世界的に大人気のディズニーアニメ作品やピクサー作品の楽しみの一つに「隠れキャラを探すこと」があります。
特に過去のディズニーアニメやピクサー作品で登場したキャラクターが隠されていることが多く、新作が公開されると、どこに何のキャラクターが登場していたかの情報がいつも飛び回っています。
そんな隠れキャラですが、ピクサー作品では、ただ単に隠れキャラを見つけるのを楽しむためだけではなく、実はピクサー作品がすべてつながっていることを証明するための証拠であるという都市伝説があるのでした。
この都市伝説は「ピクサーユニバース」と呼ばれ、特にアメリカのファンの間で盛んに議論がされています。
関連記事:ピクサーユニバースのヒントは隠れキャラ!トイストーリーから2分の1の魔法まですべてのつながりを解説
そんな複数の作品が実はつながっているのではという都市伝説が、ディズニーアニメ作品にも当てはまるような隠れキャラが見つかりました。
その作品は
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・塔の上のラプンツェル
・アナと雪の女王
・ベイマックス
・モアナと伝説の海
・アナと雪の女王2
です。
今回はこのディズニー5作品が実はつながっているのではないか、という可能性を、それぞれの作品で見つけることのできる隠れキャラから考察していきたいと思います。
隠れキャラで登場するラプンツェル、アナ雪、ベイマックスのキャラクター
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・塔の上のラプンツェル
・アナと雪の女王
・ベイマックス
・モアナと伝説の海
・アナと雪の女王2
これらの5つの作品が実は同じ世界の異なった時代に起こっている、つながりのあるお話であることを考察していきたいと思います。
まずはそれぞれの作品で、どの作品の隠れキャラが見つかるのか、を紹介していきましょう。
いくつかの隠れキャラは有名ですので、すでにご存じ方もいらっしゃるかもしれません。
アナ雪で見つかるラプンツェルの隠れキャラ
5つの作品の中で「塔の上のラプンツェル」が一番古いものとなります。
ですので、「塔の上のラプンツェル」でも隠れキャラがいくつも見つかりますが、それより後に公開された残りの4つの作品のキャラクターが隠れキャラとして見つかることはありません。
ちなみに「塔の上のラプンツェル」で見つかる隠れキャラと隠れミッキーのネタバレは、こちらの記事で分かりますので、ご興味がある方は、ご一読ください。
関連記事:映画塔の上のラプンツェルの隠れミッキーや隠れキャラ一覧!ディズニークラシックとのオマージュも!
5つの作品の中で2番目に古い作品は「アナと雪の女王」です。
そしてこの「アナ雪」の中に「塔の上のラプンツェル」の隠れキャラが登場するのでした。
それは、アナが歌う「生まれてはじめて」のなかで、城の大門が開き、大勢の国民が城に向かって歩いてくる中を、アナが人の流れとは反対に歩いて町に向かうシーン。
「生まれてはじめて」を歌うアナとすれ違う人の中に、ショートヘアーになったラプンツェルの横顔と、その横を歩く、おそらくユージーンであろう男性の後ろ姿が一瞬だけ映り込みます。
ネットを中心に、ファンの間では、3年前に亡くなった王と王妃はラプンツェルとユージーンの結婚式に出席しようとして遭難したとして有力な説となっていました。
そのお返しとして、結婚したユージーンとラプンツェルがエルサの戴冠式に出席したのだろう、といわれており、だからアナとラプンツェルはアレンデールですれ違ったに違いない、と信じられているのでした。
ベイマックスで見つかるアナ雪の隠れキャラ
続いては映画「ベイマックス」の中でアナ雪の隠れキャラが見つかるお話です。
見つかる隠れキャラは「アナ雪」でディズニーヴィランズであったハンス王子。
ベイマックスではヒロとタダシの友人たちがパワードスーツの性能をフレッドの豪邸の庭で試すシーンがあります。
その中でペイマックスがロケットパンチを試した際、庭にあった銅像を破壊しているのですが、この像こそが、ハンス王子なのでした。
モアナで見つかるラプンツェルとベイマックスの隠れキャラ
「モアナと伝説の海」では「塔の上のラプンツェル」、「ベイマックス」とのつながりが証明される隠れキャラが見つかります。
「塔の上のラプンツェル」でラプンツェルが魔法の髪の毛を手にすることになった原因の「魔法の金色の花」
この花が実はモアナの生まれ故郷であるモトゥヌイ島に自生していたのです。
また「ベイマックス」とのつながりは、テ・フィティの心を持っていたモアナをカカモラが襲ったシーンにありました。
一度はテ・フィティの心をカカモラ達に奪われ、取り返すためにモアナはカカモラの船に乗り込みます。
そこで待ち構えていたのはカカモラの大群ですが、その中にベイマックスと同じ顔にペイントしたカカモラがいたのでした。
アナ雪2で見つかるベイマックスの隠れキャラとモアナの類似点
2020年5月現在で一番新しいディズニー作品である「アナと雪の女王2」
この中でベイマックスの隠れキャラが見つかります。
ベイマックスの隠れキャラは子供のエルサとアナが、夜、エルサの力で雪人形を作り出し、おとぎ話を作り出して遊んでいるシーンに登場します。
エルサが作り出した雪の人形の中に、ベイマックスがいたのでした。
また、こちらは隠れキャラではありませんが、「モアナと伝説の海」で、モアナと戯れる海の動きが「アナと雪の女王2」で初登場したノーサルドルの人々が利用していた水の精の動きにとても似ていると思いませんでしたか?
