【バックトゥザフューチャー2】ジョージマクフライが殺された理由は?俳優降板が原因?

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映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で主人公マーティの父親、ジョージ・マクフライはビフによって殺されたことになっています。

とはいっても、2015年でタイムマシーンのことを知ったビフ爺さんが、過去に戻って歴史を変えたことで起こった、パラレルワールドでの出来事なのですが。


ところでなぜ、ジョージ・マクフライはビフに殺されたのでしょうか?

その本当の理由は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の制作裏話を調べてみると、意外な真実からだったことが分かりました。

今回は、ジョージ・マクフライ役を演じた俳優クリスピン・グローヴァーについても含めて、詳しい内容を紹介していきたいと思います。









【バックトゥザフューチャー2】ジョージマクフライが殺された理由は?

簡単にジョージ・マクフライが「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で、どのようなストーリー展開の末、殺されたことになったのか、あらすじに沿っておさらいしていきましょう。

ジョージ・マクフライ(マーティの父)が殺されるまで

2015年に出向いたマーティとドク、それにマーティの恋人のジェニファーは紆余曲折を経て、2015年のマーティの自宅を訪れることになります。

そこで、年老いたジョージとロレインが登場しますが、ジョージはゴルフ中に痛めた腰を治すため、という理由でなぜか逆さまの体勢で登場するのでした。

未来のマーティ家族が夕食を取っているシーンも逆さまのままで、画面の一番奥に映っています。


その後、1985年に戻ったマーティは自宅近所や町どころか歴史まですっかり変わってしまっていることに気が付き、ビフと再婚した母親ロレインから父親は何者かに殺されたことを聞かされたのでした。


墓場でジョージの墓標を見つけ、ロレインの話が本当であったこと知ったマーティでしたが、実はビフが犯人であったことをビフの告白で知ることになります。

ビフはなぜジョージ・マクフライを殺したのか?

ビフがジョージ・マクフライを殺した理由ですが、それはおそらくジョージが邪魔だったから、でしょう。

未来からのスポーツ年鑑のおかげで大金持ちになり、ほしいものはすべて手に入るようになったビフ。

もともとほしいものを力尽くで手に入れてきた、自己中心的な性格はさらにひん曲がってしまうことになります。

つまり、ほしいものが手に入らないような状況が無くなり、手に入れることが当たり前と思い込んでしまったわけです。


ところがロレインだけは、ビフがどれだけ欲しても振り向いてくれません。

性格的に合わないことはパート1での描写ではっきり表されていましたが、それに加えてジョージ・マクフライのことを本気で愛してしまったため、ビフにチャンスが全くなくなってしまったわけです。

そうなると、ビフとしてはジョージがいるからロレインが自分のものにならないと考えたのでしょう。

そしてジョージさえいなくなれば、ロレインが自分のものになると短絡的に考えたに違いありません。


というのもビフはロレインの幸せを願って自分のパートナーにしたわけではありません。
自分の力でロレインを幸せにしたい、という思いは全くなく、ロレインをトロフィーや賞品のような対象として欲していただけだからです。


だからこそ、短絡的にジョージを亡き者にし、そうすればロレインを自分のものにできる、と考え、しかもそれを実行したのでした。

バックトゥザフューチャー2】ジョージマクフライ殺害の本当の理由

その後、ジョージは「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」では一切登場せず、「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」のエンディング付近で、やはり遠目の位置、映像の一番奥に立っている姿が映し出されただけです。
しかも大きなサングラスをして。


母親のロレインがそれなりに登場するストーリーに対し、父親のジョージは全体的にとても影が薄くなっています。

いったいなぜなのでしょうか?

ジョージ役の俳優・クリスピン・グローヴァーの降板

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は当初、続編を制作するつもりはなく、1話完結の映画として脚本が作られ、制作&撮影されたのでした。


が、ホームビデオ版のラストに「続く」という文字を冗談のつもりで入れてしまったところ、とんでもない数の問い合わせが殺到したそうです。

そこでパート2を制作することになり、プロジェクトが動き出しました。

脚本が考えられる傍ら、パート1で出演した俳優たちに同じ役での出演のオファーが出されます。


マイケル・J・フォックスをはじめ、ドク役のクリストファー・ロイドやリー・トンプソン、トーマス・ウィルソンは出演を承諾しました。

ですが、ジョージを演じたクリスピン・グローヴァー一人だけ、最終的に出演を拒否し、降板となったのでした。


つまり、パート1でジョージ役を演じたクリスピン・グローヴァーはパート2、パート3には一切、出演していないのです。


一体何があったのでしょうか?

プロデューサー「ボブ・ゲイル」の証言

プロデューサーのボブ・ゲイルの話では、

    ・パート1で出演した俳優陣全員にパート2の出演を依頼した
    ・クリスピン・グローヴァーだけが提示した出演料が低すぎるという理由で交渉をが始まった
    ・状況や他との兼ね合い、そして出演料の割り増しを提案したものの、結果的には合意しなかった

という理由で、出演させることができなかったから、と答えています。

クリスピン・グローヴァーの言い分

ボブ・ゲイルの言葉だけを聞いたのであれば、クリスピン・グローヴァーは守銭奴だ、とネガティブに思ってしまうでしょう。

実際そのように思った人も多かったようで、そのことに耐え切れなくなったクリスピン・グローヴァーは彼自身も真相を伝えるべく、事件当時の話を、インタビューで答えています。


