスボールを持ってシーカーから逃げ回るのです。
しかもその逃げ回るエリアは、ゲームコート外でも可能のようです。
映像と見る限り、かなり楽しそうにプレイしていますし、激しいスポーツであることも
わかります。
ワールドカップまで開催されていますが、今のところ、日本代表の参加は確認できて
いません。
おそらく日本には、チームが存在しないのではないかと思われます。
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