映画モービウスのあらすじをネタバレ有で分かりやすく解説!

あらすじ

映画「モービウス」はスパイダーマンのヴィランとして有名なモービウスがどのように誕生したのかを明らかにする作品でした。

映画の最後には、今後の作品でスパイダーマンと戦う可能性が高いことも示されています。


今回はこの映画「モービウス」の基本情報や予告動画や登場人物情報、そして映画のあらすじを分かりやすく紹介していきます。







映画「モービウス」の基本情報

それでは映画「モービウス」の詳細あらすじを紹介する前に、映画の基本情報と予告動画、そして登場人物の紹介をしておきます。


映画「モービウス」の基本情報と予告動画

スパイダーマンの敵役として登場するマーベルコミックのキャラクター、モービウスを実写映画化。

血に飢えたバンパイアと人々の命を救う医師という2つの顔を持つ主人公マイケル・モービウスを、オスカー俳優のジャレッド・レトが演じる。


天才医師のマイケル・モービウスは、幼いころから血液の難病を患っている。

同じ病に苦しみ、同じ病棟で兄弟のように育った親友のマイロのためにも、一日も早く治療法を確立したいマイケルは、コウモリの血清を投与するという危険な治療法を自らの肉体を実験台にして試す。

その結果、マイケルの肉体は激変し、超人的なスピードや飛行能力、周囲の状況を察知するレーダー能力が身につくが、代償として血に対する渇望に苦しむこととなる。


自らをコントロールするために人工血液を飲み、薄れゆく人間としての意識を保つマイケル。そんな彼に対し、マイロも生きるためにその血清を投与してほしいという。

同じころ、ニューヨークの街では次々と全身の血が抜かれるという殺人事件が頻発する。


マイロ役はテレビシリーズ「ザ・クラウン」や映画「ラストナイト・イン・ソーホー」のマット・スミス。

「デンジャラス・ラン」「ライフ」のダニエル・エスピノーサ監督がメガホンを取った

引用:映画ドットコム





映画「モービウス」の登場人物紹介

続いて登場人物紹介です。

マイケル・モービウス



演じるのはジャレッド・レト。

日本語吹替担当は中村悠一。

マイロ



演じるのはマット・スミス。

日本語吹替担当は杉田智和。

マルティーヌ・バンクロフト



演じるのはアドリア・アルホナ。

日本語吹替担当は小林ゆう。

エミール・ニコルズ



演じるのはジャレッド・ハリス。

映画「モービウス」の見どころ紹介

スパイダーマンのヴィランとして有名なモービウスがどのように誕生したのか?

