ピクサー映画「バズ・ライトイヤー」
「トイ・ストーリー」シリーズのスピンオフ作品ですが、「トイ・ストーリー」シリーズのストーリーとは全く関係のない内容で「トイ・ストーリー」シリーズのキャラクターは誰も登場しないオリジナルストーリーでした。
ですが、ピクサー作品ということで、やはり隠れキャラが気になるところです。
ピクサー作品には必ず登場する「A-113」、「ピザプラネット・トラック」「ルクサー・ジュニア」「ピクサーボール」は「バズ・ライトイヤー」でも登場するのでしょうか?
映画の中で見つけた、これらの隠れキャラ、そして他作品のオマージュシーンや演出のトリビアについて紹介していきたいと思います。
映画「バズ・ライトイヤー」の隠れキャラ・オマージュ・トリビア紹介!
映画「バズ・ライトイヤー」の隠れキャラ、オマージュ、トリビア紹介です。
まずは、ピクサー映画ではお約束の隠れキャラから紹介していきます。
映画「バズ・ライトイヤー」で見つかる隠れキャラ
映画「バズ・ライトイヤー」でも多くの隠れキャラを見つけることができました。
まずはピクサーお約束の隠れキャラを紹介します。
続いて他のピクサー作品の隠れキャラを紹介したいと思います。
ピクサーのお約束隠れキャラ
まずはピクサー作品ではお約束の隠れキャラ達からですが、実は「ピクサーボール」だけは見つけることができませんでした。
もし見つけた人がいたら、コメントで教えてくださいね。
ピザプラネット・トラック
ピクサーの記念すべき第1作「トイ・ストーリー」で登場したピザプラネット・トラック。
その後、多くのピクサー作品で「ピザプラネット・トラック」は見つけることができます。
「バズ・ライトイヤー」でも「ピザプラネット・トラック」を発見することができました。
それは、バズがテスト飛行を繰り返し、惑星に戻ってくる度にアリーシャの運転で居住区まで送ってもらうシーン。
ここの背景で「ピザプラネット・トラック」を発見することができます。
A-113
同じくピクサー作品ではおなじみの「A-113」
ピクサーの多くのアニメーターが卒業したカリフォルニア芸術大学の教室の番号です。
「バズ・ライトイヤー」で「A-113」を見つけることができるのは、バズがテスト飛行を繰り返して惑星に戻って来た時、アリーシャが亡くなっていたことが分かるシーン。
アリーシャの部屋に入ると中は空っぽでバズに対してビデオメッセージが残されています。
それを見終わったバスの前に新しい司令官であるバーンサイド司令官が入ってくるわけですが、そのシーンの窓の外に注目ください。
窓の外に映し出された建物の一つに「A-113」がはっきりと描かれています。
ルクサージュニア
ピクサー映画のオープニングとエンディングでピクサーの作品であることを告げるアニメーションがあります。
ライトスタンドが飛び跳ねて出てきて、ピクサーの「I」を押しつぶしてしまう流れですが、このライトスタンドが「ルクサージュニア」と呼ばれるキャラクターでした。
このルクサージュニアが見つけられるのは、バズがテスト飛行で惑星から宇宙に飛び立った後。
分かりにくいかもしれませんが、画面右下にルクサージュニアが形作ることができる星座があることに気が付けると思います。
ピクサー作品からの隠れキャラ
続いて、ピクサー作品からの隠れキャラを紹介していきます。
作品ごとにまとめて紹介していきますので、お付き合いください。
「トイ・ストーリー」シリーズより
「バズ・ライトイヤー」では「トイ・ストーリー」シリーズからの多くの隠れキャラが見つけることができます。
三つ目のエイリアン「リトル・グリーン・メン」
1作目「トイ・ストーリー」に登場し、その後全ての「トイ・ストーリー」シリーズに登場する緑の体で三つ目のエイリアン「リトル・グリーン・メン」
彼らの姿を見つけることができます。
登場するのはエンディングの後。
エンドロールの途中でバーンサイド司令官のオフィスが映し出されるシーンが差し込まれています。
その部屋の棚の上に「リトル・グリーン・メン」が飾られているのでした。
レックス
「トイ・ストーリー」シリーズのキャラクターで見つけられるのがレックス。
彼を見つけられるのは、バズがテスト飛行に失敗して帰ってきた後、アリーシャに車で宿舎まで送ってもらった後。
アリーシャの部屋の向かいに住んでいるため、アリーシャがドアを開けると彼女の生活がのぞけるようになっています。
そんな彼女の部屋の中で、おもちゃとしておいてあるレックスを見つけることできるのでした。
赤いコーン
工事現場などで置かれている、車線等を補足したりするために使われる赤いコーン。
「バズ・ライトイヤー」の中では赤いコーンが実物として登場はしません。
が、それに近いコーン状のバリアで、バズや仲間を内側に閉じ込めます。
これは「トイ・ストーリー2」でアルのおもちゃ屋さんから向かいにあるタワーマンションに移動するため、各おもちゃが赤いコーンをかぶって大人たちに気が付かれないようにして道路を横断します。
