アニメライアーライアー・篠原が更紗と初対面で偶然決闘した?仕組まれた可能性は?

アニメーション

アニメ「ライアー・ライアー」は、転校生の篠原緋呂斗が学園島での初日に偶然、彩園寺更紗と出会って決闘をし、相手を負かしてしまうところから始まります。

当の篠原は対戦した相手がどんな人物かも知らないどころか、決闘というシステムの名前くらいしかしないほどのド素人。

それがいつの間にか、多少は彼自身の能力を使った部分はあるものの、相手の自滅で勝者となってしまうのでした。

そしてそのことから、この波乱万丈の物語は始まり、彼と彼女を巻き込んだ決闘に彩られる学園生活が幕を開けるわけです。

しかしよくよく見てみると、篠原が更紗と決闘する羽目になったのは、本当に偶然なのでしょうか?

そう思う疑問点を含め、考察をしていきたいと思います。







アニメ「ライアー・ライアー」篠原が更紗と初対面で偶然決闘

アニメ「ライアー・ライアー」で篠原は高校2年生の始業式前に学園島の第四番地区・英明学園に編入してきます。

悪天候の関係で予定よりも編入手続きなどが遅れた上、島に到着した時点で極度の体調不良。

説明を受けたことをロクに覚えられずに、一夜明けた後、学校に手続きのために向かう中、道に迷ってしまいます。


そこで出会ったのが、彩園寺更紗。

学園までの行き方を聞いて、それっきりになるはずでした。

が、ここでハプニングが起きてしまいます。

ちょうど二人のいた道路をこちらに向かって走ってくるトラック。

そして道路には水たまりができており、篠原は更紗が水しぶきを浴びることになるのでは、と気を利かせたのが裏目に出て、更紗は篠原のせいで、水しぶきを頭から足先まで、全身ずぶぬれになってしまうのでした。

この出来事に大激怒の更紗は、篠原に決闘を挑むことになります。

そしてわけのわからない篠原は相手に言われるまま、決闘を受け、結果的には更紗の自滅で勝利することになるのでした。

決闘は偶然ではなく仕組まれた可能性は?

ところが、この篠原と更紗の決闘、よくよく考えてみると、おかしいことがいくつかあります。

それらのことを吟味してみると、本当にこの決闘は偶然に起こったのか?と疑問を持たざるを得なくなるのでした。

それではおかしなことを個々に見ていきましょう。

水しぶきを上げたトラック

全身ずぶぬれで怒りMaxの更紗が放った言葉の中に、聞き捨てならないコメントがありました。

篠原と更紗の脇をすり抜けていった工事用トラックなのですが、「四番区の工事に使われているもの」なのだそうです。


更紗としては学園島での生活で、端末の使い方を知らないということは常識的に考えられませんでした。

この部分に関しては、まだ島に来て1日もたっていない篠原にとって、端末がどれほど重要なものなのか、わからないので仕方がない、とは言えます。

が、この後、篠原に与えられた寮の扉を開錠するにも端末が必要なほどですので、端末がなくなったら、それこそ、人並みに生きていけないほど大切なものなわけです。

学園島で1年以上、生活している更紗にとってみれば、学園島の学戦で端末の使い方を知らないわけがない、と思い込んでも仕方がありません。


同様に、四番区の学生が三番区をふらついていたことも、更紗にとっては「怪しい」と思う以外に考えられない行動でした。

が、学園島のことを全く知らない篠原にとっては、ごく自然に道に迷っただけで、「怪しい」と思うことのほうが怪しいくらいです。

つまり、端末の使い方を知らないことや全く関係のないエリアを歩き回っていることに関しては、篠原と更紗の間にできた誤解以内の何物でもなかったのでした。


しかし、トラックの件に関しては篠原とは全く無関係な事です。

ことなるエリア間で、違うエリアの工事トラックが通行することが、どれほど不自然なことなのかは、はっきりと明記がされていません。

ただ、更紗のコメントから考えるに、他のエリアのトラックが別のエリアを走っていることはきわめて稀なケースであることが予想できます。

特に流通用のトラックではなく、工事用のトラックであるとのことで、さらにその可能性、低くなるようでした。

ただ、先にもふれたとおり、トラックに関しては篠原がアレンジすることは絶対に不可能ですので、もしこのトラックが誰かに仕込まれたとするなら、第三者の介入以外あり得ません。





