映画ウィッチのあらすじをネタバレ有で紹介!ストーリーやラスト結末の考察も!

ホラー・サスペンス

映画「ウィッチ」は魔女を題材にしたもので、魔女がいて悪さをした、というよりは何が女性を魔女に仕立て上げていくのか、ということを表現している映画だと感じました。

魔女になっってしまった女性は、おそらくはじめから魔女になりたかったのではないのではと、ラスト結末を見終えて、思ってしまいました。

しかし、まわりの環境や人間関係から魔女にならざるを得なかった、悪いことに悪いことが重なって行き着いてしまった末に後戻りできなくなって魔女になった、そういう気がするのでした。

そんな映画「ウィッチ」のあらすじをネタバレで紹介し、ラスト結末とそこに至るストーリーについての考察を紹介したいと思います。

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映画ウィッチの予告動画はこちら

キャストの紹介

トマシン: アニヤ・テイラー=ジョイ
ウィリアムとキャサリンの長女。度重なる怪奇現象に魔女ではないかと両親に疑われる。
ウィリアム: ラルフ・アイネソン
トマシンの父親。経験なキリスト教者。信仰の違いから集落から離れて暮らすことを選択する。
キャサリン: ケイト・ディッキー
トマシンの母親。
カルブ: ハーベイ・スクリムショウ
トマシンの弟、ウィリアムとキャサリンの長男。
マーシー: エリー・グレインジャー
トマシンの妹、ジョナスとは双子。
ジョナスルーカス・ドーソン
トマシンの弟、マーシーとは双子。

映画ウィッチのネタバレあらすじ

それでは映画「ウィッチ」のあらすじをネタバレ込みで紹介していきましょう。

話の始まり 家族だけの開墾生活と悲劇の始まり

17世紀のアメリカ、ニューイングランドのある清教徒の集落から、ウィリアムとその家族が新約聖書の解釈の違いから、出ていくことになりました。

彼らは集落から遠く離れた森の脇に農場を切り開き、住み始めます。

移ってからすぐに新しい男児が誕生します。サミュエルと名付けられた赤ん坊はある日、トマシンが面倒を見ている間にいなくなってしまいました。

サミュエルは森に住む魔女にさらわれ、魔女の儀式に使われてしまったのでした。

サミュエルがいなくなって以来、キャサリンは哀しみのどん底に落ち込み、毎日泣いてサミュエルのために祈るだけの生活を送っていました。

その年の収穫は良くなく、冬をこすだけの食料が足りないと思われたため、ウィリアムはキャサリンに内緒でカルブを連れて森の中へ狩猟に出かけます。
罠を仕掛け、小動物を捕まえようともしましたが、この罠はキャサリンが大事に保管している銀の食器を、ウィリアムがキャサリンに黙って売り払い、購入したものだとカルブに打ち明け、他の家族には秘密にしておくようにと言うのでした。

その夜、夕食のとき、キャサリンはトマシンに銀食器がなくなっていることを問い詰めます。
それはあたかもサミュエルの失踪の責任を責め立てるかのようにでした。
しかしウィリアムはその時、真実を語りませんでした。

就寝時間になり、2階で寝ている子供達が寝静まったかを確認してから、1階のベッドで寝ている両親は冬を越すだけの食料がないことから、トマシンを集落の他人の家に奉公に出す相談をします。

しかし寝ていると思った子供達は全員起きていて、この両親の会話を聞いていたのでした。

次なる悲劇 疑心暗鬼に陥る家族たち

翌朝早く、カルブは狩猟の用意をして森に出かけようとしている所をとマシンに見つかります。
一人で出かけると言い張るカルブでしたが、トマシンは一緒についていくのでした。

罠にうさぎがかかっていたので、幸先の良いスタートを切ったのですが、その帰り道、うさぎを見つけた飼い犬が追いかけて森の中に走っていきます。カルブもそれを追いかけますが、トマシンの乗った馬は落ち着きをなくして暴れだし、トマシンは落馬して気を失ってしまいます。

カルブは森の中で道に迷い、飼い犬の無残な死体を発見します。その後、暗くなる森の中で神に助けの祈りを唱えながらあるきまわり、遂に半洞窟のような小屋を見つけるのでした。

中から若い女性が現れ、カルブは不安に押しつぶされそうになりながらも近寄る歩みを止めることはできません。そしてカルブは彼女の節くれだった腕に掴まてしまいます。

ようやく気がついたトマシンは馬がいなくなっていることに気付きます。父親が呼ぶ声を頼りに戻りますが、カルブは帰ってきませんでした

キャサリンはトマシンがカルブを森へ連れて行ったのではないかと疑いますが、ここでウィリアムが前日、カルブを連れて森の中へ猟に行ったこと、罠を買うために銀食器を売り払ったことを打ち明けます。

その夜、カルブが雨の中、裸で意識を朦朧とさせた状態で見つかります。
彼は正体不明の病気に侵されており、キャサリンは魔女の仕業ではないかと疑って夜通し彼のために祈るのでした。

次の日、カルブは激しい痙攣に襲われ、口の中から小さな虫食いのリンゴを吐き出します。
悪魔に犯されていると恐怖の叫びを口にしますが、家族の祈りによってカルブは落ち着きを取り戻せました。
そして安心する家族の中で主の愛を受けている喜びに包まれながら、突然息を引き取ってしまうのでした。

