映画21ブリッジのあらすじをネタバレ有で分かりやすく解説!見どころやキャスト情報も

アクション

映画「21ブリッジ」はアベンジャーズ・シリーズの「ブラック・パンサー」で主演を務めたチャドウィック・ボーズマンが主演・制作を務めた作品です。

そして彼は2020年に43歳という若さで癌でなくなってしまっており、この映画が彼の劇場公開の遺作となったのでした。


今回はこの映画「21ブリッジ」の基本情報や予告動画やキャスト情報、そして映画のあらすじを分かりやすく紹介していきます。










映画「21ブリッジ」の基本情報



それでは映画「21ブリッジ」の詳細あらすじを紹介する前に、映画の基本情報と予告動画、そして出演キャストの紹介をしておきます。

映画「21ブリッジ」の基本情報と予告動画


「ブラックパンサー」のチャドウィック・ボーズマンが主演・製作を務めたクライム・ミステリー。


マンハッタン島で強盗事件が発生し、銃撃戦の末に警察官8人が殺害された。

捜査に乗り出したのは、警察官だった父を殺された過去を持つデイビス刑事。

マンハッタンを全面封鎖して犯人の行方を追うが、事件の真相に迫るうちに思わぬ事実が浮かび上がる。

孤立無援となったデイビス刑事は、事件の裏に潜むニューヨークの闇に立ち向かうが……。

共演は「アメリカン・スナイパー」のシエナ・ミラー、「ビール・ストリートの恋人たち」のステファン・ジェームズ、「セッション」のJ・K・シモンズ。

製作には「アベンジャーズ」シリーズのアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟監督が名を連ね、「ゲーム・オブ・スローンズ」などテレビドラマを中心に手がけてきたブライアン・カークがメガホンをとった。

引用:映画ドットコム





映画「21ブリッジ」のキャスト紹介



続いてキャスト紹介です。

アンドレ・デイヴィス刑事


ニューヨーク市警殺人課の刑事。
殉職した景観を父親に持っており、「警官殺し犯殺し」の異名を持つ。


演じるのは映画「42 ‐世界を変えた男‐」、映画「ブラックパンサー」のチャドウィック・ボーズマン。

フランキー・バーンズ刑事


ニューヨーク市警察麻薬課の刑事。アンドレのパートナー。


演じるのは「G.I.ジョー」、「アメリカン・スナイパー」のシエナ・ミラー

マット・マッケンナ警部


ニューヨーク市警の警察幹部。
アンドレを事件担当にする。


演じるのは「スパイダーマン」シリーズ、「セッション」、「パーム・スプリングス」のJ・K・シモンズ。

マイケル・トルヒーリョ


元軍人の強盗犯。


演じるのはステファン・ジェームズ。

レイ・ジャクソン


同じく強盗犯。


演じるのは「ジョン・カーター」、「バトルシップ」のテイラー・キッチュ。

映画「21ブリッジ」のおすすめ見どころ



映画「21ブリッジ」は刑事もののミステリースリラー作品です。

おすすめの見どころは、主人公アンドレもそうなのですが、強盗殺人犯となってしまったマイケルとレイも、説明されていたものとは違う状況に図らずしも警官殺しまで犯してしまうという謎の展開でしょう。


これによって犯人側も一体何が起こっているのか理解できず、主人公視点と犯人視点で映画を視聴している観客も、自然と事件の謎とその真相について引き込まれる作りとなっています。

一体、事件の裏で何が行われていて、どういった犯罪に巻き込まれてしまったのか?


その謎が徐々にわかっていき、最後に一本の線ですべてがつながったときの快感を楽しんでみてください。







映画「21ブリッジ」ネタバレあらすじを分かりやすく解説



それでは映画「21ブリッジ」のネタバレ有のあらすじを分かりやすくお届けします。

起・事件の発端



アンドレ・デイヴィスは子供のころ、警官であった父親が殉職したことで自身も警察官になり、父の後を継いで敏腕警官になります。

その一方で、警官殺しを犯した容疑者を射殺したケースが何度もあり、「警官殺し犯殺し」の異名で知られていました。

中には、アンドレの犯人射殺が正当なものであるかどうか、審査会が開かれるケースもありましたが、アンドレは全て正当な理由で射殺に至ったと主張し、起こった結果に後悔していませんでした。

そのこともあり、アンドレ自身は「警官殺し犯殺し」と呼ばれることは好んでなかったのです


ある夜、退役軍人で犯罪行為を請け負って生活しているマイケル・トルヒーリョとレイ・ジャクソンが、ワインレストランから30 kgのコカインを盗み出す仕事を受けて忍び込みます。