バズ・ライトイヤーがは赤いコーン状のバリア内から抜け出せなくなったので、「トイ・ストーリー2」とは使用状況の違いは明白ですが、わざわざコーン状のバリアに閉じ込めっれたということで、明らかに「トイ・ストーリー2」を意識しての設定だと思わざるを得ません。
「モンスター・インク」シリーズより
他のピクサー作品からの隠れキャラで見つかったのは「モンスター・インク」「モンスターズ・ユニバーシティ」で登場する黄色いエネルギー貯蔵タンク。
バズがテスト飛行のために訪れていた基地の背景の中であったり、イジー、モー、ダービー達と壊された宇宙船の代わりを取りに行った、惑星の昆虫が巣くう基地の中で見つけることができます。
「ウォーリー」より
「トイ・ストーリー」シリーズの「リトル・グリーン・メン」が見られるバーンサイド司令官の部屋のシーン。
この「リトル・グリーン・メン」のそばに「ウォーリー」で登場したお掃除ロボット「M・O(モー)」が飾られていました。
「2分の1の魔法」より
イジーらとともに手に入れたものの、昆虫に襲われたことで不時着するしかなく、また壊れてしまった宇宙船。
この故障を直すためのパーツを手に入れるために鉱山基地に出向きます。
「トイ・ストーリー2」の赤い工事用コーンを彷彿させるレーザー装置に拘束されてしまいますが、これから何とか逃れた後、自動販売機を見つけてそこから食料を入手し、一服する一行。
この自動販売機に並んでいる食料の一つがケーキでした。
これは「2分の1の魔法」で登場したマンティコアが経営するファミリーレストランで提供されているバースデーケーキ。
よっぽど人気があって、宇宙にまで出荷されるまでになったんですね。(笑)
有名映画からのオマージュシーン
「トイ・ストーリー」シリーズのスピンオフということで、わざと見つけることのできる「トイ・ストーリー」のオマージュ・シーンがありました。
また、本格派SFアドベンチャー映画という位置付けの「バズ・ライトイヤー」
そのため、過去の有名なSF映画のオマージュシーンをいくつか発見することができます。
「トイ・ストーリー」シリーズから
バズが未知なる惑星の探索のために送り込まれるところから映画は始まります。
惑星の地表に降り立ったバズのセリフですが、なんとこれは「トイ・ストーリー」でバズが初めて登場して発するセリフと全く一緒なのでした。
さらにバズが自身が担当したミッションの音声記録を残していることに対し、アリーシャが「誰も音声記録を聞くことはない」と発言していますが、こちらのセリフも「トイ・ストーリー」シリーズのアニメやゲームでよく使われるセリフのオマージュです。
バズの性格設定の一つとして一匹狼というものがあります。
特にイジーたちと時間を過ごす前は、新人に対しての教育には全く興味がなく、足手まといとしか感じていませんでした。
実はこの設定は「トイ・ストーリー」シリーズからのもので、特に第1作の「トイ・ストーリー」ではウッディをはじめとしたアンディの所有する他のおもちゃと全くかかわろうとはしていません。
あいさつ程度はしますが、いっしょに協力して何かを達成する、といった行動は全くしておらず、一人で何でもこなしています。
映画の最後、スペースレンジャー隊が組織され初代リーダーにバズが就任。
隊員はイジー、モー、ダービーの3人が配備されます。
彼らが最初のミッションに向かうところで映画は終了しますが、この探索調査に向かう先が「ガンマ クアドデレン・セクター4」
「トイ・ストーリー」で登場したバズの腕の部分に書かれた表示がこの地名を表示していますし、次作の「トイ・ストーリー2」でオープニングにレックスが遊んでいたバズを題材にしたテレビゲームの舞台もこの「ガンマ クアドデレン・セクター4」でした。
更に意識して同じような映像、キャラの動きにしていると思われるのが「トイ・ストーリー2」で登場するバズとザーグの戦闘シーン。
バズがザーグを飛び越える際に空中回転をするといった動作など、まさに「トイ・ストーリー2」での行動と同じです。
「スターウォーズ」シリーズから
世界一有名なSF映画といえばやはり「スターウォーズ」でしょう。
そんな「スターウォーズ」、同じディズニー傘下の作品ということもあり、ピクサーがいじらないわけがない。
ということで「スターウォーズ」からのオマージュシーン思われるシーンを紹介していきます。
まずは、猫型ロボット・ソックス。
ソックスがしっぽの先にあるデバイスを使って、他のコンピューターより情報を入手するシーンは、「スターウォーズ」の有名なあのキャラのオマージュです。
そのキャラとは「R2-D2」
ソックスはデータの読み込み最中、頭を回転させ、わざわざ「R2-D2」が発する機械音を口で発音するほどの徹底ぶりです。
もう一つ気になったのはバズが探索調査のために惑星の地表に降り立った際に広がる風景。
「スターウォーズ ジェダイの帰還」で登場した惑星エンドアの風景にそっくりだ、と思ったのは僕だけでしょうか?