家族の崩壊と一人残されたトマシン

双子はトマシンが魔女で、彼女のせいだと騒ぎ立てます。トマシンは双子が黒ヤギと話をしていたことから、彼らが元凶だといいます。
ウィリアムはトマシンと双子をヤギ小屋の中に閉じ込めるのでした。

夜も更けたころ、トマシンと双子は目を覚まし、裸の年老いた老婆が白ヤギの血を飲んでいることに気がつきます。
同じ頃、キャサリンはよる目を覚ますと、カルブとサミュエルが戻ってきた事に気がつきます。
二人を抱きしめ、サミュエルに母乳を与えますが、実際はカラスがキャサリンの乳房をついばんでいるのでした。

翌朝、起きて外に出たウィリアムはヤギ小屋の扉や壁が壊され、白ヤギが死んで地面に横たわっているのに気がつきます。
双子の姿はなく、トマシンは気絶しており、その両手は血で汚れていました。

次の瞬間、ウィリアムは黒ヤギの不意打ちを食らいます。角で腹部に大きな傷を負い、次の攻撃を避けることができずに、事切れてしまうのでした。

父親の不慮の死に悲鳴を挙げたトマシンでしたが、その声で起きたキャサリンは、夫の変わり果てた姿と双子が行方不明の原因は全てトマシンにあると攻め立てます。
遂には首を絞めてトマシンを殺そうとするキャサリンでしたが、トマシンは地面に落ちていたナタを無意識に掴んで、それを振るって死を免れることができたのでした。

家族の全員が死ぬか行方不明となってしまい、一人残されたトマシンは家の中で放心してしまいます。
夜になり、黒ヤギが戻ってきていることに気がついたトマシンは話しかけます。

すると黒ヤギはトマシンが何を望むのか?と返事をするのでした。そして悪魔へと変貌し、トマシンが望む生活を保証する代わりに悪魔の契約書への署名を求めます。

トマシンはそれに応じ、裸になって森の奥に向かう黒ヤギのあとについて歩いていきます。
森の奥では焚き火のまわりで裸で踊る魔女たちがいました。
やがて彼女らは空中へと浮かび上がっていきます。トマシンもそれに加わり、狂気の笑いを浮かべながら空へと舞い上がっていくのでした。








映画「ウィッチ」のストーリーとラスト結末についての考察

映画「ウィッチ」を見終わって考え込んでしまうのはそのラスト結末ではないでしょうか。

自分以外の家族がいなくなってしまったトマシンが、悪魔の誘いを受け、魔女の仲間入りをして終わるエンディング。

絶対に彼女自身、これまで一度たりともそうなることを願ったことがない結末に流れ着いてしまった様を見てきて、こうなる以外の道筋はなかったのかな、と思わずにはいられませんでした。

そう考えると、彼女を魔女の仲間にした悪魔の用意周到さは、見事な策略であったと言わざるを得ません。

ストーリーの流れとして、多くの人々が暮らす村での生活を、宗教上の解釈の相違から離れる決断をし、1家族だけで全く新しく開墾を始めよういうところから始まるわけですが、その父親のウィリアムの選択が、そもそもの間違いであったのでは、と感じてしまいます。

家族構成を見ると、父親以外に労働力として計算できる第二の存在が今一つ。

女性である妻のキャサリンと長女のトマシンは、成人男性ほどの労働力は期待できませんし、長男のカルブも、労働力としてみればどう考えたって幼すぎるといわざるを得ません。

こうなってくると開墾という一番つらくて重労働が必要な時期に、周り近所の助けが期待できない状況を選択するのは、自殺行為といえるでしょう。

まぁ、そんなことはわかっていたのかもしれませんが、信仰の大切さを第一に考え、それによって神の加護を受けることで明るい未来が待っていると、期待したのかもしれません。

が、結局は無残な結果となってしまい、冬を越すだけの十分な食料がないという事態に陥ります。

こうなってくると、明らかに村を離れた選択は失敗であったわけで、決断をしたウィリアムとその決断に賛成したキャサリンは、自分の責任を認めたくなくて、誰かに責任転嫁をするわけですね。

一人の弱い人間として、ウィリアムやキャサリンの心理状態は一応理解できるのですが、かといってそれは実行に移していいものなのか、と考えると、そこは賛成できません。

結果、エスケープゴートとされたトマシンは家族の中で浮いてしまい、唯一味方であったカルブは事態を好転させようと狩りに出かけるのですが、事態はさらに悪いほうにしか行きません。

二人してトマシンをエスケープゴートにしていたウィリアムとキャサリンも互いの間に秘密を抱えており、もう家族というチームとして機能不全に陥っているような状態。

案外、トマシンが口減らしのために奉公に出されていたほうが、彼女にとって幸せな結果になったのではないか、とさえ思ってしまうレベルです。

そんな、絶望的な状況の中、家族で唯一生き残ったトマシンが、魔女の仲間になることを決断し、森の中で他の魔女と一緒に怪しげな儀式に加わったエンディングでは、最終的に心休まる仲間を得ることができた、という皮肉的状況を映し出していたのではないか、と感じたのでした。

狂ったような笑い声をあげ、全裸で空中を浮遊するトマシンでしたが、もしかするとそんな皮肉的な状況をすべて理解したから笑い声をあげていたのではないか、そう思えるラスト結末だったように思えます。


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