アニメ「ダンジョン飯」でバロメッツになった羊を捕食するために集まってきたダイアウルフという狼の魔物。
ライオスらと戦うことになりますが、戦闘シーンを見ると、とても巨体であることがわかります。
巨大化した狼の魔物、という設定なのか、と思っていましたが、調べていると、実は地球上に実在した狼であることがわかりました。
今回はダイアウルフについて、紹介していきたいと思います。
アニメダンジョン飯ダイアウルフの元ネタ解説!
アニメ「ダンジョン飯」で巨大な狼の群れとして登場したダイアウルフ。
他のファンタジーゲームや作品でも登場している有名なモンスターです。
そのため、名前はかなり知られているモンスターで、狼といえばダイアウルフというくらいの認知度はあるかと思います。
が、調べてみると実は地球上に実在した古代生物であることがわかりました。
絶滅した太古の狼
ダイアウルフは約30万年から約1万年前のアメリカ大陸やユーラシア大陸に生息していた狼の一種でした。
ダイアウルフの「ダイア」はラテン語の「Dirus」という単語からきており、意味は「恐ろしい」。
つまり「恐ろしい狼」という名前がついていることになり、その名前通り、現在知られているイヌ亜科、つまり狼とイヌに分類される種の中で一番大きい体を持っていたことがわかっています。
現生するイヌよりも大きい
ダイアウルフの体は、見つかった骨の化石より、
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・頭胴長:約125cm
・尾長:約60cm
・体高:約80cm
・推定体重:約70kg
という大きさであったことがわかっています。
この大きさが、具体的にどれほどなのか、といいますと、現在生息しているイヌの中で最大級の種と言われるセントバーナード犬と比較してみましょう。、
セントバーナード
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・体高:オス 71~76cm、メス 66~71cm
・推定体重:オス 64~82kg、メス 54~64kg
(出典:ウィキペディア)
この数字から、ダイアウルフはセントバーナード犬とほぼ同じ大きさ、もしくはそれより少し大きい、ということがわかります。
セントバーナード犬同様、その大きさが特徴として知られるニューファンドランド犬でも体高約71cm、体重約68kgという大きさです。
実際にセントバーナード犬やニューファンドランド犬を目にしてみると、その巨体に圧倒され、もしそんなイヌが獰猛に襲いかかってきたらと考えると、恐怖でしかありません。
セントバーナード犬もニューファンドランド犬も温和な性格として知られていますが、ダイアウルフはイヌではなく狼。
凶暴な攻撃性を持ち、その巨体を利用して襲いかかってくるのですが、さらに群れで襲いかかってくることを考えると、まさに絶望でしょう。
「恐ろしい狼」という名前は伊達ではないことがわかります。
「ダンジョン飯」の世界では魔物
「ダンジョン飯」の世界ではダイアウルフは魔物扱いでした。
肉食動物として、人間にとって脅威以外ありませんから、たとえ動物でも魔物同様だと言えますが。
現実世界の地球では、すでに絶滅した種で、それが魔術によって蘇ったと考えると魔物と言えるでしょう。
ただ、「ダンジョン飯」の世界では、ダイアウルフが一度絶滅し、それが何らかの方法で蘇ったということは、広く認知されることはないと思います。
いくら魔法があるとはいえ、現代のようにインターネットなどで瞬く間に情報が世界中を駆け巡るわけではありませんので。
ダイアウルフが魔物として認識されているということであれば、ダイアウルフは迷宮内でしか、遭遇しない可能性が高いと言えます。
ただ、ダイアウルフは狼で群れで生活していますので、迷宮内から自由に外に出られる環境があれば、ダイアウルフは好んで迷宮にだけ、滞在するとは思えません。
そのような事が起きないようになっていると考えたほうが自然であり、そうであれば、迷宮を管理している存在がある、ということにもなります。
まとめ
アニメ「ダンジョン飯」に登場したダイアウルフは、超巨大な狼でした。
はっきりと明確に描かれてはいませんが、おそらくは迷宮内にしか生息しない狼の種で、このことが理由となって魔物と考えられていると思われます。
ダイアウルフは実際に古代の地球に生存していた絶滅種の狼で、存在が確認されている狼とイヌの種の中で、一番大きい狼である、とされています。
その大きさはセントバーナード犬やニューファンドランド犬よりも大きいほど。
そんな狼が群れで襲いかかってきたら絶望しかありません。
ダイアウルフの「ダイア」とは、ラテン語の「恐ろしい」という意味の単語からきており、文字通り「恐ろしい狼」という意味の名を持っているのでした。
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