カナダ在住20年の筆者が見た映画の感想とふと思った疑問についてを勝手気ままに書いていくブログです。

映画インクレディブルファミリーのネタばれ感想とあらすじ!

2018/08/03
 
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映画「インクレディブル・ファミリー」、ディズニー・ピクサーの最新作品を視聴してきました。

他のピクサーアニメーションと比べると、少しだけテイストが違うと感じた前作の「Mr. インクレディブル」の続編。
それも前作が終わってから、全く時間経過のない続きとして話が始まるという、これまでに見たことのない展開で、少し驚きました。

ピクサーの映画というだけあって、ご多分に漏れず、とても楽しめました。
5歳の息子と一緒に見に行きましたが、息子も大喜び。途中興奮して、映画館内で大きな声で話しかけてきてしまったので、少し恥ずかしかったです。





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予告動画はこちら

簡単なあらすじ

第77回アカデミー長編アニメ映画賞を受賞したディズニー/ピクサーの大ヒット作「Mr.インクレディブル」の14年ぶりとなる続編。スーパーパワーを持つボブたち家族は平凡な日常を送っていたが、ある出来事をきっかけに、母ヘレンがイラスティガールとしてヒーロー活動をすることに。多忙になった彼女の代わりに家事と育児を任されたボブは、底知れない能力を秘める息子ジャック・ジャックの世話に悪戦苦闘。そんな中、新たな敵が家族の前に立ちはだかる。ブラッド・バード監督が前作に続いて監督・脚本を手がけ、声優陣もボブ役のクレイグ・T・ネルソン、ヘレン役のホリー・ハンターら前作のキャストが続投。日本語吹き替え版もボブ役に三浦友和、ヘレン役に黒木瞳、長女ヴァイオレット役に綾瀬はるか、謎の敵アンダーマイナー役に高田延彦ら前作のメンバーが再集結した。

引用「映画ドットコム:eiga.com/movie/85219/」

子供向けアニメだけど、真の敵が少しわかりにくい?

少し家族のほうでハプニングがあり、その流れで5歳の息子を連れて映画を見に行くことになりました。

映画は大好きで、始まる前から息子は興奮して大はしゃぎ。
映画が始まっても、スーパーヒーローたちのアクションシーンの連続で、スクリーンに釘付けになっていました。

ただし、まだ年齢が5歳ということもあり、ストーリーの始めから終わりまで、どのような流れで進んでいるのかに関してはおそらく理解していなかったと思います。

だから、彼にとっては今回の敵役であるスクリーンスレイヴァーの真の正体が誰で、スーパーヒーローに対してどういう恨みを持っていて、その結果、一連の行動はどういう目的があって計画実行されたのか、ということは、ある意味、どうでもよかったのかな、と思って、横で見ていました。

これがもっと年齢の高い子どもたち、例えば小学4年生くらいであれば、もっと話の内容に食いついてくるのかもしれません。
そう考えたとき、今回のストーリーは、そういった年齢の子どもたちにわかりやすかったのか?と考え込んでしまいました。

今回の敵の能力は、人を自由に操ることができる、というもので、しかもそれは同時に複数の人物に対して可能、というものです。
で、あるから、ストーリーの途中で捕まったスクリーンスレイヴァーは、操られていた偽物で、本当の敵はすぐ近くにいて、裏で糸を引いていた、という設定は、王道と言えると思います。

少なくとも、ウィンストンとイヴリンの二人が登場したとき、かなり怪しげな雰囲気を出していて、彼らが今回の悪役では、という思いをボクは持っていました。

ですので、実はイヴリンだけが悪役ということが明かされたとき、かなり「してやられた」という気持ちになったのを覚えています。

で、イヴリンが今回の計画を立てて実行した動機をイラスティガールであるヘレンに明かしたとき、兄の影でずっといきてきた妹が持つコンプレックスを感じて納得をしてしまいました。

ウィンストンは社交的で明るく、人を引きつける能力に長け、セールスをさせれば、たちどころに成果を出すというキャラクターです。

一方でイヴリンは、開発能力は飛び抜けていますが、人と交わることが苦手。せっかく人が考えつかないような機械を発明しても、それを世間に公表する能力を持っていません。

彼女の発明を世に知らしめるのはウィンストンの役目。いつしか人々は彼を称賛するようになるものの、実際に発明をしたイヴリンのことは全く知らずにいる、という状況になってしまいます。

イヴリンがそれで満足であれば、問題ないでしょうが、自分の成果を兄以外にも認めてほしい、と少しでも思った瞬間から、兄の存在が疎ましく感じるようになったのではないでしょうか。

とはいえ、ウィンストン無しではやっていけないこともわかっているようで、そこら辺りの感情が、両親が亡くなったときの記憶と絡まってスーパーヒーローたちに恨みを持つようになったわけでしょう。

スーパーヒーローたちにとってみたら、とんでもない逆恨みでしかありませんが。

一方でイヴリンの行動に理解が出来ないところもありました。

スーパーヒーローを永遠に非合法にするため、船を街の港めがけて暴走させたシーンです。

あのまま、船が街に突っ込んでいれば、乗船していた世界各国の政府要人の大半はなくなっていたでしょうし、街にも大きなダメージがでて、こちらの被害もとんでもないことになっていたでしょう。

