「インサイド・ヘッド」はピクサースタジオの15番目の作品。
サンフランシスコに引っ越してきた11歳のライリーが、新しい生活を送るわけですが、その突然の環境の変化に彼女の頭の中にある5つの感情がどう対応しようかと右往左往することでより事態が悪いほうにいってしまいます。
が、感情たちの協力によってギリギリのところで最悪の事態を避けることができ、さらにライリーが大人になっていく様子を描いた映画でした。
一方でピクサーの作品はすべてがつながっているとする都市伝説「ピクサーユニバース」が存在します。
詳しくはこちらの記事で説明していますので、ご一読いただきたいと思います。
関連記事:トイストーリーから2分の1の魔法まですべてのつながっているとするピクサーユニバースを解説
「ピクサーユニバース」説が事実とした場合、モンスターズ・インクの怖がらせ屋モンスターはピクサー作品に登場する子供たちのところにきて、怖がらせたことになるはず。
関連記事:モンスターズインクの怖がらせ屋モンスター、トイストーリーのアンディ担当は誰?
その場合、「インサイド・ヘッド」のライリーを怖がらせにやってきたモンスターズ・インクのモンスターはいったい誰なのでしょうか?
今回はそのことを考察していきたいと思います。
「インサイド・ヘッド」と「モンスターズ・インク」のつながりはある?
実際に「インサイド・ヘッド」と「モンスターズ・インク」にはつながりがあるのでしょうか?
実は「インサイド・ヘッド」がアメリカで公開されるにあたって、監督であるピート・ドクターがインタビューでこの質問を受けていました。
ちなみに、ピート・ドクターは「モンスターズ・インク」の監督も務めています。
その時のピート・ドクターの回答は、
- 「正直、考えたこともなかった。けど、たぶんライリーのもとにもモンスターズ・インクの怖がらせ屋モンスターは行ったと思うよ。」
でした。
つまり、監督から、詳細は決まっていないにしても、正式に怖がらせ屋モンスターがライリーのもとに来ていた、という証言を得たわけです。
そして、「インサイド・ヘッド」の隠れキャラを調べてみると、「モンスターズ・インク」とのつながり、そして怖がらせ屋モンスターがライリーのもとにも行っていたと考えるに足る関連が見つかったのでした。
「インサイド・ヘッド」の隠れキャラ
「インサイド・ヘッド」の中にはたくさんの隠れキャラが見つかっています。
が、残念ながら、「モンスターズ・インク」や「モンスターズ・ユニバーシティ」と直接結びつくような隠れキャラは、存在していませんでした。
が、他の作品とのつながりを示唆する隠れキャラは見つかっています。
そしてその隠れキャラが示す作品と「モンスターズ・インク」とははっきりと結びつきがあるのです。
その作品とは「トイ・ストーリー」シリーズ。
「インサイド・ヘッド」でライリーが引っ越してきたサンフランシスコでアイスホッケーのトライアウトに参加したシーンがありました。
このトライアウトが行われたアイスホッケーリンクの背景に、アイスホッケーのユースクラブの旗が飾られていますが、そのスポンサーが「トイ・ストーリー 3」で登場したゴミ処理場だったのです!
つまり、「インサイド・ヘッド」でライリーが引っ越してきた地域と「トイ・ストーリー3」でウッディたちがサニーサイド幼稚園やボニーの自宅のあるエリアのゴミ収集をしている集積所は、同じエリアにあったことがはっきりしたわけなのでした。
「モンスターズ・インク」と「トイ・ストーリー」シリーズの関係
そして「トイ・ストーリー」シリーズと「モンスターズ・インク」、こちらにもはっきりとしたつながりがあるのです。
まず第一に、ウッディやバズの持ち主であるアンディには、彼を怖がらせにやってきていたモンスターの存在が明らかになっていました。
関連記事:モンスターズインクの怖がらせ屋モンスター、トイストーリーのアンディ担当は誰?