おそらくこの二つの水の動きの類似点は、偶然ではないと思われます。
ラプンツェル、アナ雪、ベイマックス、モアナは時代的につながる?
こうして5つの作品の隠れキャラを見ていくと、いくつかつながりがありそうな隠れキャラが見つかりました。
それでは本当に、この5つの作品はつながっているのでしょうか?
「塔の上のラプンツェル」と「アナと雪の女王」は時代的に重なるところがあるほどのつながりがあるといえるでしょう。
エルサの戴冠式にラプンツェルとユージーンが出席していますし、どちらの映画でも表現されている生活様式や使用してる道具類が非常に似通っていることが分かります。
「ベイマックス」はロボットがもっと実用化されている近未来を舞台にしていますので、明らかに時間的にかけ離れています。
一方でフレッドの屋敷の庭にアナ雪のハンス王子の像が立てられていたことを考えると同じ世界でおこったことといえるのではないでしょうか。
ではモアナはどうでしょう?
モアナはポリネシアンですので、住んでいるのは南太平洋の島。
なぜか理由はわかっていないものの長距離航海による移住をストップしていたポリネシア人が再び航海に出かけ始めたのが西暦1世紀ごろ、と「塔の上のラプンツェル」や「アナと雪の女王」の時代よりもかなり前になってしまいます。
関連記事:映画モアナと伝説の海の制作秘話と文化考証の裏話!あらすじ&感想も
ですが、隠れキャラとしてのつながりは、「塔の上のラプンツェル」で登場した「魔法の金の花」がモアナの島にも自生していたことですので、時代的に離れていたとしても、同じ世界であることの証拠にはなるでしょう。
ここまでくると、
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・「モアナと伝説の海」と「塔の上のラプンツェル」、「アナと雪の女王」は同じ世界で起こった出来事
・「ベイマックス」も同じ世界で起こった出来事の可能性が高い
・「塔の上のラプンツェル」と「アナと雪の女王」は時代的に重なる部分がある
がはっきりしました。
都市伝説ラプンツェル、アナ雪、ベイマックス、モアナがつながっているための条件
ネックとなってくるのはベイマックスとのつながりです。
もっと詳しくはっきりといえば、
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・ベイマックスの人形を作ったエルサ
・ベイマックスと同じ顔のカカモラ
でしょう。
ここでベイマックスの話を思い返してみると、ベイマックスは転送装置の中に一人残ってヒロを救う決断をします。
ですが、あの転送装置の中の異世界は、ある意味タイムトラベルを行う際に通る異次元空間といえるのではないでしょうか?
テレポーテーションなどの瞬間移動は、一種のタイムトラベルである、ということも言われているくらいです。
であれば、異世界に残されたベイマックスが、モアナの時代に南太平洋のどこかに出現したり、アナ雪の時代にエルサの目に留まるように出現したりした可能性はないとは言い切れません。
逆に言えば、この方法でカカモラやエルサがベイマックスを見たのでなければ、なかなか独自のアイデアで作り上げることは困難ではないか、といえるのではないでしょうか。
考察のまとめ
いかがでしたでしょうか?
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・塔の上のラプンツェル
・アナと雪の女王
・ベイマックス
・モアナと伝説の海
・アナと雪の女王2
これらの5作品がそれぞれに隠れキャラが登場していることを考慮に入れて考察してみると、全部がつながっている、同じ世界で起こっている出来事だということができると思います。
もしかすると、ディズニー作品でももっと多くの作品が、つながりを持つようになるかもしれず、そのつながりの手がかりとなるような隠れキャラが見つかるかもしれません。
この都市伝説を頭の隅に入れておけば、ディズニー作品を視聴する際には、さらに面白く楽しめると思います。
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