つまり被害にあったかもしれない人々はイヴリンにとって、死んでもいいと思う対象だったことになります。
そしてそう思った理由は唯一、スーパーヒーローの支援者だから、としか、ボクは考えられませんでした。

でも、イヴリンはスーパーヒーローたちの復権を願って止まない兄ウィンストンだけを船から脱出させようとしました。
いくら肉親だからとはいえ、ここは矛盾しているように思うのです。

とくに、イヴリンはスーパーヒーローに過度な期待をして、結果的に自分だけでなく、イヴリンの母親までも死なせてしまう決断をした彼女の父親に恨みを持っていたように感じたので。

ここの部分が釈然としませんでした。

スーパーヒーローたちの活躍で全員が助かり、イヴリンが捕まったことでハッピーエンドになったから、映画内ではクローズアップはされなかったですけれど。





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父親が家事をすると

今回の作品で面白いと思ったのが、かなり典型的なアメリカ男性のマインドを持ったボブが家事と子育てに悪戦苦闘していた部分。

仕事でボブではなく、ヘレンがフロントライナーとしてスカウトされ、しかも見事に活躍しているのを見て、自分ができる男性というところを見せつけたくなってしまいます。

慣れない家事や子育てでもヘレンに負けないくらい完璧にできるところを見せつけることで、一家の主としての威厳を保とうを悪戦苦闘するのですが、男って単純で馬鹿な生き物だな~、と思ってしまいました。

多分ですけど、男が外で働いて女が家で家事育児をしていたとき、男は家事育児がどれだけ完璧にこなされているかということには気がついていないと思うのです。

最低限、気になるところさえ、きちんと出来ていれば、母親は家事育児をすべてパーフェクトにやっていると、勝手に思い込んでいるだけだと。

ある意味、できる主婦というのは、そこらあたりのメリハリがとても上手で、うまく旦那を自分の都合のいいように誘導しているのでは、と思うわけです。(違ったらすいません。m(_ _)m)

ただし、「インクレディブル・ファミリー」のように、男性が家事育児をして女性が外で働いていた場合、男性が完璧だと女性に思わせるように立ち回るのは、ハードルが高くなるでしょうけど。

というのも、女性の方が細かいところに目が届く能力が高いと思うからです。

ですので、ボブが寝不足でボロボロになったときには、「さもありなん」と思いました。
アニメ映画ですので、面白おかしく描かれていましたが、実際ならこの完璧主義が、育児放棄だとか、幼児虐待につながるのかもな~、なんて考えていました。

スーパーヒーローが復権して

最後にインクレディブル・ファミリーの活躍もあり、スーパーヒーローたちが存在を認められ、彼らの能力を使った活動が合法となりました。

めでたしめでたしで、今後は捕まる恐れもなく、大ぴらに悪党を捕まえることができるようになったわけです。

しかし、こういうスーパーヒーローたちがいて彼らが活躍する世界って、彼らがもてはやされるためには絶対に悪役が必要なんですよね。
悪役がいないとスーパーヒーローたちの存在意義がない。

悪役がいないと逆にスーパーな能力がある分、やはり社会の異端者となってしまうと思います。

また、そういった能力を自分自身の利益のために使わない、ということは至難の業でしょう。どう見たってそこまでマインドが強固なキャラばかりではないと思います。

しかもこれでスーパーヒーローたちが姿を隠さなくて良くなったのですが、だからといってスーパーヒーローたちが多すぎ。
今後、シリーズを続けるとしても作品としてまとめるのも大変でしょう。また、能力に対する矛盾も出てくるでしょうし。

たとえば、「今回の敵、前回のあのスーパーヒーローの能力であっという間に捕まえて解決出来たのに」という具合に。

だいたい、ジャック=ジャックの能力がチート並みに多彩で、もし彼がダークサイドに取り込まれてしまったら、果たして対抗できるのか、と考えてしまいます(笑)。シリーズが違ってきますけど。

あと、いくら能力があるから、つまりできるからと言って、スーパーヒーローといえ、個人がやってもいいのかな、と。

つまり現代社会で言えば、恐ろしく射撃の腕前がいい人物がいたとしても、その個人が、しかも対象がどんなに悪い人物だとしても、発砲すれば、罪になります。

他に言えば、ハッカーなんかもコンピューターのことをほとんど知らない一般人からすればスーパーヒーローなみの能力を持っていることになると思うんですよ。

で、不正をしている会社の裏帳簿なんかをハッキングして公表したりすれば、不正を暴いたヒーローかもしれませんが、他人の所有物を無断で盗んだ窃盗犯ということにもなるわけです。

まぁ、ここら辺は子供向けアニメで、そこまで心配をふくらませる必要はないでしょう、ということになるのかもしれません。

ただ、最後に。

映画の冒頭で、大金を盗むのにまんまと成功したアンダーマイナー。
あの盗んだお金、どうやって使うつもりなんでしょうか?

あれだけ特殊な格好しているアンダーマイナーが、いくら現金を持っているからといって、そのお金で何かを購入しようと商店に出向いた途端、「この顔にピンときたら、」ですよ。

ああいった、人間でない悪役に現金を盗むという行為は、必要なのかな、と思ってしまいました。





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