「2001年宇宙の旅」から
クラシックSF映画の名作として名高い「2001年宇宙の旅」
簡単にあらすじを紹介すると、宇宙船ディスカバリー号による木星探査のお話です。
その際に乗組員の科学者と宇宙船の操縦など、サポート全般を任されている人工知能HAL(ハル)9000型コンピュータとの対立と対決が、重要なストーリーとして描かれます。
ハルを停止させようと相談する乗組員の思惑を知ったハルが、先手を打って船長以外の乗組員を殺害し、船長を船外に締め出してしまいます。
船長はハルに対して「ハッチを開放しろ」と命じますが、ハルは「言っている意味が分かりません」と、今でいうシーリーに対して解答不能な質問をした際によく聞くセリフを返すといった超有名なやり取りがありました。
この有名なやりとりのオマージュをバズとIVAN(アイボン)が行っています。
バズの「燃料格納庫のハッチを開け!」というセリフに対し、IVANが「言っている意味が分かりません」と答えているのでした。
映画「バズ・ライトイヤー」で見つけられるトリビアシーン
最後に「バズ・ライトイヤー」で見ることのできる、「おっ!」と思ったシーンとその狙いをトリビア紹介として記していきます。
90年代を彷彿させるシーン
映画「バズ・ライトイヤー」は1995年にアンディが視聴したという設定になっています。
ですので、90年代によく行われていたふるまいをバズが自然と行っているのでした。
その一つは、カセットの接続が悪いと感じて端子部分に息を吹きかけるシーン。
これはファミコン、スーパーファミコン等のカセットを差し込んで電源を入れてもゲームが始まらないときに、世界中の多くの子供たちが対処法として行った行動でした。
これによって接続がよくなり、ゲームがプレイできるようになった物ですが、実際は端子に水分が付着して端子およびゲーム本体をサビさせるもとになるため、行ってはいけないと言われています。
今のゲームはCD、もしくはダウンロードによるものですので、このような行動をすることはなく、カセットを知らない子供たちには何のことかわからないと思います。
が、子連れで視聴している親世代には懐かしい行動の一つでしょう。
IVANの名前の由来
初めてのテスト飛行の際、宇宙船にはサポートシステムIVAN(アイボン)が搭載されていることに、バズは気が付きます。
このIVANという名前のつづり、反対にすると「NAVI」となり「ナビ」と読むことができるのでした。
まさにサポートシステムとしてはうってつけの名前ですよね。
バズのパイロットスーツ
普通であればそのようなことはないと思うほど、現実的ではありません。
が、なぜかテスト飛行を行うごとにバズが色の異なるパイロットスーツを着用していました。
ソックスの箱に書かれたPCRの意味
ウラシマ効果によって4年の月日を失ったバズ。
そんな彼を気遣ってアリーシャが送ったのが猫型ロボットのソックスでした。
ソックスはバズに、「自分はパーソナル コンパニオン ロボットだ」と自己紹介します。
パーソナル コンパニオン ロボットは、英語で、
-
Personal Companion Robot
というつづりになりますので、その頭文字は「PCR」
そしてこの「PCR」はソックスの入っていた箱に大きく書かれていたのでした。
まとめ
いかがでしたでしょか?
今現在、映像でこのシーンが該当のシーンですよ、という画像を入手できないため、全てテキスト説明となっていますが、後々、画像が手に入り次第、更新していきたいと思いています。
また、他にも新たに隠れキャラが見つかりましたら、紹介していきますので楽しみにしていてくださいね。
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