あっさり負けた更紗

篠原と更紗の決闘は物語の最初のイベント。

今後、多くの強敵との決闘が行われることになります。

そんな中、第1話だけを見た時点ではその不自然差を感じることは無理だと思いますが、篠原との決闘で負けた更紗の行動に、何らかの疑問を感じざるを得ないのでした。

というのも、更紗の負け方があっさりしているのでは、ということです。


この後わかるのですが、更紗はとんでもない秘密を抱えていました。

そしてその秘密を守るため、決して負けられないという状況にいたのです。

確かに高校生という年代の女子が、羞恥心を感じてしまったら何もできずに決闘に負けてしまうかもしれません。

ただ、負けてしまうということが何を意味するのか、更紗が置かれている状況を理解したうえで決闘の成り行きを再度考えると、果たして自然なリアクションだったのか?という疑問が浮かんできてしまうのでした。

真相についての考察

真相について考察していきたいと思います。

篠原と更紗の決闘は偶然だったのか?点についてですが、ある程度、第三者の介在があったように思えます。

というのも、篠原が学園島に呼ばれた経緯を考えると、それを主導した張本人が何らかの手心を加えた可能性が捨てきれないからです。

その張本人とは英明学園の学園長、一之瀬棗。

彼女は、わざわざ落第点で英明学園には編入ができない成績でしかなかった篠原を無理やり、学園に迎え入れたからでした。

篠原の特殊能力を使ってあわよくば、という考えを持っていた野心家です。


その野心を現実のものとするためには、7つ星の彩園寺更紗をターゲットの一つにしていることは、想像に難くありません。

おそらくですが、篠原の初日に更紗と決闘して彼女を負かしてしまう、ということまでは全く期待していなかったでしょう。

しかし、篠原という特殊能力者が更紗という優先順位の高いターゲットに接触した機会を逃すとも考えにくいです。

何が起こるかはわからないまでも、作為をもってちょっとした介入をした可能性は高いのではないでしょうか。

結果的には、彼女が望んでいたような状況を最高の形で手に入れることができたわけです。

さらに、この更紗との決闘の後、ドンピシャのタイミングで一ノ瀬からの迎えが篠原のもとに来ています。

これも偶然にしてはできすぎていると思います。


一方で更紗がわざと負けた、という疑惑についてはかなり突拍子のない説になると思います。

更紗は相手がどのような人物か、わかっていませんでした。

そんな人物に対して、赤星がとられてしまう状況で、わざと負けを譲る理由が見つかりません。


あえて邪推すれば、更紗と一ノ瀬がグルで篠原に赤星を渡すことをすでに合意していた、というシナリオが思いつきます。

が、赤星を失ってからの更紗の行動、自信の秘密を自爆のような形で篠原に打ち明けた行動と、つじつまが合わなくなってしまいます。

じつはこの後、篠原と更紗が共同戦線を張って決闘をするシーンが何度となくあり、そのたびに更紗の天才的なゲーム運びが描写されます。

そして篠原でさえ、彼が彼女に勝った決闘に関して、疑問を抱くようになるのでした。


そんなこともあり、何らかの理由が今後、明かされる可能性もありますが、現時点では更紗が篠原に負けたのは、偶然なのか、故意なのかはわかっていません。

ある意味、今後の展開に期待できる伏線でもありますね。

まとめ

・篠原が更紗と初対面で本当に偶然、決闘したのか?
・仕組まれた可能性はないのか?

について考察していきました。

篠原が学園に来ることになった経緯とそれを仕込んだ学園長、一之瀬棗の野心を考えると、何らかの作為があった可能性を感じます。

とはいえ、それを画策した一ノ瀬も、そのことで、篠原が更紗を決闘で破り、赤星を手に入れることになることまでは期待していなかったでしょう。

何らかのハプニングが起こってお互いがお互いの存在を記憶してくれれば、程度の期待ではなかったでしょうか。

特に更紗が篠原という存在を意識してくれるようになれば上出来、くらいだと思います。


一方で、更紗が篠原にわざと負けた可能性はないと思われます。

ただ、彼女の負けっぷりというか、決闘最中の行動は、この後、更紗が他の決闘で見せる姿と比べると、かなり違うという印象を受けることも確かです。

何らかの伏線になっている可能性はありますが、今時点ではそれが何であるのか、想像すらできない状態です。

ある意味、今後の展開が楽しみな部分でもありますね。









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