カナダ在住20年の筆者が見た映画の感想とふと思った疑問についてを勝手気ままに書いていくブログです。

モンスターズ・インクでモンスターたちが子供は有害で有毒と恐れる理由を考察

 
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ピクサー映画「モンスターズ・インク

モンスターの世界でモンスターたちを主役にし、人間の子供たちを怖がらせるのは実は切実な理由があった、という設定の作品です。

その、斬新な理由付けもさることながら、実はモンスターたちは人間の子供たちのことをとても恐れていた、という設定も、かなり目の付け所がいいと感心したものでした。


が、しかしよくよく考えてみると、なぜモンスターたちが人間の子供を恐れるのかの理由が納得いかなくなってしまいます。

今回は、その矛盾点を挙げ、その上で本当にモンスターたちが子供を怖がる理由を考えてみたいと思います。










映画「モンスターズ・インク」のおさらい

映画「モンスター・インク」では、モンスターの世界で人間の子供を怖がらせる役目を負っている怖がらせ屋モンスターは、子供が怖がったときに出す悲鳴をエネルギーとして蓄え、そのエネルギーを電力のように使って、生活しているのでした。

その一方で人間の子供は有害で有毒、ひとさわりだけでモンスターが死んでしまうほどの毒を有している、ととても恐れています。

また、昔よりも子供たちがモンスターの姿に怖がらなくなっていたため、エネルギー不足が懸念されていました。


そんな状況の世界で、「モンスター・インク」で一番の凄腕「怖がらせ屋」サリーとその相棒マイクが、モンスターの世界に迷い込んだ2歳の女の子、ブーをかくまうことになります。

そして誰にも見つからないように、ブーを人間の世界に戻そうとするのですが、サリーのライバルであるランドールの邪魔が入ります。

というのも、ランドールは子供を誘拐して悲鳴吸引機によって強引に悲鳴エネルギーを搾取しようとしていたからでした。

モンスターの世界では、年々、子供たちはモンスターを怖がらなくなり、エネルギーの確保が難しくなってきていたため、今までの方法とは異なる方法でエネルギーを集める必要があったのです。

そして、この悪巧みの裏には「モンスターズ・インク」の社長ウォーターヌースがかかわっており、すべての計画はウォーターヌースが立てていたのです。


それを知らなかったサリーとマイクは人間の世界に追放されかけますが、何とかモンスターの世界に戻り、ブーを助け出します。

そしてランドールを人間世界に追放し、ウォーターヌースの悪巧みを暴露させ、CDA(子供検疫局)に逮捕させることに成功するのでした。

マイクとサリーはブーを人間の世界に無事戻した後、一連の騒動の間に発見した、子供の笑い声エネルギーは悲鳴エネルギーの10倍も強いことを利用し、笑いエネルギーを集める新生モンスターズインクを再開させるのでした。


ざっとした、ネタバレ有のあらすじ紹介でした。

が、このざっとしたあらすじの中だけでも、おかしいと思える疑問点を見つけることができます。

それでは、その点を見ていくことにしましょう。

子供たちが有害で有毒と恐れることの疑問点

一番大きな疑問点は、

    子供たちを有害で有毒と恐れる理由

ではないでしょうか。

それではひとつづつ、詳しく見て考察していきます。

ウォーターヌースは知っていた?

映画の冒頭、一番に視聴者に対して与えられる「モンスターズ・インク」の設定の説明が、

    子供たちが有毒で、少しでも触れれば、モンスターは死に至る

というものです。

しかもそのセリフはモンスターインク社長のウォーターヌースの口からはっきりと語られています。


しかしブーを目の前にしたウォーターヌースのリアクションは、驚きはしたものの恐れはしておらず、しかもしっかりと抱きあげています。

こんなことができるのは、ウォーターヌースが子供は無害であることを知っていたからとしか考えられません。

では、ウォーターヌースは子供が無害であることを、なぜ隠していたのでしょうか?

CDAの真剣度はなぜ?

モンスターインク社長のウォーターヌースが、社員に対して子供が無害であることを隠していたのであれば、それほど大きな疑問にはなりません。

が、「子供が有害・有毒である」ということはモンスターの世界での一般常識であり、政府がCDA(子供検疫局)という機関を設立してまで徹底して目を光らせています。


サリーの同僚のジョージ・サンダーソンが子供の靴下の片方を体に付けて戻ってきてしまった際には、工場の作業はすべてストップし、CDAの隊員が、装甲車やヘリコプターで突入してくるほどの物々しさ。

隊員は全員、完璧な防護服を着用し、靴下は爆破処理されていました。


ブーが町の中に現れた際には、ロックダウンが行われ、ビルディング一つが消滅させられています。


そこまでの対応をしておきながら、映画の最後でブーがCDA隊員の目の前に現れた際には、多少の恐れを抱いていると感じさせるリアクションはしていますが、町を封鎖した時ほどの真剣さは見られませんでした。

CDA隊長のロズもブーに対しては、例えば人がゴキブリやネズミを見つけた時の反応と比べてもとても落ち着いていたように思えます。

これはもう、ロズも子供が無害であることを知っていたのではないか、と疑ってもいいレベルです。


であれば、政府までもモンスターたちに真実を伝えず、虚偽の情報を流し、それを基に社会のインフラを構築している、ということになります。

果たしてそこまでして人間の子供に関してうそをつかないといけない理由はあるのでしょうか?