これらのことをまとめてみると、以下のようになります。
-
・モンスターズ・インクの怖がらせ屋はアンディのもとに来ていた。
・「インサイド・ヘッド」でライリーたちが引っ越してきた地域は「トイ・ストーリー3」で登場するゴミ集積場の近く。
・怖がらせ屋モンスターがライリーのもとにやってきていた可能性は非常に高い。
となります。
怖がらせ屋?笑わせ屋?
「モンスターズ・インク」は2001年に公開されました。
そして映画の最後に、子供を怖がらせてエネルギーを得ていたのを止め、今度は笑わせてエネルギーを得る方法に変えています。
モンスターたちは怖がらせ屋ではなく、笑わせ屋になっていました。
一方「インサイド・ヘッド」の公開は2015年。
その時点でライリーは11歳。つまり2004年生まれとなります。
ですので、ライリーのもとにやってきていたモンスターは笑わせ屋ということになります。
これはライリーのモンスターを特定するのに、重要な要素になるでしょう。
というのも、映画ではライリーはピエロを怖がっていることが明らかにされています。
もし、幼いころ、笑わせに来るモンスターがピエロに近い姿をしていたなら、大きくなって物心ついたときにピエロを怖がるようにはなっていないでしょう。
一方でライリーは空想上の友達、ビンボンを作り出しています。
それこそ、モンスターたちがターゲットにするくらいの年齢のライリーはいつもこのビンホンと一緒に遊んでいました。
つまり、ビンボンはライリーにとって楽しい思い出ということになります。
「インサイド・ヘッド」のライリー担当の怖がらせ屋モンスターは誰?
しかしビンボンは体の部分を、おそらくライリーのお気に入りであったと思われるもののパーツを集めて作られていることが、はっきりと映画内で語られています。
-
・首より上がゾウ
・胴体が綿菓子
・しっぽが猫
・イルカの鳴き声を発する
などです。
これではビンボンがライリーのもとにやってきていたモンスターとは関係なさそうに思えてきますね。
が、ビンボンの全体像をよく見てみると、その中で何から取られたかが分かっていない部位があることが分かります。
それは足!
ビンボンの両足をよく観察してみると、、オレンジとピンクのしましま模様になっていることがわかります。
これは何かの手がかりにならないでしょうか?
というよりも、この模様、どこかで見たことはありませんか?
そうです、この模様の毛皮を持ったモンスターが、実は存在するのです。
それこそ、コード番号「2319」でCDAの出動を招いたジョージ・サンダーソン!
となると、ライリーのモンスターはジョージ・サンダーソンで、幼いライリーはジョージがモンスターなのか、動物なのかわからず、ただ楽しい思い出があったことだけを記憶して彼女の空想上の友達であるビンボンを作り出す際に、ジョージの足を拝借した、と考えられます。
そして、ジョージがモンスターであることをはっきりと理解していなかったライリーは他の部位のように何をモデルにビンボンが出来上がっているかを名前を挙げて説明ができなかったため、足については触れられず終いであった。
一応これで、納得のいく説明がつくでしょう。
考察のまとめ
いかがでしたでしょうか?
ピクサー作品である「インサイド・ヘッド」「トイストーリー」シリーズ、そして「モンスターズ・インク」につながりがあることがはっきりと分かりました。
そこから「モンスターズ・インク」の怖がらせ屋モンスターが「インサイド・ヘッド」の主人公ライリーのもとに出向いて、笑わせることでエネルギーを収集していた可能性が高く、その場合、担当のモンスターはジョージ・サンダーソンであろうことも分かりました。
このように、それぞれのピクサー作品には無数の隠れキャラが隠されており、それを見つけることで個々の作品がどのようにつながっているのかを示唆してくれています。
そして、それらのつながりを示す隠れキャラによって、ピクサーの全作品22作が、実はすべてつながっているという都市伝説「ピクサーユニバース」が生まれたのでした。
関連記事:トイストーリーから2分の1の魔法まですべてつながっているピクサーユニバースを解説
この説を頭に入れて次からピクサー作品を見てみると、新たな発見があるのではないでしょうか?
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