この背景を知ることのできる作品で、モービウス誕生には悲しい理由があったことを理解できる作品です。

モービウスことマイケルは、別に超能力を得るのが目的で自身への人体実験を行った結果、モービウスになったわけではありません。

ある意味、グリーンゴブリンのような止むにやまれぬ理由があったのでした。

その切羽詰まった具体的な理由を考えれば、グリーンゴブリンよりも詰んでいた感の強い状況であったことに一抹の悲しみを感じてしまいます。


ただし、最終的にマイケルが死を選ばずにモービウスとして生きていく決心をした部分は、はっきりせず、釈然としませんでした。

この部分をきっちり、描いてほしかったと残念に思います。







映画「モービウス」ネタバレあらすじを分かりやすく解説

それでは映画「モービウス」のネタバレ有のあらすじを分かりやすくお届けします。

プロローグ・若き日のモービウス

ギリシャのとある病院。

そこに入院するマイケル・モービウスのもとに新しい患者が入院してきました。

ルーシャスという名前の少年は、マイケルに自身のことをマイロだと自己紹介します。

二人が入院している理由ですが、二人とも同じような症状の、珍しい血液系疾患を患っており、その治療のためでした。

同じ病気に悩まされているということもあり、年の近かった二人はすぐに仲良しになります。


マイロが入院してからしばらくして、血液の循環を助けている彼の人工心臓のポンプが故障するという事故が発生してしまいます。

助けを呼ぶものの誰も現れなかったため、マイケルは自分で機械を直してマイロを助けるのでした。

その対応に驚いた二人の主治医であるニコラウスはマイケルに類まれなる才能があることに気が付き、アメリカの超エリートが集まる学校に進学することになったのです。

アメリカに渡ったマイケルは、彼らの病気の治療法を探すため猛勉強に励むのでした。

起・ついに治療方法を見つけ出したが…

25年が過ぎ、35歳となったマイケル・モービウスは医師として活躍をしていました。

彼の開発した代用血液は多くの患者の命を救い、その功績が評価され、ノーベル賞を受賞するまでになっていたのです。

が、マイケルはノーベル賞の受賞を辞退してしまいます。

というのも、彼の開発した代用血液をもってしても、彼を苦しめている疾患を治療するには至らなかったためでした。


同じ病院に働く恋人のマルティーヌ・バンクロフト医師の助けを借り、マイケルは治療の可能性をかけてとある実験を行います。

それは南米アマゾンに生息する吸血蝙蝠の遺伝子を移植することで病気を治すという手法です。

動物実験に成功したマイケルはいよいよ人体実験を計画するのでした。


億万長者となっているマイロと今でも彼の主治医であるニコラウスに対して、マイケルは実験の成功と次の計画を話し、その資金を得ます。

その実験内容からアメリカ国内では行えないため、貨物船を公海上に移動させ、そこでマイケル自身に人体実験を施すというものでした。


マルティーヌも同行してマイケルの実権を手伝います。

薬を投与して、安全のためにガラス張りの空間の中の椅子に拘束されるマイケル。

しばらくは何も変化は起きませんでした。


そのうち船員の一人が冷やかしに実験室に訪れます。

マルティーヌがその船員と話をするため、わずかな間マイケルから目を離しますが、視線を戻すとマイケルの姿はありませんでした。

様子を見に部屋の中にはいる二人。

すると化け物と化したマイケルが天井からぶら下がっており、それに驚いて発砲した船員に向かって襲い掛かってきます。

マルティーヌはその間に部屋を出て扉を閉めるのでした。


マイケルに殺される前に船員は他のメンバーへ助けを求めていました。

そのため、他の船員も武器を持って実験室に駆け付けます。

マイケルは強化ガラスを突き破って、外に出てきていました。

マルティーヌの制止も聞かず、彼女を押しのけて発砲をする船員たち。

マルティーヌは押しのけられた拍子に机で頭を打ち、意識をなくして地面に倒れこんでしまいます。

その様子を見ていたマイケルは次々と船員たちを血祭りにあげていくのでした。


3名が殺された時点で残りの船員は部屋の扉を閉めて逃げ出します。

しかし一人、また一人とマイケルの餌食になっていってしまいます。

しかしマイケルは、マルティーヌには手を下しませんでした。


床に倒れていたマイケルは意識を取り戻します。

顔色は良くなり、筋骨隆々の体は以前の病弱彼からは想像がつかないほど変化していました。

マイケルはマルティーヌがまだ生きていること、そしてほかの船員は絶命していることを確認すると救難信号を発して助けを呼びます。

その後、吸血蝙蝠から作られた試薬2本を手にして、船から海に飛び込むのでした。

承・変化の詳細を調べるマイケル

ニューヨークに戻ったマイケルは研究室に戻り、自信に起きた変化を注意深く観察し始めました。

彼の新しい肉体はとても強靭で身体能力はオリンピック選手並み。

コウモリの持つ聴覚をもち、音や超音波を近くして、その反響によって物体の距離・方向・大きさなどを知る能力までも身に付けていました。

その一方で6時間ごとに血液を補充しないと極端に能力と体力が低下し、血への渇望から正気を失って、人を襲いたくなる衝動が強くなることも分かりました。

彼が開発した代用血液を摂取することで、問題は解決するものの、だんだんと血液への渇望の周期が短くなっていることも分かるのでした。


マイケルの発したSOSをうけて救助隊が貨物船に到着します。

そこで8名の乗組員の死体と意識を失ったマルティーヌが発見されるのでした。

死亡した乗組員は全員血液がなくなっていたことがわかり、調査を担当することになったFBI捜査官のサイモンとアルベルトは困惑するのでした。


マルティーヌを訪ねて実験室を訪れたマイロは、そこにマイケルがいることに驚きます。

ちょうどマイケルは自身をガラス張りのゲージに入れ、血液補充をせずにいた場合、どのような状態になるのかを観察している最中でした。


マイロによって代用血液を飲ませてもらい、回復したマイケルを見て、マイロはマイケルが病気の治療に成功したことを知ります。

当然、彼も同じ治療を受けたいと強く望みますが、マイケルは、病が治っても怪物になるだけであるとして、マイロの申し出を拒絶し、追い返すのでした。


翌日、マイケルはマルティーヌの病状を確認しに病室を訪れます。

