カナダ在住20年の筆者が見た映画の感想とふと思った疑問についてを勝手気ままに書いていくブログです。

映画ストーリーオブマイライフわたしの若草物語4姉妹の服の色に隠された意味を考察

 
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「若草物語」の4姉妹といえば、映画「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」以前から世界的に有名でした。

そしてその4人のそれぞれの性格も、ここに違いがあってよく知られています。

そんな4人が仲良く家族一緒に協力して生活しているほのぼのとして姿も人気の一つなのでしょう。


映画「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」で久しぶりに映像化された若草物語。

その4人のそれぞれ異なった性格を、実は4人が並んだ際の衣装であらわしている場面がありました。

そんな4人の性格と色との関係を、今回は紹介していきたいと思います。









映画「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」の姉妹の服の色

映画の中で4姉妹が並んだ際の衣装の色合いはそれぞれはっきりと独自の色調に分けられていました。

その色調とは、

    メグ:ラベンダー(薄い紫)と緑
    ジョー:赤とインディゴ(藍色)
    ベス:ピンクと茶色
    エイミー:明るい青



これらの色が持つイメージや意味を調べると、4姉妹の性格や個性を関係していることが見えてくることになるのです。

メグの色:ラベンダーと緑の意味・イメージ

メグのまとった衣装はラベンダーと呼ばれる紫色と緑でした。

ラベンダーとはあの花のラベンダーの色のことを言い、紫でもうっすらと青、もしくは灰色がかったような色合いです。

ここでは紫と緑の意味とイメージを紹介します。

紫のイメージからなる性格は次のようなものがあります。

    美意識が高い
    精神性が高い
    ミステリアス
    こだわりが強い
    浮き世離れ
    協調性がない
    効率が悪い
    理解しづらい面がある
    妄想癖
    現実逃避
    人と同じなのは嫌
    優しい
    静かな所が落ち着く
    絵が好き
    芸術に関わっていたい
    自分のセンスに自信がある
    繊細
    少し変わっている
    クリエイター
    ナルシスト


緑のイメージからなる性格は次のようなものがあります。

    若々しく前向き
    努力家
    優しい
    けんかできない
    森が好き
    植物が好き
    ずっと寝ていたい
    穏やかな人が好き
    自分の感覚を大事にしている
    リラックスしている
    平和主義
    バランス感覚がいい
    気遣いができる
    現実志向
    いい人でおわる
    緊急事態に弱い
    平凡
    色気ない
    脇役タイプ

引用:色カラー



こうして見てみると、メグというキャラクターの性格を表している意味やイメージが含まれていることが分かります。

紫の意味やイメージにある、「美意識が高い」や「浮世離れしている」というキーワードと上流社会にあこがれを持っている部分がリンクします。

また、「優しい」などは、長女として家族を支えようとするメグそのものだと思います。

一方で「協調性がない」とか「妄想癖」、「ナルシスト」といったものは当てはまらないのではないでしょうか。


さらに緑の意味やイメージである「努力家」「優しい」「気遣いができる」などはメグの性格と合っていると思います。

「いい人で終わる」、「平凡」、「わき役タイプ」もなんとなくメグの雰囲気を表しているようにも感じました。

ジョーの色:赤とインディゴの意味・イメージ

ジョーの色は赤とインディゴ。

インディゴとは紺色、藍色といった暗い青のことです。

果たしてこれらの色の意味やイメージはジョーの性格を表しているのでしょうか?

赤のイメージからなる性格は次のようなものがあります。

    決断が速い
    行動力がある
    負けず嫌い
    頑張り屋
    元気
    指導者
    目立ちたがり
    飽き性
    まわりを疲れさせる
    慎重さに欠ける
    怒りっぽい
    ケンカっ早い
    手のひらを返す
    せっかち
    感情で動く
    脚光を浴びたい
    派手好き
    持続性が欠ける
    上昇志向



インディゴのイメージからなる性格は次のようなものがあります。

    誠実
    まじめ
    品格
    自律
    冷静沈着
    探求心
    孤高
    堅実
    厳格
    直感力
    緊張感
    孤独
    冷たい
    内向き
    抑制