大学に専門学科まで作っている

さらに映画「モンスターズ・インク」の続編として映画「モンスターズ・ユニバーシティ」が2013年に公開されています。

内容としては1作目の前日談になりますが、この大学は、人間世界の子供たちをいかに怖がらせられるか、それのよっていかに多くのエネルギーを確保できるか、に特化した専門学部が存在します。

そしてその中でも、子供たちは危険であることを基本情報として教え、すべての怖がらせの技術はそれを基に理論建てられているのでした。


つまり、モンスターズインク社内だけでなく、政府も人間の子供は有害・有毒ということでインフラを準備し、歴史的にも7世紀にも渡って、人間の子供が有害・有毒という情報を基本に添えられていていたわけです。


ここまで念入りに、

    子供が有害・有毒である

という概念が徹底されていると、実際にブーが有毒でなかったことに対して、ただ「うそをついていた」というだけでは済まない、他の理由があるのではないでしょうか

ピクサーユニバース説の基づく考察からの理由

こうして見ていくと、モンスターの間で「人間の子供は有害・有毒である」と考えられていることは、かなり根が深い情報であることが分かりました。

ただ、モンスターインク社内で怖がらせ屋モンスターに対して情報操作されているというレベルではありません。


「人間の子供は有害・有毒である」ということが、「ただ単に嘘」というようなレベルではないようです。

とはいえ、ブーがサリーやマイク、ウォーターヌースなどに触れても誰も何の問題もありませんでした。

これに納得のいく合理的な説明をつけるにはどうしたらいいのでしょうか?


実はピクサー作品には、すべてがつながっているとする都市伝説「ピクサーユニバース」という説が存在します。

すべての作品の物語が同じ世界の異なる時間に起こった出来事で、作品によっては重なっているものもある、という考えです。

詳しい「ピクサーユニバースについてはこちらの記事で説明していますので、興味がありましたら、一読してみてください。

関連記事:ピクサーユニバース!トイストーリーから2分の1の魔法まですべてのつながりを解説


「ピクサーユニバース」の考えでは、「モンスターズ・インク」は22作品のうち、一番最後の22番目に位置することになります。

その場合、人間のいなくなった地球で、モンスター達はどのように人間の子供のもとに出向いているのでしょうか?


その答えは、「タイムトラベル」です。


「ピクサーユニバース」説が正しいとした場合、「タイムトラベル」以外にモンスターが人間の子供のもとに出向くことはできません。

が、この「タイムトラベル」、映画「モンスターズ・インク」を見ている限り、かなり制限があると考えられるのでした。

「タイムトラベル」が可能となった場合、しかもその「タイムトラベル」で到着先を自由に設定できるのであれば、怖がりな子供のもとに何度も通うことができます。

そうなれば、ほぼ無尽蔵に悲鳴エネルギーを確保することが可能となりますが、映画内ではエネルギー不足問題が言及されていますので、この方法は使用できなかったことになります。

それは倫理的な観点からしなかった(怖がりな子供のもとに何度も通うことで精神的大ダメージを与えてしまう可能性、など)と考えるより、技術的にできなかったとしたほうが自然でしょう。

つまり、この「タイムトラベル」は決められたの時間しか戻れないのではなかったでしょうか。

もっと分かりやすく具体的に言えば、1000年という時間しか戻れないとして、モンスターの世界でいうところの3020年4月10日からは2020年4月10日にしか戻れず、次の日4月11日になれば、戻れる日も4月11日になってしまう、という具合です。


そしてこの仮説が正しければ、モンスターズ・ユニバーシティの公開が2013年で、その時に作品内で明らかにされたのが、学校の設立が7世紀前という事実

つまり1313年ということになります。

ちょうどそのころ、何が起こっていたか、というとペストの大流行

当時の世界人口4億5000万人の22%にあたる1億人が死亡したと推計されているほどの災害が起こっていました。


そんな時期に子供の寝室にモンスターが訪れて、ペストに侵された子供に触られたとしたら、「人間の子供は有害・有毒である」ということになっても不思議ではないといえるのではないでしょうか。


それ以外にも、他の感染症に侵された子供たちが時代によっては多くいた時もあり、タイムトラベルをする以上、この脅威に備えておく必要はあったと思います。


つまり、「タイムトラベル」で未知の時代へ向かうため、その先でどのような汚染が広がっているかもわからないため、予防をするには、安全な時代の子供であったとしてもモンスターにとって脅威がある、という認識で対応しておいたほうが良い、という考えを根底に、「人間の子供は有害・有毒である」としているのではないか、ということです。

考察のまとめ

いかがでしたでしょか?

今回の謎、モンスターにとって「人間の子供は有害・有毒である」のはなぜか?という疑問をピクサーユニバース説を基本に据えて、可能性を考えてみました

怖がらせ屋モンスターはタイムトラベルをして人間の子供の部屋に出向いており、出向いた先で病気や公害などで汚染されている可能性があり、それをモンスターの世界に持ち込んだ場合、どれほどの被害が拡大するか分からない、という考えのもとに、そのリスクを最大限小さくするために、「人間の子供は有害・有毒である」と認識して行動をしていたから、というものです。

そして「有害・有毒である」かもしれない、よりも「有害・有毒である」となったほうが、より真剣に対処することになるため、モンスター全員が「人間の子供は有害・有毒である」という考えで過ごしてきたのが、いつしか本当のことは一部のモンスターのみが知る事実となってしまった、というわけです。

かなり理論が飛躍しているかもしれませんが、「ピクサーユニバース」説を真実として考えた場合、この仮説しか納得のいく考えは思いつきませんでした。

皆さんはどう思いますか?

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