2013年4月に起きたボストン・マラソン大会での爆弾テロ事件を映画化したパトリオットデイ。
実際に起こった出来事を忠実に再現し、架空の警察官トミーという主人公を通して事件
発生から逮捕までを描いています。
感動的で怒りや哀しみを強く感じる映画ではありましたが、多少一方的なストーリーである
感じはしましたし、地元ボストンであまり高評価を得ていないという報道もあったことに
少し驚きましたが、理由を聞いて納得、と思ってしまいました。
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キャストの紹介
トミー・サンダース: マーク・ウォールバーグ
ボストン警察巡査部長。殺人課配属だがボストン・マラソンの警備係として現場に居合わせる。
リック・デローリエ: ケビン・ベーコン
FBI特別捜査官。ボストン・マラソン爆破事件で捜査指揮を執る。
エド・デイヴィス: ジョン・グッドマン
ボストン警察警視総監。
ジェフ・ピュジリーズ: J・K・シモンズ
ウォータータウン警察巡査部長。
キャロル・サンダーズ: ミシェル・モナハン
トミーの妻。現場にも来て事件に遭遇。
ネタバレあらすじ
実際に起こった事件を架空の主人公を使って時系列的に追っていきます。
第117回ボストン・マラソン開催当日、午後2時45分頃、ゴールに向けて続々とランナーが
戻ってくる時刻に2度の爆発があり、3名が死亡。280名以上のけが人が出ました。
爆発後すぐは、混乱でパニック状態になっていましたが、警備をしていた警官によって
負傷者への応急手当がなされ、救急車で病院に次々と運ばれていきます。
その際に家族が一時バラバラになるなどの混乱がありましたが、次第にパニック状態は
収束していきます。
FBIが現場に駆けつけ、同エリアを封鎖して遺留品の確保を行い、セキュリティーカメラで
撮影された事件前後の様子や個人の携帯のビデオを用いて不審者の割り出しに取り掛かり
ます。
結果、不審な白い帽子をかぶった男性を発見。更に時間を遡ってその弾性の足取りを追って
いくと、続いて黒い帽子をかぶった二人目の容疑者を割り出すことに成功します。
その二人の映像を一般公開し、情報提供を呼びかけるのですが、そのニュースを見た犯人
兄弟の二人は、新たな爆弾を持ってニューヨークで爆弾テロを起こそうと、車に乗り込み
ます。
途中、マサチューセッツ工科大学の警備警官を襲って銃を奪おうとしますが、失敗して
しまいます。銃を守り通した警官はその時撃たれた傷が元で命を落としてしまうのでした。
やがて犯人二人は一般市民のSUV車を強奪し、運転していた市民を人質に誘拐します。
その人質に、自分たちがボストン・マラソン爆破犯で、たった今警官を殺してきたと
脅して行動の自由を奪いますが、犯人がガソリン給油に立ち寄ったスタンドでスキを見て
逃げ出すことに成功します。
こうして犯人は行動を警察に知られることとなり、ウォータータウンの住宅街でパトカー
に遭遇、激しい銃撃戦を繰り広げます。
手製の手榴弾などで攻撃してくる犯人に初めは手間取っていた警官たちですが、続々と
応援が現場に到着にするに連れ、形勢は逆転します。
兄のほうが撃たれて捕まりますが、弟にニューヨーク攻撃を託しており、弟がクルマで
現場から逃げ出す際に、兄を轢いてしまいます。
兄の方はそれらの傷が元で病院で死亡が確認されました。
逃走したクルマはすぐに見つかりますが、犯人はクルマから逃げており、何処にいるか
わかりません。
物々しい警戒態勢が敷かれていますのでそう遠くへは逃げられないと思われていました
ので、近所の捜索が始まります。が、なかなか見つかりません。
そんな時、近所の一人から通報があり、裏庭に保管してある船のカバーがおかしくなって
いて、中に誰かいるようだとの情報が入ります。
警察が犯人が中にひそんでいることを確認し、厳重な包囲網が敷かれます。
催涙弾を打ち込んで犯人を燻り出し、投降の意思表示をした犯人を無事逮捕するのでした。
映画の最後には実際に事件にあった被害者や犯人逮捕まで尽力した人物のインタビューが
続きます。
そして事件で犠牲となった4名の写真が映し出され、犯人と犯人の妻の現状も紹介されて
終わるのでした。
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