12月23日に心臓発作を起こした女優キャリー・フィッシャーが12月27日 現地時間の午前8:55に
意識を回復することなくお亡くなりになりました。享年60歳でした。
キャリー・フィッシャーといえば映画「スターウォーズ」シリーズのレイア姫役で有名ですが、
2017年12月15日に公開予定のエピソード8は一体どうなるのでしょうか？
心臓発作から死亡確認されるまで
12月23日にロサンゼルス空港に到着寸前のユナイテッド・エアライン 935便に乗っていた
キャリー・フィッシャーが空港着陸15分前に心臓発作に襲われました。同便に乗り合わせて
いた救急隊員がすぐに蘇生処置を施し、着陸後に空港で待ち受けていた救急車で
カリフォルニア大学ロサンゼルス校医療センターに搬送され、集中治療室に運ばれました。
同じ飛行機に乗り合わせていた乗客がツイッターでその時の様子をつぶやいていましたが、
それによるとキャリー・フィッシャーは10分以上、息をしていなかったようだ、ということです。
それでも15分以上の蘇生処置のお陰で心臓の鼓動を取り戻すことができたそうです。
12月26日の朝に、キャリー・フィッシャーの母親、デビー・レイノルズのツイッターで
状態が安定したことが伝えられましたが、翌27日の朝に死亡が確認されました。
死因は脳死による延命処置の停止？その根拠は？
これらの一連の流れから考えられる死因を考察してみました。
その1.
心臓発作が起こったのは着陸15分前。飛行機に乗られた方ならご存知だと思いますが、
その頃はすでにシートベルト着用サインが点灯しています。また着陸寸前にはCAですら
席についてシートベルトをします。
そのような状況で、的確な応急手当ができない時間帯があった可能性があります。
その2.
実際、「10分以上息をしていなかった」という乗客のつぶやきもあり、その間、脳は多大な
ダメージを被った可能性があります。
救急措置の世界で3ルールというのがありますが、それは人は酸素が3分間以上供給されない、
体温低下が3時間以上続く(冷水に浸かっている場合は除く)、水が3日以上飲めない、
食料が3週間食べられないと死亡するというものです。
ですので、その間に救急処置をしない、ということですが、今回のケースでは10分以上呼吸が
止まっていた、ということはこのルール上3回死亡する事ができるほどの時間となります。
その3.
26日に「様態は安定した」と家族が伝え、翌27日の死亡確認が医師ではなく、やはり娘である
家族によって発表されています。ここからされる推理は、キャリー・フィッシャーは脳死状態に
なったと医師の診断が下り、意思決定は彼女自身の遺書でか、もしくは家族の同意によるものか
わかりませんが、延命処置の停止されて、死亡となったのではないか、ということです。
これが真実かどうかは今後の発表を待つことにしたいと思いますが、もし、発表がなければ
それは故人や家族がそう望んでいることですので、僕としては可能性があるということで終え、
家族の意思を尊重したいと思います。
ちなみにキャリー・フィッシャーはロンドンで行われた自身の8冊目の本「The Princess
Diarist」のプロモーションの帰りだったそうで、仕事を終え、クリスマスを家族と過ごす
ために帰国している最中の不幸となってしまいました。
心臓発作を起こしてからなくなるまで意識は回復されることがなかったそうで、家族にとっても
悲しいクリスマスになってしまいました。ご冥福をお祈りします。
スターウォーズ エピソード8への影響
今まさにスターウォーズシリーズのスピンオフ「ローグワン」が劇場公開されていますが、
そこでも登場したレイア姫、実際には代役の女優さん(Ingvild Deilaというノルウェー人女優)
が演じており、顔が見えるシーンはフルCGでつくられてものだそうです。
スターウォーズを語る上で絶対に必要な主要キャラクターのひとり。エピソード7で旦那の
ハン・ソロは亡くなりましたが、レイア姫は今後、まだまだ話に絡んでくるようなシーンが
たくさんありました。
そんな展開で、演じている女優のほうが亡くなってしまって、これからの撮影に影響は
出ないのでしょうか？
実はエピソード8は今年の2月から撮影が開始され、7月にはすでに終了をしています。
公開予定も公表されており、2017年12月15日に世界同時公開されることになっています。
ですので、エピソード8に関しては影響は少ないでしょう。今後キャリー・フィッシャーの
訃報によって、若干のストーリー変更やそれに伴うCG加工が入るかもしれません。
当初、エピソード9にもキャリー・フィッシャーの出演が決まっていましたが、こちらも
変更をする必要が出てくる可能性が高いです。まだ撮影は始まっていませんので、
レイア姫がエピソード9でなくなるというストーリーになるかもしれません。
残念ですが、歴史ある作品では仕方のないことなのかも、ですね。
コメント