深夜であるにもかかわらず、中に屈強の店員がいましたが、銃で脅し、コカインのありかを自白させました。

が、隠し場所の地下にあったコカインは30 kgではなくて300 kg。しかも純度が高い良質のものだったのです。


説明されていた状況と違うことに戸惑う二人でしたが、とりあえず運べるだけのコカインを袋に詰め、約50 kgほどを持ち出すことにします。

が、1階に出た途端、パトカー2台が店の前に止まり、計4人の警官が店のドアをノックしたのでした。


物陰に隠れてやり過ごそうとした二人ですが、警官はあきらめません。

懐中電灯で店内を照らして中を確認する念の入りよう。

突然の警官の登場に慌てた二人が隠れる際に床落した袋の一つを目視した警官達は、店内に侵入することを決めてドアを破ります。


警官たちの行動に、ほかに手段が無くなった二人は銃撃戦を開始。
拳銃とアサルトライフルという武装の違いを見せつけて、次々と4人を始末していくのでした。

さらに応援に来た4人の警官にも発砲を加えて3人殺害。一人は虫の息であったものの、とどめは刺さず、レイの運転で逃走します。

レイは止めるマイケルの言葉も聞かず、猛スピードで赤信号を無視し、依頼人との待合場所へ急ぐのでした。


警官殺しとコカインの絡んだ強盗殺人に、ニューヨーク市警は緊急配備をかけ、事件現場にアンドレを呼び寄せるのでした。

現場には警察幹部のマット・マッケンナ警部がおり、アンドレに事件を担当させます。
そして麻薬が絡んでいることから麻薬課のフランキー・バーンズ刑事をアンドレのパートナーに指名するのでした。


現場の状況からアンドレは犯人が二人組であることを突き止めます。

監視カメラの映像を解析し、レストランの裏手に止まっていた不審なBMWを見つけ、同じ車両が事件発生時間のすぐ後に信号無視をしたカメラ映像に収まっていることを発見します。


そのころ、現場にFBI捜査官が到着。
市長の命令でFBIが事件の捜査をするとアンドレやマッケンナ警部に宣言します。

が、探していたBMWがマンハッタンのチャイナタウンで炎上しているとの知らせを受け、犯人たちがまだマンハッタンにいることを確信したアンドレは、マンハッタン島にかかる21の全ての橋、トンネルや地下鉄をすべて封鎖し、犯人を捕まえる作戦を提案するのでした。

そしてこの無茶な作戦をニューヨーク市警の責任で決行し、犯人逮捕を行うことを条件に捜査権を要求します。

勝算が高い作戦ながら、市民からの多くの苦情が予想されることから、FBIは朝5時までの約4時間だけ、作戦の決行を許可して立ち去り、アンドレの捜査が開始されるのでした。


ワインレストランから逃げたマイケルとレイは、依頼人との待ち合わせ場所にいきます。

そこで話が違ってコカインの量の桁が一つ大きかったこと、警官が現れ、ほとんどを殺したこと等について不満を爆発させます。

特にマイケルはまだ息の合った警官にとどめを刺して回ったレイに対し、大いに怒りをぶつけるのでした。

そして依頼人のブッシュが現れると、銃を突き付け、大元の雇い主に再交渉をするべく彼に案内させます。

ブッシュの車に乗り込み、犯行に使用したBMWに火を放って、その場から立ち去るのでした。

承・マンハッタン封鎖計画



消火されたBMWのもとに到着したアンドレは、火事の連絡が入った時間からそれより少し前に現場から離れた車両の割り出しを、監視カメラの映像から行わせます。

その結果、車両が特定され、登録された持ち主の住所が判明したのでした。


その住所に急行すると、相手は女性で、犯罪歴のある元カレが自分自身で登録できないので、名前を貸したことが分かります。

その彼女が、マイケルとレイのことも知っており、実行犯の身元が判明したのでした。


マイケルとレイはブッシュと一緒にコカイン強奪を依頼したドラッグディーラーを訪ねます。

もともとの話では30 kgの純度の低いコカインを手に入れるはずでしたが、量は300 kg、品質はほぼ純正の上質のもの。
また警察が現場に来たために警官殺しまでせざるを得なかったことにクレームを入れます。

