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ネタバレなし!映画ドクタースリープを楽しむために前作シャイニングなど抑えておくべき点5選!

2019/11/20
 
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映画「ドクタースリープ」が公開されました。

この映画は1980年のホラー映画の傑作「シャイニング」の続編に当たる作品です。

その事もあって、「シャイニング」の続きとして、特に「シャイニング」ファンにとっては色々と期待値が上がっている映画ではないかと思います。

また、「シャイニング」をまだ見たことのない人も、その名声の高さや予告映像なのからどのような内容であるか、色々と想像しているのではないでしょうか。

今回はそんな映画「ドクタースリープ」を楽しむために、これだけは抑えておきたいという前作シャイニングからのお話や、裏設定、制作秘話などを紹介していきたいと思います。

ストーリーのネタバレは無しで進めていきますので、安心ください。







前作シャイニングとのつながり

映画は前作「シャイニング」の終わった直後から始まります。

つまり、「シャイニング」で起こったことは全て起こった出来事として「ドクタースリープ」のストーリーが進んでいくことになるわけです。

「シャイニング」で子供だったダニーが大人になってからの話になるわけですが、あれだけの事件に巻き込まれ、実の父親に殺されかかったわけですので、大きなトラウマを抱えて生活しているのでした。

いえ、映画の冒頭でのダニーの暮らしは、「生活している」というようなレベルではなく、唯生きている、といったほうが正しいでしょう。

そしてそんなどん底の生活を送っている理由として、「シャイニング」で体験した恐ろしい経験が原因なのです。

そのダニーの絶望感というか、未来に希望が持てない感情をより理解するためには、前作「シャイニング」を視聴されると手助けになると思います。

原作小説「ドクタースリープ」に忠実

映画「ドクタースリープ」は2013年に出版されたスティーブン・キングの小説「ドクタースリープ」を原作としている映画です。

そして映画「ドクタースリープ」は原作に、できる限り忠実に再現されています。

というのは、スティーブン・キングファンやシャイニングファンの間ではかなり有名な話なのですが、スティーブン・キングが執筆した小説「シャイニング」とスタンリー・キューブリック監督が撮影した映画「シャイニング」はかなりの違いがあるからです。

違いがあるだけならまだしも、スティーブン・キングは原作者としてスタンリー・キューブリックの映画「シャイニング」を

見かけが豪華なエンジンのない車

と酷評しているほど、嫌っているのでした。

「シャイニング」はスティーブン・キングの長編小説として3作目に1977年に発行されました。

そして1980年に映画監督スタンリー・キューブリックによって映画化され、大成功を収めたという歴史があります。

まだ長編小説を3本執筆しただけの作家と、1964年「博士の異常な愛情」、1968年「2001年宇宙の旅」、1971年「時計じかけのオレンジ」のSF3部作で世界的に有名になった映画監督との力関係から映画「シャイニング」の内容はスタンリー・キューブリックがイメージした映像にとって変えられてしまったというのが、実情でした。

映画「シャイニング」で主演を努め、今でも「シャイニングといえばジャック・ニコルソン」というくらいのアイコンになっていますが、スティーブン・キングはジャックというキャラクターの設定に合わせるために、主演にはジョン・ヴォイトを推薦していたものの監督に却下された、という話が残っているくらいです。

それ以外の詳しい、映画「シャイニング」と小説「シャイニング」との違いについては、こちらの記事を参照してみてください。

関連記事:映画シャイニングが原作小説と異なる10の違いを紹介!スティーブンキングも嫌っていた!

スティーブン・キングのお墨付きストーリー

というわけで、小説「ドクタースリープ」を映画化するにあたって監督のマイク・フラナガンはスティーブン・キングの存在を無視するわけにはいかなくなっていました。

スタンリー・キューブリックが撮影した頃よりもスティーブン・キングの存在が大きくなっていますし、映画「シャイニング」での監督との確執も有名ですので、マイクが気にするのも仕方がありません。

マイクと映画作成スタッフは脚本が大まかにまとまった時点で、スティーブン・キングにそれを見せ、彼がイメージしている作品とこれから撮影を行う映画の間に、ズレがないかどうかを確認しました。

後のインタビューで、このときの緊張は並大抵のものではなかったと、話していますが、幸いにもスティーブン・キングはたいそう気に入り、映画化の話は更に実現に向けて先に進むこととなったのでした。

スティーブン・キングは後のインタビューで、終始、映画「ドクタースリープ」のことをイメージ通りだ、と褒め称えており、特に今回初登場する「ローズ ザ ハット」のことを絶賛していました。

前作シャイニングの続編でもある映画

とはいえ、前作「シャイニング」で起こった出来事は全て実現した過去として存在することになっています。

たとえば、小説「シャイニング」では無事にダニーと母親と一緒に生き残り、小説「ドクタースリープ」内でジャックに変わってダニーの父親の代わりのような存在となっているディック・ハロランも、映画「シャイニング」ではジャックによって殺されてしまっていますので、映画「ドクタースリープ」では殺されたという事実のまま、ストーリーは進んでいきます。

おなじように小説「シャイニング」では爆発を起こしてなくなったはずのホテルも、映画「シャイニング」では建物自体になんのダメージもなく、打ち捨てられた事になっているため、映画「ドクタースリープ」でもホテルは存在しています。

つまり、小説に忠実ではあるものの、映画「シャイニング」につながる一本の歴史の流れの上に、映画「ドクタースリープ」も乗っかっている、ということになるわけです。

前作シャイニングと同じテイストを期待しないこと

あまり詳しく説明してしまうとネタバレになってしまいますので、サラッと説明するだけにしておきます。

ストーリーの流れとしては映画「シャイニング」の続きであり、前作で起こったことは全て引き継いで映画「ドクタースリープ」は続いていきます。

しかしタイトルが「オーバールックホテル」ではなく「シャイニング」となっているとおり、著者であるスティーブン・キングはデニーの持つ特殊な能力「シャイニング」を小説のストーリーのメインに据えていました。

映画「シャイニング」はスタンリー・キューブリック監督の持っていたイメージが強くなりすぎて、呪われたホテルにフォーカスが行き過ぎたという印象を個人的に持っています。

今回は原点回帰ではありませんが、小説に忠実ということになりますので、スティーブン・キングが描きたかった、メインに据えたかったものがストーリーの核となっていて、前作のように閉じられた空間としての呪われたホテルというものはアイテムの一つに落ち着いているといえるでしょう。

前作がホラー映画の傑作と評される映画であるからこそ、その舞台となったオーバールックホテルは外すことのできないものではありますが、今回はホテルは話のメインにはなっていないので、前作と同じようなテイストのホラー映画を期待していくと、足元をすくわれる事になりますよ、ということだけを、お知らせしておきたいと思います。

まとめ・ネタバレなしの評価は?

映画「ドクタースリープ」を楽しむために抑えておきたい、知っておきたいことをまとめてみました。

いかがでしたでしょうか?

できるだけネタバレはないように知っておいたほうがいい情報をお伝えしたつもりです。

原作モノの映画化は、原作者のイメージや、原作に対するファンのイメージなどがあるため、すべての人々を満足させることが難しい以上、全体的に難しいと言われる所以です。

僕は原作の小説は読んでいませんし、ドクタースリープを視聴するために前日にシャイニングを視聴しました。

そんな僕がドクタースリープを視聴した後、これだけは知っておいたほうがいいし、もっと楽しめると思うことをまとめましたが、僕自身、映画「ドクタースリープ」はサイキック・アクションものという位置づけで、とても楽しめた映画の一つでした。











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