カナダ在住20年の筆者が見た映画の感想とふと思った疑問についてを勝手気ままに書いていくブログです。

映画ヴァレリアン千の惑星の救世主のネタバレ感想とあらすじ!続編はムリ?

 
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ネタバレ感想 1 興行は失敗で評価も高くないけど、

映画「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」を見る前に僕が持っていた予備知識を先に紹介
しましたが、まるっきりそのとおりであるわけではなかったことが、映画を見てから
わかりました。

SFものであることはそのまんまですが、漫画が原作とは言え、アメコミだと思っていたら
フランスの漫画であることを知り、正直ちょっと驚きました。

それと同時に興行成績、特に北米での成績が期待していた以上にあがらなかったことに
納得もいきました。だって、北米の人々にも馴染みがないのですから。

北米での公開初週末での売上不振で制作会社の株価が8.3%も下落したそうですし、
続編を作れるだけの伏線は数多くあったものの、興行成績で3500万ドルを超えない
とムリだとされていましたが、今の時点で2250万ドルしか行っていないので、まず
続編はムリでしょう。

でもボク個人の意見で言えば、とても楽しめた映画です。

監督のリュック・ベッソンが力を入れただけあって、映像はとてもきれいで迫力があり
ました。

原作にあったかどうかは定かではありませんが、異次元に広がるビッグマーケットという
考えも、とても良かったと思います。
僕がみてきた映画で、あのビッグマーケットのようなコンセプトを持っている映画は
ありませんでしたし、それの映像化も、実際にあったらああなるのでは、という納得感が
ありました。

何より一番気に入っていることは、ハリウッド映画のストーリーによくある、主人公が
活躍して成功しないと世界や宇宙が滅亡する、というたった一人の背中に世界が
乗っかっているという、明らかなお約束のストーリーではなかったところです。

特に初めは任務として、それが正しいのか正しくないのかではなく、命じられたから
行うという立場でいて、そのことで事件に巻き込まれていき、自身でも何かがおかしい
という疑惑に気が付き始めます。

やがて自分の任務は使える上司や組織が犯した過去のスキャンダルを隠蔽するもので、
その手駒に使われたことがわかり、ついには任務を取るか、自分が信じる正義を取るか、
という選択になっています。

もちろん映画ですので、ここはお約束として自身が信じる正義を取って、それによって
ヒロインからの愛も勝ち取る、という部分は新鮮味がありませんが、逆にだから安心して
みていられると思いました。

あと、低評価の理由のもう一つにミスキャストが言われています。

では、一体誰が出演したら良かったのか、代案を出してくれないとフェアではない、と
思ってしまいますが、ボク個人の意見ではミスキャストは感じませんでした。

特にカーラ・デルヴィーニュの美しさはチャラ男に言い寄られても跳ね返すだけの強さに
納得感を与えていたと思います。

あえてミスキャストに同意してもいいのはヴァレリアン役のデイン・デハーンかと思い
ますが、でもそれはチャラ男というキャラであるはずなのに、チャラ男感があまり強く
感じられなかったことにあると思うので、ミスキャストというよりはストーリーというか、
演出に問題があったのではないか、と思うのです。

例えば、綺麗どころの女性から言い寄られたり、言い寄ってみたり、みたいなシーンが
あれば、もっとチャラ男感が出たので、と。

でもミスキャストと評するほどではないと思いました。





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ネタバレ感想 2 ここはなんとかしたほうが、と感じた所

そんなとても良かった映画でしたが、ここはなんとかしたほうが、というところもない
わけではありませんでした。

それはストーリー展開でスモールクエストが多い上に、それが入ることで緊急を要して
いるという雰囲気が出ていないことです。

具体的には2箇所あり、一つはヴァレリアンがレッドゾーンで行方不明になり、ローレ
リーヌが彼の居場所を探り出すためにクラゲ型エイリアンを捕獲するシーン。

実際にはレッドゾーンは命の危険のない場所ではありますが、あの時点では有毒物質に
汚染されていて調査に向かった部隊に生存者がいないほどの危険な場所という認識でした。