そしてもともとの報酬よりもより高いものを要求。

ドラッグディーラーのボスはその要求を飲んで二人に100万ドルずつを現金で手渡すのでした。


が、そのままでは現金から足が付く可能性があり、マネーロンダリングが必要となります。

ドラッグディーラーは、彼らが使っているマネーロンダーを紹介し、マイケルとレイはその人物、アディのもとに向かうのでした。


アンドレは、判明したブッシュの顔認証から彼がバーにいることを突き止めます。

すでに付近にいた警官を向かわせるとともに、アンドレもすぐに向かいました。

が、先にバーに到着したバッチコとデュガンは、ブッシュを発見すると、有無を言わさず、すぐに射殺してしまいます。

アンドレが現場に到着した時、二人はブッシュの身柄を確保しようとしたら銃を抜いたので、正当防衛で射殺した、と主張。

激昂するアンドレでしたが、ブッシュが死んでしまっては、どうしようもありません。


そこにフランキーに電話がかかります。

捜査が進展したのかと思いきや、一人娘の世話を頼んでいるナニーから彼女が病気のようだという連絡だったことをアンドレに伝えるのでした。


アディによって新しい身分を作成してもらったマイケルとレイはマイアミに向かうことになります。
お金の大半は、新しい身分で作られた銀行口座に振り込まれていました。

アディは彼らに逃走用の現金、道具、逃走計画を話し始めます。


が、その時、警官隊がアディの隠れ家を見つけ、頑丈に施錠してあった玄関扉を打ち破ろうとしたのでした。

その流れで銃撃戦が始まり、アディも顔を負傷してしまいます。

かなりの重傷を受けたアディは、マイケルにコンピューターに設置されていたUSBドライブと中のファイルを見るためのパスワードを渡し、屋上から逃げるよう言うのでした。


アンドレとフランキーはアディの隠れ家での銃撃戦報告を受け、急行します。

到着すると、ちょうど外に逃げ出した二人を見つけ、アンドレは二人の追跡を開始するのでした。

逃走中の銃撃戦でレイは銃弾を腹部に受けます。

マイケルとレイの二人は、近くの精肉加工工場内に逃げ込み、別れ別れに逃走することにします。

その結果、アンドレはレイを、フランキーはマイケルを追いかけることになるのでした。


レイの傷は深く、逃走は無理と観念します。

追いかけていているアンドレさえ排除できれば、という最後の望みを賭けて待ち伏せしますが、事情を知らない一般市民が巻き添えで被害にあったことで、アンドレはレイを撃ち殺すことに成功するのでした。


一方マイケルは、身を潜めて追いかけてきたフランキーを人質にすることに成功します。

そこにアンドレが助けに駆け付け、マイケルはフランキーの頭に銃を突きつけるのでした。


自分にかまわずマイケルを射殺しろ、と何度も叫ぶフランキーを落ち着かせ、アンドレはマイケルに投降を呼びかけます。

マイケルは、今夜の出来事を断片的に仕組まれたものだと主張。
犯罪組織だけでなく警察内部にも協力者がいなければ、説明のつかない展開であると主張します。

投降すれば命を守る、と説得するアンドレでしたが、すでに誰を信用していいか分からなくなっていたマイケルは、隙を見て逃走を図り、ドアに鍵をかけてアンドレの追跡を阻止します。

そして外に出て、近くにあったホテルに向かうのでした。


マイケルを見失ったアンドレは付近の封鎖など、緊急配備を指示し、傷付いたフランキーを気遣いながら、今夜の出来事に関していくつも疑問が浮かぶ不可思議な点に思いをはせているのでした。

転・事件の真相



ホテルに潜り込んだマイケルは、宿泊客の一人の後をつけ、部屋の中に押し入ります。

銃で気絶させ、その人物が持っていたコンピューターでUSBの中身を確認するのでした。


しばらくファイル内を探していたマイケルは、「85」と名づけられたファイルを探し当てます。

そこには、警察バッジナンバーとアディがマネーロンダリングを行った金額が事細かに記載されているのを発見したのでした。


マイケルは、宿泊客を縛り上げます。
自身は髪の毛を切って服装を変え、ホテルを抜け出そうとするのでした。

が、抜け出す前に客がホテルのロビーに助けの連絡を入れます。
また、マイケルがちょうどホテルロビーに入ってきていた警官の姿に気が付いて、従業員通路から裏手に回って逃げだすのでした。


