映画ビバリウムで主人公のジェマとトムが閉じ込められたヨンダーで世話をすることになった少年。
この少年が信じられないくらいのスピードで成長していき、その過程で不気味な行動や生態を披露します。
また、その後成長した後の青年は衰弱死した主人公の二人を埋葬し、元の世界に戻って次の犠牲者を物色するかのような様子を見せて、映画はエンディングを迎えます。
この映画のキーキャラクターである少年、そして成長した青年ですが、それぞれ演じたのはいったいどういった俳優なのでしょうか?
今回は映画「ビバリウム」で主人公たちをヨンダーで二人を世話係としていた少年 & 青年を演じた俳優のことを調べましたので紹介していきたいと思います。
ジェマとトムが育てた少年役はセナン・ジョニングス!
訳の分からないヨンダーという場所に閉じ込められて、赤ん坊を育てなくてはならなくなったジェマとトム。
この赤ん坊は3か月ほどで7歳くらいに成長してしまう存在で、明らかに人間ではありませんでした。
ジェマとトムの口論を物まねし、訳の分からない模様を放送しているテレビを食い入るように見ています。
一時、ジェマと心を通わせたかに見えましたが、不気味な喉袋を膨らませて奇声を発する姿を見せたことで、ジェマは自分が相手をしているモノが人間でないことを再認識していました。
そんな奇怪で恐ろしい子供の姿をした存在を演じた子役はセナン・ジョニングス。
アメリカ出身で2010年1月15日生まれの14歳です。
子役であるため、家族のことなど、セナン・ジョニングスに関する多くの情報は非公開になっています。
分かっているのは生年月日とアメリカ合衆国のカリフォルニア州出身ということ、それに「ビバリウム」以外に短編映画「The Secret Box」に出演していることくらいです。
「The Secret Box」がどのような映画であるかは詳しく調べることができませんでした。
が、予告動画を見つけましたので、紹介しておきます。
この予告動画から察するにひょんなことから少年が失われた何かを探す冒険に出る、といった感じの映画ではないでしょうか?
セナン・ジョニングスは主役として予告動画でもアップのシーンが使われていることが見て取れます。
青年に成長した青年役はアイナ・ハードウィック!
映画「ビバリウム」では少年であったモノがそれほどの時間が立たないうちに青年へと成長していました。
ジェマはそんなモノに恐怖を感じながらも、世話をすることを辞めることができずにいました。
その後、トムの死を経て、ジェマは明らかに人間とは異なるそのモノに殺意を抱いて襲い掛かります。
が、傷を負わせただけで逃げられてしまい、そのモノはヨンダーに隠された時空のはざまをこじ開けて逃亡してしまうのでした。
青年に成長したモノを演じた俳優はアイナ・ハーデウィックです。
それほど有名な俳優ではなく、ネットで調べても情報も限られており、また、情報が錯綜しているのが現状です。
とりあえず、ネット上で得られる情報をまとめて紹介していきましょう。
アイナ・ハーデウィックの出身地
現在住んでいるのはアイルランドのコークのようです。
アイルランドとイギリスの国籍を持っているそうですので、出身はアイルランドと思われますが、別のサイトではイギリス出身である、という記載がありました。
アイルランドのダブリンにあるリル国立芸術演劇アカデミーに入学もしていますし、アイルランドのテレビドラマへの出演をいくつかしていることもあり、おそらくアイルランド出身でしょう。
アイナ・ハーデウィックの生年月日と年齢
誕生日についてですが、1988年3月28日とありましたが、それでは彼の年齢が36歳となってしまい、外見と合わないように思われます。
別のサイトでは2021年時点で24歳という記載があり、こちらのほうが正しいように思われます。
ただ、こちらのサイトでは現時点での年齢しか記載がなく、誕生日は公表されていませんでした。
アイナ・ハーデウィックのインスタグラムを見てみると、彼女がいるようです。
アリソン・オリバーという女性のようで、2019年6月3日におそらく彼女の誕生日を祝うと思われるコメントと一緒に写真がアップされていました。
一方で、同じ年の2019年10月20日にアリソン・オリバーと一緒に写っている、別の誕生日を祝う写真をアップしています。
おそらくこちらがアイナ・ハーデウィックの誕生日を祝っての更新だと思われ、おそらく彼の誕生日は10月20日、もしくはそれの数日前ではないか、と考察されます。
そんな中、「ビバリウム」に出演したことによるアイナ・ハーデウィックのインタビュー記事が見つかりました。
その記事の中で2009年に12歳であったことが明かされています。
となると、生まれた年は1997年か1998年ということになります。
であれば、アイナ・ハーデウィックの年齢は2021年3月の時点で24歳というのが正しいことになるのではないでしょうか。
アイナ・ハーデウィックの俳優として経歴
2009年の12歳の時、アイルランドの映画「The Eclipse(エクリプス:日食の意味)」に主人公の息子役で映画デビューしました。
この「The Eclipse」とは超自然現象を絡めたドラマ映画で、2年前に愛する妻を失った夫が、残された二人の子供とともに新しい生活環境で生きていこうと奮闘していた時に、老人ホームにいる老衰した義理の父親に関連した不思議な出来事が起こり始める、という話です。
映画は大変評価を受け、ヨーロッパ国際映画祭で最優秀作品にノミネートされ、アイルランドアカデミー賞では最優秀映画賞とベスト脚本賞を受賞。
また、トライベッカ映画祭では主演男優賞を、アイルランドアカデミー賞で助演女優賞を受賞しています。
アイナはその後、アイルランドのダブリンにあるリル国立芸術演劇アカデミーに入学し、俳優の技術を学ぶのでした。
ちなみにリル国立芸術演劇アカデミーは英国芸術演劇アカデミーとも提携しています。
アイナは「ビバリウム」のオーディションに臨んだ時点ではまだリル国立芸術演劇アカデミーの学生でした。
リルで学んだことをすべて出し切るほど打ち込んだそうですが、実際の映画の撮影の経験は学校で学ぶ物以上のものを与えてくれたと語っています。
特に主人公のジェマとトムを演じたイモージェン・プーツとジェシー・アイゼンバーグの撮影に対する接し方は、今後の指標となるほどの感銘を受けたそうです。
二人とも撮影を楽しく明るい気楽なものにする術を知っており、そのポジティブな姿勢はアイナを含めた他のスタッフにも伝染したそうです。
それによってアイナは変に緊張することなく、安心して演技をすることができた、と語っていました。
アイナは「ビバリウム」の後、二本のアイルランドTVドラマに出演しています。
コロナで映画のスケジュールが滞っていることもあり、アイルランドをベースにした活動をメインとしていますが、コロナがおさまった後にまた別の映画でアイナを見ることがあるかもしれません。
まとめ
映画ビバリウムで、不思議な世界ヨンダーにおいて主人公に世話をしてもらって成長した少年役はアメリカの子役セナン・ジョニングス、青年役はアイルランドの俳優アイナ・ハーデウィックでした。
子役のセナン・ジョニングスにとっては初の長編映画になります。
青年役のアイナ・ハーデウィックは、12歳のころから子役としてアイルランドで活躍し、演劇の道を究めるためにリル国立芸術演劇アカデミーで演劇の勉強をした後、「ビバリウム」に出演しました。
その後は、アイルランドでの活動をメインにし、テレビドラマなどに出演しています。
ジョナサン・アリスは今後も、映画やテレビで見ることはあると思われます。
セナンとアイナはまだ、世界的に活躍するまでには至っていませんが、今のコロナが落ち着いた後、大きく活躍するかもしれませんね。
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