映画ブレードランナー2049のネタバレ感想とあらすじ!レプリカントが人間になれる日が来る?

映画

映画「ブレードランナー2049」が前作のブレードランナーより35年の年月を経て、
10月末に公開となります。

前作は公開当初、あまり評判にもならず、興行的には失敗に終わりましたが、その後、
徐々に人気を博し、今ではSF映画の最高傑作の一つに上げる人も少なくなく、今では
完全にジャンルとして確立されたサンバーパンクの走りでもあります。

今活躍する映画界の第一人者の中にも「ブレードランナー」の影響を受けてショービジネス
に入ってきた人もいるくらいですので、今回の「ブレードランナー2049」はとても興味が
ありました。

事前に3つの短編フィルムも発表され、前作と今回の間に何が起こったのかも語られる
念入りな展開によって更に楽しみが増していましたので、さっそく視聴した感想を
語りたいと思います。

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予告動画はこちら

キャストの紹介

K/ジョー: ライアン・ゴズリング
ブレードランナーでレプリカント。レプリカントの謎を解くためデッカードを追う。
リック・デッカード: ハリソン・フォード
前作の主人公で今回の事件のカギを握る人物。行方不明となっている。
ニアンダー・ウォーレス: ジャレッド・レト
新型レプリカントを製造するウォーレス社の社長。レプリカントの謎を盗み出そうと企む。
ジョシ中尉: ロビン・ライト
Kの上司でLAPDの警部補。Kに特殊任務を託す。
ジョイ: アナ・デ・アルマス
ホログラフィーでKの恋人。

ネタバレあらすじ

2049年、人類の生存を確実にするためにレプリカントと呼ばれる人工の生命体が作られ、
社会に組み込まれていました。
ロサンゼルス市警察に属して「ブレードランナー」として働く新しいモデルであるKは、
反逆した古いモデルのレプリカントを狩り、「引退」させることを任務としていました。

家では、ホログラフィーによる恋人ジョイと普通のカップルのように過ごしています。

Kはレプリカント解放運動の捜査の中で、ある農場に行き、反逆レプリカント、サッパー・
モートンを「引退」させるが、そこで庭に不審な箱が埋まっているのを見つけます。

中には白骨が入っており、法医学的分析でその死骸は緊急の帝王切開の合併症の結果と
して死亡した女性レプリカントであることがわかります。
レプリカントの妊娠は不可能だと考えられたため、この事実は驚愕でした。

Kの上司であるジョシ警部補は、レプリカントに生殖能力があることが世間に広まるのは
危険と考え、Kに事件の証拠をすべて破壊し、生まれた子どもを「引退」させるように
命令します。

Kは命令に戸惑いますが、現在レプリカントの製造しているウォーレス社の社長、
ニアンダー・ウォーレスを訪ねて身元確認を行いました。
遺体がレイチェルであることを知り、しかも彼女が、30年前に姿を消した元ブレード
ランナーのリック・デッカードと恋愛関係にあったことを知るのでした。

ウォーレスはレプリカントの生殖能力により生産性が上がると考えますが、自分では
その能力を開発することができないため、秘書/護衛用レプリカントのラヴにレイチェルの
遺体をロサンゼルス市警察から盗ませ、Kを尾行して子どもを探そうとします。

ウォーレスはその子どもを使いレプリカントの生殖能力を創りだし、世界に事業を
広げようと企むのでした。

Kはモートンの農場に戻り、おもちゃの馬に関することについての幼少期の記憶に
一致する日付が隠されていることを見つけ出します。

Kはその後、とある孤児院の見覚えのあるボイラー室で記憶を辿っておもちゃの馬を
見つけます。人工的に植え付けられたと考えられた思い出は、じつは現実の記憶でした。

ジョイはこれはKが人間である証拠だと言い、ジョーというニックネームを付けてくれます。

その後二人は問題の年の出生記録を調査して、ある異常に気づきます。
性染色体以外は同じDNAで生まれた双子が問題の日に生まれ、男の子だけが生きていると
記載されていたのです。

Kは、記憶デザイナーのアナ・ステリン博士を探しだし、レプリカントに人間の本当の
記憶を埋め込むことは違法であることを知ります。
このことから記憶は本物で、自分はレイチェルの息子かもしれないと信じ始めるのでした。

