数多くあるディズニー作品から誕生したディズニープリンセス。
ディズニープリンセスこそがディズニーだ!と感じてしまうくらい、インパクトのあるキャラクターたちで、世界中の女の子たちから愛されています。
ですが、数多くあるディズニー作品の中からディズニープリンセスと公式に認定されているキャラクターは、全員ではありません。
調べてみると、なんとあの大ヒット作品「アナと雪の女王」、「アナと雪の女王2」の主人公であるエルサとアナがディズニープリンセスに含まれていませんでした。
今回はエルサとアナがディズニープリンセスにどうして含まれていないのかの理由を考察していきたいと思います。
ディズニープリンセスとして認定されるためのルール3か条のおさらい
ディズニープリンセスとして認定されるためには以下の3か条のルールをクリアしないといけないようです。
まず第一は、
-
1. ディズニーアニメーション作品において主演女性キャラ
2. 人間のキャラクター
3. 続編作品で初登場してはならない
4. 動物などの相棒を連れていないといけない
をすべてクリアしていないといけません。
そして第二は、
-
・王家の生まれである
・王家の血筋と結婚する
・英雄的行動をした
の3つの条件のうちどれか1つをクリアしていればOKです。
そして第三のルールは、少し世知辛いお題目にはなってしまいますが、
- 興行収入面での成功
です。
各項目の詳しいことはこちらの記事で説明していますので、ご興味があれば、そちらを確認してみてください。
ディズニープリンセスになるためのルールや条件を解説
それではこの3つの条件にそってエルサとアナがなぜディズニープリンセスとして認定されていないのか、を考えていくことにしましょう。
エルサとアナはすべての条件をクリア
それでは3つの条件を一つずつ見ていくことにしましょう。
第1の条件は4番目がグレーゾーン?しかし見事にクリア
まずは第1の条件。
問題となってくるのは4番目でしょう。
- 「動物などの相棒を連れていないといけない」
オラフがいるじゃないか、という声が聞こえてきますが、「動物」ではないですよね。
果たして魔法の雪だるまは「相棒」として認められるのでしょうか?
参考に過去のディズニープリンセスを見てみると、どうやら認めてもよいと考えられる事例がいくつか見当たります。
その一番似ているケースが「ムーラン」のムーシュー。
ムーランの家についている家の守り神である竜という設定で、明らかに超常現象に分類される「相棒」です。
さらに見てみると、「プリンセスと魔法のキス」でもワニのルイスと蛍のレイというまぁ「動物」というキャラクターが登場しますが、ルイスは人間と意思疎通ができる会話能力を備えているようですし、完璧な「動物」でないと「相棒」として認められないわけではありません。
以上を考えると、魔法の雪だるま「オラフ」を「相棒」と認めてもよさそうです。
第2・第3の条件も問題なし
第2の条件は、全く問題ないでしょう。
エルサもアナもアレンデール国の王家の血を引いており、列記とした王家の出身。
第3の条件、「興行的な成功」も今なお衰えないその絶大な人気とディズニーアニメーション作品の中でプリンセスを主人公とした作品で唯一、続編とともに劇場公開されています。
というわけで、すべての条件をクリアしているエルサとアナ、では一体何が問題でディズニープリンセスに認定されていないのでしょうか?
「興行成績の成功」がネック?
一つ考えられる理由は第3の条件でもある「興行成績の成功」ではないでしょうか?