引用:色カラー

引用:貴石工房PUCK



赤の意味やイメージにある「決断が速い」、「行動力がある」、「負けず嫌い」といったものはジョーにぴったりでしょう。

また、ネガティブな意味やイメージでもある「怒りっぽい」や「感情で動く」もジョーの側面を表しているように思います。

一方で「飽き性」や「持続力がない」というキーワードは今ひとつピンときませんでした。


さらにインディゴのほうを見てみると「孤高」というジョーにぴったりの言葉が見つかります。

そしてその裏返しでもある「孤独」もジョーが悩まされ、映画内で激白していたキーワードでした。

また、女性でありながら小説の執筆という仕事を最優先し、ロマンスは二の次にする彼女には「探求心」や「自律」という言葉が似合っていると思います。

ベスの色:ピンクと茶色の意味・イメージ

映画内では残念ながらあまり存在感のなかったベス。

そんな彼女でしたが、いくつかのシーンから感じられる彼女の性格は、身にまとっていたピンクと茶色が意味・イメージするものと一致していたのです。

桃色のイメージからなる性格は次のようなものがあります。

    優しい
    世話好き
    甘え上手
    外見美
    ロマンチスト
    ヒロイン
    よく気がつく
    思いやりがある
    繊細
    女性らしさがある
    育ちがいい
    相談に乗ってくれる
    ちゃっかりしている
    結果を人のせいにする
    こびる
    外見に執着
    損得で動く
    見た目を大事にする
    自分をかわいく見せたい


茶色のイメージからなる性格は次のようなものがあります。

    堅実的
    安定志向
    マイペース
    信頼がおける
    現状維持を好む
    変化を嫌う
    自然志向
    頑固者
    堅物
    遊び心に欠ける
    仲良くなるのに時間がかかる
    泥臭い
    融通が利かない
    落ち着いている
    人の後ろにいる方が好き
    不満を我慢する
    目立ちたくない
    隠居したい
    コツコツやりたいタイプ

引用:色カラー



ピンクの意味する「優しい」、「世話好き」、「思いやりがある」などは自分たちより貧しい隣人を一人、訪れて見舞っていたベスにぴったりでしょう。

ただ、それほど自己視聴が強いわけではないため、「外見を気にする」「かわいく見せたい」「損得で動く」といった性格は全く見当たりませんでした。


また茶色の「堅実的」、「安定志向」、「マイペース」というイメージはベスにあっているような気がしますし、ネガティブな意味の「仲良くなるのに時間がかかる」、「人の後ろにいる方が好き」、「不満を我慢する」、「目立ちたくない」というのもベスそのもの、といえるでしょう。

エイミーの色:明るい青の意味・イメージ

末っ子のエイミー。

末っ子というと上に兄弟姉妹がいるせいで「甘え上手」で「世渡り上手」という印象を受けます。

または年齢が幼いからこその「わがまま」という面もあるでしょう。

そこら辺を気にしながら「明るい青」の意味やイメージを見ていくと、

明るい青のイメージからなる性格は次のようなものがあります。

    希望
    ポジティブシンキング
    解放感
    オープンマインド
    自由
    自立
    自然体
    繊細
    現実逃避
    窮屈

引用:貴石工房PUCK



末っ子は常に、年齢が幼い時から年上の兄弟姉妹の影響で、いわゆる「おませな」経験や情報に触れる機会が多くなります。

それだからこそ、年齢よりもかなりしっかりしていることが多く、また年上と過ごす時間が多いため、無意識に甘え上手になっていたりします。


若草物語のエイミーもマーチ叔母さんに同行してヨーロッパへ行くことになるなど、結構しっかりとおいしいところをもらっていました。

そんなエイミーを表す性格やイメージとして「希望」、「ポジティブシンキング」、「自由」、「自然体」といった言葉が当てはまるのではないでしょうか。

ヨーロッパ行きもローリーとの結婚も、甘え上手でおいしいところをゲットしたエイミーですが、計算高く行動したというよりも自然体で接していて「手に入った」といったほうがぴったりでしょう。

色に隠された意味についての考察のまとめ

メグ、ジョー、ベス、エイミーの4姉妹が繰り広げる物語「若草物語」

その4人の性格の違いが、この小説を160年もの間、世界中で愛されてきた理由だと思います。


それを映像化した「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」は、映画という視覚に訴えることのできるメディアの効果を最大限に利用するため、色に隠された意味やイメージを視聴者に無意識に感じてもらえるように、うまく小道具として取り入れました。

おそらくこういったところもアカデミー賞衣装賞を受賞した理由の一つなのでしょう。


色の意味やイメージの中には、4人のキャラクターに当てはまらないものもありました。

が、色という無意識で感じ取れるアイテムは、その色が使われている状況によって都合よく一部だけを、感じさせることができます。

そういう使われ方をし、映画「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」の主人公である4姉妹に、より感情を移入しやすくする結果をもたらしたのでした。












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