それによると、

    ・マイケル・J・フォックスやクリストファー・ロイドの出演料はは別格であることは納得していた
    ・自分に提示された出演料はリー・トンプソンやトーマス・ウィルソンの半分の金額であった。
    ・その理由はおそらく二つであったと思われる。
    ・一つはパート1の撮影時に、緊張のあまりクリスピン・グローヴァーは声が出なくなり、そのせいで特別な取り直しをしなくてはならなくなったこと
    ・二つ目は、パート1のエンディングに疑問を持っており、そのことを監督のロバート・ゼミキスと制作のボブ・ゲイルに話したこと
    ・クリスピン・グローヴァーのエージェントは他の俳優と同じレベルの出演料にすること、そして脚本に対する承認権を与えることを要求した
    ・脚本にケチをつけたとボブ・ゲイルに思われたらしく、出演料はさらに下がって$125,000となり、パート2でのジョージの登場シーンは減らされた

という流れがあったそうです。


この一連の交渉で、クリスピン・グローヴァーのパート2への再出演は無くなり、「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」は撮影を迎えることになるのでした。


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代役がジョージを演じた撮影裏話

クリスピン・グローヴァーの出演無しで「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の撮影を行わなくてはならなくなった製作スタッフは、結果的にジョージ・マクフライの登場シーンを最小限にして、映画を完成させました。


ここで疑問に思われるのは、いったい誰がジョージ役を演じたのか?ということでしょう。

ジョージ役を演じた俳優はジェフリー・ウィッシュマン。

テレビや舞台、映画などで活躍している俳優です。


主な出演作品としては、

    ・トワイライトゾーン/超次元の体験(映画・1983年)
    ・暗黒街の人気モノ/マシンガン・ジョニー(犯罪コメディ映画・1984年)
    ・ペイルライダー(西部劇映画・1985年)
    ・フォー ザ ボーイズ(伝記ミュージカル映画・1991年)
    ・ダラス(テレビドラマ・1985年)
    ・マックス ベッドルーム(テレビドラマ・1987年)

などです。

古い作品ばかりですが、近年も映画や舞台に出演しています。


ジョージ役を演じることになったジェフリー・ウィッシュマンは、スタッフの用意したパート1でクリスピン・グローヴァーが中年になったジョージ・マクフライを演じた際に使用した特殊メイクマスクから取られたマスクを着用して演じたのでした。


そして、あらすじで記したように、パート2で登場したジョージは常にさかさまの状態で、しかも顔の表情などはっきりとわからないような位置に配置されていました。

このようなテクニックを駆使し、俳優をクリスピン・グローヴァーからジェフリー・ウィッシュマンに変更したことを映画を見ただけでは視聴者に悟らせないようにしたわけです。


ところがこれが、後に大きな問題に発展していくことになるのでした。

裁判沙汰にまで発展

クリスピン・グローヴァーは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のパート2とパーt3に出演したジェフリー・ウィッシュマンの風貌が、クリスピンの許可なく、違法に形態模写され、視聴者にクリスピン・グローヴァーが出演しているかのような印象を与えたことに対して裁判を起こします。

最終的には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」パート2とパート3の配給会社であったユニバーサル・スタジオが契約していた保険会社が、クリスピン・グローヴァーに和解金$765,000を支払うことで和解、クリスピン・グローヴァーが請求を取り下げたのでした。


この一連の裁判沙汰の結果、映画俳優組合は肖像権に対する新しいガイドラインを制定し、発表。

同じような問題がおこならないようにしたのでした。

その後のクリスピン・グローヴァー

その後のクリスピン・グローヴァーは多くの映画に出演し、その特殊な存在感を発揮しています。

    2000年と2003年に公開された「チャーリーズ・エンジェル」の敵役としての「痩せ男」
    2010年の「アリス・イン・ワンダーランド」のハートの「ジャック」

このあたりが有名どころでしょう。


また、2007年公開のロバート・ゼミキス監督の作品「ベオウルフ/呪われし勇者」に出演しており、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でのわだかまりは、ロバート・ゼミキスとの間ではなくなったことを、後のインタビューでも語っています。


一方でプロデューサーであったボブ・ゲイルについては、今でも

    自分についてのことでうそを繰り返し、人々に間違った印象を与え続けている。

と、怒りを解いていないことがうかがわれるのでした。


さらに、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」パート2とパート3の評価に関しては、ジョージ・マクフライの代役したジェフリー・ウィッシュマンの演技が、彼にとってとても納得いくものでないこと、そして今でも視聴者の何人かは、クリスピン・グローヴァーがパt-2とパート3でもジョージ・マクフライ役を演じたと思っていることを挙げ、個人的にとても評価できる作品ではない、と明言しています。

ジョージマクフライがビフに殺された本当の理由のまとめ

いかがでしたでしょうか?

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で大きな存在感を示したジョージ・マクフライ役のクリスピン・グローヴァー。

残念ながら、上記のような出演料とパート1のエンディングに対する意見の相違から、パート2とパート3には出演することが無くなってしまいました。


そのため、代役が立てられ、ジョージの登場シーンも必要最小限に減らされてしまったのです。


ただ、いっそのことジョージの登場シーンを無くしてしまったほうがよかったのかもしれません。

その選択をせず、さもクリスピン・グローヴァーがパート2とパート3に出演しているかのように演出した結果、裁判沙汰に発展し、クリスピン・グローヴァーは多額の和解金を得ることになったのでした。

また、その結果、新しい規則も制定され、今に至っています。












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