2013年に公開された「アナと雪の女王」は、実は「興行的に成功」というレベルではありません。
正しい表現をすれば、「興行的には記録的な大成功」となります。
2020年の今現在でもアニメーション作品として興行成績は1位と2位の14.3億ドルと12.9億ドル(アナ雪2が1位、アナ雪が2位)。
単純に1ドル100円で換算した場合、1430億円+1290億円=2720億円稼ぎだしたことになります。
ちなみにこの数字がどれくらいすごいのか、というと、ディズニールネサンスと呼ばれる1989年から1999年の間、「リトルマーメイド」から「ターザン」まで10作品が作られました。
その中には「美女と野獣」や「ライオンキング」、「アラジン」なども含まれています。
その10作品の興行成績の合計が34億ドル。
「アナと雪の女王」は10作品が稼ぎ出した興行成績の30%以上を1作品で稼ぎ出し、2作品を合わせると約80%の数字となっているのです。
さらに言えば、アニメーション作品にくくらずに、映画としての興行成績の順位は、といえば、現時点で「アナと雪の女王」が第16位、「アナと雪の女王2」第10位とこちらはトップ10入りしています。
そして2つの作品を合わせた興行収入で見てみると、「アベンジーズ・エンドゲーム」「アバター」についで3位となる金額になるのでした。
さらに加えて紹介すれば、関連商品事業。
アニメーション作品として映画で人気が出れば、そのキャラクターグッズなどのおもちゃ化で関連商品事業が展開できます。
古い資料しか見つかりませんでしたが、「アナと雪の女王」の公開後、1年も経っていないの2014年8月(アナ雪公開は2013年11月、日本は2014年3月)の記事で紹介された関連商品事業トップ10リスト。
ここで「アナと雪の女王」は1年にも満たない期間で3位に躍り出ていたのです。
ちなみにその2014年時点での1位は「スターウォーズ」シリーズの120億ドル。
2位は「カーズ」シリーズの100億ドル。
そして「アナと雪の女王」は、というと、53億ドルという数字でした。
もちろん、あれからさらに年月が過ぎ、「アナと雪の女王2」も公開されいますので、この数字はもっと大きなものになっているはずです。
このように、「アナと雪の女王」は単体の作品で恐ろしく莫大な利益をディズニーにもたらしています。
つまり、見方を変えると「アナと雪の女王」だけでセールスが成り立つコンテンツ、ということになります。
一方で12名のディズニープリンセス。
はたして彼らが一人で勝負に出て、成功するでしょうか?
例として言えば、今ときめくアイドルグループ。
彼らはアイドルグループとして売れてはいても、一人で勝負をしようとした場合、パッとしなくなってしまう、というのに似ているのと思います。
ディズニープリンセスというアイドルグループに所属するプリンセスとして、12名抱き合わせで展開していけば、まだしも、例えば「オーロラ姫」一人、「ティアナ」一人としてでは、どうしてもインパクトに欠けてしまうという印象です。
日本のディズニージャパンに至っては、「ティアナ」や「ポカホンタス」、「ムーラン」、「メリダ」をディズニープリンセスとして認定していません。
彼らを含めることで「ディズニープリンセス」というブランドが下がってしまう、という判断なのでしょうか。
ディズニープリンセスが、
- お姫様キャラクターを集めた一種のブランド名として多種の企画、商品展開が行う
ためのツールである以上、マーケティング戦略の一環であり、エルサとアナがその戦略を必要とせず、マーケティングが成功しているのであれば、何もディズニープリンセスに含める必要はありません。
逆に含めてしまえば、人気の低いキャラとの格差が今以上についてしまい、ディズニープリンセスというマーケティング戦略にデメリットでしかなくなってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最終的にエルサとアナがディズニープリンセスに含まれていない理由は、全く夢のない、大人の事情、
- エルサとアナの二人だけでも売り上げを見込めるから
というものでした。
しかしこうやって見ると、「アナと雪の女王」シリーズは化け物のようなコンテンツですね。
その人気を現すかのような収入や利益の数字は半端なものではありません。
またエルサとアナが公式にディズニープリンセスに含まれていないとはいえ、ディズニーランドなどで、ディズニープリンセスのメンバーと思ってしまうような演出はされています。
「シュガーラッシュ2」でもディズニープリンセスの一員としてお客さんたちを迎えていたり、控室にいたりしていましたので、認定されているかされていないかは、あまり問題ではないのかもしれませんね。
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