カナダ在住20年の筆者が見た映画の感想とふと思った疑問についてを勝手気ままに書いていくブログです。

実写版ライオンキングのオリジナルアニメに関するトリビアと裏話のまとめ!

2019/08/02
 
この記事を書いている人 - WRITER -

実写版と言いながら、実はCG版ライオン・キングといったほうが正しいのですが、内容は殆どオリジナルアニメと変わることのないストーリーとなっていました。

そんなライオン・キングですが、オリジナルアニメが発表されたのは1994年。

実に25年も前の話です。

そこで、オリジナルアニメが制作されたときの裏話や設定秘話、トリビアを紹介したいと思います。







ライオンキングが未だ持つ歴代1位の記録トリビア

ライオンキングが発表されたのは1994年。

実は1989年から1999年の10年間、ディズニーが相次いでヒット作を生み出したことで、第1時「ディズニー・ルネッサンス」時代と呼ばれています。

その作品を年代順に並べるといかのようになります。
それらの興行収入額も記しておきましょう。

作品名興行収入額
1989年リトルマーメイド$211,343,479
1990年ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え$47,400,000
1991年美女と野獣$443,001,576
1992年アラジン$504,050,219
1994年ライオン・キング$968,483,777
1995年ポカホンタス$346,079,773
1996年ノートルダムの鐘$325,338,851
1997年ヘラクレス$253,712,101
1998年ムーラン$304,320,254
1999年ターザン$448,191,819

ライオン・キングの興行収益は公開した1994年よりずっとアニメーション作品1位の座を守ってきていましたが、2010年に公開された「トイ・ストーリー3」によって記録は塗り替えられました。

ちなみに2019年の今現在、一番興行収入が良かった作品は2013年公開の「アナと雪の女王」です。

アニメーション映画 興行成績トップ10

1位アナと雪の女王2013年$1,290,000,000
2位インクレディブル・ファミリー2018年$1,242,805,359
3位ミニオンズ2015年$1,159,398,397
4位トイ・ストーリー32010年$1066,969,703
5位怪盗グルーのミニオン大脱走2017年$1,034,799,409
6位ファインディング・ドリー2016年$1,028,570,899
7位ズートピア2016年$1,023,784,195
8位怪盗グルーのミニオン危機一発2013年$970,761,885
9位ライオン・キング1994年$968,483,777
10位ファインディング・ニモ2003年$940,335,536

2000年以前の作品でトップ10入りしているのはライオン・キングだけ。

しかもライオン・キングの次にノミネートされている作品は1992年の「アラジン」。
その順位は50位です。

2Dアニメだけで見るとライオン・キングはもちろん堂々の1位。
ちなみに日本のアニメ作品である「君の名は」が8位「千と千尋の神隠し」が9位にランクインしています。

ただし、インフレーションを計算に入れて換算すると「白雪姫と7人の小人」が$1,971,000,000となるため、「アナと雪の女王」を抑えて、最も興行収入が良かった作品となっています。


ライオンキングは興行成績だけでなく、今現在、最も売上枚数が多かったホームビデオ作品、第一位の記録を持っており、その記憶は5500万枚です。

ライオンキングの制作裏話

「ライオン・キング」の制作で、実はあまり知られていない事実がたくさんあったのでぜひ紹介したいと思います。

中には、かなり興味深いものもありますので、ぜひ御覧ください。

制作裏話&設定秘話

「ライオン・キング」はディズニー・アニメーションの2軍チームによって制作されました。
1軍チームは翌年公開の「ポカホンタス」を制作していたのです。


故郷から離れて暮らすシンバに、父親の姿が空に浮かんで現実から逃げていることをやめるように説得し、故郷に帰って父親殺しの敵討ちをするというストーリーはシェイクスピアの「ハムレット」に影響を受けています。

もともとそのようなつもりはなかったものの、製作途中でストーリーがハムレットに似ている事に気がついたスタッフがおり、それが指摘された後、いっそのことハムレットのような話にしようと、なったのでした。