しかしこの影響で、レプリカントの行動テストで不合格になってしまい、Kはジョシに
よって停職を告げられます。

Kは子供を始末して任務を完了させたとジョシに告げますが、彼女は、Kが通常の行動から
逸脱したため追跡されるだろうと、48時間身を隠すための時間を与えるのでした。

自宅に戻ったKは、ジョイが壊れ永遠に無くなる可能性があることを知りながらも、
同行を彼女に懇願されてモバイルエミッタに転送して家を出ます。

Kはおもちゃの馬を分析させて、 放射線の痕跡を調べることでラスベガスの遺跡に行き
つき、そこでデッカードを見つけます

デッカードは、自らの痕跡を消すために出生記録を暗号化し、妊娠したレイチェルを
レプリカント解放運動にゆだねて守ったと打ち明けるのでした。

ラヴと手下達がKの後を追うためジョシから情報を引き出して殺害します。
Kの所在地を突き止めたラヴは、ついにデッカードを見つけて連れ去るのでした。

去り際にジョイのエミッターを破壊し、負傷したKを放置し死亡させようとしますが、
レプリカント解放運動がKを救助し、一命をとりとめます。

意識を取り戻したKは指導者フレイサと対面し、レイチェルの生き残った子どもが実は
女の子であることを知らされます。

これによりKに記憶を埋め込むことができる唯一の人物ステリンがレイチェルの娘である
ことを悟るのでした。

フレイサはKに、ウォーレスにレプリカントの生殖能力を知られないよう、いかなる手段を
用いても、必要とあらばデッカードを殺害してでも秘密を守るように告げるのでした。

ロサンゼルスでは、デッカードはウォーレスと対面します。
ウォーレスから、レイチェルの彼への気持ちは作者であるエルドン・タイデルによって、
レプリカントの生殖能力をテストするために作られたものであることを知らされます。

デッカードは、たとえレイチェルの再生を約束されたとしても、ウォーレスへの協力は
しないと宣言します。

ウォーレスはラヴに、デッカードを拷問して情報を聞き出すよう指示し、辺境の基地に
デッカードを連れて行くことにします。

が、途中で、Kが彼らを急襲しラヴとの死闘を繰り広げた末、自身も重症を負いながらも
ラヴを殺しデッカードを救出するのでした。
ウォーレスやレプリカント達から守るため、Kはデッカードの死を偽装して彼をステリンの
仕事場に連れていきます。

Kはデッカードに娘と会うよう促し、ステリンが住む建物の前で別れます。
デッカードは慎重に仕事場に入りステリンに近づいていくのでした。

その間、瀕死の重傷を負ったKは、力尽きたように階段に横たわり、舞い降りる雪を眺める
のでした。




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コメント

  1. 神田隆 より:

    はじめまして。記事拝見させていただきました。
    ちょっと気になったことを3点ほど。
    まず、レプリカントがクローン人間のようなものとお考えのようですが、ちょっと違うのではと思います。背景にはクローン技術があるのかもしれませんが、レプリカントは寧ろ一から合成されて産みだされるのではないでしょうか?多種多様なレプリカントが目的別に作られたようですし、クローンとはまた別の有機体なのではないかと思います。
    もうひとつ、「ホログラフィーって、映像で見せる疑似恋人ってことでしょう?」とのことですが、ジョイの本質はホログラフィーではなくAI、人工知能です。AIとプログラムは全く別物と考えるべきだと思います。AIであるジョイがホログラフィーを用いてKとコミュニケーションをとっているのであり、ホログラフィーはあくまで立体映像技術です。また、レプリカントが存在する時代ならば、AIは現在よりも格段に進化しているでしょうし擬似人格以上のものである可能性はかなり高いと思います。
    最後に「レプリカントでも恋人がほしいと思うのかな、って不思議でした。」とお思いのようですが、一作目時点のネクサス6型でも、製造後暫くすると感情が芽生えるとされ、ネクサス8型においては製造時点で感情が備わっているとされています。感情を持った上で命令に絶対的に服従させているのが、タイレル社からレプリカント技術を引き継いだウォーレスの「売り」なのでしょう。ですから、新型であるKが恋愛感情を持つのは何ら不思議ではないでしょう。

    以上、重箱の隅をつつくような話でしたが、ご参考になれば幸いです。

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