そんなところに入っていって行方不明になったヴァレリアンを探し出すためとは言え、
潜水艦に乗って大きなエイリアンと決死の追いかけっこをしているのは、確かに探し出す
ためにはそれしか方法がないという設定であっても、なんとなく、間の抜けたクエストに
なってしまった印象が強いです。

ローレリーヌが潜水艦に乗り込まないといけない理由を見過ごしてしまっていたら、
一体何をしているのか、わけが分からず、ちんぷんかんぷんになっていたと思います。

もう一つはヴァレリアンがバブルを探し出してボーラン人の居住区に潜り込むまで。

ボーラン人の居住区に忍び込むためにはボーラン人になりすまさないといけないのは
わかるにしても、せっかくリアーナ扮するバブルがかなりの時間を裂いて身代わりと
踊りを披露するのに、そんな時間をかけていて大丈夫なのか、とツッコミを入れて
しまいたくなるほどでした。

ある意味、リアナの舞台ショーはこの映画の山場の一つだと思います。
このシーンだけでもかなり力を入れて撮影に時間を裂いていたと思いますし、CGを多用
してお金もかけているでしょう。

しかしローレリーヌが連れ去られて、ソッチのほうがどうなったかと気をもんでいる
最中に、悠長にダンスショーをずっと見ていられないというのが、僕の感想でした。

このイベントも挿入する箇所を間違えたような気がします。

ネタバレ感想 3 特殊撮影のネタバラシ

多くのエイリアンが登場するため、その分特殊撮影が多くなっています。

登場人物の殆どが、そこら中にドットがつけられた灰色のボディスーツを着込んでの
撮影でした。

パール人

背が高く細身のパール人はその体型から女性が演じています。
中にはスリムな男性もいなくはないですが、メインのパール人、皇帝、王妃、王女ともに
女性が演じました。

背が高いエイリアンですので、上げ底の特殊な靴を履いて背を高くしています。

このネタバレをしたあとですと、皇帝の歩き方や動作がどうも女っぽいのに気がつくと
思います。

面白いのが、皇帝役、王妃役をした女優がヴァレリアンがバブルを探して歩いた歓楽街の
呼子役としても出演していることです。

蝶のような羽を背中にはやしてビキニ姿で大きなブランコに乗っていた女性と、その反対
側にピンクと白のミニスカートドレスをきて道に立っていた女性がそれになります。

ボーラン人

逆に横にも大きな姿のボーラン人は男性が、おしりやお腹の周りに詰め物を入れた灰色の
ボディースーツをつけて演技しています。

背も高いため、足に身長を足すための義足を付け、その格好でヴァレリアンとの戦闘
シーンの殺陣を行っていました。

一方でローレリーヌに着替えを持ってきていたコミカルなボーラン人は女性が演じて
いましたが、顔の表情は映画の画面で出てきたそのままで、かなり笑えます。

ボーラン人のシーンではリアーナ扮するバブルも出ていますが、彼女も灰色のボディー
スーツに身を包んで、撮影に参加しています。

踊りのシーンでは、それぞれのコスチュームで踊って撮影し、変化するときだけCGを
使っています。

ドーガン=ダギーズ

アヒルのような顔に短い胴体、そして羽をはやした格好のおしゃべりエイリアン3人組。

じつはこのキャラは原作でも登場しており、ローレリーヌと掛け合いをする有名な
連中です。

撮影では3人の俳優が同じく灰色のボディースーツを着込んで望んでいますが、身長が
低いので、常に膝歩きをして移動していました。

その他

他にもアンドロイド部隊のK-ワン トロンもグレースーツの俳優による演技ですし、
ビッグマーケットでの人間以外の登場人物も同じです。

「ダ」しか言わないエイリアンの子供もその母親もグレースーツの俳優です。

撮影場面を見ていると、マーカーだけつけられた全くなにもない空間でパントマイムを
しているようなシーンばかりで、逆に俳優の力がないと不自然な演技がバレてしまうの
ではないか、と感じました。





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