ライオン・キングに登場するキャラクターの名前はスワヒリ語を元ネタにしています。
それぞれの名前の、スワヒリ語での意味を紹介すると、

    シンバ:ライオン
    ナラ:贈り物
    サラビ:蜃気楼
    ラフィキ:友
    プンバ:おめでたい
    シェンジ:残忍な

となります。

またスカーは英語で「傷跡」という意味になりますが、実はスカーは本名ではなく、タカというのが本名です。

その「タカ」は、スワヒリ語で「欲望」という意味になります。

ちなみにスワヒリ語とはアフリカ大陸の赤道直下から少し南の地域にあるコンゴ、ケニア、ルワンダといった国々の公用語です。

さらにハイエナのリーダー「シェンジ」ですが、スピンオフである「ライオン・キング3 ハクナ・マタタ」でティモンによって本名が明かされています。

シェンジの本名は、

シェンジ・マリア・プレデトーラ・ベルデッテ・ジャックリーナ・ハイエナ

というとても長い名前です。


ネット上でシンバの父親・ムファサは「王様」という意味をもつ言葉である、とまことしやかに紹介されています。

その言語はマナゾト語

ですが、アフリカのどの国を探してみても、マナゾト語を使用している国も、民族も見つけることはできませんでした。

言葉としてマナゾト語という言語は存在しない、と主張しているサイトも有るくらいです。

もし誰か、マナゾト語を話す国をご存じの方がいれば、ご教授いただきたいと願っています。


ムファサとスカーは兄弟という設定ですが、その姿形はまったく似ていません。

これは最初、二人は兄弟でない、という設定のもと、制作が進んだためでした。


オリジナルアニメのライオンキングは手書きの2Dアニメーションでしたが、シンバを助けるためにムファサが死んでしまうきっかけとなったヌーの大暴走のシーンでは、あの大量のヌーを処理するためにCGが使われました。

そして、そのときに起こった砂埃ですが、手書きでは形のない、何層もの濃さの違う不透明な砂埃を描くことはできなかったため、なんとディズニー・アニメーション史上では初めて、本物の砂埃を撮影し、編集して使用したのでした。

こうやって書くといとも簡単にこのシーンを作成したように聞こえますが、実際に満足の行く映像が出来上がるまで3年もの月日が必要だったのでした。

ちなみに今回公開されたCG版ライオン・キングでは、25年の月日の流れに寄る技術革新によって、この砂埃もCGで作ることができるようになったため、映画全てがCGで作られています。


映画内で何度も出てくるライオンの咆哮ですが、実際には本物のライオンの咆哮は、まったく使われていません

ライオン・キング内のライオンたちの咆哮は、トラの咆哮を使っていたのです。

その理由として、トラの咆哮がよりドラマチックに聞こえるから、というものなのですが、実はトラの咆哮だけを使用したわけではありません。

また「声優の神様」という愛称で親しまれているフランク・ウェルカーによってもライオンの咆哮は作られており、実際の制作場面ではゴミ箱を使ってエコー音を聞かせ、ライオンの咆哮を作り上げていたのでした。


スカーの曲、「準備をしておけ」ではハイエナ達が崖の上にいるスカーを見ながら行進する様子が描かれていますが、このシーンは第二次大戦中のドイツ、ナチスがヒトラーの前で行った行進パフォーマンスをモチーフにしています。


スカーの手下となり、プライドランドを荒らしたハイエナ
もともとの設定ではアフリカ南部に生息しているケイプドッグという野犬がスカーの手下となる予定でした。

しかしケイプドッグはWWF(世界自然保護基金)が定める絶滅危惧種に含まれているため、同じくアフリカのサバンナで同じように群れで生活して他の動物を狩って生きる習性を持つハイエナに変更されたのでした。

このハイエナですが、オリジナルアニメではかなり間抜けなキャラクターとして描かれていますが、実際には非常に知性のある動物で、群れを利用しての組織的な狩猟で、食物連鎖の上位に君臨していて、ライオンもハイエナが狩った獲物を横取りすることがあるくらいです。