そしてそこで、昨晩夜勤の看護師の一人が血液を抜き取られて死亡したという事件が起こったことを知るのでした。

マイケルは自分が看護師を襲って殺したのではないか、と疑います。


病院を抜け出そうと、大量の代用血液をもって出口に向かいますが、サイモンとアルベルトがマイケルのことを待っていました。

彼らは、貨物船の実験室に残されたコウモリの折り紙からマイケルが関与しているのでは、と疑いを持っていたのです。

マイケルは超聴覚で警察機関の無線連絡を盗み聞きし、捕まる前に逃亡を企てます。

が、サイモンに屋上に追い詰められ、警察署に連行されるのでした。

転・病を治癒したマイロ

警察署に拘束されているマイケルの元に、弁護士であると偽ったマイロが面会に訪れます。

マイロは自身が持つコネクションを駆使してマイケルを救い出すと言い、代用血液を置いて出ていくのでした。

が、マイケルはマイロが杖を忘れていったことに気が付きます。

杖無しでも普通に歩いて警察署を出て行ったマイロに、マイケルは彼がコウモリの治癒薬を盗んで服用したことに気が付くのでした。


激しい怒りを感じたマイケルは怪物と化し、牢屋の壁を破壊して脱走をします。

そしてマイロの後を追いかけるのでした。

果たしてマイロは治癒薬でマイケルと同じ能力を持つようになっていました。

病院で看護師を襲ったのもマイロの仕業だったのです。

マイロはマイケルにこの力を使って自由に生きようと誘いますが、マイケルはそんなマイロを止めようと襲い掛かるのでした。


とんでもない力を持った二人の対決は激しいものとなり、二人は勢いそのままに地下鉄の駅構内にまで移動してしまいます。

そこで騒ぎを聞きつけてやってきた警察が現れますが、マイロは警官全員を手にかけてしまうのでした。

マイケルはそんなマイロからちょうどやってきた地下鉄の列車が作り出す気流を利用しての飛行能力を駆使し、その場から立ち去るのでした。

結・マイロとの対決と決着

次の日、マイケルはマルティーヌの前に姿を見せ、カフェに入ってマイロのことを話します。

そして、彼女の助けを受けることを確認した後、今後の計画のために、新しい研究所を手に入れるのでした。

たまたまカフェのレジで不法行為をしている偽札製造組織のメンバーの会話を盗み聞きし、彼らの後をつけてアジトを見つけると、そこにいた連中を能力を使って脅して追い払い、そのアジトをのっとってしまったのです。

偽札づくりのために置かれた機械を改造し、自身の息の根を止めることのでき抗凝固剤を開発するのでした。

それは、この先、血への渇望を自分自身で抑えられ亡くなったときに、自ら命を絶つための物でもあったのです。


そのころニューヨークでは、全身の血が抜かれて殺されている殺人事件が多発していました。

サイモンとアルベルトは、それらの事件も追いかけていましたが、防犯カメラの一台に犯行状況が録画されていたことを発見します。

そこにはマイロの姿がはっきりと映し出されており、警察はこの映像をメディアに公開したのでした。


このニュースを見たニコラウスはマイロのもとを訪れ、真相を確かめます。

そしてマイロがバンパイアじみた怪物になったことを知り、これ以上の殺人を止めようとします。

が、会話のやりとりの中でマイロもニコラウスが昔からマイロよりマイケルのことを好んでいたとして怒りを爆発させ、ニコラウスの腹部を鋭い爪で引き裂くのでした。


ニコラウスは即死しておらず、虫の息でマイケルに連絡します。

マイケルはニコラウスのもとに到着しますが、彼を救うことはできません。

一方マイロはニコラウスをおとりにしてマイケルをおびき寄せ、その隙にマルティーヌをも手にかけてしまうのでした。


マイロとマルティーヌとの一連の会話を、超聴覚で聞いていたマイケルは急いでマルティーヌの元に戻ります。

しかしマルティーヌもマイケルの腕の中で死んでしまいます。

マイケルはマルティーヌの亡骸に牙をたて、彼女の血液を飲み干した後、マイロに対して激しい敵意を向け、挑みかかるのでした。


マイロとマイケルの戦いは一進一退でした。

が、どちらかというとマイロのほうに分があった結果となります。

しかしマイケルは特殊能力の一つで大量のコウモリを呼び出し、彼の味方として操り始めます。

これによってマイロは、コウモリの大群に身動きが取れないようにされてしまいました。

そこにマイケルが開発した抗凝固剤をマイロに注射し、マイロはマイケルの腕の中で人間に戻って亡くなるのでした。


マイケルは彼が愛したすべての人を失い、今後バンパイアとして生きていくことを決意してコウモリとともにいずことなく、去っていくのでした。

そんなマイケルは、マルティーヌがバンパイアの力で復活したことを知らずにいました。


エンドロール中、二つの映像が挿入されます。

1つはエイドリアン・トゥームスがスパイダーマンと戦ったヴィランの一人として魔法の影響を受け、モービウス・ユニバースに飛ばされてきてしまいます。


そして2つ目の映像では、遠く町から離れた荒野でモービウスがバウチャーと待ち合わせ場所で落ち合うのでした。

そこでバウチャーは、モービウスにスパイダーマンと戦うために手を組むことを提案します。

ここで映画は終わるのでした。

最後に簡単な感想

正直に言えば、スパイダーマンの3作目「ノーウェイホーム」の作品としてはオーソドックスで前作ほどの楽しさは感じませんでした。

どちらかといえば、この映画からモービウスはヴェノムのようなダークヒーローとして今後、扱われそうな気がします。


実際、マイケルは病気を治したいだけで、別に超人的な能力は身に付けたいとは思っていませんでしたし。

しかも血への渇望を押さえきれなくなると、自分自身でもコントロールができなくなる危険な存在であることに気が付いています。

今後、何とか自分自身でコントロールできるように努力は続けそうですが、もし無理だと判断した場合、自らの手で自分を抹殺するだけの強さも持ったキャラだと感じました。

果たしてそれが、今後の映画で描かれるのか、興味があります。


今後の映画といえばヴァルチャーが対スパイダーマン戦のためにいっしょに戦うことを提案していますが、これをモービウスが受ける理由が見当たらないことに、困惑に似た興味が湧きました。

この展開でスパイダーマンとモービウスが戦うための合理的な理由が作られるかどうか、気になります。









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