が、すぐに報告を受けたアンドレと他の警官の応援が到着します。

姿を見つかったマイケルは、裏路地から裏路地を通って逃げ出し、それを必死にアンドレが追いかけるのでした。


終にはメインストリートに出ての逃亡劇に発展します。

フランキーはパトカーで追いかけますが、事故を起こしてしまい、追跡しきれず、マイケルは地下鉄の駅に逃げ込んで、ヘリコプターの追跡を振り切ます。

自分の足で追いかけていたアンドレは、マイケルが逃げ込んだ地下鉄に間に合い、乗車してマイケルを追い詰めるのでした。


マイケルは逃げ道を無くし、銃を構えてアンドレと対峙します。

アンドレはマイケルから彼が見つけたUSBのデータのことを聞き、それをもって自首をすれば命を守ると説得するのでした。

そのアンドレの必死の訴えが通じ、銃を下ろしてアンドレに渡すマイケル。

が、次の瞬間、アンドレの後ろから何者かが発砲。銃弾を腹部に受け、マイケルは倒れこみます。


振り向いた先にはフランキーが立っており、マイケルにアンドレが撃たれると思って発砲したと主張します。

アンドレは、フランキーを怒鳴りつけ、息絶え絶えのマイケルの手を取るのでした。

か細い息の中、マイケルはアンドレにUSBを渡し、パスワードを伝えます。

そして、息を引き取るのでした。


犯人2人は射殺され、事件は終わりを告げました。

アンドレとフランキーは応援に集まった警官達にねぎらいの言葉をかけられます。

しかし釈然としないアンドレは、フランキーに、自分の携帯の充電が切れたので電話を貸してほしいと頼むのでした。

そして電話すると見せかけ、フランキーの更新記録を確認します。


そこには、アディの隠れ家を襲撃したチームを指揮していたケリーとの電話記録が残っていました。

そしてその通話記録では、ケリーがアディの隠れ家を襲撃するより前の時間に、フランキーと話していたことが分かったのです。


そのことについては何も触れず、アンドレはフランキーに電話を返します。

そして長い一夜の疲れを取るため家へ帰ると別れを告げるのでした。

結・事件の結末



事件が一件落着し、マッケンナ警部は自宅に戻ります。

電話をしながら家の中に入ると、キッチンテーブルにアンドレがいて、銃口を向けていることに気が付くのでした。


電話を切り、席について話し始めます。

    ニューヨークという物価の高い大都市で治安を守る警察官への報酬が低すぎる。

    なけなしの給与では家族を守ることも、子供を育てることもできない。

    その思いが「85」グループを作り出し、麻薬の密売買に手を染めるきっかけになったのでした。



昨晩の出来事は、「85」とワインレストランを隠れ蓑にしていた組織との間での麻薬取引の情報が漏れ、それを横取りしようとした別組織がマイケルとレイを雇って、強襲したことから始まったのです。

一方で、漏れた情報は正確ではなく、麻薬の量などが間違って伝わったのでした。

そしてマイケルとレイが射殺した最初の4人は、「85」グループのメンバーで、麻薬を取りに来たため、ノックをしても返事がなく、建物内部で麻薬の詰まった袋が床に散乱していたのを見て、ドアを壊して内部に侵入した、というわけです。


しかし、その後、応援に駆け付けた4人は、メンバーではなく、事件に巻き込まれた形になったのでした。


そしてアディですが、彼は「85」グループのメンバーが得た違法なお金のマネーロンダリングもしていたのでした。

マイケルとレイがアディを使ったのは全くの偶然ですが、だからこそ、ケリー警部補が情報の全くない段階でアディの隠れ家を襲撃できたのです。


マッケンナ警部はアンドレにも仲間になることを勧めます。

それによって今までに得たことのない経済的な余裕を持てると持ちかけるのでした。

一方で、告発するというのであれば、情報の出所が不確定なうえ、証言をする警察官は存在せず、今後一人で組織と対立し、命の危険を常に感じる生活になるだろう、と警告します。

が、アンドレの心はもはや決まっていました。


マッケンナ警部は、すでに応援を呼んでいました。

裏庭に見え隠れするケリー警部補の姿を認めたアンドレは、すぐに反応し、銃撃戦の末、ケリー警部補を射殺します。

続いて玄関から入ってきたバッチコとデュガンも始末し、腹部に銃撃を受けたマッケンナ警部に投降を呼びかけます。

が、マッケンナ警部はあきらめず、壁越しに二人は撃ち合い、マッケンナ警部はさらに傷を負って、床にひざまずいていました。

そんな彼に最後のチャンスを与えたアンドレですが、マッケンナ警部はあきらめずに、逆転を狙います。

が、それを見透かしていたアンドレによって、頭部を撃たれて倒れこむのでした。


倒れこんだマッケンナ警部に近寄って確認するアンドレ。

その背後からフランキーが銃を構えて近寄ります。

それに気が付いたアンドレは銃をテーブルの上に置き、手を挙げて危害を加える気がないことを示しながら、振り向いて話を始めるのでした。


アンドレはフランキーに、投降を呼びかけます。

そうすることによって、一人娘が今後、母親無しで生きていかなければならない事態を避けることができる、と説得するのでした。

その言葉にフランキーは、銃を下ろします。

アンドレはフランキーに手錠をかけ、応援のために外に集まってきたパトカーに、フランキーを任せ、現場から去るのでした。


その後、アンドレは夕日に染まる、マンハッタン島から抜け出す橋の上を一人で運転し、家路へと向かっていました。












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