気がついた人はすごい!ちょっとしたアクセント

多くのライオンが登場しますが、ディズニー・ヴィランズということもあってか、スカーだけがいつも爪が見える様に描かれています。

シンバは子供の頃からナラに勝つことができずにいました。
それは大人になってからも変わらず、久しぶりに再会した際にも子供の頃と同じ技で、押さえつけられています。

が、この技はそののち、シンバがスカーと対決した際、スカーを打ち負かすために使われたのでした。

ナラのシンバの関係は、子供の頃は幼馴染として、常に一緒に遊んでいる様に描写されています。

そんな二人を見てザズーは将来二人が結婚をするであろうことを二人に語って聞かせるのですが、実はその際、微かにですが、ゆっくりとした小さいボリュームで「愛を感じて」の曲がBGMとして流れています。

公開前の試写会で

ムファサが死んでしまうシーンはディズニー作品の中で最も悲劇的なシーンとして有名です。
が、もともとはよりもっと悲劇的な描写で、試写会で子供だけではなく大人でも我慢できないほど多くの観客が泣いてしまったため、変更されたという裏話があります。


2016年の実写版「ジャングル・ブック」でディズニー・ヴィランズのシア・カーンが落ちて死んでしまうシーンは、限りなくムファサが亡くなるシーンに似せて制作されました。


ライオン・キングには当初、アカデミー歌曲賞を受賞した「愛を感じて」を映画内には含めないと決定していました。

その後、スタッフへの試写会を行ったところ、エルトン・ジョンが「愛を感じて」が含まれていないことに気が付き、スタッフに再考慮するように進言します

その介もあって曲が映画内に含まれることとなり、アカデミー歌曲賞へとつながるのでした。

スピンオフ&他の作品に続くライオンキング

「ハクナ・マタタ」のシーンでプンバァがなぜ、ティモンと一緒に二人だけで生活をしているか、の理由を語りますが、ティモンにも何故群から離れてプンバァと一緒にいるのかの理由を語るシーンが作成されました。

が、ティモンのほうは編集でカットされ、映画内で語られることはありませんでした。

その後、「ライオン・キング3 ハクナ・マタタ」でその理由が明らかになりますが、簡単に説明すると、見張りの役目を怠けたティモンのせいで群れがハイエナに襲われ、住んでいた巣を追い出されたため、というものです。

ちなみにプンバァはディズニーアニメーションに登場するキャラクターで唯一、作品内でおならをするキャラです。


ミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァという取り合わせが一緒に行動をともにして生活しているという組み合わせが不自然ではないか、と思うかもしれません。

が、実際には野生のイボイノシシとミーアキャットは、お互いに生活することがわかっています

ミーアキャットがイボイノシシの背中に乗って蚤やシラミを食べる代わりにイボイノシシがミーアキャットの安全を守る、という関係を持っているのでした。


「ライオン・キング」より後に制作された「ヘラクレス」でヘラクレスがスカーの毛皮で作られた被り物をかぶっているシーンが登場します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

オリジナルアニメが公開されたときは、その大ヒットが大きなニュースになりましたが、今でも興行成績で、目をみはる記録を残しているのは、さすがとしか言いようがありません。

アニメーション映画は手書きのものからCGのものに移り変わっており、今やハリウッド制作の手書きのアニメーション映画は、お目にかかれないのですが、それでも数多くの3D作品の中で9位を死守しているのは驚きです。

また、制作にあたって、実は2軍チームが制作していただとか、アカデミー歌曲賞を受賞した「愛を感じて」は最初、映画に含まれていなかったなど、面白い事実がわかりました。


実写版はほぼ、オリジナルアニメと同じです。

多少、変化はありますが、正直、わざわざCG版として制作する必要があったのか?と思ってしまうレベルでした。

詳しくはこちらの記事で紹介していますので、よろしければ御覧ください。

関連記事: 実写版ライオン・キングのネタバレと感想!良かったところと悪かったところ

その他にもライオンキングに関する記事を紹介しています。
興味がございましたら、確認いただけると幸いです。

関連記事: 実写版映画ライオンキング・オリジナルアニメからの変更点まとめ!
関連記事: 映画2019年版ライオンキングで修正されたオリジナルバージョンの間違い全まとめ!
関連記事: 2019年超実写版ライオンキングで判明したスカーの過去や設定修正まとめ!
関連記事: 映画ライオンキングでスカーに反抗しないのはなぜ?ライオンたちが言いなりの理由を考察











この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© Takmoの映画三昧 , 2019 All Rights Reserved.